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bQ6100 |
平成17年4月号00 |
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00東京都ラベル印刷協同組合 00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会00 TEL(3866)4561 FAX (5821)644300 |
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「機能ラベルはいかに付加価値つけられるか」 | ↑ |
セミナーでシーレックス(株)白岩氏が講演 |
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教育経営委員会(植田治司委員長)主催の、「機能ラベルの現状について」と題したセミナーが、シーレックス葛ニ務開発部長の白岩治氏を講師に迎え、3月17日(木)午後6時より、千代田区神田佐久間町の東京都中小企業振興公社ビル会議室に於いて、組合員・会友合わせて約40名が参加して開催されました。
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セミナーは教育経営委員会副委員長の臼井利彦氏の司会で、講師のシーレックス葛ニ務開発部長の白岩治氏が紹介された後、約1時間に亘って講演が行われました。
白岩氏は「機能ラベルというのは、普通のラベルにどれだけ付加価値をつけてお客様に提案できるのかという事だと思います」と前置きをしたうえで、「商品開発に当たっては、マーケティングの4P、Product(製品) Price(価格) Place(流通) Promotion(プロモーション)を常に念頭におきながらやっているが、最近ではこれにもうひとつのP、Person、つまり誰に対してというのが加わっています。
ラベルですから、メーカーさんに納める訳ですが、その先のユーザーさんが、どういう風に使うのかといったことまで立ち入って考えることが求められています」と、商品開発に当たって、より多くのことが要求されるようになってきたと語りました。
さらに「ラベルというのはお客さんの視点とか、顧客要求を、自分たちの持っている技術にぶつけることによって、新しいものが生まれてきます。
また最近最も大事なことはスピードです。これまではお客さんの製品の開発スケジュールが半年に1回程度でしたが、最近ではこのために、同業者さんとアライアンス、業務提携をしたり、日本にないものについては海外のメーカーさんとも業務提携をしています」と、商品開発にはスピードが欠かせないことを訴え、こうしたことを踏まえて、同社が開発した様々な商品の説明に入りました。
同社の主力商品にもなっている『リーフレットラベル』については、「16年前にイギリスのフィクサフォームインターナショナルという会社と業務提携して導入しましたが、これが国内で認められるようになったのはここ数年ぐらい前からで、スタンダードタイプから始まって、限られた面積により多くの情報をという開発コンセプトで、ブックタイプやスイングタイプ、はがきタイプ、ネックタイプ、二層タイプと次々と開発した経緯が説明された。
商品開発がいかに大変か、ラベルに付加価値をいかに付けられるかが成功のカギであるということが、よく理解できたセミナーだったと、参加者からも好評でした。
今年度最後の東支部会は、2月17日(木)午後6時より、台東区蔵前の『今井』に於いて、14名が参加して開催されました。
初めに坂内支部長が『今年度最後の支部会となりましたが、久保井インキさんは、この4月より東京に営業所を開設することになり、これを機会に本日大いにPRしていただこうとお迎えしました』と挨拶しました。
続いて久保井インキ叶齧ア取締役の久保井伸輔氏が『シール印刷用インキ』について、同社の特殊インキなどについて紹介しました。
久保井インキは関西のメーカーであるため、知名度で遅れをとっていたが、豊富な種類のインキに関心も高かった。
西支部会は2月24日(木)午後6時より、台東区上野の「贔屓屋」に於いて14名が参加して開催されました。
当日は支部員のサトーが同社の製品を、組合員に紹介するという形で行われ、特に最近脚光を浴びているトレーサビリティについて説明がありました。
