組合が八月に実施した「不要在庫の検索シ
ステム」についてのアンケート調査結果が、
このほどまとまりました。 組合では工場
で眠っている不要在庫を少しでも有効利用
したいと、インターネットを使った検索シ
ステムの構築を検討しておりますが、この
システムを利用するにはパソコンが必要と
なるため、パソコンやインターネットの普
及率を調査することが先決であるとして、
アンケート調査を実施したものです。
 
アンケート調査は、八月十七日に、組合員八十六社、会友十一社、計九十七社に対して実施され、回答は二十八社、回答率は二十七・八%でした。

 回答を寄せていただいた二十八社のうち、パソコンを導入していると回答したのは二十五社、約九割がパソコンを導入しており、ここ数年で急速に普及したことがこの調査結果から伺えます。
  また、そのパソコンをインターネット、Eメールに接続していると回答したのは96%で、つい最近まではパソコンはあっても、経理のみに使っており、インターネツト、Eメールに接続していないという組合員が多かったことを見ると、予想以上にコンピュータが普及していることが分かる。

 組合では、広報・情報システム化委員会でこの結果をさらに分析し、組合ホームページで、掲示板方式で不要品検索のページを作り、組合員や会友がパスワードを使って自由に書き込みをし、不要になっている紙や機械なども、このページで検索できるシステムにするために、そのルール作りを急ぐことになりました。

不要在庫検索システム調査結果
90%以上がパソコン導入
システムに関心ありは60%に

アンケート調査結果は次の通り。

1.このシステムを利用するにはパソコンが必要となりますが、貴社にはパソコンがありますか。?

@ある 
 二十五社(89.2%)?ない
Aない
 三社(10.7%)
B家庭にはある(子供が使用している)
 0

2.そのパソコンはインターネット、Eメールに接続していますか。
@接続している 
 二十四社(96.0%
)
A
接続していない  
一社(4.0%)

3.接続していると回答した方は、毎日インターネット、メールを利用していますか。
@毎日利用している
 十八社(75.0%)
A時々利用している
 六社(25.0%)
Bほとんど利用していない
 一社(4.2%)

4.利用していると回答した方は、インターネットやメールで何をしていますか
@情報の検索
 十二社(50.0%)

Aメールで情報交換や原稿のやり取り
  二十社(83.3%)
B業務用 
  一社(4.2%)

5.パソコンがないと回答した方は、今後導入する予定はありますか  

@このシステムを利用したいのでパソコンを入れたい

 0
A今後も導入の予定はない 
 二社(66.6%)
Bパソコンの導入予定はある
 一社(33.3%)

6.不要在庫システムについてどう思いますか
@ひじょうに良いと思う
 十八社(64 .3%)
Aよく分からない
 八社(28.6%)

B無回答
 二社(7 .1%)

7.貴社には残紙などの不要在庫がありますか
@かなりある
 八社
(28.6%)
A
そんなにない
 十八社
(64.3%)
Bその他
 二社(7.1%)

8.貴社では不要在庫をどう処理していますか
@最終的には捨てている
 九社
(32.1%)
A
次回に有効利用している
 十七社(60.7%)
B回答なし
 二社(7.1%)

 9.その他ご意見があればご記入ください。

@ストライプ原反の、ノリ位置まで入れられれば、より有効に活用できるのでは。
A不要在庫だけでなく、使わなくなった機械やパソコン他、今後そういうものも
情報交換できるようになると便利かもしれない。
B考えはひじょうに良いと思う。ただし、出荷時にも労力が掛かるし、
宅配便の料金等必ずしも安くならないと思う。普通残紙は
100 メートル以下なので、
特殊の紙以外なら紙屋から買った方が安いかもしれない。

