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bQ7100 |
平成18年4月号00 |
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00東京都ラベル印刷協同組合 00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会00 TEL(3866)4561 FAX (5821)644300 |
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交通安全ステッカー15,000枚を寄贈 | ↑ |
蔵前警察署・蔵前交通安全協会へ |
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組合創立40周年記念の一環として |
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組合ではこのほど、蔵前警察署・蔵前交通安全協会に、4月6日から始まる春の交通安全週間向けの「交通安全ステッカー」1万5千枚を寄贈しました。これは組合が今年創立40周年を迎えるにあたり、地域・社会に何らかの形で貢献できないかと検討した結果、決定されたものです。
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渡邉理事長から久保署長と久我会長へ贈呈 |
交通安全ステッカーは、警視庁のキャラクター「ピーポちゃん」をデザインしたもので、幼児用、小学校低学年用、お年寄り用の3つのデザインで、各5千枚、計1万5千枚、夜間の交通事故が多いと言うことでいずれも反射シートが使われています。
3月29日には、蔵前警察署に於いて贈呈式が行われ、組合から渡邉理事長と本間専務理事が出席、久保十二郎蔵前警察署長と久我実蔵前交通安全協会会長にステッカー1万5千枚が手渡されました。
組合は昭和41年9月に創立以来、今年で創立40周年の佳節を迎えましたが、時節柄派手な式典などは、組合員や協賛会に負担を掛けると言う理事長の判断から、5月26日に開催される通常総会後の懇親会を、創立40周年記念懇親会と銘打って開催することとなりました。
しかし40周年と言う節目でもあるため、何か地域社会に、シール・ラベルで貢献できないか検討した結果、平成4年の創立25周年の際にも、蔵前警察署と蔵前交通安全協会に、交通安全ステッカーを寄贈した経緯があり、今回もそれに習ったものです。
ステッカーは4月6日から始まる「春の交通安全週間」に合わせて、幼稚園児や小学校低学年、お年寄りなどに配布され、特に夜間の交通事故撲滅に役立つものと期待されています。
親組合と青年部が合同で | ↑ |
印刷、製本、加工の一貫体制を |
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大日本印刷の工場見学会を開催 |
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組合青年部と技術環境対策委員会合同の工場見学会が、2月10日(金)午後2時半より約50人が参加して、新宿区市谷の大日本印刷株式会社C&Iで開催されました。
当日は肌寒い日にもかかわらず、親組合、青年部、そして正札、神奈川の青年部も参加するなど、関心の高さを裏付けました。
市ヶ谷駅に集合した一行は、徒歩で工場まで移動、会議室で大日本株式会社 総合企画部営業 第一第二グループリーダーの宮川俊介氏が司会を努め、初めに組合を代表して渡邉理事長の開会挨拶の後工場見学に先立ち、どのような印刷物を作っているかをギャラリーで説明して頂きました。
説明では雑誌・パンフレットを含め、市ヶ谷工場では一日の印刷量は、富士山の高さの約7倍と聞き、一同はびっくりしました。
その後 製版・印刷・納品の順でオフセット工程を約2時間見学させて頂きましたが、組版用ソフトウエアによるマッキントッシュDTPから色分解などのプリプレス現場や、DTPによる校正紙の出力についても説明を受けました。
印刷工場では輪転4色のオフセット印刷から折り加工までを一貫生産する設備を見学、最新鋭の設備にただただ目を見張るばかりでした。
このほかにも工場の広さ・機械の大きさ・スピードと共に規模の違いに驚く一日でしたが、参加者もそれぞれに何かを掴んだようでした。最後に記念品が贈られ、工場見学会は無事終了しました。
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見学の前に工場内の生産設備などについて説明が |
青年部は、3月15日(水)上野「暖中上野店」に於いて今年度最後の定例会を17名が参加して開催しました。まず清水部長より、京都青年部20周年のイベントに参加した件と、6月に行われる年次大会・九州大会についての説明がありました。