サトーの塩川浩営業課長は「当社は一組合員として組合員の皆様のお役に立てるように、様々な商品でご協力できると思うので、当社をうまく利用していただきたいと」と語りました。
■日時3月3日(木) 午後6時
■場所 東商センター
1.委員会報告について
・技術環境対策委員会(森田委員長)
ラベルコンテストの出展要綱と今回から各組合で第一次審査を行うことが説明された。また、RPFについて正札協組と合同で京都の日本ウェストと話し合いを進めていることが報告された。
・広報情報システム化委員会(平田委員長)
来年度事業について、ラベルニュースの紙面刷新とホームページの見直し、組合員名簿の作成について報告された。
・教育経営委員会(植田委員長)
来年度事業として経営者、従業員の資質の向上のための各種セミナー、研修会を企画することが報告された。
・福利厚生委員会(弓納持委員長)
組合研修旅行を6月18日(土)、19日(日)に開催することと、10月14日に大阪で年次大会が開催されることが報告された。
・事業委員会(田中委員長)
組合取扱い商品の見直しと、新たな事業収入の道を探りたいと報告された。
2.役員改選について
時期役員改選については辞意を申し出ている理事以外の16名を全員候補者として推薦することとなった。
3.決算と予算案について
決算について今期は黒字決算の見通しで、予算案については次回理事会までに作成されることが報告された。
4.その他
協賛会がシール組合と合併し、東京の協賛会が一本化することが報告された。
終了午後7時40分
沼さん、お疲れ様でした! | ↑ |
有志で「感謝する夕べ」 |
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永年組合の役員として貢献された日弘プリントの沼尻安弘氏が、昨年会社を売却し、この業界から身を引くことになったため、3月4日に錦糸町の東武マリオットホテルに於いて、組合の有志が「沼尻さんに感謝する夕べ」を開催しました。
沼尻さんは日野旭堂で修行の後、日弘プリントを設立、昭和47年に組合へ加入し、昭和56年に理事に就任3期6年勤めた後、昭和61年からは常務理事に就任、平成10年まで6期12年勤め、実に18年間にわたって組合役員として、組合事業に貢献されました。
また、福利厚生委員長や広報委員長や構造改善委員長など、組合委員会の要職も歴任、組合の発展に尽くされました。
当日は栗原延行氏がこれまでの沼尻さんの労をねぎらい、渡辺正一氏が花束を贈呈しました。
持ち前の明るい性格で「沼さん」と誰からも慕われた沼尻さんですが、今後は悠々自適の毎日を送るということで、出席者全員が羨ましがっていました。
昔話に花が咲き、会場を移してさらに談笑が続きました。
沼さん、本当に長い間ありがとうございました。お疲れ様でした。お元気で。
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沼尻さんの長年の労をねぎらう出席者 |
このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は日経産業新聞『経営相談コーナー』に掲載されていた、不満の多い成果主義をどう改善すべきかについての回答です。
この制度の導入の失敗は往々にして『成果主義は結果主義だ』との誤解にある。「透明性」や「公平性」「納得性」を保障する仕組みなくしては成り立たない。
経営者は各従業員の業績目標が会社全体の目標に沿うものであることを示すと同時に、各従業員がどういうプロセスを踏めばその目標が達成できるのかも示さなければならない。
とりわけ個々の従業員の役割が大きい中小企業では、目標と目標達成プロセスの中で、各人に期待される役割が明確にされ、共有されなければ、従業員の理解は得られない。
例えば、売上げを評価の対象とする場合、金額だけでなく、会社にとってどんな顧客や商品が重要で、各従業員が誰にどんな売り込み方をすれば目標が達成できるのかを示す必要がある。
数値基準だけ設けて『あとは頑張れ』では、従業員はやみくもに動き回るしかない。
従業員はみな平等な評価を受けなければならない。中小企業は従業員が少ない分、評価の相対化が難しく、社内の人間関係で評価が左右されやすくなる。
上司の意見に従うだけのイエスマンを高く評価してしまう傾向も強く、従業員が不公平感を持っていないか常に関心を払う必要がある。
客観性に欠ける評価者には不信感が高まり、従業員の指揮の減退を招く。
(回答者・成城大学教授・岩崎尚人氏)
環境問題から、いま注目されている植物「ケナフ」とは? |
■なぜ今ケナフなの?
