渡邉理事長など三役が留任 誰のため、何のための組合かを訴える |
|
平成15年度事業計画などを承認した通常総会風景 |
総会は日野常務理事の司会で、出席状況報告、渡邉理事長の挨拶の後、議長に渡邉理事長を選出し議案の審議に移りました。
第1号議案・平成14年度事業報告承認の件は、本間敏道専務理事が原案を朗読し、満場一致で可決承認されました。
第2号議案・平成14年度貸借対照表・損益計算書及び財産目録承認の件と第3号議案・平成14年度剰余金処分案決定の件が合わせて上程され、田中健二常務理事が貸借対照表、損益計算書及び財産目録、剰余金処分案を朗読し続いて川村監事と川端監事より監査報告があり、原案通り満場一致で可決承認されました。
第4号議案・平成15年度事業計画承認の件、本間専務理事が事業計画の主旨説明を行い、原案通り可決承認され、第五号議案・平成15年度における収支予算ならびに経費の賦課金徴収方法決定の件では、田中常務理事が説明し、いずれも満場一致で可決承認されました。
第6号議案・平成15年度における借り入れ金額の最高限度額決定の件については、渡邉議長より従来どおり2000万円としたいと説明があり、第7号議案・役員報酬決定の件でも従来どおり支給しない旨を説明し、いずれも満場一致で可決承認されました。
第8号議案・その他の件は特になく、第9号議案・任期満了に伴う役員改選の件に移りました。
渡邉議長が、役員全員が任期満了を迎えているので、新役員の選出を行いたいと説明し、指名推薦制を採りたいと諮ったところ、全員異議なく承認され、渡邉議長は選考委員長に日野憲一氏、委員に坂内仁英氏、栗原逸郎氏、平田登起男氏、園田正義氏を指名し、選考委員は別質において選考委員会を開催した。
選考の結果、15名の理事候補と、2名の幹事候補が日野委員長より発表され、満場一致で承認されました。
引続き、別室に於いて第1回目の理事会が開催され、理事長に渡邉正一氏、副理事長に松本一男氏、栗原延行氏、専務理事に本間敏道氏と、三役の留任が承認され、常務理事も田中健二氏、日野憲一氏、弓納持昇氏が留任、新常務理事に平田登起男氏が選出されました。
渡邉議長はこの結果を報告し、すべての議案は原案通り可決承認され、第37回通常総会は無事終了渡邉理事長は2期目のスタートを切りました。
総会終了後、別室において午後6時よりご来賓、協賛会会員を交えて懇親会が開催され、弓納持常務理事の司会で、始めにご来賓の紹介の後、新役員が紹介され、渡邉正一理事長が挨拶しました。
渡邉理事長は「私は2年前に、皆様のご支持で理事長という大役を仰せつかりましたが、今回はからずも再選され、あと2年間勤めさせて戴くこととなりました。
理事15名のうち、三分の一が青年部のOBであり、常務理事4名のうち3名が青年部の歴代部長という布陣となり、若手へのバトンタッチが着々と進んでおります。
私がこの2年間組合員の皆さんに組合員が共同で様々な事業を行うことによってのみ、個々の企業にメリットとして還元されるということを強く訴えて参りました。
つまり、協同組合の原点である『相互扶助の精神』、これを今一度組合員全員が再認識し、何のための組合なのか、誰のための組合なのかを問い直す好機だと思うのです。
どうやら21世紀は『環境』がキーワードになりそうです。先日環境に配慮した業界自らの指針として「シール印刷サービスグリーン基準」が策定されました。東京都の環境確保条例もさらにその基準が厳しくなってきており、国のPRTR法と相まって、われわれ小規模・零細企業にとっては頭の痛い問題となりそうですが、こうした問題こそ組合がリードして解決に当たらなくてはなりません。
IT革命の到来で印刷業そのものが大きな変革期を迎えていますが、幸い我々のシール・ラベル印刷業は、他の印刷にはない『加工業』という側面を持っており、これを武器に新たな市場を開拓して成功している企業も決して少なくありません。
抜きカスや剥離紙などの処理についても、焦眉の急となっていますが、すでに協賛会やメーカー会の全面的なご協力を戴いて、解決への糸口が見えてきていることは心強い限りです。」と組合の原点見直しを強調しました。
