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bQ5400
平成16年7月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ54号 メニュー
  ●恒例の組合研修旅行を開催
    リンテック千葉工場を見学
●こんな話、あんな話
  私を業態変革の推進者に
  ●代理店変更のご案内
    浅野保険事務所へ
●アンケート調査実施
  抜きカスなどの処理方法
  ●青年部が第1回例会を
    輪転機をテーマに勉強会
●No.42 健康がいちばん!
  『アレルギー性疾患とは』
  ●東印産協第5回通常総会開催
    より緊密に情報の交換を
●理事会議事録
  6月21日 東商センター



恒例の組合研修旅行を開催
リンテック千葉工場を見学
リンテック千葉工場前で参加者全員が記念撮影

徹底した品質管理体制に驚嘆
フィルム系粘着紙を生産

 恒例の組合研修旅行は、6月26日、27日の2日間組合員、協賛会が参加して開催されました。例年は秋に開催される研修旅行ですが、今年は10月に年次大会四国大会が開催されるために6月に繰り上げて開催したものです。今回は千葉県八日市場市にあるリンテック(株)千葉工場を見学、その徹底した品質管理体制に驚嘆しました。

工場見学会で挨拶する渡邉理事長

 一行は午前十時に上野公園口をバスで出発、途中昼食をした後、八日市場市のみどり平工業団地にある「リンテック千葉工場」に到着しました。
 会議室で初めに渡邉正一理事長が「今回工場見学の希望に対して、快くお引き受け下さり、大変感謝をしております。しっかりと見学をして今後に役立てていきたいと思います」と挨拶しました。
 この後小山工場長が歓迎の挨拶を行った後、千葉工場の概要説明がパソコンを使って行われました。
 同工場は20年前に旧モダンプラスチック工業の千葉工場として建設されたもので、その後合併によって増築され現在に至っているが、主力商品は約8割がフィルム系のタック紙ということでした。
 参加者は四グループに別れ工場内を見学、粘着剤の貯蔵所や原反の保管所、塗工工程、品質検査室などを見学しましたが、徹底した品質管理や工程管理に、ただただ圧倒されるばかりでした。
 一口にフィルムといっても種類も多く、糊も生き物であるために経時変化があり、それぞれの特性に合った糊の調合や塗工量があり、季節によっても違うということを聞いてさらに驚きました。
 工場内には低温の貯蔵所や逆に高温の貯蔵所もあり、フィルムの特性によってここで養壌させて品質の安定を図るということでした。
 徹底した品質管理の下に生産され、最終的にさらに厳しい品質検査が行われて、初めて製品として出荷される工程を目の当たりにして、タック紙に対する認識を新たにしたようでした。
 再び会議室に戻り、質疑応答が行われ、最後に渡邉理事長から小山工場長に感謝の印として記念品が贈呈されました。
 ある参加者は「自分たちが毎日使っているものが、こんなに厳しい品質管理の下に、生産されているとは思わなかった。これからは印刷の品質管理も徹底したい」と感想を述べていた。
 工場見学会終了後、一行は再びバスに乗り込み、宿泊地である、銚子の「犬吠崎京成ホテル」へと向かいました。
 ホテル到着後、太平洋を一望する雄大な景色を見ながら、ゆったりと温泉に浸かり、日頃の疲れを癒しました。
 午後6時からは懇親会が開催され、弓納持福利厚生委員長の司会で初めに渡邉理事長が挨拶し、続いて協賛会を代表して、岡三紙工の岡野社長が音頭をとり、全員で乾杯しました。
 懇親会では銚子ならではの新鮮な魚づくしで、一同は夜の更けるのを忘れ、一年に一度の語らいの場で、大いに懇親を深めたようでした。

満願寺野仏足跡で祈願 ヤマサ醤油で記念撮影

 翌日、ゴルフ組は、午前7時半にホテルを出発、銚子の「レインボーヒルズカントリークラブ」で、18ホールストロークプレーで、第78回ラベル会を開催しました。
 一方、観光組は、午前10時にホテルを出発、初めに地球 が丸く見える展望台で、地球が丸いということを、改めて実感しました。
 続いて十一面観世音菩薩を本尊とする補陀洛山満願寺へ。ここは坂東札所巡りの第二十七番目飯沼観音圓福寺の奥の院で、愛宕山の中腹にあり、仏足跡お砂場で真剣に祈る姿も見られました。
 さらに一行は犬吠崎灯台へと向かい、360度のパノラマの雄大な海を眺めて、日頃の憂さを晴らしたところで、銚子ポートタワーに隣接するショッピングセンタ『ウォツセ21』で昼食。
 昼食後はヤマサ醤油の工場を見学し、お土産に醤油を貰い、さらに午前中見学した満願寺の本院である飯沼観音圓福寺を見学した後、午後4時半にゴルフ組と合流し、一路帰路へ。午後7時に予定通り上野駅に到着いたしました。お疲れ様でした。
 ちなみに、ラベル会は松本一男副理事長が並み居る強敵を抑えて、見事41、40で優勝(繰上げ)しました。



