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bQ6000
平成17年2月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ60号 メニュー
  ●平成17年合同賀詞交歓会
    組合員・会友など250名が参加
●RPF化のアンケート調査
  77%がRPF化に前向きに
  ●青年部が忘年会
    一年の反省と今後の活動で意見交換
●東京都と組合で
  高齢者雇用のための調査を実施
  ●理事会議事録(要旨) ●ご存知ですか?
  インターネット取引での「電子認証制度」
  ●No.47 健康がいちばん!
    『慢性頭痛はストレスから』2
●なるほど・ざ・新製品!
  第86回 『ケミテックCSS』



平成17年合同賀詞交歓会
組合員・会友、協賛会など250名が参加
渡邉理事長『環境問題はシール組合と共同で』

 恒例の合同賀詞交歓会は、東京都ラベル印刷協同組合の担当で、1月12日(水)午後5時半より、台東区上野の『上野精養軒』に於いて、組合員・会友、協賛会、ご来賓、報道関係者など合わせて250名が参加して、盛大に開催されました。
 松本一男副理事長の司会で、ご来賓の紹介の後、担当協組を代表して渡邉正一理事長が次のように挨拶しました。
 「景気も回復基調との受け止め方もあるようですが、我々の身近なところには、実感として伝わってきていないのが、現状ではないでしょうか」と、まだまだ景気回復とは言えないと前置きした上で、「ICタグ・RFIDなど、新たな市場が生まれつつあるようですが、これらの新しい分野を直接的に我々の仕事に結び付けるには、技術・投資等を含めて困難な面もあり、苦労する点も多いかも知れません。しかし、我々には印刷のほかに、『加工技術』といった別の側面も持っております。この加工技術、あるいは我々がもっとも得意とする小ロットやきめ細かい対応力をベースにして、情報産業の一翼を担うということは、オーバーかも知れませんが、我々の将来は決して暗いものではないと確信している次第です』と語りました。
 さらに『今年の最も大きな課題は、環境問題への対応であり、シール組合と共同でRPF化に取り組んでいきたい』と、その決意を述べました。

 続いてご来賓を代表して、東京都中小企業団体中央会専務理事の堀内忠氏と、協賛会会長の庄司昊明氏が挨拶しました。
 この後、池田俊平顧問がご出席の組合員・会友、協賛会各社の益々のご隆盛と、ご健勝を祈念して乾杯の音頭をとり、和やかな歓談へと移りました。
 例年にも増して参加者が多く、台風や水害、そして震災、大津波といった災害の多かった昨年でしたが、今年こそという参加者の期待と熱意の感じられる新年会は、福島資之常任相談役の威勢のよい三本締めで、お開きとなりました。


RPF化のアンケート調査
77%がRPF化に前向きに
今後組合事業として検討

 技術環境対策委員会は、昨年正札シール組合と合同で『RPF化についてのアンケート調査』を実施しましたが、このほどその調査結果がまとまりました。
 全体では正札シール組合から100社、ラベル組合から30社の回答が寄せられました。
 ラベル組合の回答では、問1の『組合主催の産業廃棄物のリサイクル活動への参加に興味がありますか』という問に対しては、
 @「ぜひ参加したい」と答えた方が、5社。
 A「価格などの条件によっては参加したい」と答えた方が、18社。
 B「興味はない」と答えた方が、2社。
 C「その他」と答えた方が、4社。
 @とAの回答を合わせると23社となり、全体の77%がRPF化について前向きであることが分かりました。
 また、すでにRPF化している企業も五社あり、RPF化の流れがすでに出来ているように感じられます。
 いわゆる抜きカスは、ほとんどの組合員が、東京23区の自治体の処理に任せているのがほとんどですが、現実的には、処分場が満杯になって、持って行ってもらえなくなる日が、いつ来るかも分からないというのが現状です。
 両協組では、今後もこの問題に対しては、共同で取り組んでいくことで合意ができており、すでに一部でルートが出来ている関商店や、この6月に新工場が完成予定の、日本ウエストなどと価格などの条件面などを、さらに煮詰めていくことにしています。
 将来的に、組合事業として取り組んでいくことが出来ればと思っておりますが、
そのためには、まだまだ解決しなければならない問題が山積しており、今後も組合員の声を聞きながら、さらに組合として努力していくことになっています。
 この件について組合まで要望・ご意見などをお寄せください。