このあと恒例の永年勤続従業員の表彰式では、5年勤続1名、10年勤続2名、15年勤続1名の計4名が渡邉理事長より賞状と記念品、金一封が贈られました。
そして表彰者を代表して、池田印刷鰍フ横山勇三氏が今後さらに業務に精励しますと力強い謝辞を述べました。
続いてご来賓の祝辞として、東京都中小企業団体中央会総務課長の伊東忠雄氏と、協賛会会長のリンテック椛纒\取締役会長の庄司昊明氏から祝辞を頂戴しました。
乾杯では池田俊平顧問の音頭、渡邉体制の2期目のスタートを祝して全員が乾杯、和やかな歓談が繰り広げられ、宴もたけなわの中、午後八時過ぎに松本一男副理事長の三本締めによる中締めで、無事お開きとなりました。
新役員は次の通り。
理事長=渡邉正一(トーワタックス) 副理事長=松本一男(埼玉印刷)、栗原延行(シーレックス) 専務理事= 本間敏道(組合事務局) 常務理事=田中健二(会計担当 フジタ印刷) 日野憲一(日野旭堂) 弓納持昇(昇栄シール) 平田登起男(新任・平和堂印刷所) 理事=坂内仁英、植田治司、大野松雄、栗原逸郎、園田正義、森田賢、嶋田富規、監事=川村潔、川端康夫
永年勤続従業員は次の通り。
■5年勤続=内野常司(平和堂印刷所)
■10年勤続=野呂久(平和堂印刷所) 、横山勇三(池田印刷)
■15年勤続=遠藤由紀子(池田印刷)
《基本方針》
誰もが懸念したイラク戦争の勃発、そして謎の肺炎SARSの世界的広がりで、景気回復の淡い期待は、脆くも打ち砕かれようとしている。国内では依然として企業倒産が後を絶たず、失業率も増大の一途を辿っている。
政府の緊急経済対策も一向にその成果が上がらず、大幅な税制改正や健康保険などの大幅な負担増で、個人はもとより社会保険の半分を負担する企業にとっても大きなダメージとなっている。
こうした中、環境問題は年々厳しさを増し、PRTR法や、東京都の環境確保条例、埼玉県の生活環境保全条例等々、今後さらに規制が厳しくなることは必至で、シール印刷業界としても、グリーン購入法に基づき日本印刷産業連合会と検討し『シール印刷サービス』グリーン基準を策定し、環境問題への本格的な取組みの第一歩を踏み出した。
また、抜きカスやセパレートなどの処分についても、メーカー会と一体となってRPF(固形燃料化)を初めとする様々な対応策を検討するなど、組合員の環境に対する危機意識を高めるための啓蒙も積極的にしていく。
また、ISO9000やISO14000については、共同認証や群審査の制度を活用しながら、東京都印刷産業団体協議会の一員として、今年度もさらに積極的に取得を希望する組合員に対してバックアップをしていく。
『ものづくり』が改めて見直されている中、いま一度シール印刷業というものを見つめ直した時に、印刷という狭い視野ではなく、機能面から見れば、この分野はまだまだ希望にあふれた分野であることを自覚し、最終目標である『企画提案型企業への脱皮』に向けて必要な事業を実施していく。
組合の恒例行事として定着した『ラベル関連ミニ機材展』は、いまや業界の恒例行事ともなったが、さらに協賛会とのコミュニケーションを一層密にしながら、規模・内容ともにタイムリーな充実した開催を目指していく。
組合の原点でもある支部会の開催については、支部会の活性化が、組合の活性化の信念のもと、魅力ある支部会とは何なのかを考え、一人でも多くの組合員を集めるための努力を続けていく。
組合青年部については、全国の中でももっとも活発な活動を行っていることは頼もしい限りであるが、親組合とのコミュニケーションをさらに密にしながら、次代の組合指導者育成の場として、これからも積極的にバックアップしていく。
実施事業
1.技術・環境対策委員会
新技術、新商品の積極的な開発と環境問題、リサイクル化に取組む
@シール印刷サービスのグリーン購入基準普及説明会の開催
A環境対応型工場の工場見学会の開催
B周辺機材のミニ機材展の開催
C環境問題への意識を高めるための活動に努める
Dリサイクル化を積極的に推し進め、環境対応型の技術・商品開発に努める
2.教育・経営委員会
経営者及び従業員の意識改革と資質の向上のための事業に取組む
@人材の育成を目指した、経営者、従業員対象の講演会の開催
A『企画提案型企業への脱皮』のための研修会の開催
BISO取得企業のための研修会開催とバックアップ
