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bQ4900
平成16年1月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
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編集:広報・情報システム委員会00
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ラベルニュースbQ49号 メニュー
  ●環境・産業問題への取り組みが課題
    理事長 渡邉 正一
●景気回復のうねりが
  副理事長 松本 一男
  ●先ず隗よりはじめよ
    副理事長 栗原 延行
●冬は必ず春となるを信じ
  専務理事 本間 敏道
  ●リサイクルを協力に推進
    協賛会会長 庄司 昊明
●メリットは自ら見出すもの
  青年部長 臼井 利彦
  ●恒例の合同支部会
    講演会を開催
●青年部も忘年会を
  OB参加で盛り上がる
  ●連載bR9 健康がいちばん!
    『帯状疱疹とは』
●第76回ラベル会




環境・産業問題への取り組みが第一の課題
  組合として何が出来るのかを問い直す好機
平成16年元旦   理事長 渡邉 正一

 新年明けましておめでとうございます。昨年は皆様方にとって果たしてどんな年だったでしょうか。11月には衆議院選挙が実施され、その結果、日本でも米国や英国のような二大政党制の動きが顕著になってきたように思われます。
 昨年五月に勝利宣言の出されたイラク戦争も、その後ゲリラ戦、テロ闘争の様相を呈し遂に日本の外交官2名がその尊い犠牲になるという最悪の結果となっています。
 平和の世紀にと誰もが希望を抱いた21世紀は、出だしから脆くもその希望が打ち砕かれたようです。景気も回復基調にあると言われていますが我々中小・零細企業にとっては、まったく実感できないと言うのが本音ではないでしょうか。
 ラベル業界も景気回復の望みはまたしても裏切られ、厳しい状況が続いております。こんな中にあっても、環境問題への対応は厳しさを増す一方で、昨年日本印刷産業連合会が中心となってシール・グラビア・スクリーンの『各種印刷サービス』グリーン基準ガイドラインが制定されました。
 また、抜きカスなどの処理については、印刷用粘着紙メーカー会と一緒に、RPF化(新型固形燃料)を積極的に推し進めることが検討されています。
 環境問題や産廃問題への対応には、それなりのコストが掛かって参りますが、地球環境保護という観点から考えますと、私たち一人一人も地球に住むひとりの人間として、そのコストを負担せざるを得ないのです。
 問題はそのコストをどう負担するのか、どう製品価格に転嫁させるのかということだと思います。
 ただでさえ厳しい価格にそのコストを転嫁するのは、言うは易しで現実の問題としては、かなり厳しいものがあります。
 しかし、我々には幸い組合という組織があり、それぞれは小さな企業でも、英知を結集することで大きな力となり得るのです。ここに組合の存在意義があり、我々の業界が今日の大きな発展を遂げた原点があるのです。
 今年はこの環境問題を通じて、もう一度組合というものを見つめ直す、いい機会になるのではという気がいたします。
 せっかく組合に加入していながら、組合の会合に無関心な業者が多いことも、残念ながら事実であり、こうした組合員に環境問題に自社で取り組むことが出来るのかを、あえて問いたいと思います。
 今年の干支は甲申(きのえさる)です。きのえとは、植物の種から生命の命が固い殻を破って出てくる形、申とは伸びることだと言われています。
 今年平成16年が、まさに業界に新しい芽がふぶく年になることを祈りたいものです。今年もよろしくお願いいたします。



景気回復のうねりが
副理事長 松本 一男

 新年明けましておめでとうございます。とは言っても『めでたくもあり、めでたくもなし』と言うのが本音ではないでしょうか。
 景気は間違いなく回復基調にあるようですが、残念ながら、それが我々には実感として感じることが出来ないのが現状です。
 企業の生産拠点が中国を初めとする海外にシフトするという現象も、一時ほどの勢いはなくなってきたようです。景気回復のうねりは、静かにではありますが、着実にもうそこまで来ていると思います。
 組合としても組合員のニーズを的確に把握し、それを迅速に組合事業として実施できる体制作りを再構築しなければなりません。
 どうか組合員一人一人の力を貸して頂き、より良い組合作りに邁進したいと思います。