青年部が忘年会
一年間の反省と今後の
活動について意見交換

 昨年12月8日(水)に、港区新橋の『ふぐ割烹新橋の関』に於いて、恒例の青年部忘年会が盛大に開催されました。
 初めに森田修理事の乾杯の後、お酒が入って皆が和みだした頃に、今年ご結婚されたサカモトプリンティングの坂本厚郎さんに、青年部よりお祝いが贈呈されました。
 この後、昨年11月8日に台東区柳橋の東京卸商センターにて開かれた「応急措置とケガの予防」講座の際に、協力して頂いたニチバン蒲lから、当日出席されなかった方々へのお土産としてテーピングテープセットなどが配られました。
 そして、ふぐコースをみんなで堪能する中、臼井部長から自社で作ったリボンへの箔押しのサンプルが配られ、箔押しを亜鉛版ではなく、真鍮版を使って作られたことが説明され、強度・価格などの点に於いて出席した青年部員から、かなり興味をもたれていたようでした。
 ふぐ刺しから始まったコースも、から揚げ、ひれ酒、ふぐ鍋と、まさにふぐ尽くしで、出席者全員大いに盛り上がりました。

一年の反省と今後の活動について討論


東京都と組合で高齢者雇用のための調査を実施
結果次第で「中小企業向け人材開発事業コース」

 東京都では中小企業団体等の協力により、働く意欲と能力のある高齢者を人材として活用していく『中小企業向け人材開発コース事業』に取り組んでいます。
 この事業を進めるためには、団体加盟企業の高齢者活用に対するニーズ、高齢者活用の可能な職種等を調査分析することが必要なため、このほど組合ではこの調査を組合員に対して実施し、事業への参加の可能性を探ることとなりました。
 調査方法
(1)本調査は組合と東京都の連盟により実施し、調査にかかわる費用は東京都が負担します。
(2)組合員を対象にします。
(3)調査票の発想・返送はすべて郵送により行います。(返送先は東京都)
(4)調査結果は集計・分析を行い組合における結果として冊子にまとめます。
(5)調査時期は2月初旬頃から末にかけてです。

■事業の流れ
1.高齢者活用に関する調査団体加盟企業の人材ニーズ、高齢者活用の可能性調査
2.協働関係締結
 組合と東京都で、中小企業向け人材開発事業について協働関係(覚書)を締結
3.中小企業向け人材開発コース事業の展開
 団体と東京都で、団体のニーズに応じた人材開発コース(高年齢者のための就職支援講習)を開発
 組合は、加盟企業の求人取りまとめと、就職条件の整備
 東京しごと財団は、人材開発コースの実施と、企業のニーズに応じた人材育成
4.合同面接会
 団体加盟企業における高齢者活用の推進
 中小企業向け人材開発コース事業に参加すると次のようなメリットがあります。
@安定した人材の確保
 人材開発コース(高年齢者のための就職支援講習)を終了した優秀な人材を加盟企業に安定的に供給することができます。
A団体企業のイメージアップ
 積極的に高齢者を活用することは、団体・企業のイメージアップにつながります。
B高齢者雇用のノウハウの習得
 少子高齢社会に向けて、先駆的な事業に取り組むことで、高齢者雇用に関するノウハウを習得することが出来ます。
C従業員採用経費等の削減
 人材開発コース修了者を活用することで、採用・研修に掛かる経費を軽減することが出来ます。
D各種情報の提供
 各種セミナーへの参加及び各種情報の提供を受けることが出来ます。



理事会議事録(要旨)

 ■日時12月20日(月) 午後6時
 ■場所 東商センター

1.委員会報告について
 技術環境対策委員会(森田委員長)
 抜きカスの処理についてのアンケート調査は、30社から回答が寄せられ、21日に開催される正札との合同環境委員会で集計するので、その集計結果に基づいて今後の対応をしたいと報告され了承された。また、来年のラベルコンテストは、自由課題と規定課題、そして特別課題の3部門となったことが報告され、出展が要請された。

