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bQ5100
平成16年4月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300


ラベルニュースbQ51号 メニュー
  ●ヤマックス(株)埼玉工場見学会に
    35名が参加
●こんな話、あんな話
  通販生命保険の注意点
  ●今年度最後の支部会を ●連載bS1 健康がいちばん!
  『老化とは? 精神的と肉体的』
  ●小企業等経営改善資金融資制度
    (マル経融資)
●なるほど・ざ・新製品!
  第83回 『東芝テック(株)』
  ●理事会議事録




ヤマックス(株)埼玉工場見学会に35名が参加
最新鋭の設備に目見張る

 技術・環境対策委員会(森田賢委員長)主催の、工場見学会は2月14日(土)午後1時半より、ヤマックス(株)埼玉工場(埼玉県草加市青柳2−1−9)において開催されました。同工場はスクリーン印刷を主力にした最新鋭工場で、参加者は徹底した品質管理の下で生産される工程に目を見張りました。


 工場見学会は森田技術・環境対策委員長の司会で、初めに渡邊正一理事長が「今回、ヤマックスさんの工場を見学させていただくことになり、そのために大変なご苦労をかけましたことを先ずもってお詫びし、そして感謝いたします。ヤマックスさんは昭和20年9月の創業と聞き、敗戦直後の何もない時代からスタートされ、今では業界のトップ企業の一翼を担うまでに成長されたことは、ただただ敬服する次第です。特にこの埼玉工場は.環境と製造の両方でISOを取得しており、まさに時代の先端を行く最新鋭工場だと伺っております。そういう意味で今日参加された方々は、多くのことを学んで帰られると期待しております。」と挨拶しました。
 これに対し、ヤマックスの市川正孝常務取締役が、ラベル組合の訪問を歓迎するとともに、自社の沿革と埼玉工場の概要について説明しました。
 見学に先立って岡田総務課長が工場見学に際しての注意事項をした後、参加者が4グループに分かれて、工場内を約2時間に亘って見学しました。
 同社の主力であるスクリーン印刷は、完全なクリーンルームとなっており、徹底した品質管理の下で製造される製品に、見学者も目を見張り、特に検品工程では、「ここまで検品しなくてはならないのか」と言った声が聞かれ、改めて検品がいかに重要なことであるかを、再認識したようでした。
 また、シール印刷も平圧機機、輪転機などが稼動していたが、いずれも独自の改良や、アイデアを生かした使い易さを追及した点が目立ち、やはり検品工程でも、見学者の目を釘付けにしました。

シール印刷工場でも独自の工夫が クリーンルームでスクリーン印刷が

 工場を見終わった後、再び食堂に戻り、質疑応答が行われ沼舘貢工場長が、同社の品質管理体制や、ゴミの処理方法などについて詳しく説明しました。
 それによると同社の産廃処理コストは、年間1200万円以上といい、材料のムダを減らすためにゴミの分別・リサイクルに積極的に取り組んでおり、関商店のRPFにも関心を寄せていることを明らかにしました。
 ある参加者は「この業界は印刷、仕上げ、梱包までを一人でやっているところも多く、多少の不良品が混じっても通してしまっている。顧客からの要求に対しても、シール印刷では限界があるので、この程度のものしか出来ないで通しているのが大半ではないか。リピート物に関しても職人の感でインキの調整を行っているため、 刷るたびに色調にバラつきが出る。シール印刷はオフセット印刷と比べ限界があると自ら逃げ道を作っている」と語り、さらに「ヤマックスさんは、分業体制が敷かれおり、印刷する人、検品する人がそれぞれの責任でチェックしている。ISO9001に基づく品質保証体制をとり、顧客の要求に応えている。とにかく見習うべき点ばかりであった」と反省しきりだった。
 最後に渡邊理事長から市川常務に、工場見学のお礼として、記念品の掛け時計が贈られ、工場正面玄関前で全員で記念撮影をし、工場見学会は予定を30分ほどオーバーし、午後4時半に終了しました。

