青年部が第1回技術勉強会を
平圧機で何ができるのかを探る

写真
新生西支部会を開催
企業合併・分割について研修会

青年部(栗原正文部長)は七月十四日()午後四時より、荒川区東日暮里のモリタプレス印刷において第一回技術研修会を開催しました。 今回は『平圧機で何ができるのか』をテーマに、ベタ印刷の際の村ムラを抑えるエアー抜きの方法、ハーフラミをする際のゆがみの防止対策、雄雌の版をつかうことによってエンボス加工の際の印刷の回転数を落とさない方法などについて研修を行いました。
今回はリンテック、マルウ接着、森下製版の協力を得て、正札シール、間側の青年部員など合わせて十五名が参加、渡邉理事長、本間専務理事 も参加しました。
 研修会に先立ち、栗原部長は「平圧機で何
ができるのかを今一度見直し使用方法などに
ついて皆さんに知恵を出し合っていただきた
いと思います」と語り、引き続いて森田賢氏、
森田修氏、丸山義行氏らが実演を行いました。

最後にラベルアンドメイクの林泉氏が。印刷
機の色数を部分的に増やす場合に用いられる
「ユーティリティボード
(多色刷り取付け板)
及びプリンターからネガフィルムの作成を行
う方法について紹介しました。

 日頃工場で実際に印刷に携わっているメン
バーばかりのため、会場は折からの猛暑に
加え、熱気に包まれました。

第4回 ミニ機材展
11月17日(土)に開催
環境対応商品に期待

組合恒例の第四回ラベル関連ミニ機材展は、今年も来る十一月十七日()に、台東区柳橋の「東商センター」に於いて開催することになりました。
 同展は平成十年に第一回目が開催されて以来、毎年開催され、組合の恒例行事というよりも、いまや業界の恒例行事となった感があります。
 出展者にとっては、「出展しやすい展示会」、また来場者にとっては「見やすい展示会」としてすっかり定着しています。
 今年はこれまでのミニ機材展にさらに環境問題やゴミ問題にもスポットを当て、環境対応商品の出展に期待が集まっています。 
 また、TRPR法などの説明コーナー、ISO1401などについてのコーナーも検討されています。

衆議院が候補地視察!

このところ目立った動きのなかった首都移転問題に、新たな動きが生じている。衆議院の「国会等の移転に関する特別委員会」が、去る六月に初めて東京都を視察した。かねてから首都移転には断固反対する立場を表明している東京都への視察とあって視察後に行われた意見交換の場でも、委員会側と東京都との間で激しい議論が交わされました。その後七月には委員会が移転先候補地三箇所をすべて視察、来年五月が期限の候補地絞込みに向けて今年中にも何らかの動きが出ることも予想されています。
 なお、衆議院ではホームページ上で、首都移転に関するアンケートを行っていますので、ぜひ、移転反対の一票を国会に届けましょう。

ホームページアドレス   http://www.shu-kokkaiiten.go.jp



ラベルニュースが大きく変わります

組合機関紙「ラベルニュース」は、組合創立三十五周年の今月を機に、デジタル化し、簡素化を図るとともに、インターネット時代に対応するため、組合ホームページでも見られるようになります。
 今後はホームページ上でも、読者のご意見、ご要望をどしどしお寄せ下さい。



     訂  正

 ラベルニュース7月号の一面記事中、東支部の光栄堂シール印刷とありますのは、光英堂シール印刷の誤りでした。ここにお詫びして訂正いたします。

組合員名簿の訂正

組合員名簿の協賛会名簿中、大王製紙の社長名が大沢保氏になっているのは、二神勝利氏の誤りでした。ここにお詫びして訂正いたします。
 組合員名簿で、間違いやその後の訂正などがあれば、組合事務局までFAXやEメールにてお知らせください。この紙面にて訂正させていただきます。    

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IPA
キシレン
MEK
酢酸エチル
メタノール
酢酸ブチル
トルエン