また、北島國芳さんがご結婚、川端信夫さんと坂本厚朗さんに第一子ご誕生とおめでたい報告があり、清水部長からそれぞれお祝い金が贈られました。
そして長年、青年部で理事としてもご尽力されてきた北信社の丸山義行さんが今年度いっぱいでの退会という事で、丸山さんからもご挨拶をいただきました。
最後に臼井副部長より印青連からのお知らせと、次年度より新たに2名が入会予定との報告があり、その後、日本ウエスト鰍フ萩慶祐さんの紹介があり、萩さんから組合の共同事業であるRPFについての細かな説明を受け、質疑応答も活発に行われました。また、次年度の国内研修旅行で日 本ウエスト様の川越工場視察も発表されました。
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左から北島、川端、坂本氏の3名 |
今年度最後の支部会 | ↑ |
日本ウェストを招き RPF事業の現状報告 |
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東支部会は、3月10日(金) 午後6時より、上野の『ひいき屋』に於いて開催されました。
当日は日本ウエストの長田社長と萩係長の2名が出席、昨年から正札シール組合と共同事業で始めた『RPF事業』について経過報告が行われました。
長田社長は「現在当組合では根契約してすでに回収している組合員が10社あり、検討中の組合員も5社程度あり、今後さらに増えていくことを期待している」と語りました。
この後質疑応答などが行われ、今現在産廃業者や自治体の回収に出しているが、RPFだと価格が高くなると言うことで切り替えるのは難しいとか、週1、2回の回収では保管しておく場所がないため難しい等々の意見が出されました。
これに対して日本ウエスト側では、現在回収車を増やしたりして対応しているが、コストの面についても、参加企業が増えてくれば将来的には改善の余地もあると回答しました。
坂内支部長からは、4月に開催されるラベルサミットジャパンや6月の年次大会福岡への参加が呼びかけられ、松浦副支部長の音頭で乾杯しました。
参加者からは景気回復の気配がまったく感じられないことや、日頃技術的な問題で困っていることなどが懇談の中で話され、いつもながらの中身の濃い支部会でした。
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RPF事業の現状報告をした東支部 |
西支部会は3月9日(木)午後6時より上野「ひいき屋」に於いて、日本ウエストを招き開催されました。
初めに植田支部長が「今年度最後の支部会となりますが、初めて参加される支部員さんもおり、日頃困っていることや、組合への疑問、質問などをぶつけてもらいたい」と挨拶しました。
この後日本ウエストからRPF事業についての基本的な説明と現状報告があり、何とか1社でも多く参加して頂ければ、組合事業として実施した意義もあるのではと語りました。
今回は初参加や、久しぶりに顔を見せた支部員さんも交え、自分の所でやっている仕事を紹介する参加者や、こんなことは出来ないだろうかと質問を投げかける参加者など、相変わらず技術的な問題に関心の高い支部員さんの多い、西支部らしい支部会でした。
ラベル印刷機の標準 機械用語まとまる | ↑ |
印刷産業機械工業会 |
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日本印刷産業機械工業会・特殊印刷機分科会・ラベル印刷機グループでは、このほど「ラベル印刷機の標準機械用語」を作成し、関係方面に配布しました。
同工業会ではかねてより、各機械メーカーの具体的な設計や組み立ての現場の機械用語をはじめ、カタログや取扱説明書で使用されている用語を抽出し、異称同義語の整理統一を図り機械用語の標準化を進めてきた。
用語の編集に当たっては印刷紙の流れに沿って給紙部、印刷部、各種加工部およびこれらに属する部品類などを「和英用語とその意味、類似語」の形式で整理している。
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このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は『中小企業ネットマガジン』の巻頭コラムに掲載されていた、おいしさ追求して“小さな大企業目指す”山形市のあるパンメーカーの例です。
◆「おいしい菓子とパンはその地方都市(まち)の文化である」。このことをモットーに、山形市を根拠地に、じっくりと全国に顧客を広げた洋菓子・パンメーカーがある。(株)シベール(山形市、熊谷眞一社長)がそれで、小さなお菓子屋さんとして旗揚げ以来40年で、いまや、県内外に22の支社、事業所、工場を持つまでに大きく発展した。しかしいたずらに大きいことを狙わず「これからもたぎる想いで小さな大企業を目指す」(同社HPより)と質の良い企業へ向かい進もうとしている。