渡邊理事長から市川常務に記念品が



今年度最後の支部会を
東支部会

 今年度最後の東支部会は2月27日(金)午後6時より、台東区上野の「ひいき屋」において開催されました。
 始めに坂内支部長が「今年度最後の支部会ですが、特に今回はテーマを設けてはいませんが、お互いに胸襟を開いて、何でも話し合う場にしていただけたらと思います」と挨拶し、山本相談役の音頭で、出席者全員で乾杯しました。
 続いて現在業界で大きな話題になっている任意団体「VIEPS(ヴィープス)」の代表のセアールの松浦氏から、ヴィープスとは何なのか、また扱っているタック紙についての説明などが、配布された資料を基に行われました。
 このあと各参加者は、最近の景気動向などについての意見交換や、先に行われたヤマックス埼玉工場の見学会の際の感想などを述べ合うなど、活発な意見交換が行われました。

活発な意見交換が目立った東支部会

西支部会

 一方、西支部会は3月4日(木)午後6時より同じく台東区上野の「ひいき屋」に於いて開催されました。
 園田副支部長の司会で、はじめに植田支部長が「本日は敢えて何のテーマも設けずに、今年度最後の支部会ですので、大いに語り、大いに飲んで明日への活力にしていただきたいと思います」と挨拶し、続いて渡邊理事長の音頭で乾杯しました。
 特にテーマは設けなかったものの、あちこちで輪が出来、話に花が咲き、「これが本来の支部会の姿だ」と参加者も大いに盛り上がった支部会でした。

お互いの意見を述べ合った西支部会



小企業等経営改善資金融資制度(マル経融資)
小企業者等を対象に、経営改善のための資金を
  無担保・無保証人・低利で融資します。

小企業等経営改善資金融資制度(マル経融資)

■対象となる方
常時使用する従業員が20人以下(商業・サービス業の場合は5人以下)の法人・個人事業主の方

■融資の条件
@商工会・商工会議所の経営指導員による経営指導を原則6ヶ月以上受けていること
A義務納税額をすべて完納していること
B原則として同一地区内で1年以上事業を行っていること
C商工業者であり、かつ、国民生活金融公庫の非対象業種でないこと
D生活衛生関係営業(飲食店、喫茶店、食肉・食鳥肉販売業、氷雪販売業、理容業、美容業、映画・演劇・演芸場、旅館業、浴場業、クリーニング業)の方は、運転資金のみ利用可能

■融資の内容
対象資金 設備資金及び運転資金
貸付限度 本枠550万円+別枠450万円
貸付機関 設備資金7年以内、運転資金5年以内
据置期間はいずれも6ヶ月以内
利 率 長期プライムレート−0.3%(平成15年3月12日現在1.20%)
※ 貸付限度の別枠、貸付期間の延長(設備資金6年→7年、運転資金4年→5年)については、平成16年3月末までの特例措置
※ 利率は変動します。取扱機関にご確認ください。
【活用事例】A社は、一般住宅用の木材卸を営む老舗企業であるが、取引先の倒産により、大口の売掛金が回収不能となる事態に陥った。最寄りの商工会に相談したところ、資金繰りや財務体質の改善等について半年に渡り経営指導を受け、 徐々にではあるが財務体質も改善の方向に向かっていた。そこで、さらなる経営の安定化を図るために長期運転資金の導入を薦められマル経融資を利用した。マル経融資のメリット(長期で低利・固定金利、無担保無保証人で利用が可能)のおかげで、経営の改善に成功し経営の安定化を図ることができた。

■手続きの流れ
(1)主たる事業所の所在する地区の商工会・商工議所へ申込み→経営指導員による経営指導
(2)商工会・商工会議所から国民生活金融公庫に推薦
(3)国民生活金融公庫が審査し、融資を実施

■問合わせ先
事業所の所在する地区の商工会・商工会議所、国民生活金融公庫各支店




理事会議事録

■日時 2月18日(水)
■場所 東商センター

《議題》
1. 委員会報告

 技術環境対策委員会・2月14日に開催されたヤマックス埼玉工場見学会についての報告が行われた。 また、ミニ機材展について、協賛会に対してアンケート調査を実施して、次回の開催を検討することも報告された。