『先ず隗よりはじめよ』
副理事長 栗原 延行

 明けましておめでとうございます。昨年は組合事業に多大なご協力を賜りました組合員・会友、協賛会の方々に対し、厚く御礼申し上げます。
 組合は文字通り、組合員一人一人の協力で、事業を行っていくものですが、ここ最近は、ともすればこのことを忘れがちになり、他人任せにしてしまうという、傾向が強くなっていると思います。
 歴代の組合役員は、まさに手弁当で仕事の合間をやりくりして、組合のために日夜努力され、それが今日の業界発展の礎になっている訳ですが、この組合創立当時の精神を、今の役員の方々が忘れかけているのではと思います。
 『先ず隗よりはじめよ』と言う中国のことわざにもあるように、今年は、先ず組合役員からはじめよと提案し、今年が本当の意味で良い年になることを祈りたいものです。



冬は必ず春となるを信じ
専務理事 本間 敏道

 明けましておめでとうございます。昨年は組合に対しまして格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
 相変わらず業界にとっては、厳しい状況が続いておりますが、こういう時期だからこそ、一社では出来ないことを、組合という数の力で解決する組織の力が活きてくるのです。
 冬が厳しければ厳しいほど、植物は育ち、春に立派な花を咲かせると言います。いまだかつて春の来なかった冬はありません。
 この厳しい冬に耐えたからこそ、今の自分の企業があるんだと、いつか胸を張って言えるようにしたいものです。
 今年は申年ですが、見ざる、言わざる、聞かざるではなく、見聞を広め、自分の意見を堂々と主張し、そして謙虚に人の意見に耳を傾けたいと思います。




リサイクルを協力に推進
協賛会会長 庄司 昊明

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年秋の総選挙にて小泉政権は民主党の追い上げを押さえて第二次小泉内閣をスタートさせました。構造改革を唱える内閣としてすでに民営化に成功したJRのように郵政公社そして道路公団の民営化推進に大いに期待したいものです。
 世界情勢ではイラクに対する自衛隊の人道的復興支援、発展目覚しい中国のSARS問題、北朝鮮拉致問題、一方国内において金融機関の健全化追及、年金制度の抜本的改革など、政治化のエゴイズムだけでなく、国民のための政治を推進していくことを願いたい。
 我々経済界ではこの不況況の中で各企業は生き残りのために血の出るようなリストラ及びコスト削減など努力を続けなければ成りません。
 それには長年の信条として『会社は仲間なり、仲間こそ会社なり』ということを主張としてきました。その背景には確固とした『富強』論があります。内容がよく、強い企業戦士(社員)がそろった会社であるためには、社員たちが仲間意識を持って、互いに切磋琢磨していく社内の風土と体制が整っていなければなりません。
 社会、株主、社員とその家族、取引業者など、企業の利害関係者すべてに貢献している会社は、富強の優良企業だといえるでしょう。
 さて、環境問題ですが、一昨年粘着紙メーカー会として全日シール連合会のご協力を得て、聞く利子の回収およびリサイクル網を確立、普及いたしました。次いで昨年はもっともご要望の強い、<Vール抜きカス及び粘着製品のリサイクル(RPF化)の全国回収ルート網とマップを作成し、11月に全日シール連合会に提出いたしました。
 今年は全日シール連合会傘下の各協組にて、サーマルリサイクルを協力に普及していただき、より良い環境作りにメーカー会としてもご支援させていただきます。
 この一年も業界発展のために一致協力し頑張っていこうではありませんか。今年もよろしくお願いいたします。




