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●エスコグラフィックスと東洋紡を 講師に講演会 |
●シール・ラベルコンテスト 入賞作品が決定 |
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●青年部恒例の暑気払い クルージングを開催 |
●随筆・私の韓流 平田 登起男 |
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●組合員名簿広告訂正とお詫び | ●『企画提案型企業への脱皮』 を目指して |
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●なるほど・ざ・新製品 第88回『リンテック』 |
エスコグラフィックスと東洋紡を講師に講演会 ラベル業界のCTP化について | ↑ |
人と環境に優しい版材として | |
印刷再現性や生産性の向上に期待 |
技術環境対策委員会(森田賢委員長)主催の、今年度第1回の技術セミナーは、9月13日(火)午後6時より、千代田区の東京都中小企業振興公社ビル3階第2会議室に於いて、エスコグラフィックス(株)マーケティング部長の中尾議一氏と、東洋紡(株)岡山工場光機能材料事業部の本井慶一氏の2名を講師に、『ラベル業界のCTP化について』と題して開催されました。
セミナーは森田委員長が講師を紹介した後、エスコグラフィックス潟}ーケティング部長の中尾議一氏が、『ラベル製版のCTP化について レタープレスを中心に』と題して説明しました。
その中で中尾氏は、ハードウエアメーカーの立場から、レタープレス製版のCTP化主なポイントとして@マスク層を塗布した樹脂版にレーザーで直接描画、ネガフィルム不要AUV露光から後の工程は従来版と同様Bデジタルフレキソと共用の可能性CCTP製版対応レタープレス用樹脂版の開発が進行中―の四点を挙げました。
そしてCTP化の利点として、フィルムによる製版作業が不要であるために、機材、材料、スペースの削減、廃棄物の削減、品質管理向上、容易な在版管理等々で、印刷品質の大幅な向上と作業時間の効率化、さらにコスト圧縮が図れると強調しました。
そして同社の主力商品である樹脂凸版イメージング専用レーザー/光学系システム「エスコCDIファミリーシリーズ」の各機種を紹介しました。
続いて樹脂版メーカーの東洋紡光機能材料部の本井慶一氏が、@CTP凸版の考え方―CTP製版の種類と特性―AアブレーションタイプBレーザー彫刻タイプC東洋紡CTP版のラインナップなどについて、刷版メーカーの立場から、ラベル業界のCTP化について説明しました。
この中でCTP版とはコンピュータからのデジタル信号を印刷画像として、版表面に直接描画することが可能な版であるため、現像液や現像機、さらには印刷版の汚染の原因となるカーボンなどの物質を一切使用せず、現像にも溶剤を必要としないため、人と環境に優しい版材であることを強調しました。
ラベル業界ではCTP化は、まだこれからという状況だが,レタープレスCTPの版材が出揃ってきただけに今後に注目が集まっています。
シール・ラベルコンテスト入賞作品が決定 | ↑ |
第15回シール・ラベルコンテストの入賞作品が決定し、10月の年次大会大阪大会で表彰式と展示が行われることになりました。
入賞作品は次の通り。
◆経済産業大臣賞 三協タックラベル(東北) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由)
◆経済産業省・商務情報政策局局長賞 津軽印刷(東北) レタープレス(平圧式凸版印刷・自由)
◆日本印刷産業連合会会長賞 潟Tンメック(ラベル) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由)
◆全日本シール印刷協同組合連合会会長賞 轄@鮪ミ(大阪) オフセット(平版印刷・自由) 中国シール印刷(大阪) 複合(2種類以上の印刷機を用いたもの・自由)
◆全日本シール印刷協賛会会長賞 潟Tトー北上工場(東北) 複合(二種類以上の印刷機を用いたもの・自由)
◆技術委員会賞 泣gキワシール印刷所(正札) レタープレス(平圧式凸版印刷・特別規定)