丸山さんが二冠 

 第六七回ラベル会

 今回、はからずも七十一歳になり、ラベル会で優勝できるとは思ってもいませんでした。今回の優勝にはいくつかの幸運が重なりました。
 それは、パートナーに恵まれたこと、岩井さん、松本さんの一組の人達がティグランドの白マーク(5867ヤード)からスタートしてくれたこと、それと前回ハンディ改正で新ハンディになっていたことを忘れていたことの三つでした。 
 四組目の私と山崎さん、佐藤さん、高石さん、最終組のスタートです。佐藤さんのすばらしいドライバーショット、右バンカーの先の高い木を越え、270ヤード。私のボールを100ヤードもオーバーです。聞けば佐藤さんのお母さんが私と同じ年だとか。まさに親子での楽しいゴルフでした。
 ドライバーで180ヤードしか飛ばない私には、グレートアイランドの白マークは助かりました。十六番、十七番パー、十八番ボギー。このスコアは、自分のハンディを忘れて、優勝を意識しなかったから出たスコアだと思います。 
 私がラベル会に入会したのは、二十年前の杉の郷カントリーです。スコアは忘れましたが、私に付いたキャディが若くて背が高く、これが二人だけならと思いながら、ショートホール池越えです。キャディにボールがもったいないから前進三打で行くといいますと、それはだめ、ちょっとこちらに来なさいと木陰に連れて行かれて、手地理足取りの特訓です。
 暗示にかかったような見事な一振りでニアピン賞でした。このほかにもラベル会での重いでは尽きません。台風の中での嵐山カントリーでのプレー、それでも一人の欠席者も出さなかった素晴らしいラベル会。今後ともよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

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貴社の産廃棄対策を教えてください。

貴社の産廃対策について組合までご一報下さい。
 特に抜きカスの処理について教えて下さい。


連載 a@19
健 康 が い ち ば ん
「前 立 腺 が ん!」

前立腺がんとは

 前立腺がんでも、前立腺肥大症と同じように前立腺が腫れるので、尿が出にくくなりますが、がんの多くは、尿道から離れたところから発生するため、早期には尿道が圧迫されず、肥大症ほど顕著な症状が出ないことがあります。
 前立腺がんが進行し骨に転移を起こし、神経痛のような骨の痛みから発見されることもあります。骨がもろくなり、骨折したりすることもありますが、このような症状で出てくるのはほとんどが進行した場合です。

治療方法は  

前立腺がんは、早期に葉症状がないため、前立腺抗原が調べられていなかった時代には進行した時点で発見されることが多く、このため前立腺を摘出する手術が行われることは少なく、両側の睾丸を摘出し、女性ホルモン剤の内服あるいは注射療法が行われていました。
 これは男性ホルモンががんの発育を促進し、女性ホルモンは逆にがんの発育を抑えるからです。最近はつき一回の注射で両側の厚顔を摘出したのと同じ効果がある注射薬も開発されました。
 前立腺高原のおかげで早期に前立腺がんが発見された場合には、前立腺を丸ごと摘出し、残った膀胱と尿道をつなぎ合わせる手術が行われます。
 前立腺や骨転移に放射線を当てる放射線治療法も行われています。前立腺がんは一般的に進行が遅いことと、内分泌療法がよく効くことが多いため、早期にこれらの適切な処置を受けると、予後は比較的良好で、このがんでは命を落とさず寿命を全うする人が多数います。
 尿の出がよくなったからと言って、勝手に薬を飲むのをやめてはいけません。前立腺を取る手術も厚顔をとる手術を受けていない人が、女性ホルモン剤を服用しなくなると、たちまちがん細胞が勢いを盛り返してきます。そして尿の出が悪くなるのに気づかぬうちに骨への転移が広がることがあります。