C印刷料金適正化のための経営者対象の研修会開催
D中小企業向け各種助成制度の周知徹底
3.広報・情報システム委員会
インターネット時代に対応した広報活動と、組合のネットワークシステム構築
@『ラベルニュース』のネット化による紙面刷新
A組合のデータベース構築の可能性の研究
B組合ホームページの有効活用の研究
C『03、04年版組合員名簿』の発行
4.福利厚生委員会
ゆとりと余裕のある労働環境構築のための各種事業の実施
@三井生命共済制度の加入啓蒙と充実
A忘年会、新年会等の実施
B組合研修旅行の実施と組合員を対象にした福利厚生事業の充実
5.事業委員会
組合財政基盤強化のために、副資材の共同購入と保険事業の積極的な推進に務める
@ 雄型など副資材等の積極的な販売促進
A火災・自動車保険およびPL保険等、新種保険の加入促進
B組合取扱い商品の拡大とキャンペーンの実施
青年部が第19回通常総会を | ↑ |
新部長に臼井利彦氏が就任 |
|
|
総会で挨拶する新部長の臼井利彦氏 |
青年部の第19回通常総会は、5月21日(水)午後6時半より、数寄屋橋の『クルーズ&クルーズ』に於いて開催され、任期満了に伴う役員改選では、新部長に臼井利彦氏(臼井特殊印刷)が選出されました。
総会は第1号議案・平成14年度事業報告承認の件、第2号議案・平成14年度収支決算承認の件、第3号議案・監査意見書の件、第4号議案・任期満了に伴う役員改選の件、第5号議案・平成15年度事業計画の件、第6号議案・平成15年度予算案、第7号議案・その他の件を、いずれも満場一致で可決承認しました。
その結果、新部長には副部長だった臼井利彦氏が就任しました。
引き続き懇親会に移り、挨拶に立った臼井部長は「昨年同様部員の増加に力を入れ、青年部の輪を広げていくことが重要。青年部が何を目的に、どのようなことに取り組んでいくかをオープンにしていきたいと思います」と抱負を語りました。
懇親会には親組合から渡邉理事長、本間専務理事、正札シール組合と神奈川の青年部長なども来賓として出席いたしました。
新役員は次の通り。
部長=臼井利彦(臼井特殊印刷) 副部長=清水佳則(大東マーク工業) 栗原正文(アイケイ印刷) 理事=高橋邦浩(アームシール) 松浦保(セアール) 丸山義行(北信社) 森田修(モリタプレス印刷) 北島憲高(北島シール印刷所) 監査= 林泉(ラベルアンドメイク)
東京都知的財産総合センター | ↑ |
眠っているあなたの宝物を カタチにしませんか? |
|
中小企業の知的財産の創造・保護・活用を目的とした『東京都知的財産総合センター』が、このほどオープンしました。
同センターは、東京都が設立し、(財)東京都中小企業振興公社が運営をしている機関で、知的財産に関するさまざまな相談や情報発信等を各分野の専門家により、総合的かつ専門的に行うものです。
「知的財産」とは、@一般的に特許、実用新案、意匠、商標の四種を言います。A広く著作物、ノウハウなども含めた総称としても使います。
主な事業としては、
@知的財産一般相談
Aライセンス契約相談
B訴訟相談
C技術相談
Dフォーラム・セミナーの開催
E特許情報提供
相談は無料。相談内容の秘密は厳守。電話で事前に予約すると、待ち時間の短縮などより円滑に相談できます。
センターの営業時間は、午前9時から午後5時半(相談受付は5時まで)。センターの休日は、土日祝日及び年末年始。
問合せは下記まで。
東京都知的財産総合センター
〒110‐0016 東京都台東区台東1−3−5 反町商事ビル1階
電話(3832)3655 FAX(3832)3659
連載bR4 健康がいちばん! | ↑ |
『なぞの肺炎SARSとは』 |
|
■謎だらけのSARS
謎の新型肺炎SARSは、中国本土ではいくらか沈静化してきたとは言うものの、台湾や一時終息宣言の出されたカナダのトロントで再び患者が発生するなど、その勢いは止まるところを知らない様である。
SARS とは、重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory Syndrome=SARSの略で、38度以上の急な発熱、せきや息切れなどの呼吸困難を起こす原因不明の肺炎のこと。