 福利厚生委員会・毎年秋に開催していた組合研修旅行は、今年は秋に年次大会が開催されるため、6月に繰り上げて開催したいと報告があり了承された。

 事業委員会・三井生命グループ保険が、100人の定員に達しなかったために、2月末で終了すること、現在の加入者については、今後は三井生命との直接の契約となるため、後日三井生命保険から、新規に加入する意思があるかの確認がいくことになると報告された。また、あいおい損害保険の代理店についても、300万円のノルマに対して、まだ70万円近く不足しており、これを3月ひと月でカバーすることは不可能に近く、代理店契約も解除になる可能性が大であると報告された。

 教育経営委員会・組合研修旅行のテーマについては、至急委員会を開催して決定する旨報告があった。

 広報情報システム化委員会・組合からのメール配信については、組合員のネット化の普及率がつかめないため、この実態を調査したいと報告があった。

 連合会報告・年次大会、ラベルコンテスト、CMM JAPAN&JSP、VIEPSに付いて報告があり、また日印産連のグリーン購入委員会についての報告も行われた。

 組合決算について・組合の平成15年度決算についての中間報告があった。

 その他・西支部の中央シール池谷嘉繁氏が死去したため廃業となり組合脱退が報告された。また協賛会のアルテックも都合により協賛会を脱退したことが報告された。

 終了午後7時40分



こんな話、あんな話

 このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介する新コーナーです。今回は毎日新聞1月25日朝刊の日曜版『お金に関する素朴な疑問』という欄に掲載されていた記事です。

通販生命保険の注意点

(質問) 最近テレビなどで盛んに通信販売の生命保険が宣伝されています。「面倒な手続きなしで誰でも入れます」なんて連呼されると、つい加入したくなるのですが、本当に簡単に入れて、本当に保険金はちゃんと支払われるのでしょうか?

(回答) ちょっと古い話になりますが、2003年5月、公正取引委員会が日本生命に対して『景品表示法違反』による排除命令を出したことを覚えていらっしゃいますか?
 実はこのとき、公正取引委員会は日本生命以外にも7社に対して表示の問題点を指摘し、改善を求めました。その中でもっとも改善点が多かったのが、アリコジャパンの通信販売の保険だったのです。
 たとえば、高齢者向けの医療保険である「はいれますシニア医療保険」は、医師の審査が不要というハードルの低さがうたい文句。確かに医師の審査なしに加入できるのですが、入院給付金などの支払いに厳しい条件がついています。
 病気入院の場合は『会社が第1回保険料を受け取った日から90日間は不てん補(補償の対象とならない期間)』となっており、91目以降の入院に対してしか給付金は支払われません。
(通常の保険は告知書または第1回保険料を受け取った日のいずれか遅い日から保証される)。
 また医学上重要な関係のある病気は、補償の対象外です。たとえば高血圧症の人がこの保険に加入した場合、『高血圧症とそれに起因する心臓疾患、脳血管疾患、腎臓疾患』で入院しても給付金は支払われません。
 つまりこの保険は、すでに病気やけが等の傷病歴があり、通常の保険に加入しにくい人が、『これまでの傷病歴に対する保証はなくてもいい。今後新たに掛かる病気やケガだけでもいいから保証がほしい』という場合にのみ、有効な商品なのです。保険料も通常の保険よりもかなり高くなっています。
 公取委の指摘以来、パンフレットやホームページなどには、こうした注意点もキチンと表示されるようになりましたが、テレビやラジオなどのCMではまだ説明不十分な点が多いようです。
 通信販売の保険に限らず、どんな商品にもメリットがあれば、必ずその裏にはデメリットがあります。いいこと尽くめの商品はないと考えてよいでしょう。
 広告宣伝で興味を持った時は、ホームページやパンフレット、できれば約款を読んで、どんなときに保険金が支払われるか、どんなときは支払われないかを調べることが大切です。

(小野瑛子 おの・えいこ=家計の見直し相談センター代表)