メリットは自ら見出すもの
青年部長 臼井 利彦

 明けましておめでとうございます。日頃より青年部の活動に対しまして多大なるご理解を頂きまして、心より御礼申し上げます。
 さて、部長という大役を努めさせていただき早一年が過ぎようとしています。まだまだ未熟な私ですが、諸先輩、親組合、又青年部部員の皆様のご協力を得て何とかここまでやってこられたことに感謝しております。
 昨年は、第一に青年部の活動を広めるともに、部員の募集に力をいれて活動してきました。その結果2名の増員につながりました。
 なぜ、今この事に力を入れてきたかというと、青年部は、年齢制限がありそれによって人数が減る一方であること、そして何より私自身が本当に青年部に入って良かったと思っているからです。
 それは、父が亡くなってから、二代目として会社を経営していくにあたり、色々なアドバイスや、情報を教えて頂いたり、また仕事上でも助けて戴き、その他いろいろ教えて戴き、本当に感謝しているからです。ですからこれから会社を継ぐであろう二代目、三代目の方に、伝えていきたいと思いました。
 もっと他にやることが、もっと仕事上で役に立つことがあるのではと親組合の方からご意見を頂きます。それはもっともなご意見だと受け止めております。
 ただよく聞かれることですが、「青年部に入って何かメリットはありますか?」の質問に、私はそれは自分で見つけるものですと答えています。
 生意気な事を言うようですが、どんなにいい組合、またどんなにいい環境でも、自分自身が何かを得ようとする気持ちがなければ意味がないからです。ただ間違いなく何かを得られるところだと、私は自信を持って言えます。
 お陰様で青年部の出席率は、平均90%位です。毎回ほとんどの方が、出席しています。この状況が青年部のメリットを表している一番の結果ではないでしょうか。  昨年度は私自身組合行事にできるだけ参加し、青年部の活動をアピールし、ご案内させて頂きました。中にはしつこくお願いした方もいて、ご迷惑だったかもしれませんが、本当に青年部に入って良かったと思う気持ちがそうさせたのだと、ご理解戴きお許し願えればと思います。
 今年は、青年部発足20周年を迎えます。新たな仲間が加わった喜びと責任感を感じつつ、今まで行ってきたことに、創造力ある才能をいかし、より部員全員が満足できるような活動にしていきます。
 最後になりましたが、皆様の益々のご健勝とご発展を祈念し、年頭のご挨拶に代えさせて頂きます。



恒例の合同支部会
『長生きは、歯の健康から』
テーマに講演会を開催す

 恒例の合同支部会は、12月11日(木)午後4時より、池之端文化センターにおいて開催され、『長生きは、歯の健康から』と題して、歯学博士・渡邊眞宏氏を講師に迎え、一時間半にわたって講演を聴きました。
 歯や噛むという事が我々の日常生活にどれだけ大事なのか、歯周病がどれだけ怖い病気なのかといったことを、ユーモアを交えながら講演していただき、大変好評でした。
 講演会終了後は、別室に於いて忘年会が開かれ、恒例のビンゴ大会で大いに盛り上がりました。



青年部も忘年会を
OB参加で盛り上がる

 青年部忘年会は、12月10日(水)午後7時30より、新宿のジャズバー「ほうでなす」を貸し切って開催されました。
 今回は、最近卒部された青年部OBの方4名をお招きし、総勢13名で大いに盛り上がりました。
 臼井部長から、来年の青年部勉強会に、最近の企業にとって大変重視されている環境問題から「廃プラスチックの熱源化(RPF)」の工場を見学して共同のスクラップ処理を考えようじゃないかと提案があり、全員が賛同しました。
 食事は、前菜から始まり、刺身、鍋と続き、鍋は、鳥の出し汁がよく出ており、閉めにラーメンを入れて食べるこの味がまた非常に美味しかったと好評でした。
 青年部は、年々コミュニケーションに磨きがかかっており、来年も充実した活動ができるように頑張っていきます。



連載bR9 健康がいちばん!
『帯状疱疹とは』

■帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、ヘルペスウイルスの一種で水ぼうそうと同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって起こる病気です。
 ほとんどの人は子供のときに水ぼうそうにかかりますが、このウイルスは症状が治っても神経節の中に潜んでいます。
 ウイルスが潜んでいても、普段は何も 症状はありませんが、疲れが溜まったり、体の抵抗力が落ちてくるとウイルス が再び暴れ出して、神経を伝わって皮膚に到達して、帯状疱疹として再発します。