2. 新理事の委員会所属について
 松浦理事は広報情報システム化委員会、臼井理事は教育経営委員会、高橋理事は福利厚生委員会の所属が発表され、3名とも了承した。



ご存知ですか?
インターネット取引で必要な
「電子認証制度」とは

 インターネット環境が整備されつつある中で、中小企業者や組合等がインターネットを通じて商取引や情報交換を行う機会が急速に拡大しています。
 また、「e-Japan戦略IT加速化パッケージ」等に基づいて、電子政府・電子自治体構想の一層の推進が図られており、行政機関等への申請・届出手続きや入札、納税等の本格的なオンライン化が目前に迫っています。
 しかしその一方で、インターネットは誰でもが参加できるオープンなネットワーク環境であるという特性上、こうした中での商取引や情報交換においては、セキュリティの確保が最重要課題となっています。
 インターネット上の商取引におけるリスクには、データの「盗み見」、痕跡の残らない「改ざん」、第三者による「なりすまし」、取引の「否認」などが存在し、このような問題の有効な解決策となるのが、「公開鍵暗号方式」という暗号技術を用いた「電子署名」であり、第三者機関によりその署名者を証明する「電子認証」と呼ばれる仕組みです。
 そこで全国中小企業団体中央会(以下、全国中央会)では、株式会社帝国データバンク(以下、帝国データバンク)との連携により、中小企業者及び中小企業組合等に対して、より負担の少ない価格で「電子証明書」を発行することにより、電子商取引や情報交換の安全性を確保し、中小企業者及び組合等のビジネスチャンスの拡大や業務効率化等の支援を行っていきます。

サービス概要
 中央会電子認証サービスは、全国の組合員企業等中小企業者からの申請に基づき、全国中央会と帝国データバンクが連携して電子証明書を発行するものです。
 中央会電子認証サービスの「電子証明書」には、以下の事項が格納されています。
@利用者氏名(ローマ字)
A利用者のメールアドレス
B利用者が所属する組織(企業)の英文商号
C「Status―Chuokai」(※)※中央会電子認証サービスの利用者である識別情報
 中央会電子認証サービスにて提供する電子証明書は、以下のような用途にご利用いただけます。

企業間電子商取引や企業間での電子データ交換における印鑑の役割(電子印鑑)
 見積書や発注依頼書、さらには一般の電子メールに電子署名を行うことで、取引等の安全性・信頼性が確保されます。

組合の共同事業の電子化に伴う電子文書への署名
 共同事業を効率化するためには、情報ネットワークの有効活用が不可欠となるでしょう。この際、使用される電子文書等に電子署名を行うことで安全性、信頼性を確保することができます。

組合と組合員間での情報交換におけるデータの暗号化と印鑑の役割
 組合運営に必要な書類のやり取り、組合の総会・理事会等における議決権行使等の電子化に伴い、機密性の高い文書を暗号化したり、電子署名を行うことで、安心してインターネットを通じた情報交換を行うことが可能となります。

企業や組合が運営するウェブサイトにアクセスする際のユーザー認証
 組合等が運営するウェブサイトへのアクセスに使用している組合員のID・パスワードに代わり、電子証明書によるユーザー認証を行うことで、セキュリティをさらに高めることが可能となります。
 ご利用の際には、電子署名や暗号化に対応したアプリケーションソフトやウェブサイトの構築が必要です。


No.47 健康がいちばん!
『慢性頭痛はストレスから』2

 ■慢性的な頭痛は下顎のズレが原因
 前号でも書いたように、現代人は多くのストレスにさらされています。更に交通機関の発達により運動量も著しく低下し、更に食べ物も柔らかく食べやすいので咀嚼回数(噛む回数)も著しく低下しています。
 そのため、奥歯が伸びてこない、または歯ぎしりになどにより削れ、下顎が前後(噛み混みが深い)左右(顎が左右にズレて顔が曲がっている)にズレるという状態が増えました。
 パッと鏡を見て顔が歪んでいる方は要注意ですが、上の前歯が下の前歯に重なっている方も噛み混みが深いので、アゴが前後にズレている可能性があります。
 下顎がズレているのですから、当然体も曲がってきます。人間の頭はボーリングの重さと同じくらいあると言います。そのボーリングを支えている棒を想像してみてください。
 重心がズレれば棒は傾き、ボーリングの球は地面に落ちてしまいますよね?しかし、あなたは立って歩くことが出来ている。それは、体のあちこちを曲げて必死にバランスをとっているからなのです。