病原体は風邪を起こすコロナウイルスの一種とする報告もあるが、はっきりとは分かっていない。
当初、香港やベトナム・ハノイで患者を診察・治療した医療従事者を中心に2次感染が広がったため、つばなどを介した飛まつ感染が主要な感染経路とみられている。
ただ、香港のマンションなどで多数の感染例も報告され、空気感染の可能性を排除できないとの見方も出てきており、依然その正体は謎だらけである。
最近では、野生のジャコウネコ科のハクビシンを食べる習慣のある中国の一部地域から広まったとも言われている。
■その予防法は
むやみに恐れることなく、適切な予防法を身につけることが大事です。現在最も適切な予防法といわれているのが次の方法です。
@手洗いをこまめにする。
Aうがいをする。
Bマスクをする。
CSARSの流行している地域にはいかない。
ベトナムでは発生当初から、こうした予防法を病院内で徹底したために、比較的早く収束させることが出来ました。
さらに大事なことは、無責任な風評に惑わされないことです。
また、SARSの流行地域から帰国された人で、帰国後10日以内に、
(1)38度以上の急な発熱
(2)せきや呼吸困難
などの呼吸器症状で医療機関に受診する人は、あらかじめ、医療機関に電話で症状を説明したうえで受診することが求められている。
これはもしSARSだった場合には、その病院に来ていた人や、医師、看護師などに感染してしまう恐れがあるためです。
■流行が起きている地域
WHOが示す、重症急性呼吸器症候群(SARS)の「最近の地域内伝播」が疑われる地域の定義
感染の発生した環境にかかわらず、最近20日以内に、その地域内での感染が強く疑われる複数のSARS可能性例が報告された地域は次の通りです。
5月26日現在〜
トロント、北京、広東省、河北省、香港、湖北省、内モンゴル自治区、吉林省、江蘇省、山西省、陜西省、天津、台湾、シンガポール(トロントを追加)
わが国ではまだ認定された患者はいないが、疑い例のある報告件数は、これまでに51件報告されているが、そのほとんどが全例否定されており、経過観察中もすべてが軽症。
SARSに関する問合せは、下記のホームページ。
厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/03/tp0318-1.html
国立感染症研究所ホームページ http://idsc.nih.go.jp/others/urgent/update.html
緑が溢れて爽やかな5月のゴルフは、最高に贅沢な気分にさせてくれます。その上に優勝ともなると、もう景気の悪さや不振な会社のことなど、しばらくは忘れられるというものです。
5月22日、快晴の日茨城県のオールドオーチャードゴルフクラブで、今期最初の第74回ラベル会コンペが開幕しました。
いつもより少な目の4組でしたが、ゴルフ大好きの少数精鋭で新ハンディになっての初のコンペでもあり、混戦の予感でした。
多くの古い名門コースがひしめく関東で、2002年地区トップ17の中に入るほどの美しいレイアウトと、行き届いたメンテの、荘園とはこんな雰囲気と風景かなと思えるコースでした。
クラブハウスの2階からは、正面に18番ホールが一目で見渡せ、遠くのティグランドから打ち下ろしのフェアウェイは小さなコブが緑の濃淡を作り、それに沿ってきれいな曲線に縁取られた池が左に続いていて、静かに威圧しています。
コーヒーを飲みながらこの舞台で今日はどんな役回りを振当てられるのか、スターか、はたまたピエロか希望と不安が交錯します。
交通事故で松本さんが欠席となり、三和技研の町田さん、初参加の浅野目さんで、3組目にスタートしました。
ひざが悪い私は池とバンカーを避けて、大回り作戦で行くことにしました。町田さんと浅野目さんは、見事な攻めのホールと持ちハンディを大量消費するホールが入り乱れて、不本意な大失点になりました。
しかし、老獪な作戦で逃げ回った私より結果を気にせず、正面から立ち向かった2人のほうが楽しいゴルフだったかもしれません。
緒戦で持ちハンディを失い、次回から厳しいゴルフになりますが、元気な後輩が大勢いるラベル会には、またいそいそと出かけることになるでしょう。