代理店変更のご案内
東京ラベルサービスから
浅野保険事務所へ

 組合ではこれまで、あいおい損害保険の代理店『東京ラベルサービス』を代理店として、組合員・協賛会の方々に火災保険、自動車保険等の損害保険にご加入頂いておりましたが、契約高不足のためにこの5月で代理店契約が解除されました。
 今後は同じあいおい損害保険の代理店『(有)浅野保険事務所』が引き継ぎますので、現在ご加入の保険については当然のことながら、まったくご心配ありませんのでご安心ください。
 今後、現在ご契約の保険の継続については、(有)浅野保険事務所がこれまで通りにお伺いして手続きさせて頂きますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
 なお、今後の契約についても組合に手数料が入りますので、継続契約及び新規契約についても、これまで以上にご協力のほどお願いいたします。

(有)浅野保険事務所
代表取締役 浅野 喜市
台東区浅草橋5−8−1
TEL(3864)4080
FAX(3864)4808

浅野喜市氏



青年部が第1回例会を
1年かけて輪転機のデータを
集め、勉強会のテーマに

 青年部は、平成16年度第1回例会、6月18日午後7時から、浅草橋にある「寿し政」にて行いました。
 青年部OBのサンブライト印刷鞄田さんも参加頂き15名が集まりました。寿司屋のちょっとしたハプニングで初めは、お店前の特設テーブルで夜風にあたりながら、サービス生ビールを頂きました。(これも風流?でした。)
 お店の準備が整い、店内に移動し、臼井部長から「平成16年度年間計画」が発表されました。
 青年部は今年度勉強会として、輪転機をテーマにメーカー側のカタログ値でなく、実際使用されている会社のデータを集め、機械の特徴を一年間通し、勉強して行きたいと思います。
 寿司は、新鮮なネタで、いかにも江戸前のご主人が握り美味しかったです。宴会半ば重大発表がありました。アイケイ印刷の栗原さんがお父さんから代表を引き継がれ今年社長になられたとの事です。
 また、信星シールの川端さんが、7月に結婚されるとの報告がありました。お二人ともおめでとうございます。それにしても美味しい寿司屋でしたので、また行きましょう。




東印産協第5回通常総会開催
より緊密に情報の交換を
新会長に浅野健氏(東印工組理事長)

 東京都印刷産業団体協議会(略称:東印産協 中村守利会長)の、第5回通常総会は、6月17日(水)午後4時半より、千代田区の『グランドアーク半蔵門』に於いて開催されました。
 吉岡幹事長(東京グラフィックスサービス工業会)の司会で、初めに今期で勇退する中村守利会長が次のように挨拶しました。
 「創立以来5年間にわたって会長の重責を担って参りましたが、本日で浅野新会長にバトンタッチすることとなりました。何も分からずに会長をお引き受けしましたが、この5年間で印刷関連13団体のコミュニケーションは、かなり深まり、情報交換の場としての当初の目的は果たせたと思っております。」
 引き続き議案の審議に移り、平成15年度事業報告及び決算、平成16年度事業計画及び予算案について審議し、いずれも満場一致で承認されました。
 この後所属協組の役員改選によって一部の役員の変更があったため、役員の改選が行われ、新会長には東印工組理事長の浅野健氏画満場一致で選任され承認されました。
 総会終了後別室において懇親会が開催され、東京都や中央会のご来賓を初め多数が参加し、参加団体ごとに自己紹介などが行われました。

東印産協の第5回通常総会風景



こんな話、あんな話

  このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介する新コーナーです。今回は印刷新報6月3日号の『全印工連会長に浅野健氏就任』の記事、浅野新会長就任の挨拶からです。

