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●平成18年合同賀詞交歓会 両協組の共同事業拡大を示唆 |
●東京都中央会創立50周年記念式典 渡邉理事長が東京都知事感謝状を |
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●青年部3年ぶりの海外研修 東洋インキのタイ工場など見学 |
●ラベルサミットジャパン2006開催 4月25日、26日の2日間 |
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●随筆 ・ 本間敏道 病気になり健康の有難さを実感 |
●なるほど・ざ・新製品 第89回『三和技研』 |
平成18年合同賀詞交歓会に200名が | ↑ |
さらに両協組の共同事業拡大を示唆 | |
シール・ラベルの機能性をアピール |
平成18年新年合同賀詞交歓会は、1月13日(金)午後5時半より、上野精養軒で組合員・会友、協賛会、報道関係者、ご来賓など約200名が参加して盛大に開催されました。両協組を代表して挨拶に立った東京都正札シール印刷協同組合の小宮山光男理事長 は『RPF事業などラベル組合と共同事業としてスタートしているが、今後もこうした共同で出来る事業を積極的に推し進めていきたい」と語りました。
賀詞交歓会は正札シール組合の深澤勇副理事長の司会で進められ、初めに両協組を代表して、担当協組である正札シール組合の小宮山光男理事長が挨拶に立ちました。
小宮山理事長は「私はシール・ラベル印刷業にかかわる者として『粘・接着』と言う機能性・利便性をもっと他の産業分野に対してアピールすべきと考えます。また、理事会支部会など組合員などにお会いするたびに『これまで以上に粘・接着技術を核としたマーケットの掘り起こし、需要開拓・視野拡大を組合全体で進めましょう』と提案しております』と語りました。
さらに『両協組は昨年からRPF事業を共同でスタートさせましたが、今後も両協組の協力体制の下、継続的、前向きな話し合いを行うことが出来ればと希望しております』と、さらに協力体制を進めていきたいと語りました。
続いてご来賓の挨拶として、東京都中央会の中島力事務局長と、協賛会の庄司昊明会長がそれぞれ祝辞を述べました。
乾杯の発声はラベル組合の山本進平相談役が壇上に上がり、今年も良い年でありますようにと全員で乾杯、いつもながらの和やかな歓談が繰り広げられ、宴もたけなわの中、正札シール組合の福島資之常任顧問が三本締めの音頭をとり、お開きとなりました。
東京都中央会創立50周年記念式典 | ↑ |
渡邉理事長が東京都知事感謝状を |
式典風景と表彰された渡邉理事長 |
東京都中小企業団体中央会の創立50周年記念式典が、2月1日、有楽町・東京国際フォーラム「ホールC」において900名を越す参加者の中開催され、当組合理事長の渡邉正一氏が東京都知事感謝状を授与されました。
式典は国歌斉唱、中小企業団体の歌斉唱、物故者に対する黙祷の後、大村功作・東京都中央会会長が挨拶に立ち、「昭和30年に協同組合等の支援専門機関として法制化された中央会制度により、本会は翌31年1月に創立され、以来半世紀の間、中小企業の組織化と組合への支援に全力を傾注してきました。こうした中で、中央会は50年間の組合活動を通じて、中小企業の生き残りと振興、発展に些かでも寄与できたものと自負しております。しかしながら、激変する経営環境の中にあっては、組合に求められる役割は多様化し、共同事業の見直しも必要となります。中央会では、何時の世も『組合は極めて重要な存在』と認識しつつ、今こそ中央会創立の原点に立ち返り、従来にもましてきめ細かい事業を展開し、会員組合からの要望に応えて、その責任を果たしてまいる所存であります。」と述べました。
引き続き、表彰式に移り、東京都知事感謝状授与(団体28組合、団体役員286名、団体職員32名)、会長表彰授与(組合功労者146名、優良専従役職員33名)、会長特別表彰授与(中央会功労役員17名、中央会事務局役職員23名)が行われ、当組合理事長の渡邉正一氏が、長年の組合活動が評価され、東京都知事感謝状を授与されました。
出席した100名近い来賓を代表して、関谷保夫・東京都副知事及び江崎 格・商工組合中央金庫理事長がそれぞれ祝辞を述べ、第1部記念式典は閉会となりました。
第2部では、東京都交響楽団による記念演奏会が行われ、モーツァルトやヴィヴァルディなどのクラシック、民謡、歌謡曲などが演奏され、約1時間のコンサートを終えました。
青年部3年ぶりの海外研修 | ↑ |
東洋インキのタイ工場など見学 | |
新たな印刷工業団地も建設中 |
SARS問題等で、延期になっていた青年部海外研修が3年ぶりに、11月3日〜6日にかけてバンコク視察に行ってきました。
清水佳則部長を団長に11名にて出発し、約7時間のフライトにてバンコクに到着、バンコクはちょうど雨季の終わりかけで、気温は31度で夕方にはスコールがあるかもしれないということでした。日本との時差は日本時間から2時間がバンコクの時間なのでほとんどかわりありません。
私たちが滞在した「インドラリージェントホテル」は以前当組合主催のタイパックプリント98の視察で宿泊された同じホテルで、タイではもっとも歴史の古いホテルのひとつに数えられ、欧米人も多く宿泊されていました。
その日の夜は、結団式というか親睦と旅の無事を祈って海鮮料理の店で乾杯し、半数以上がタイは始めてという方が多かったのですが、タイ料理に臆することなく完食、さすが青年部・・・? その後もバンコクの夜の町を散策するという元気のよさ、さすが青年部・・・?