C大変良いシステムだと思うが、当社では今のところ利用するほど残紙が出ません。  











松浦正氏(組合相談役)が逝去
 構造改善、技術向上に多大な貢献

組合相談役の松浦正氏(株式会社セアール相談役)は、かねてより病気療養中のところ、九月七日午前八時四十分逝去されました。享年七十六歳。氏は昭和四十一年九月の組合創立時の十九社の一人で、故戸塚与三郎氏、池田欣二氏などと連日奔走され、組合創立に多大な貢献をされました。特に氏は第一次構造改善事業の担当委員として業界の近代化に尽力し、また技術面でもその豊富なアイデアを組合員に積極的に提供するなど、まさに組合にとっては最大の功労者のお一人でした昭和四十一年の創立から理事に就任、その後副理事長、監事の要職を歴任され、平成七年に相談役に就任、組合を陰から支えて下さいました。会社もご子息の保氏に任せ、趣味の鉄道模型などを作り、悠々自適の日々を送られていました。告別式は故人の遺志により、九月九日に近親者のみで密葬として執り行われました。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。
ありし日の松浦 正氏

 





作業交流一覧表
新規登録と更新の受付中
まだの方はこの機会に是非!

組合では平成十一年四月より「作業交流一覧表」を作成し、組合員相互の仕事の交流に役立っていますが、今年もこの一年間に新たに機械を導入した組合員や、まだ登録していない組合員のために、現在登録業者の受付をしています。
 『作業交流一覧表』は、「せっかく注文を貰いながら、自分のところではできないために断ってしまった」とか、「同じ組合員でありながら、どんな設備を持っているか分からない」等々の理由から、せっかくの仕事が他に流れてしまった等ということをなくすために、組合事業の柱として二年前からスタートしたものです。
 一覧表の内容は、機械設備と各社が得意としている仕事について記載するもので、組合員の中に自分のところではできない仕事を請けた時に、この作業交流一覧表を見て頼むというところも徐々に増えてきている。 しかし、一方ではまだ登録していない業者も多く、登録業者を増やして、さらに内容を充実させていきたいとしている。

登録について

新規に登録される方は、登録用紙(台帳)を組合事務局までご請求ください。登録用紙に必要事項をご記入の上、ご返送ください。(FAXにても可) 
 すでに登録されている方も、新たに設備を導入した場合、もしくは設備を廃棄した場合は登録し直してください。

登録締切日

 平成十三年十月末日まで。

日本印刷産業連合会(会長・藤田弘道氏)主催の『二〇〇一年印刷の月・記念式典』が、九月十三日に千代田区のホテルニューオータニに於いて開催されました。

記念講演会に引き続いて行われた式典の席上、恒例の印刷功労賞、印刷振興賞の表彰式では、当組合相談役の山本進平氏が、長年の業界への功績が認められ「印刷振興賞」を受賞しました。
なお、印刷功労賞はシール印刷業界からは、北海道シール印刷協同組合理事長で、シモクニ代表取締役の下国民雄氏が受賞しました








印刷文化展式典で表彰される
  山本進平氏(相談役)が印刷振興賞を



山本進平氏の略歴
山本ラベル印刷代表取締役。昭和四十六年東京都ラベル印刷協同組合理事に選任され、組合財政基盤強化に手腕を発揮。以来、常務理事、専務理事の副理事長の要職を歴任、三十年に亘り、業界の振興発展に貢献。平成十二年十月に東京都知事賞を受賞。