私を業態変革の推進者に

 われわれを取り巻く環境は大きく3つの点で変わった。1つは社会の主役が消費者になった。印刷会社は、ややもすると、自社を中心に考える向きがあったが、これからはお客様のために考え、またそのお客である消費者のために考えるべき。
 2つ目に東アジアを初めとする海外まで競争相手にしなければならなくなったこと。 他のメディアとの競争も年々厳しくなっている。
 同質の競争から異質の競争が始まっている。互いの特質を生かして、競争相手を共存相手に変えることができないか模索していきたい。
 3つ目に世の中の変化のスピード。1日24時間稼動、企業は眠らなくなった。大が小を駆逐するのではなく、高速が低速を駆逐する時代だ。印刷業にもまさに当てはまる。
 98年をピークに印刷業は成長期から成熟期へ移行した。大きな変革の時代にわれわれはどうすればいいのか。私は自らの意志で自らをかえることが唯一の方法だと思う。
 何も変わらずにいれば見事に衰退するだろう。逆に変革することができれば、成熟から新たな成長に向かうことが可能だ。2005計画を一歩進めて業態変革゛を皆さんと一緒に考えて生きたい。
 また、組合のあり方そのものも変革を求められている。どれだけの人が義務感からではなく、理事会に出席しているか。
 年2回開催の委員会でどれだけの機能が果たせるか。毎年の全国大会を同じ形で続けていいのか。見直す必要がある。
 一工組では担いきれない大きな問題をともに議論しながら、一社でも多くの組合員に有益な情報を提供していきたい。どうか皆さんの力で私を業態変革の推進者にさせてほしい。(要旨)




アンケート調査実施
抜きカスなどの
処理方法について
技術・環境対策委員会

 技術環境対策委員会(森田賢委員長)では、抜きカスなどの廃棄物処理について、組合員がどう処理しているのかを探るため、今月中にアンケート調査を実施することになりました。
 現在、連合会とメーカー会がRPF化(固形燃料化)について調査研究を行っていますが、全国のRPF業者もリストアップされ、組合にボールが投げ返されています。
 現状は何とか区や市のごみ収集に任せているものの、いつ処分場が満杯になり、収集してもらえなくなるか分からないという不安を抱えていることも事実で、組合ではこうした点についてアンケート調査によって、組合員の声を聞くことで、組合として何ができるのかを探ろうというもの。
 現在、関商店がシール組合とラベル組合の数社と契約をして、運搬ルートを造って回収しているが、回収頻度やコスト、保管場所等の問題で、このルート作りが軌道に乗っていないことも事実。
 RPFはサーマルリサイクルとして注目を浴びているが、原料不足でせっかくの設備もフル稼働していないというのが現状で、回収コストも参加する企業が増えれば当然安くなることは間違いなく、そのためにも今回のアンケート調査で、組合員のごみ処理についての現状を把握し、次なる手が組合として打てればと思っていますので、アンケート調査にご協力をお願いいたします。



No.42 健康がいちばん!
『アレルギー性疾患とは』

■アレルギー性疾患とは
 皮膚および粘膜に多く見られるアレルギー性疾患は、次のようです。
@アレルギーが皮膚に発症 → アトピー性皮膚炎・アレルギー性接触皮膚炎
Aアレルギーが粘膜に発症 → 花粉症・アレルギー性鼻炎・気管支喘息など

■抗原とは
 この場合、外部からの刺激を「抗原:アレルゲン(アレルギーの起因物質)」といい、タンパク質で構成されています。例えば、細菌やウィールス、花粉、大気汚染物質、各種の食品(サバ・エビなど)などがあります。

■抗体とは
 外部からの抗原に対し、自己を守るために、生体中の白血球が作る物質を「抗体」といいます。抗体は《非自己》である抗原に対抗する物質で、抗原と同様にタンパク質であるグロブリンでできています。
 グロブリン(Ig)は白血球が作り、5つのタイプがありますが、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支炎などのアレルギー反応に関与するのは、IgEです。

■抗原抗体反応とは
 アレルギーは、第3段階の抗原抗体反応が激しく、生体に有害な反応として現れる場合、この反応をアレルギーといいます。私たちは、アレルギーによる症状を、例えば、粘膜では鼻水や目のかゆみ、皮膚では蕁麻疹のように、粘膜や皮膚の炎症症状として、理解することができます。
アレルギー性疾患
 アレルギー疾患とは、激しい抗原抗体反応によって起こる疾患をいいますが、例えば、主な疾患をあげます。
呼吸器疾患:花粉症・アレルギー性鼻炎・気管支炎・気管支喘息・レフレル症候群
消火器疾患:口内炎・食事性アレルギー性胃炎・腸炎(アレルギー性下痢)・潰瘍性大腸炎
循環器疾患:狭心症・心内膜炎・結節性動脈周囲炎・閉塞性動脈内膜炎
皮膚科疾患:蕁麻疹・クインケ浮腫・結節性紅斑・湿疹・接触性皮膚炎
眼科疾患:フリクテン・アレルギー性角膜炎・交換性眼炎
自己免疫性疾患(膠原病):リウマチ様関節炎・エリトマトーデス・強皮症
その他の疾患:小癇・片頭痛・瀰慢性糸球腎炎