一夜明けて9時にホテルを出発し、東洋インキ(THILAND)と東洋インキ COATING(THILAND)の工場見学に向かいました。東洋インキタイランドでは、現在ISO14000の取得準備をすすめていて、グラビアインキが伸びているそうです。日本とかわらない品質めざし日々努力していますとの事です。
その他タイの情勢についてお話をしていただき、タイでは水産物が最大の輸出であり、ペットフード等も多いそうです。又シリナポーンという場所にて、巨大な印刷工業団地を建設中でゴルフ場や住宅地そして印刷に関連する工場を建設中で、タイ政府が推し進めている状況で契約会社にはなんらかの援助があり、今現在7割〜8割の企業が契約しているそうで、この国を挙げてのプロジェクトに期待しているとの事でした。
昼食を東洋インキさんの方々と一緒にとり、午後は買い物に出かける方、町の散策に行かれる方と自由行動となり私と数名は、ルンピーニスタジアムでタイ式ボクシングを見学しに行きました。タイでは地元の人が唯一賭け事ができる場所でもあり異様な盛り上がりを見せていました。
滞在3日目は、観光で、エメラルド寺院(ワット・プラケオ)、王宮に見学に行きました。タイの名所のなかで最も有名なエメラルド寺院は、エメラルド色の翡翠でつくられた座仏像が安置されていることからこの名前がつけられたとの事です。又王宮は現在は国王は住んでいませんが、18世紀から王室行事が執り行われているとのことで、贅を尽くしてつくられていました。その後は観光組と見学組にわかれ別行動になり私たちは、これまた当組合が見学した大阪にあるトキワアート印刷のタイ工場を見学させていただきました。タクシーにて約1時間以上高速を使いながら向かっていたのでどの位料金がかかるか不安になりましたが、3000円以下で到着しビックリしました。
小林工場長によるとタイにきて13年、当時は4〜5人で進出してきましたが、今や250人の社員がいるということですが、現在タイ工場では日本人は小林工場長ただひとりだそうです。
一番苦労したのは人を育てることでしたという言葉にただただうなずくばかりで、機械はほとんどが日本から持ちこんだ中古の機械でした、その機械はオフ、シール、シルク、輪転等日本ではもう古くなってほとんど使われていない機械ですが、こちらではフル稼働していて機械の数も使っていない物を含めて100台ぐらいありました。ただ、まだまだ印刷する環境としては十分ではないそうです。
紙はサイズがばらばらなのが当たり前で、四隅を断裁してから印刷、その他外注がすくないのでそのやりくりに苦労しているとの事でした。
またお隣に最近進出してきました北大阪印刷の高木社長にもお話を聞くことができとても有意義なものとなりました。タイ最後の夜は宮廷料理を堪能し、朝まで思い思いに最後の夜をたのしみました。関係者の方々本当にお世話になりました。
(文・臼井利彦)
ラベルサミットジャパン2006が日本初開催 | ↑ |
4月25日、26日の2日間 |
4月25日(火)、26日(水)の2日間にわたり、東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)で「ラベルサミットジャパン2006」が日本では閉めて開催されることになりました。
これはラベルエキスポシリーズを展開しているターサス(本社・英国)が主催するもので、同サミットは、日本のシール・ラベル業界では初となるワールドクラスの専門コンファレンスで、ラベル新聞社の協賛、全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長)の後援で開催されます。
同サミットシリーズは、業界のリーディングサプライヤーによるテーブルトップショーと、ラベル市場の最新技術を盛り込んだコンファレンスで構成されており、一昨年からヨーロッパやラテンアメリカで開催されてきました。
今年は日本を初め、タイやインドでも開催される予定で、各地域の市場特性などを盛り込みながら、ラベル業界の最新技術がクローズアップされる予定です。