木にかわる紙の原料として、環境を守る役目を持つケナフ。ケナフが日本で注目されるようになったのは1990年頃のことです。
今までほとんどの紙は木材から作られており、森林伐採による環境負荷が問題になっていた頃、参議院環境特別委員会でケナフが話題に上がり、その翌年には環境庁に「森林保全のためのケナフ等代替資源利用検討委員会」が設置され、そしてケナフの本格的な検討がはじまったのです。
ケナフは森林を守るだけでなく、炭酸ガスを多く吸収するので地球温暖化の防止に役立つ、育てやすい、等様々な特性があり研究も国際レベルで進んでいます。
■ケナフの品種
ケナフは、アオイ科フヨウ属の1年草。アフリカが原産地といわれ、紀元前からアジアなどでも栽培されてきました。種類は、大きく分けて寒さに強い北方系の「キューバケナフ」と、インドやタイなどで栽培されている南方系の「タイケナフ」があります。茎の外皮は紙や衣料、麻袋、魚をとる網などに、芯は燃料にと、古来から幅広く利用されてきました。
アメリカなどでは品種改良も進んでいますが、日本では、「キューバケナフ」が栽培に適しているようです。
いずれも光合成能力が高く、半年で草丈が2〜4mにもなり、秋にはオクラに似た花を咲かせます。
■ケナフの利用法(1)非木材紙として
今のような「紙」は、今から1800年以上も前の中国で発明されたといわれています。当時は、草の繊維や、麻・綿のボロ布を原料として紙をすいていました。こうした、木以外のものから作る紙のことを非木材紙といいます。日本の和紙も、コウゾ、ミツマタなどの木が材料ですが、木をまるごと使って作る木材紙と違って、枝の皮を原料にしているため、非木材紙の仲間に入れられています。
非木材紙の原料としては、ケナフの他に、稲・麦のワラ、竹、ワタなどがあり、サトウキビの搾りカス「バガス」も最近注目されています。一方、現在日本で使われている紙のほとんどを占めるのが、木材を原料とする木材紙です。木材紙は印刷技術の発達とともにここ200年ほどの間に普及しましたが、木の大量伐採による森林破壊という問題も生んでいます。
■ケナフの利用法(2)汚染対策・浄化利用として
ケナフは二酸化炭素を吸収して成長するという性能をもっています。ケナフの二酸化炭素の吸着量は木の数倍もあり、地球温暖化の主要原因と言われる二酸化炭素の増加を抑えることに役立ちます。
ケナフを多く栽培すれば、それだけ二酸化炭素を吸ってくれるので、大気中の温度が上昇するのを防ぐことができるわけです。また、その分だけ多くの紙の原料も作ることができるのです。また、ケナフには、湖や川の水質浄化作用があることも知られています。
農業排水から窒素やリンを除去するため、木炭を敷き詰めた浄化漕にケナフを植えて除去効果を高める取り組みも行われています。加えて土中の窒素やリンの吸収効率も大きく、環境浄化能力に優れている植物といえるでしょう。
《参考資料》
http://www.kankyonet.com
No.46 健康がいちばん! | ↑ |
『老人性白内障とは?』 |
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■白内障って何ですか
年をとってくると、『日差しがまぶしい』とか、『夜になるとぼんやりする』『はっきり見えない』等々、目の症状を訴える人が多くなり、こうした症状は、老人性白内障といわれます。
眼の構造を分かりやすくカメラにたとえると、しぼりの役割が虹彩、レンズの役割が水晶体、フイルムの役割が網膜となります。
白内障は、水晶体がにごって起こる病気です。
症状には、視力の低下、かすみ、羞明(まぶしさ)などがあります。
症状は水晶体のにごり方によってかわります。老人性白内障の場合、加齢により水晶体の一つの成分であるタンパク質がにごり、代謝による老廃物がまん中に集まってきて、光が通りにくくなるためおこります。