■ 食事性のアレルギー
 サバや卵(抗原)を食べて蕁麻疹ができる人がいますが、この人の場合、既にその食品に対する抗体が生体内に出来ていて、食べた抗原と抗体との反応(抗原抗体反応)が病的に激しいために、結果として、皮膚に炎症が起こり蕁麻疹となったものです。従って、常に・長期的に、エビならエビを摂取していると、エビの蛋白質に対する抗体が産生され、エビに対するアレルギーが成立しています。

■ 花粉症のアレルギー
 花粉症では、今年は花粉症が発症しなくても、来年の当該花粉の時期までに抗体が産生されれば、来年のその時点で、花粉症になってしまいます。それは、今年は未だ、当該花粉に対する抗体が出来ていないために、今年は花粉症になっていないのです。
 重要なことは、「これまで花粉症ではないから、来年も花粉症にならない」というわけではなく、「やがて抗体が産生されて、花粉症になる準備をしている」と考えるべきです。

《参考資料》
http://www.sod-jp.com/page1/islisreport/index.htm




理事会議事録

■日時 6月21日 (木)
■場所 東商センター

《議題》

1.委員会報告
 冒頭、本間専務理事より今年度はこれまでのように事務局にすべてを任せるのではなく、各委員会が自主的に委員会活動を運営してほしいと要請があった。
@技術・環境開発委員会(森田委員長)
 ミニ機材展とICタグ導入事例見学会、産廃・RPF 化の推進をメイン事業として掲げているが、ICタグ導入事例の見学会については、大日本印刷から断られたので、これに変わるものとしてRFタグビジネスを支援しているウィンテックという会社に依頼し、セミナーを開催したいと報告があった。また、産廃・RPF化については、早急に委員会を開催、組合として何ができるかを検討することとなった。
A広報・情報システム化委員会(平田委員長)
 今年のメイン事業としては、初心者向けのパソコン教室の開催に全力を注ぎたいと報告があり、時期としては10月5日から毎週火曜日と木曜日週2回、1回3時間で計8回、24時間で予定していること、講習費は6500円、テキスト代2100円程度かかることが説明された。このほかに作業交流一覧表と不要残紙検索システムの立ち上げを行いたいと報告された。
B事業委員会(田中委員長)
 保険事業に変わる新たな収入の道を図るために、取扱商品としていくつか検討しているが、潤滑剤については、シリコンスプレーに比べて価格が高いということや、他にも方法があるということで、扱いについてはペンディングとなった。また、新たな宅配システム『キャリテック』については、シールは大きな物がないので価格的に安くはならないのではという意見が出され、これも今後検討していくことで了承された。
C福利厚生委員会(弓納持委員長)
 合同支部会と10月の年次大会四国大会があるが、これについては名鉄観光のパックを使って、ホテルを東急インにし、全日空を利用すれば、すでに案内の価格よりも一万円以上安くなるため、これで了承してほしいと要請があり承認された。
D教育経営委員会
 日野委員長、植田副委員長とも欠席のため、本間専務理事より講演会、セミナーについて検討してほしいと大野委員に要請があり、日野委員長が病気で職務を全うできなければ、副委員長が変わってやるように、大野委員長が日野委員長、植田副委員長に連絡することで了承。

2.連合会報告(渡邉理事長)
 6月16日に開催された連合会三役会の議題について、概略説明された。
 ラベルコンテスト関連 第16回世界ラベルコンテスト審査委員派遣の件(塩飽一夫氏) 国内コンテスト見直しの件(来年以降)
 ラベルエキスポ2004 シカゴツアーの件 9月12日〜18日
また、全国青年部JSは、全日本シール印刷協同組合連合会の下部組織であり、各協組の青年部も同じ位置づけであることが確認されたと報告があった。

3.今年度第1回目の支部会開催について
 今年度第1回目の支部会を7月中に開催して欲しいと要請があり、支部長会を開催して決定することで了承された。

4.その他
@東印産協総会について
 6月17日に開催された東印産協総会について報告があり、印刷関連13団体も組合員離れに歯止めがかからない現状が報告された。
A組合員脱退について
 東支部の後藤シール印刷所と西支部のフジマークの2社が廃業のため脱退したことが報告、了承された。
B年次大会組合功労者候補推薦について
 10月の年次大会四国大会の組合功労者候補について園田正義理事が推薦され、全員一致で承認された。