「ラベルサミットジャパン2006」のコンファレンスでは、2日間で20以上のセッションが予定されており、内容は、プリプレス、印刷、後加工、ラベル原反、インキなどラベル製造に関わるあらゆる技術の最新動向から、RFIDやCTPなど世界のラベル市場でもこれからの取り組みとなる最新技術について取り上げられる予定です。
また、ラベル製造に関する技術動向だけでなく、グローバル展開するラベルユーザーから、今、ラベルに求めるものや、今後、ラベルの機能性に期待することなどをテーマにした講演も行われ、将来的なビジネス展開に大きなヒントとなるセッションも予定されています。
初日には、全日シール連の小宮山会長が基調講演に立つほか、同連合会組合員によるパネルディスカッション、大手ラベルコンバーターのプレゼンテーションなども予定されており、世界のラベルコンバーターやサプライヤーがその内容に期待を寄せている。また、ラベル新聞社からは、日本のラベル市場の動向についてプレゼンテーションする。
一方、コンファレンス会場に隣接したホールではテーブルトップショーが展開され、世界のリーディングサプライヤー約20社が、それぞれの技術をプレゼンテーションする。実機で実演される展示会とは規模が異なり、カタログや小型資機材の紹介が中心となる。
開催概要は次の通り。
開催日 2006年4月25日(火)〜26日(水)
開催時間 初日/午前9時30分〜午後7時 2日目/午前9時30分〜午後5時30分(予定)
会場 東京国際フォーラム(東京都千代田区)
主催 ターサスグループ(本社/英国)
公式協賛 ラベル新聞社 全日本シール印刷協同組合連合会
通訳 日英同時通訳
コンファレンス 定価 40,000円 前売り 35,000円
全日本シール印刷協同組合連合会会員 30,000円 (各税込)
※上記料金には、全セッションへの参加、両日の昼食、軽食、初日午後六時からのカクテルレセプション、テーブルトップショーへの入場が含まれます 展示会のみ:1,000円(税込)
定員 コンファレンス 300人
対象 ラベルプリンター、ラベルコンバーター、ラベル資機材サプライヤー、ブランドオーナー、ラベルエンドユーザー、ラベルデザイナー、広告代理店、そのほか印刷関連企業など
詳細は下記まで。
http://www.labelshimbun.com/summit/
随筆 ・ 本間敏道 | ↑ |
病気になり、健康の 有難さを改めて実感 |
右足の付け根に違和感を覚え、触ってみると少し鼠径部が晴れているような感じ。インターネットで調べてみるが、それらしき症状の病名が見当たらない。
近所の診療所に行って診察してもらうと、『典型的な鼠径ヘルニアですね。完治させるには手術しかありません。ここでは手術できないので、大きな病院を紹介します」との診断。
11月だったので、これから忙しくなるときなのに困ったなと思ったが、緊急性はないということなので、来年の新年会が終わった頃に入院、手術と言うことに決めた。
ヘルニアというと最近では、椎間板ヘルニアのほうが一般的に知られているが、私が子供の頃はヘルニアといえば鼠径ヘルニアのことだった。
ただ、鼠径ヘルニアは子供の病気だと思っていたのだが、医者に言わせると40代、50代の人が結構多いと言うことだった。
内臓を包んでいる腹膜筋が年とともに弱くなり、穴が開いてそこから腸が飛び出してくるのが鼠径ヘルニアで、開腹して穴の空いている所を縫合するのがこれまでの手術方法であったが、これだと再発の可能性が高いということで、最近では「メッシュ&プラグ方式」という手術方法が多いと言う。
私もこの方法で手術したが、術後の“つっぱり”を完全になくすために、1990年代に米国で開発された方法で、欠損した筋肉や筋膜を縫い合わせるかわりに、人工補強材のプラグ(栓)で脱出した腸を押し戻し、そのままヘルニアの穴にフタをするように入れ、さらにメッシュ状のシートを鼠径管の口や筋膜の弱い部分にあてがって補強するというものです。