水晶体のにごり方によって、症状がかわります。
■高齢になると誰でもがなるんですか
誰でもがなっていきます。白髪のはじまりや量が人それぞれであるように白内障の程度やすすみ方もさまざまです。治療にあたっては患者さんと医師がよく話し合い、どのようにしていくかを決めていくことが大切です。
■白内障は他の原因でもおこりますか
老人性のほかには、糖尿病、網膜剥離、アトピー、外傷性などによる白内障がありますので、気になりましたら早めに眼科の医師にご相談ください。
■治療はどのようにおこなわれるのですか
老人性白内障の初期の段階では、目薬を用いることもありますが、進行をおさえる程度で、最終的には手術が老人性白内障の治療ということになります。ただ、手術の時期、どの程度生活に支障がきているか、また目をどのように使いたいのかなどについて異なるため、よく医師と話し合って決めることをおすすめします。
■手術はどのようにおこなわれますか
手術は医療機器の進歩により、いまでは日帰りで可能です。3ミリほど“しろめ”を切開し、超音波によって水晶体を溶かし、砕きながら吸い取っていきます。
麻酔は手術する施設によって方法は異なりますが、埼玉協同病院では点眼麻酔でおこなっています。手術時間は10分ほどで痛みはほとんどありません。
■手術の後はどうですか
手術後は痛みもなく、とくに他の目の病気がなければ、翌日から見えるようになります。
術後の外来通院は、状態に応じて最初の2週間は、3〜4日に1度、その後は1カ月に1度の間隔になります。白内障手術後は、メガネなどの度数が変わりますから、メガネの必要がある場合は、1〜3ヶ月間を目安に合わせます。
■健康診断などでもわかりますか
毎年、自治体健診などでおこなわれる視力検査や眼底検査でわかることが少なくありません。
要再検査を通知されたら、眼科で調べてもらうことをおすすめします。
《参考資料》
http://mcp-saitama.or.jp/h-365/2003/03.html
なるほど・ざ・新製品! | ↑ |
第87回 『臼井特殊印刷』 |
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環境と安全性を重視したアイデア商品 |
紙製の結束タイ&リボン“ひねりぼん” |
臼井特殊印刷梶i江戸川区北小岩4−12−6 TEL 03−3650−0627)では、紙で出来た結束タイ&リボン『ひねりぼん』(特許出願中PAT.P.)を販売することになった。
“ひねりぼん”とは、特殊紙テープを厚めに加工したもので、袋の口などを閉じるとき、また梱包材としても使えるもの。
両端を重ねてひねると、紙なのに切れたり、戻ったりしないという不思議なリボンです。
これまでの結束タイやリボンは、大半が中に針金が入っているものや、ビニール製というものが一般的ですが、この“ひねりぼん”の場合は、紙(パルプ100%)ですので、安全性と環境に重視した商品で、見た目も優しく、中の商品がソフトに見えるなどいいことだらけ。
さらに、テープ部分(リボン)に名前やメッセージを印刷することができるのが大きな特徴で、使い方はアイデア次第で様々に広がっている世界初のツイストタイプのリボン&タイです。
最近では葉物野菜などに、糊の付いた結束タイが使用されているが、剥がしにくいことや、糊の安全性からひねりぼんへの切換えを検討する動きもある。
◆ 素材=紙(パルプ100%)
◆ 規格=「エンボス」幅8o×12pカット 「白(無地) 幅8o×10pカット 幅12o×15pカット
◆ 商品形状=1袋「エンボス」幅8o=500本入り
「白(無地)」幅8o=1000本入り 幅12mm=500本入り
◆ 出荷単位=1袋
◆ 名入れ=「ひねりぼん150、白無地」に名入れできます。白地に名入れ印刷、エンボス可能。指定寸法にカットできます。