連載bS1 健康がいちばん!
『老化とは? 精神的と肉体的』

■老化とは
 老化とはいったいどういうことなのでしょうか。外見で判断する人が多いと思います。また、体力の衰えや記憶力の低下などで感じる人もいるでしょう。このように老化は個人差が大きく、医学的に老化を定義づけるということは、なかなかむずかしいことです。老人を診察しても、内臓の働きは若い人とそう大きな違いはありません。したがって、このようなことだけから老化をみつけるということはできません。また、しかし、そうはいっても若い人と肉体的にまったく同じかというと、けっしてそうではありません。私たちの体は多くの細胞から成り立っていますが、この細胞そのものに老化としての現象が現れるはずです。ただ、それを具体的にとらえて、「これが老化現象である」ということを臨床面からだけでいいきることはむずかしいので、それには病理学的、生理学的、心理学的な多方面からの検討が必要です。

■精神的と身体的老化
 私たちは生きているかぎり、歳をとればいろいろな変化、すなわち老化現象が起きるのは避けられないことです。老化を、普通は精神的な老化と身体的な老化の2つの面から考えていきます。
 あるアメリカの学者が精神的な老化の指標として15の徴候をあげていますので、列挙してみましょう。

@最近のことを忘れてしまう。昔のことは比較的よく記憶している。
A急ぎの用をしなければならないとイライラする。
Bすべてのことに対して自己中心的になる。
C過去のことを繰り返し話す。
Dよくグチをこぼす。
E目のまえで起こっていることに興味をもたない。
F他人にわずらわされず一人でいたい。
G新しいことを身につけにくい。
H騒がしいことに神経質になる。
I知らない人と付き合うことを好まなくなる。
J世のなかの変化についていけなくなり、疑い深くなる。
K自分自身の感情にとらわれやすい。
L過去の自分の苦労話をしたがる。
M新しい計画を立てることができない。
Nつまらないものを収集して喜ぶ。

 以上、15の徴候ですが、わが身にあてはまることがボツボツでていることに気がつくでしょう。
 では、体に現れる老化現象にはどういうものがあるのでしょうか。それは、白髪が多くなった、老眼になり新聞が読みにくくなった、耳が遠くなった、皮膚のしわやしみが多くなり、弾力がなくなった、歯が抜けてそしゃくする力が落ちた、などです。また、骨や関節が衰え、体の動きがぎくしゃくしてきた、反射神経が鈍くなった、なども現れてきます。いずれも歳をとるに従って現れてくる現象(加齢現象といいます)で、これらをいちおう老化とよんでいます。
 歳をとると、体の働きがどのように変化するのでしょう。まず、外からの刺激に対する反応が遅くなります。そして、外からの刺激により起こった体のなかの変化がもとの状態に戻るまでに時間がかかります。また、ウイルスや細菌に対する抵抗力が衰えたり、傷の治り方が遅くなったりします。爪の伸び方も遅くなったりします。

《参考資料》
http://www.yume-net.ne.jp/dome/worldpl/06_tokuchou/06_01.htm



なるほど・ざ・新製品!
第83回 『東芝テック(株)』
誰でも使える「事務コン帳作」と
コピー・FAX・プリンター・スキャナー
一体の「デジタル複合機」好評

 東芝テック(東京支社情報システム営業部・中央区日本橋浜町3−21−1 電話5623−8280)では、『事務コン帳作』と『デジタル複合機』を発売しているが、各方面から好評を博している。
 『事務コン帳作』は、誰でも使える伝票発行機としてスタートしてから、今もなおロングセラーを続けています。
 通常パソコンでやるのが難しい指定伝票の発行や複写の多い伝票の発行がひじょうに簡単に出来ます。
 また、その会社特有の計算や帳票にも対応でき、パソコンとのLAN接続やデータのやり取りが可能になりました。
 設置場所をとらない一体型が好評で、パソコンの賢さ・速さと専用機の優しさを兼ね備えています。
 パソコンの能力は欲しいけど、大掛かりで面倒なのはちょっと・・・』など等とお考えのお客様にはぴったりです。
 一方『デジタル複合機』は、コピー・FAX・プリンター・スキャナーがひとつで可能に出来るため、年々導入企業が増えています。
 省スペース、コンパクトボディ・低価格化を図りながら、たまにはカラーを使いたいとのご要望に応える新機種も発売しました。
 操作パネルには従来の二倍の大きさでより見やすいハーフVGAサイズを採用し、コントロール部は角度を変えられるチルト方式を採用しました。
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