その後体内に残したメッシュに線維芽組織が成長、欠損部を硬く覆うようになり、術後の痛みやつっぱり感が少なく、また、加齢によって筋肉や筋膜が弱くなっても補強材があるので再発を防ぐというものです。
手術前日に医師より手術についての説明があったが、鼠径という意味がはじめて分った。鼠径というのは鼠の通った道という意味であるが、医師いわく、鼠と言うのは睾丸のことで、母親の胎内にいるときに、睾丸がこの鼠径管を通って陰嚢に落ちるために、鼠が通った道ということで鼠径と名づけられたと言う。
誰がつけたか知らないが、聞けばなるほどうまいネーミングをしたものだと感心した。
手術は全身麻酔ではなく、腰椎麻酔なので下半身だけが痺れており、感覚はあるので切られていることや、中から何かを出しているなと言うのが分るので、やはり全身麻酔のほうが有難い。
手術室に入ってから出てくるまでに約2時間、もっと簡単かと思っていたが、結構時間がかかった。
これだけの手術だったにもかかわらず、翌日はもうトイレにも歩いていくようにと言われ、体をくの字に 曲げ、点滴のスタンドに掴まりながら、やっとの思いで用を足す始末。
手術3日目でもう退院、傷口はすっかり塞がったものの、やはり異物を体内に入れたため、違和感や不快感、痛みがなかなか取れなかった。
組合に入ってからは、メニエール病で一週間の入院、尿管結石で一週間に二度の救急車出動、そして今回の鼠径ヘルニアと、その度に皆さんにご迷惑やらご心配をお掛けすることとなりました。本当にありがとうございました。そして健康の有難さを改めて痛感しています。
なるほど・ざ・新製品 | ↑ |
第89回『三和技研』 | |
コンセプトは「次世代カッター」 | |
PT-αシリーズ「"G"grade」発売 高速73mm送り、毎分224ショット |
三和技研(埼玉県桶川市坂田802 TEL 048−728−0309)では、オートカッター「PT-αシリーズ」のニュータイプ「 “G ”grade」を発売しました。
今回開発したカッターのコンセプトは、ずばり「次世代カッター」で、従来機種の使いやすさ、性能ともに満足の高いモデルとして、約5年の販売実績を誇りユーザーの信頼を得ながら進化してきたミドルレンジの「PT-αシリーズ」は、モデルチェンジの時期を迎え、新たに「PT-αシリーズ“G”grade」として最終進化を遂げ、生まれ変わりました。
スペックは、カット能力として毎分224枚/分(73mm送り)のカットが可能となり、長尺カットにも対応し124枚/分(292mm送り)も実現しました。
ラベルの高速仕上げにも対応し、人件費削減、仕上げ効率UPに貢献する機械となりました。従来機からのカット能力比較としては、38%〜47%のスピードアップを実現しました。また、コンベア部分も平ベルトに変更され使い勝手が向上している。
“G grade”の4つのHi-Spec
1.SMCS「Stepping MotorfOrCutting System」
カット速度の高速化に伴い、刃物の駆動モーターに“ステッピングモーター”を搭載することにより、駆動時間の長寿命化を図った。
2.NMLS 「No Mecha Loss System」
300ショット以上のカットが可能な「PTS-αシリーズ」で高速性能が実証済みである駆動方式を採用することにより、駆動部品同士の接触箇所をなくし最大限にモーターのパワーを伝達します。
3.NTPS 「New Touch Panel System」
タッチパネルに関しても、PTSでの使い勝手の実績を踏襲し、リファインしたレイアウトにて使いやすさが向上しました。
4.CLCS 「Cutting Loss Check System」
カット誤差が許されない仕上げの現場で、送り精度をカットしながら監視することによりカット誤差を警告いたします。
あらゆる点でユーザー側の意見を機械にフィードバックさせた最新機能を、貴社の設備刷新に是非ともご検討ください。