■どんな症状が

 一般に症状は、身体の左右どちらか一方に、チクチクするような痛みが起こることから始まります。しばらくすると、皮膚にブツブツと赤い発疹ができ、小さな水ぶくれが広がってきます。ウイルスは神経を伝わって広がるため、発疹や水ぶくれも神経に沿って帯状に現れます。
 特に胸から背中、おなかなどによくみられます。そのほかにも顔や頭、手、足にもみられますが、一度に2カ所以上の部位にできることはほとんどありません。やがて水ぶくれは、かさぶたとなって治ります。
 通常、痛みが起こり始めてからかさぶたが治るまで、約3週間〜1カ月間かかりますが、この間、帯状疱疹は強い痛みを伴うことが多いです。
 痛みは、始め刺すような鋭い痛みですが、しだいに服がすれるようなわずかな刺激でもピリピリと痛みを感じるようになることもあります。ほとんどは皮膚症状がなくなると痛みもなくなりますが、ときにはしつこい痛みが残ることもあります。このような痛みを帯状疱疹後神経痛といいます。
 ときに治った痕(あと)が、目立ってしまうことがあります。特に顔に生じたときは専門の医師に相談することが大切です。

■どんな時に発症しますか

 原因となるウイルスは普段、神経節に潜伏して症状はありませんが、免疫力を低下させるような病気、疲労、外傷、老化あるいは体の免疫力を低下させるような薬の投与などによって体の抵抗力が落ちると、ウイルスが再び暴れ出し症状が現れます。
 通常、一度、帯状疱疹にかかると二度以上かかることはありませんが、体の抵抗力が非常に低下しているときは帯状疱疹が再発することもあります。

■治療方法とは

●皮膚の治療
 ウイルスの増殖を防ぎ、皮膚症状や痛みを抑える抗ウイルス薬を使用します。
 抗ウイルス薬には、飲み薬や塗り薬、点滴などがあります。できるだけ早期から抗ウイルス薬を使うことによって、症状の悪化を防ぎ、皮膚や神経のダメージを軽くすることが期待できます。
 また、水ぶくれがつぶれ、細菌感染によって化膿した場合には医師の判断のもと抗生物質を服用したり塗布したりします。

●痛みの治療
 帯状疱疹では強い痛みを伴うことが多く、この痛みをがまんしないことが大切です。
 痛みが持続すると痛みを感じる部分の感受性が高まり、普通は痛みとして感じない程度の刺激でも痛みを感じるようになり、痛みが治りにくくなることがあります。
 医師に自分の症状を十分に説明し、症状に合わせた治療を受けるようにしましょう。

《参考資料》 http://glaxosmithkline.co.jp/healthcare/medical/



第76回ラベル会
   日本S&Hの
    朝野目氏が初優勝!

 12月4日、当日は快晴、西茨城カントリークラブでパブリックコースとのことでしたが、練習場もドライバーも打てる立派な施設で、当日は集合時間よりも1時間も早く着いて、練習場で一箱打ち終わったところで皆さんが到着。
 岩井さんや恩田さんのいつもの笑顔で勇んでいた気分も落ち着き、パートナーの埼玉印刷の松本さん、三和技研の町田さんとインのスタートへ。松本さんはさすがハンディ12でコースマネージメントは大変参考になりました。
 町田さんは常に攻めのゴルフでリズムに乗ったら怖い人だなと実感した次第です。キャディさんは素晴らしい人でした。初めてのコースなので、初めの方はグリーンの球の流れの方向がまったく私の読みと逆だったりで、読めなかったので途中からキャディさんに聞いた通りやったらその通りで、お陰でワンパットで収まったのがハーフで4つもありました。
 上がってみたら午前中のハーフは41と自己ベストスコア。しかし午後のハーフはちゃんと実力通り57でした。実際うまく出来ているものです。ホント。
 午前中はドライバーも第2打もアプローチ、パットもスムーズに打っていたのに、お昼に『カツ』を食べてからドライバーは途中でお辞儀してしまうし、アプローチはダフるし、パットも3パットの連続です。どういう訳かすっかりリズムが狂ってしまいました。
 午前中パートナーの町田さんがせっかく優勝のスピーチを考えていてくれたのに、それが無駄になりそうでしたが、アウトは57で上がり、32のハンディに助けられて優勝することが出来ました。
 ゴルフはメンタルのスポーツと言われますが、それを実感した一日でした。松本さん、町田さん、一日ありがとうございました。