 ■予防法について

 現在のところ有効な予防法はありません。早期発見には検診が大切です。症状がなくても五十歳以上の男性は、校門から指を入れて前立腺を触る検査と、血液検査の前立腺抗原を調べてもらうことが一番です。
 がんの多くは尿道から離れたところから発生するため、早期には尿道が圧迫されず、肥大症ほど顕著な症状が出なこともあります。
 最近は人間ドックで前立腺触診や血液検査で前立腺抗原(PSA)が簡単に調べられるようになり、無症状で見つかる前立腺がんが増えています。前立腺抗原というのは、前立腺の細胞の中だけで作られている蛋白のことです。
※ 参考文献 http://www.ne.jp/asahi/prostate/psa/prca

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新生西支部会は、七月二十七日()午後六時より、
池袋利『ザ・グラスホッパー』において支部員など
十七名が参加して開催されました。

 初めに植田支部長が、「西支部長に推薦されたが
私には荷が重過ぎるが、皆さんの協力を得て精一杯
努めたい」と挨拶し、続いて渡邉理事長が「支部の
編成替えをして組合の活性化を図っていきたいと思
っています。それには支部会の活性化が不可欠です
ので、なにとぞご協力のほどお願いいたします」と
挨拶しました。

 引き続き研修会に移り、今回のテーマである『後継者のいない貴方に朗報、いかに会社を残すのか』をテーマに、ファイナンシャルプランナーの青木義郎氏を講師に約三十分間にわたって説明を聞きました。
 青木氏はこの中で企業組織再編税制の概要について?目的?税制のポイント?適格の意義について?具体例?注意点について分かりやすく説明しました。 競争力の強化など企業の効率を高めるために企業の再編成を進めやすくしようとの配慮から、税法や商法の改正で、税制面で優遇されることになり、合併や企業分割がしやすくなった背景について説明しました。
 組合員の中には景気も悪いし、後継者もいないので、いっそのこと俺の代で終わりにするかなどと、半ば冗談のように言う経営者が少なくないが、組合としても会社を残す方法はいくらでもあるのだということを、この支部会を通じて理解してほしいというのが本音。
講演終了後、各出席者がそれぞれ自己紹介を行い、旧西支部、旧南支部、旧北支部が一緒になった新生西支部はね新たなスタートを切りました。 
 特に今回の支部会は三十代、四十代の若手の出席が目立ち、組合も代替わりが着実に進んでいることが裏付けられました。

平成13年9月号
東京都ラベル印刷協同組合
111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443
bQ25

PRTR法が今年四月一日から施行されましたが、今度は今年の十月一日より『東京都環境確保条例』が施行されることになりインキの中に含まれるトルエンなど一年間に一〇〇キログラム以上使っている企業は使用量等の届出が必要となります。PRTR法は国が決めた三五四の人や生態系に害を及ぼす恐れのある指定化学物質の排出量、移動量を国に届け出ることになっています。また、都の環境確保条例は、同じく五七の指定化学物質の使用量を都に届け出ることになっています。PRTR 法が二十一人以上の事業所が対象になるのに対し都の環境確保条例は、PRTR法の届出対象でない小規模事業所も対象となり、従業員数は関係ありません。いまのところシール印刷業界では、このTRPR法も都の環境確保条例も、一部の業者を除いて該当するところは少ないと見られていますが、こうした環境問題は世界的な流れになっており、今後さらに厳しくなることはあっても、緩和されるということは有り得ないため、早めの対応が望まれています。
印刷業界の皆様へ
印刷インキの中に入っているトルエンなどを1年間に100kg以上使っている場合は使用量等の報告が必要です。

■環境確保条例とは

 平成十二年十二月に、それまでの東京都公害防止条例を全面改正したもので、将来世代へ良好な環境を継承するための地球温暖化対策、都民の健康を確保するための自動車公害対策、安全な生活環境を確保するための化学物質対策・土壌汚染対策などを柱としている。 

■化学物質対策とは

(1)化学物質の適正管理・規定の主旨 性状および使用状況等から特に適正な管理が必要とされる六価クロム、PCB、トリクロロエチレン、などの五七項目の化学物質『適正管理化学物質』を取り扱う業者に対し、自主的な適正管理や安全性の高い代替物質への転換を促すとともに、有害化学物質の排出の抑制を図る。