表彰される山本氏















今後の組合行事

十一月十七日()
「第四回ラベル関連ミニ機材展」東商センター三階展示場 午前十時より午後四時まで

十二月六日()
 合同支部会(忘年会)池之端文化センター 講演会も予定 午後四時より

一月十日()
 合同賀詞交換会 上野精養軒 午後五時二十分













ホームページが新しくなりました!
「ラベルニュース」も見られます
ぜひ一度のぞいて見てください。


組合ではこのたび、組合ホームページを一新し、機関紙「ラベルニュース」が組合ホームページでも見られるようになりました。
 組合のホームページは平成十年七月に、組合のホームページとしては、全国に先駆けて開設されました。
 当初は青年部のホームページ向上委員会が中心となり、試行錯誤しながら内容の検討を進め、立ち上げました。
 当時は組合のホームページそのものが少なく、組合員向けのものにするのか、外部向けのものにするのかといった議論を続けながら、委員会を開催して、より良いホームページ作りを続けてきました。
 そしてこの四月からは、ホームページ向上委員会が発展的解消をし、新たに広報・情報システム化委員会がホームページを担当し、これまで通り、青年部の協力を得ながら、内容の一新を図ることになりました。
 その第一弾として、機関紙「ラベルニュース」をホームページ上でも見られるようにしました。
 これは従来の広報委員会と情報システム化委員会が一緒になったことと、組合のパソコンを最新のものに入れ替えて、「ラベルニュース」の編集をこのパソコン上で行うことになったために、この際ホームページ上でも見られるようにしたものです。
 また、一面のアンケート調査結果でも分るとおり、組合員のコンピュータ化が急速に進んでいるため、今後は組合行事のお知らせや会員の消息などについてもホームページ上に掲載していきますので、ご意見をお寄せください。
ホームページでもラベルニュースが


 

こんな時期だから
中退金制度に加入を
掛け金の一部を国が援助します

中退金制度(中小企業退職金共済制度)は、退職金制度を持つことが困難な中小企業に、中小企業の方の相互共済と国の援助で退職金を支払うことができるようにすることを目的として作られた国の制度です。

 

中退金制度の特色

 @国の制度なので安全・確実・有利です。

 A掛け金を納めるだけで企業の実態に合った退職金制度を手軽に持つことができます。

 B掛け金の一部を国が助成します。

 C掛け金は税法上、全額損金・必要経費として非課税になります。

 D加入前の過去勤務期間や転職した場合に通算ができます。

 E福利厚生施設設置等のため、融資制度があります。 

 

 掛け金の種類

 月額五千円から三万円までの十六種類です。短時間労働者(一週間の所定労働時間が通常の従業員より短く、かつ三十時間未満の従業員)は、二千円、三千円、四千円でも加入できます。

 加入の手続き

所定の申込書に記入・捺印の上、お近くの金融機関または委託事業主団体(組合)へ申し込んでください。 

 問合せ先

http://www.mjp.or.jp/chutaikyo



あいおい損保(旧大東京火災)より
遂に出た!究極の
『がん保険』
他社と比較してください

このたび組合が代理店をしております「あいおい損害保険株式会社」より、新しく「がん保険」が発売されました。
 すでにパンフレットを送付してございますが、他社のがん保険よりも保障内容、保険料の面でも優れていることはお分かりいただけると思います。

 わが国の死亡原因の第一位は「がん」で、その「がん」は、治療に高額な医療費が掛かることはご承知の通りです。
 しかし、これまでの「がん保険」は、高度先進医療には適用しませんでした。あいおい損害保険の「がん保険」は、がんになったら何回でも、何日でも保険金が支払われるのが他社にはない大きな特徴です。

 保障内容の一例(終身タイプ、十年タイプ)
がん診断保険金   二百万円

上皮内がんの場合  四十万円    

がん入院保険金日額   二万円

がん手術保険金   八十万円、四十万円、  二十万円

がん高度先進医療費用保険金(実損払) 二百万円

がん退院時一時金  二十万円 

がん通院保険金日額   一万円 

三つの大きな特徴

 ◆がん診断保険金
がんと診断された場合、入院の有無にかかわらずお支払いします。

 ◆がん入院保険金
 がんで入院された場合、入院一日目から無制限でお支払いします。
 高度先進医療費用
 高度先進医療を受けられた場合、健康保険対象外の技術にかかわる費用(実費)をお支払いします。



       
           あなたが今加入している「がん保険」は
                   まさかの時に本当に大丈夫ですか!