◆同社の創業は1966(昭和41)年。生家の和菓子屋を継がず、仙台で洋菓子修行の後、25歳だった熊谷氏は、山形市で洋菓子店「シベール」を興した。「4坪に満たない小さな店で、年商240万円」(熊谷社長)と創業当時を振り返る。そこはアイデアマン、売り上げ増をはかるため、店のPRに力を入れ、瞬く間に年商3000万円を達成。さらに10倍へと製造にも乗り出し、仙台への店舗進出も果たすが、山形市内に多店舗展開した際には、狙いとは逆に店同士が売り上げを食い合うという苦い経験も味わった。
◆発想を転換する。94(平成6)年のことである。全国に向かって売り出せないか。到達したのがPIS事業(全国単品無店舗型販売)であった。すなわち通信販売だ。このPIS事業開始にあたり、目玉商品の開発に取り組んだ。その際、既存のもの、他店にあるものでなく、ありそうでないものをポイントとした。ここに生まれたのが、今日、同社の主力商品のひとつとなっているラスクフランスだ。ラスクはもともとフランスパンの二次加工品に過ぎないと、現場にはラスクでの勝負にためらいがあったのも現実。そこを時間をかけて説得、サンプル販売もまずまずであったことから、ラスクフランスに賭けた。
◆ラスク向けに上質のフランスパンを焼き、注文の分を毎日手作りする新鮮さが評判を呼び、ラスク通販はみるみる経営の柱に育っていった。99年にはラスク専用の製造ライン「麦工房」が稼動を始め、2004年には東京・青山、05年には大阪・梅田と大都市への店舗展開も成功させ、その勢いは株式上場に結実、今日、年商約38億円(平成17年8月期)を疾走中。小さな大企業、シベールの文化は全国にさらにその味と香りを送り込もうとしている。 (編集子)
第7回ダイカッティング・シンポジウムジャパンは、今年10月26日(木)、27日(金)の2日間、東京五反田のTOCビルで開催される。
同展は紙器・ダンボール・シールメーカーなど打ち抜き工程を必須とする加工業界の生産性と品質向上を目指して、12年前に第1回目が開催され、今回で7回目を迎えるもの。
開催概要は次の通り。
名 称 第7回ダイカツティング・シンポジウム・ジャパン
テーマ 「競争力ある打ち抜き技術の確立を目指して」
会 期 平成18年10月26日(木)、27日(金)
時 間 セミナー 1日目 午後2時より5時 展示ホール 午前10時より午後5時
会 場 TOC(テーオーシービル) 五反田
受講料(セミナー) 1名に付き2万円パーティ費込
問合せ先 鞄報アイ・ビー TEL 3862−3436
ご存知ですか? | ↑ |
新会社法で「有限会社や 最低資本金制度が廃止」 |
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これまで会社に係る法律は商法や有限会社法、株式会社の監査等に関する商法の特例などばらばらでしたが、平成18年度から「会社法」として一本化されました。
■新会社法とは
「新会社法」とは、平成18年春からスタートする新しい法律です。
これまで「会社」の法律というのは、商法や有限会社法などバラバラだったのですが、これが「会社法」に一本化されました。また、中身も現代の経済情勢に合わせたものになっています。
■4つの大きな特徴
新会社法全体を見ると、次のような4大特徴があります。
1.条文がカタカナからひらがなへ
2.起業が簡単になる
3.M&Aが柔軟になる
4.合同会社・LLP、会計参与の新設
特に中小企業に関わってくるのが、2の「起業が簡単になる」と4の「合同会社・LLP、会計参与の新設」と言われています。
■3つのびっくり
新会社法にはビックリする事柄が3つあるといわれています。
第1のビックリは、なんと言っても「有限会社の廃止」でしょう。
新会社法がスタートしたら、もう新たに有限会社をつくることは不可能になります。
「うちは有限会社なんだけど、どうなるんだろう?」と不安に思っておられる方も多いと思いますが、これまでの「有限会社」が強制的に廃止させられるわけではありません。
ただ、有限会社は今後増えないので、「古い会社だ」と思われる可能性は十分にあります。
「それじゃ困る」と思った方は、簡単に「株式会社」に変更することもできます。しかし、「有限会社ということは古くからある、信頼できる会社だ」と思われる時代も来ると思いますので、よくお考えください。
第2のビックリは「資本金は1円でいい」です。
これまで有限会社は300万円、株式会社は1千万円を資本金として設立時に用意しなければなりませんでした。しかし新会社法では株式会社を作る際にも、こんな大金を用意する必要がなくなりました。