 ・規定の内容 工場および指定作業場を設置している者であって、適正管理化学物質のいずれかを年間百kg以上取り扱う者(『適正管理化学物質取り扱い事業者』といいます)に対し、事業所ごとに毎年度、その前年度の適正管理化学物質ごとの使用量、製造量、製品としての出荷量、排出量(環境中に排出する量のことです。)および移動量(廃棄物として事業所の外に移動する量のことです)の把握と知事への報告を義務付けられています。
 このほかに、従業員数が二十一人以上の事業所を設置するものに対し、事業所ごとに化学物質の取り扱い時における排出の防止や事故時の安全確保を効果的に行えるように化学物質の性状や製造工程などに応じた取り扱い方法を文書化したもの(「化学物質管理方法書」といいます)の作成および知事への提出を義務付けます。

■PRTR法とは
PRTR制度(Pollutant Release Transfer Register)は、「特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の促進に関する法律」(平成十一年法律第86号)に基づいて実施される新たな化学物質管理制度です。
 PRTR制度では、一人健康や生態系に有害な恐れのある化学物質(第一種指定化学物質354物質)について、事業所からの環境への排出量、廃棄物に含まれての事業所外への移動量および排水に含まれ手の下水道への移動量を、事業所が自ら把握して国に届け出るとともに、国は届出データや集計に基づき、排出量、移動量を集計し、公表します。

■制度の仕組み

・PRTR制度の事業者は、個別事業所ごとに化学物質の環境への排出量、移動量を把握し、都道府県知事経由で、国に届け出ます。(営業秘密に係る部分は、直接事業所管大臣へ届け出ることとしています)・国は届け出られた情報を電子ファイル化し、物質ごとに、業種別、地域別等に集計、・公表するとともに、事業所管大臣、および都道府県知事に通知します。
※事業所管大臣および都道府県知事は、通知された事業所ごとの情報をもとに、事業所や地域のニーズに応じ集計・公表することができます。
 ・国はPRTR制度対象外の排出源(家庭、農地、自動車等)等からの排出量を推計して集計し、?とあわせて公表します。 
・国は国民からの請求があった場合は、個別事業所の届出データを開示します。  
・国はPRTR集計結果等を踏まえて環境モニタリング調査および人の健康等への影響に関する調査実施します。
※法に基づく届出をせず、または虚偽の報告をした事業者は二十万円以下の過料が課せられます。

■対象事業者

PRTR制度の対象事業者は、第一種指定化学物質を製造、使用、その他業として取り扱う等により事業活動に伴い当該物質を環境に排出すると見込まれる事業者です。
 具体的には印刷を含むすべての製造業で、常用雇用者数二十一人以上の事業者で、第一種指定化学物質の年間取扱量が一トン以上(施工当初の二年間は五トン以上)の事業所を有する事業者等。
 ただし、発癌物質(特定第一種指定化学物質)は、年間取扱量が0.5t以上の事業所を有する事業者等。

■対象物質

PRTR制度の対象物質は、人や生態系への有害性(オゾン層破壊性を含む)があり、環境中に広く存在する(暴露性がある)と認められる354物質(第一種指定化学物質)です。

都が環境確保条例を十月一日より施行
指定科学物質使用の場合は届出義務
   PRTR法と併せ早めの対応望まれる
すでに、トルエンなどの使用量の多いグラビア印刷業界などでは、業界存続の危機であるとして業界ぐるみでこの問題に取り組んでいますが、各都道府県が個別に、国よりも厳しい基準の独自の規制を盛り込んだ条例などを施行する恐れがあるため、シール印刷業界も対岸の火事としているわけには行かなくなってきています。組合でも今後技術・環境対策委員会等を通じてこの問題に積極的に取り組み、組合員へ逐次情報を提供すると同時に、研修会の開催も予定していますので、この問題に関しましては、組合事務局にお問い合わせください。
組合の楽しい便り投稿歓迎します。
Eメール label@ka2.so-net.ne.jp
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