 ■アンバランスを必死に支えているのは脳
 脳はあなたが知らない間に24時間休み無く、アンバランスな体を保つのに必死になっています。そんな状態がストレスの大きな原因になっているのです。
 あなたの体の監督をしているのは脳です。その脳がバランスをとることに必死になっていたら他の機能がおろそかになってしまうのは当然のことです。
 そのおろそかになってしまった結果、あなたには『慢性的な頭痛』という症状がでているのです。顎のズレがもたらす体にとって悪い影響は他にも沢山あります。
 鏡の前で真っ直ぐに立ち、左記の4項目をチェックしてください。もしも一つでも当てはまるとすれば、あなたの下顎はずれている可能性がとても高く、頭痛の原因が顎のズレである可能性は極めて高いです。
@左右の目尻を結んだ線が地面と平行になっていますか?
A左右の口角を結んだ線が地面と平行ですか?
B鼻の頭と唇の中心を結んだ線が地面と垂直になっていますか?
C目尻と口角を結んだ線が左右同じ長さですか?

 ■バイオデンタルという治療法も
 最近ではバイオデンタルといって、バイオプレートというマウスピースを使って、顎のズレを矯正するという治療法もあります。
 バイオプレートを装着すると、今まで顎のズレに よってバランスを崩していた体が顎の位置と共に正常な状態になっていきます。すると、今まで顎から脳に伝わっていた頭痛の原因 にもなっているストレスを軽減することができます。
 したがって、過剰に血管が収縮・膨張することを防ぐので、片頭痛がおこりにくくなり、痛みが起こってしまっても、薬を使わずに痛みを軽減できます。
 さらに、このバイオプレートは顎を正常な位置に戻すと共に、噛み合わせを高くするので、今まで縮んでいた頬の筋肉が伸び、その情報が顎にある神経を通って脳に繋がり、全身の筋肉がストレッチされた状態になるので、肩や首のこりも改善され、筋緊張性頭痛をおこりにくし、痛みが起こってしまっても薬を使わずに痛みを軽減できます。

《参考資料》
http://www.biotreat.info/zutu_001/diagnosis.html


なるほど・ざ・新製品!
第86回 『ケミテックCSS』
高性能なUVランプ各種製造販売
高圧水銀ランプとメタルハライドランプ

 ケミテックシー・エス・エス株式会社 (さいたま市南区大田窪2746 TEL 048−886−6979)では、オーダーメイドの各種UVランプを一貫生産しており、国内メーカーや海外メーカーの紫外線乾燥装置に対応するものとして注目を集めている。
 紫外線乾燥装置は、いまやシール印刷業界では、生産性の大幅な向上に役立っており、UVインキが主流となっている。
 同社のUVランプは、国産の石英ガラスをもとに、国内の工場にて一貫生産しており、国内はもとより、海外のUV乾燥装置のいずれにも対応している。
 製品としては、
 @低圧水銀ランプ(熱陰極型)
 A毛細管型長高圧水銀ランプ
 B高圧水銀ランプ(100W〜22KW)
 Cメタルハライドランプ(100W〜22KW)
 の四種類があるが、シール印刷用としてはこのうち高圧水銀ランプとメタルはライドランプが一般的には使われている。
 高圧水銀ランプは、文字通り高圧(数気圧)の水銀蒸気中の放電を利用し、365nmを主波長とし、254nm、313nm、405nm、436nmとが効率よく照射されます。
 同社の高圧水銀ランプは、極く良質の透明石英ガラスを用い、有数のランプ設計技術及び石英加工と真空排気からなるランプ製造技術をもとに製造されるとともに、品質管理を徹底しています。
 高圧水銀ランプからの紫外線照射は、紫外線効果を初め複写機用、光化学反応用など多くの用途があり、また光源の安定性・信頼性にも優れているところから、従来から利用されている。
 一方、メタルハライドランプは、発光管の中に水銀を加えて金属をハロゲン化物の形で封入したもので、200nm〜450nmまで広範囲に亘り紫外線スペクトルを照射している。
 メタルハライドランプには、水銀ランプに比べ300nm〜450nmの長波長紫外線の出力が高いのが特徴で、印刷インキの高価に適している「メタルハライドランプ1」と、これとは異なった金属ハロゲン化物を封入し、400nm〜 450nmの出力が特に高いのが特徴で、顔料入りの圧膜塗料の硬化に適している。