2002年から、特別な手続きを経れば「1円会社」を設立することが認められるようになりましたが、これからはその特別な手続きさえも要らなりました。
第3のビックリは「取締役は1人でいい」ことです。
有限会社はこれまでも取締役が1人でもよかったのですが、株式会社は最低3人の取締役が必要で、さらに取締役全員による集会「取締役会」を最低3ヶ月に1回開かなければなりませんでした。
これが、株式会社でも「取締役1人」がOKになったのです。取締役が1人なら当然集会を開くことができないので、「取締役会」も強制設置ではなくなりました(公開会社を除く)。
■新会社法を見るポイント
「有限会社の廃止」「資本金は1円でいい」「取締役は1人でいい」という3大ビックリは、すべて2の「起業を簡単にする」という特徴に関連することです。
つまり、この新会社法では「起業」に関する法律が大きく変わっているのです。
特にこのあたりを注目して新会社法を見ていくことが大事だと言われています。
参考資料
http://www.inbloom.jp/foresight/07_new_comp_act/about_nca.html
No.53 健康がいちばん! | ↑ |
『肺気腫とは?』 |
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喫煙が要因か |
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■肺気腫とは
最近、タバコのパッケージなどに、『肺気腫』と言う文字が見られるようになりましたが、肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張し、破壊される疾患です。肺胞とは、酸素と二酸化炭素を交換する組織です。拡張、破壊により、息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、吐き出すときにうまく空気が肺から出て行かなくなります。徐々に進行し、肺胞が拡張と破壊を繰り返すと、ブラという袋を形成してしまいます。そうして、正常の肺の血管が細くなったり、肺全体が膨張し、呼吸筋である横隔膜を押し下げたり、心臓を圧迫したりします。自覚としては、体動時の息切れや息苦しさを感じてきます。その後、胸郭が前後に張り出したり,自分のペースで平地を歩いていても,安静にしていても呼吸困難を生じるようになります.
■肺気腫の原因
肺気腫の原因は、不明ですが、肺気腫患者の8割以上が喫煙者であることが報告されています。また、α1ートリプシンという酵素が先天的に欠損している場合に、環境因子が加わって発症することもわかっています。その他に、家族集積性があることなどから、遺伝的要素も推定されています。発病時に、煙草を直ちに中止しても、病気の進行をなくすことはできません。しかし、そのまま吸い続けると、肺気腫の急激な進行も予想されます。したがって、副流煙のことも考え、禁煙することが最重要と考えます。
■肺気腫の診断
肺気腫の確定診断は、肺の組織を採取し、顕微鏡で観察し、初めて決定されます。肺線維化の所見を認めず、呼吸細気管支壁または肺胞壁の破壊と拡張が病理形態的に確認されることが必要です。しかし、肺の組織を採取することは、患者さんの苦痛を伴いますので、通常は、胸部レントゲン写真とCT写真、呼吸機能、血液検査などから総合的に判断します。
胸部レントゲン写真;ビール樽様の胸郭変型、血管影の低下、横隔膜の平低化、肋骨間の開大、中心部肺血管の圧迫と心臓の圧迫(滴状心)など
呼吸器機能;一秒量、率、V50、V25の低下、残気量の上昇など
■肺気腫の治療
肺気腫は、いったん発病してしまったら途中で病気の進行を止めることはできません。ですから、肺気腫に罹患しないことが重要です。原因として最も考えられている,煙草を吸わないことが、最大限の予防と思わます。
初期の症状では、階段の昇降や坂道での息切れや、息苦しさを自覚したての時には、肺での空気の出し入れがしやすくなるように、気管支拡張薬の内服や、気道のクリーニングのために、痰を出しやすくなる薬を内服します。また、気管支を拡張する目的で、β刺激薬や抗コリン薬等を併用されることもあります。
日常の生活については、特に神経質になることはありませんが、規則正しい生活をして、体力を落とさないことが大切です。風邪をこじらせると肺炎になりやすいので、早めの治療が必要です。肥満の方は呼吸筋のはたらきをよくするために、ダイエットしたほうが経過が良い様です。やせ過ぎの方は、良質の蛋白質を多めに摂取するように心がけて下さい。息切れのため、運動が億劫になりがちですが、適度の運動は必要です。
《参考資料》
http://www.masa.go.jp/res/index.html