◆優秀賞 潟Tンメック(ラベル) レタープレス(平圧式凸版印刷・特別規定) 潟Vール堂印刷(正札) レタープレス(平圧式凸版印刷・特別規定) 泣c潟^プレス印刷(ラベル) レタープレス(平圧式凸版印刷・特別規定) 牛イ藤シール印刷所(東海北陸) レタープレス(平圧式凸版印刷・自由) 樺国シール印刷(大阪) レタープレス(平圧式凸版印刷・自由) 潟Tトー北上工場(東北) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由) 津軽印刷(東北) 複合(2種類以上の印刷機を用いたもの・自由) 潟Tトー(正札) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由) 旧[佑社(神奈川) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由) 潟Tトー北上工場(東北) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・自由) 潟^カヨシ(正札) オフセット(平版印刷・自由) 且R梨シール印刷(正札) レタープレス(平圧式凸版印刷・規定) 三協タックラベル(東北) レタープレス(輪転もしくは間欠輪転凸版印刷・規定) 潟^カラ(正札) 複合(2種類以上の印刷機を用いたもの・規定)
青年部恒例の暑気払い | ↑ |
クルージングを開催 |
青年部恒例の暑気払いクルージングを開催
8月1日(月)青年部の恒例の暑気払いレクリエーションが行なわれました。
夏の暑さを吹き飛ばそうと、参加した青年部員は7名。内容は、竃k信社の丸山氏の協力により、船上からの花火見物と、夜景クルージングです。
船に乗り込み、まずは乾杯。そして船は一路葛西の花火大会へ。他の船が錨を下ろすのに四苦八苦している中、丸山船長の見事な腕でぴたりと停船。お酒を飲みつつ、しばらくするとすぐそばから花火が上がり始めます。遠目からの花火も良いものですが、打ち上げ場所とほぼ同じ位置から見る花火の迫力には圧倒されるばかりでした。
あっという間に時は過ぎ、花火を十分に楽しんだ後、船はお台場へ。レインボーブリッジやフジテレビの夜景をみながら、さらに宴会は盛り上がりました。かなりのお酒を消費しながらも、今年も船から落ちる人もなく無事に帰還しました。
組合に参加することで人とのつながりも増え、仕事以外にも普段味わうことの出来ない有意義な時間を過ごせたと思います。そして、毎年場所を提供してくださる丸山氏ならびに竃k信社の皆様に、心から感謝致します。ありがとうございました。
出航前に参加者全員で記念撮影 |
随筆・私の韓流 | ↑ |
似て非なる国、韓国 より一層の相互理解を | |
平田 登起男 |
このところ、韓国ドラマにはまっています。「冬のソナタ」が地上波で放送されると聞き見だしたところ、どういう展開になるのかが気になりだし、次から次へと引き込まれて見続ける事になりました。
私が韓国に関心を持ちだしたのは、7年前に韓国旅行に行った時からです。
当時も反日報道がテレビや新聞で流されていて、韓国に対して良い感情を持っていませんでしたが、実際に行って見ると、特に反日感情は感じられませんでした。
市内観光の中でガイドさんの話から、韓国では「徴兵制度」がある事を知り、また勢いも感じました。三十八度線で北朝鮮と対峙している事はわかっていましたが、その程度のことしか知りませんでした。
その頃から韓国映画(北朝鮮との対立を描いたもの)を見る様になっていましたが、「冬のソナタ」の放送を見てからは、特に関心を持つようになり、定期的に韓国ドラマの特集本を買ってきて読んでいると、韓国の文化や風習が日本と似ている所もあるのですが、違っている所も多くある事がわかってきました。
お辞儀をしたりするシーンが出てくると、同じアジアなんだなあと親近感を覚えます。韓国では目上の人とお酒を飲むときには面と向かって飲むのは失礼とされ、体を横に向けてコップを手で覆い隠すようにして飲むシーンが出てきますが、最初は奇異に映りました。
また韓国では結婚した者同士の姓をどちらか一方に合わせて変更することはなく、両者の間に生まれた子供は原則的に父親の姓を名乗るのだそうです。
徴兵制度に関しては18歳から35歳の間に約2年半行く必要があり、社会的規律・基礎体力・精神力・集団行動等を学び、軍隊生活を無事に終えて帰ってきた韓国男児は見違えるほど立派になって帰ってくるとのことですが、1年もたつと軟弱人間に戻る人も多いそうです。
徴兵制度での徴兵逃れの方法が非常に多く、最近も有名タレントや野球選手の不正兵役逃れが発覚した事件がある様に、20代という人生で貴重な時間を、学業や仕事を中断して費やさねばならない事はとてもつらい事で、兵役の間に別れてしまうカップルも多いそうで、皆一様に不安と不満を漏らしている様ですが、自らの国を守ると言う姿勢は見習うべきです。