 

高度先進医療は健康保険対象外の場合が多く、患者の自己負担が掛かり、このためがんにかかると、高額な治療費が掛かるといわれているのです。
 今回のあいおい損害保険の「新がん保険」は、この高度先進医療なども補償対象になっているため、究極のがん保険といわれているのです。 万が一、がんにかかっても安心して治療に専念できることだけを想定して発売されたのが、今回の「がん保険」ですので、今一度現在加入の方は他社の保険と比較してみてください。
 このところ火災保険、損害保険等の加入件数が減少しており、このままですと来年には代理店契約が解除される危機にあります。代理店手数料も組合事業収入の大きな柱となっておりますので、どうかこの機会に、加入いただきますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。敬



連載 21
健康がいちばん
「ベーチェット病」

ベーチェット病とは

ベーチェット病は全身性に症状が出て、発熱や関節症状を伴いやすいことから、膠原病近縁疾患に位置づけられており、一部の患者では膠原病との鑑別が必要となるが、症状に特徴があるので、診断が困難になることは少ない。 わが国に患者は多く、現在世界で最も多い一万五千人から一万八千人の患者の存在が推定されています。

症状と検査所見

症状は発作性に出現し、一、二週の経過で消退するものが多い。症状増悪因子となるのは、過労、寒冷、気圧配置の変化、女性の性周期、感染などである。
 季節の変わり目、特に急に寒くなる晩秋から初冬にかけて症状が顕著になる。
 症状のうち、出現頻度が高いのは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍はほぼ必発し、初期症状となることが多い。
 中枢神経症状、欠陥症状、腸管潰瘍はこれらの症状に遅れて発祥することが多く、頻度も低いが、重篤化しやすいので、早期に診断して治療を開始する必要がある。
 一部の患者では副睾丸炎、泌尿器症状、肺症状、心症状を認めることがある。症状の活動期には、しばしば発熱や全身倦怠感、寝汗を伴う。

診断

ベーチェット病では単独で診断の決め手となる症状はないので、診断は臨床諸症状の組み合わせにより行われる。厚生省診断基準では、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍を主症状として、ほかの症状は副症状としており、四主症状の揃ったものを完全型ベーチェツト病とし、三主症状の出現したものと、定型的な眼症状と他の一症状の出現したものを不完全型ベーチェット病と診断している。

治療と経過

炎症性疾患であるので、症状発現時には消炎療法として非ステロイド系抗炎症薬や副腎皮質ステロイド薬の投与を行うが、皮膚粘膜症状や眼症状に対しては副腎皮質ステロイド薬は局所両方の形で投与することが多い。

これが主症状  

@口内アフタ 口の中にアフタと呼ばれる潰瘍性病変ができることです。

A発疹 皮膚にも症状が出ます。主として下肢に痛みを伴う紅斑が散在することがあり、これは結節性紅斑とも呼ばれます。

B静脈炎 静脈に炎症を起こして血栓ができるため、皮膚の上から静脈をグリグリと触れることがあります。この状態を血栓性静脈炎と呼びます。

C皮膚過敏性 ベーチェツト病では皮膚はとても過敏な状態になっています。そのためカミソリを使うとその後にニキビ様発疹ができることがあります。また注射の跡が発赤として残り、その真ん中に膿がたまったようになることがあります。

D外陰部潰瘍 陰部にも潰瘍性の病変ができ外陰部潰瘍と呼ばれます。

E眼病変 ベーチェツト病は目にも病変が及ぶことで有名です。多いのは虹彩炎です。虹彩というのは、目をカメラにたとえると、絞りの役目をしている部分で、この部分に炎症が起こる前房という部分に膿がたまり、ひどい場合には外側から見ることもできます。これを前房蓄膿といいます。
 また虹彩炎は反復して起こるため、虹彩がレンズの役目をしている水晶体と癒着してしまい緑内障になることもあり、失明する恐れも有ります。

参考文献 http://www.asahi-net.or.jp/^WV8H-YN/betyetto.htm

 

 

 

組合の楽しい便り投稿歓迎します。
平成13年10月号
東京都ラベル印刷協同組合
111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443
bQ26
///ホームページ上で検索できるシステムを
紙だけではなく、不要機械なども
 コンピューター化予想以上に急速に進む

Eメール label@ka2.so-net.ne.jp
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