「近くて遠い国」と言われていましたが、日本人と韓国人の意識の違いは大きいようです。最近の調査で日本では韓流ブームのせいもあり、韓国が好きだと答えた人は54パーセントに増えたのに対し、逆に韓国では日本が好きではないと答えた人が80パーセントとの結果に、韓国のスターが映画の宣伝やイベントの為に、毎月何人も来日しているのに意外でした。
歴史問題等、認識の違いを簡単に解決することは難しいでしょうが、近隣諸国どうし文化交流を通して、より一層の相互理解をはかっていければと思います。
組合員名簿広告訂正とお詫び | ↑ |
「2005・2006年版組合員名簿」は、先月発刊いたしましたが、王子タック鰍ニ巨X下製版の2社の広告が、誤って前回の広告が掲載されてしまいました。
ここにお詫びいたしますとともに、正規の広告を同封いたしましたので、差し替えていただきますよう、よろしくお願いいたします。
『企画提案型企業への脱皮を目指して』 | ↑ |
組合では平成13年に、東京都中小企業団体中央会の指導の下に、21世紀にシール印刷業界が、どうあるべきかを模索することを目的に『活路開拓・調査実現化事業』を実施しました。その結果『企画提案型企業への脱皮を目指して』と題した報告書を作成、21世紀に向けたビジョンが示されましたが、今ここで改めてこのビジョンを見直そうという動きが出てまいりました。そこで改めてこの紙面を通じて、数回に分けてこの『シール印刷業界、21世紀へのビジョン』を掲載することにいたしました。
■企画提案型企業への脱皮を目指して
企画提案型企業とは、いったい何だろう。文字通りユーザーに対して、企画を提案出来る企業ということになるのだが、これはなかなか難しいことでもある。
従業員5人以下、10人以下の企業が7割を占めるシール印刷業界にあって、ユーザーに企画を提案するためには、営業マンを置かなくてはならず、果たして小規模・零細企業にそれが出来るのかと問われれば、はなはだ疑問といわざるを得ないのが現状である。
しかし、企画提案型企業という定義を、額面通りに受け取らず、もう少しフレキシブルに考えてみると、21世紀のシール印刷業界の姿がぼんやりと見えてくる。
今回の組合員調査の中で、『企画提案をできるのは、それなりの規模の企業だから』という意見があったが、決してそうではない。むしろ、それをやってきたからこそ大きくなれたという実感を、調査を通して一層強くした。
初めから大きな企業などない。スタートはどこも同じである。それが10年、20年経った時に、大きな企業格差となるのは一体何であろうか。それは取りも直さず経営者の努力以外の何物でもない。やはり伸びる企業は、経営者が経営ポリシーをしっかりと持ち、従業員にも企業としての未来像をはっきりと示し、やりがい、働きがいのある職場作りをしていることである。
■小規模企業は、社長が最強の営業マン
よく元気のある企業という言い方をされるが、元気のいい企業とは何なのか。それは社長が元気であるかどうかである。零細企業の場合は社長がもっとも優れた営業マンでなければならない。シール・ラベルについて技術的なことも含めて、一番知っているのは社長であるのだから、率先して営業の先頭に立ち、社員をリードしなくてはならない。
そして何よりも社長に決定権があるのだから、結論も早くなり、速断速決というエンドユーザーの要求に迅速に対応できるのである。
何と言っても新規開拓は社長の責任である。顧客の意図(目的)と機能(製造適性)を調和させることは小規模・零細企業にあっては社長にしか出来ないのである。これは営業マンを雇っても決して解決しないし、社長が職長であってはだめである。
素材別の見本帳なども、タック紙メーカーが作っている物をそのまま使っても何の意味もない。自分の所でしか出来ない印刷物のラベルの見本帳作りの工夫をすることが、まさに企画提案型のセールスの第一歩となる。
小規模・零細企業のメリットは、社長のフットワークが良いことである。これは大企業には真似をしようとしてもできないことである。こうした点をむしろ逆手にとり、営業活動を行えば、まだまだ活路は開ける。
ラベルがもの言わぬセールスマンであるなら、そのラベルに代わって、エンドユーザーに向かって、社長がものを言うセールスマンにならなくてはならない。
■シール・ラベルの特徴生かせ
シール印刷はわが国では明治44年に初めて作られ、以来90年の歴史を持っている。材料がガム糊を塗布した紙から、現在の粘着紙に変わったものの、凸版という印刷方式そのものは基本的にはほとんど変わらずに現在に至り、今ではシール・ラベルは、我々の日常生活にとって、なくてはならない物になっている。
粘着紙になったために、剥離紙を剥がすだけで、どこにでも、誰にでも、簡単に貼れるという簡便性が受け入れられ、『ラベルは商品の顔』、『もの言わぬセールスマン』というキャッチフレーズとともに、高度成長時代に支えられ、昭和36年のセルフラベル特許の取得とも相俟って、急成長を遂げたのである。
エンドユーザーのシール・ラベルの採用理由で一番多かったのは、『小ロットに最適』ということで、次いで『能率的』『貼付場所を選ばない』『トータルコストが安い』等であったが、こうした特徴をシール印刷業者自身が再認識し、粘着という最大の機能を生かした商品開発をしていくことが、さらに需要を伸ばすことにもなる。
ただ、エンドユーザーが今回の調査で、粘着つまり糊に関する苦情が70%も占めたのは、明らかにシール印刷業者の啓蒙不足であり、この数字がそのまま現在のシール印刷業者とエンドユーザーの関係を表しているような気がする。
表面基材と糊と剥離紙の組合わせから成る粘着紙は、メーカーによれば約1000種類もあると言われ、注文を受けた際に『どんな状態で、どんな所に貼るのですか』とひとこと聞いていれば、この数字はひと桁違うものになっていたと思われる。
粘着という機能を生かした商品開発がうまくいけば、シール・ラベルはまだまだ伸びる要素を秘めた魅力ある市場である。
シール・ラベルは、エンドユーザーの最新情報がいち早く入ってくる分野であり、この情報はシール・ラベルとなって商品に貼付されて始めて、その役割を果たすのであって、この情報は電子メディアには置換できないのである。
また、素材の組合わせが無限にあるために、外部からの参入は本来はひじょうに困難であるはずで、したがって商品のイメージ作り、パッケージとの一体感(調和、補完)については、何と言ってもシール印刷業者がイメージマーケティング支援を行うことが一番ベターなのである。
印刷の中でもシール・ラベルが平方p当たりの付加価値がもっとも高く、粘着という機能性の付加が容易であるために、アイデア次第ではその用途は無限に広がっているのである。
ただ残念なことに現状では、その新しい市場の開拓がシール印刷業者ではなく、多業種によって行われているケースが多いことは、今後の反省材料であろう。
エンドユーザーでは製品が完成しても、シール・ラベルが貼られて初めて製品が商品となる訳で、シール・ラベルが無ければ商品として売ることはできないのである。
このことを我々シール印刷業者が自覚し、シール・ラベルの重要性を再認識し、シール・ラベルの特徴を生かした企画提案ができるなら、21世紀のシール・ラベル業界も決して落胆することはないはずである。
(つづく)
なるほど・ざ・新製品 | ↑ |
第88回『リンテック』 | |
「プリントキット 速ラベ」を発売 |
バーコードラベル発行システムの構築・導入が容易に |
ラベルサイズや機種を選べるオールインワン |
リンテック(本社・板橋区本町23−23 大内昭彦社長 TEL 5248−7741) では、このほどPC環境に接続するだけで小ロット対応のバーコードラベル発行システムを容易に構築できるオールインワンのシステムパッケージ「プリントキット 速ラベ」を発売しました。
同プリントキットは、デスクトップタイプのバーコードプリンタ一台およびラベル発行用ソフトウエア、PC接続用USBケーブル、熱転写用ラベルサプライ一巻、耐擦過性に優れたインクリボン、プリンタヘッドクリーニング用ペンなどで構成されるシステムパッケージで、購入後に同梱のソフトウエアをPCにインストールし、簡単な環境設定を行うだけでExcelなどの既存のデータを活用したラベル発行システムを容易に構築することができます。
特徴としては、
@用途に合わせて3種類のラベルサイズ、4種類のプリンタ機種の組み合わせを選ぶことができる。
A世界最大手プリンターメーカー、ゼブラテクノロジーズ社製の高性能デスクトッププリンタと、同社の熱転写用ラベルサプライ、耐擦過性に優れたインクリボンなどで構成される信頼性の高い製品。
Bシーガル・サイエンティフィック社製のラベル発行用ソフトウェア「BarTender」を同キット用にアレンジ。Excelなどの既存データを活用したラベル発行システムの構築。運用が容易。
Cプリンタは本格運用に対応可能なハイスペック機種で,追加でサプライ製品のセット購入も可能なため、長期的な運用や将来的なシステム拡張にも対応可能です。
キット構成は、ラベルプリンタBOXが、プリンタ本体が1台、ラベル発行用ソフトウエア1セット、PC接続用USBケーブル1本。サプライBOXが熱転写用ラベルサプライ1巻(紙ベース、強粘着タイプ)、耐擦過性インクリボン1本、ヘッドクリーニング用ペン1本、スペアコア1本。