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bQ7200 |
平成18年5月号00 |
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00東京都ラベル印刷協同組合 00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会00 TEL(3866)4561 FAX (5821)644300 |
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祝 創立40周年 | ↑ |
これからもよろしくお願いいたします |
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理事長 渡邉正一 |
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昭和41年9月に、わずか19社で発足した当組合も、創立40周年の佳節を迎えることが出来ました。
これもひとえに組合員・会友、協賛会の皆々様のお蔭と深く感謝申し上げます。
セルフラベル特許取得から5年が経過し、中国に文化大革命が起こり、紅衛兵が登場したものこの頃ですが、それから40年と言う歳月が流れ、世の中は大きく変化し、業界を取り巻く環境も当時とは180度違ったものになりました。
人間で言えば、『不惑の歳』を迎えた訳ですが、組合の役割も大きく変わり、その存在意義さえも問われる時代となりました。
しかし、業界がいま現在あるのは、紛れもなく組合の存在があったからであり、これを否定する人はいないと思います。この佳節を機に、組合も原点に戻り、組合員のニーズをしっかりと掴み、惑うことのない組合運営をめざして参りますので、今後とも皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
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昭和41年9月の組合創立から1ヵ月後に行われた第1回研修旅行 |
41年8月 浅草橋産業会館に於いて組合員19名で創立総会を開催。理事長に戸塚与三郎氏を。
9月 正式認可され登記を完了。
10月 全日本シール印刷連合会へ加入承認。
43年3月 専売公社よりタバコ値上げ訂正シール6千万枚を組合として直接受注。
46年5月 第五回総会で池田欽二氏理事長に
48年3月 ラベル会館の竣工披露パーティを
50年3月 専売公社より再度タバコ値上げ訂正シールを三億枚受注。
51年11月 戸塚与三郎氏に勲五等瑞宝章が。
56年3月 都活路開拓調査指導事業報告会を。
6月 組合員増加のため東西南北四支部制を。
11月 池田欣二氏に勲五等瑞宝章が。
57年1月 新年会を正札組合と合同開催へ。
58年5月 第17回総会で日野七郎氏理事長に。
60年3月 第27回年次大会を東京會舘で開催。
61年7月 地場産業振興対策事業の業種主指定を。
62年10月 台湾シール印刷事情調査団32名派遣。
平成2年3月 東京都よりモデル組合として表彰。
3年7月 連合会会長に栗原延行氏が就任。
9月 台湾製セパなしPPフィルムの技術研修会を。
4年3月 連合会会長に日野七郎氏が就任。
4月 韓国ラベル市場視察団22名を派遣。
6月 20周年記念で交通安全ステッカー1万5千枚を蔵前警察署に寄贈。
5年4月 第35回年次大会を担当、浅草ビューホテルで開催。
4月 日野理事長急逝で従六位、勲五等瑞宝章が。
5月 第28回総会で栗原延行氏が理事長に。
7年5月 第29回総会で池田俊平氏を理事長に。
8年10月 創立30周年記念式典をロイヤルパークホテルで開催。
10年8月 組合ホームページを立ち上げ。
10月 タイパックプリント視察団16名を派遣。
10月 池田俊平氏が都知事賞を受賞
11月 第1回ラベル関連ミニ機材展を開催。
11年6月 都のエコアップ事業所東京宣言に印刷関連団体として初の登録。
6月 作業交流一覧表を作成
12年3月 活路開拓調査実現化事業を実施
10月 山本進平氏が都知事賞を受賞
13年4月 第43回年次大会東京大会を担当、グランパシフィックで開催。
5月 第33回総会で渡邉正一氏を理事長に。
7月 4支部制から東西2支部制に
16年10月 初心者のためのパソコン教室を開催。
17年10月 RPF化(固形燃料)事業、正札組合と共同事業としてスタート。
18年2月 中央会50周年で渡邉理事長に感謝状
3月 40周年記念で交通安全ステッカー1万5千枚を蔵前警察に寄贈。
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歴代理事長 左から初代・戸塚与三郎 2代目・池田欣二 3代目・日野七郎 4代目・栗原延行 5代目・池田俊平 |
RPF化(固形燃料)事業が順調に | ↑ |
統一ステッカーを作成し更に啓蒙を |
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抜きカス・インキ残肉・缶・ウェスも |
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組合が昨年10月から、日本ウエストと業務委託契約を結んで、正札シール組合と共同事業として始めた「RPF化(固形燃料)事業」は、その後参加企業も増え、順調に推移している。
シール・ラベルの抜きカスは、これまで分別が困難で産廃業者に回収を依頼した場合,廃プラスチックとして扱われ、埋め立て処分されてきました。
しかし、埋め立てにも限界があり、環境問題がクローズアップされる中、リサイクル化が検討され、その結果シール・ラベルの抜きカスを、固形燃料としてリサイクルする「RPF化(固形燃料化)」事業を正札シール組合と2年前から協議し、その結果共同事業として、昨年10月1日よりスタートさせたものです。
現在すでに当組合では、10社を超える組合員が日本ウエストと契約を結び、日本ウエストの回収車が回収に回り、回収車に装備された計量器で重量を測り、一か月分をまとめてマニフェストと一緒に組合に請求書を出し、組合が各組合員に請求すると言う集金代行業務を行っています。
また、インキの残肉や缶,ウェスなども別途料金で同時に回収することが出来るため、複数の産廃業者に頼むことがないなど、組合員にも好評です。
さらに、RPF化事業を啓蒙するために、ステッカーを作成することになり、すでに図のようなデザイン(案)も決まり、真ん中にRPFの文字と回りに『私たちはシールカスを再資源化しています』と言う文字、下にはラベル組合と正札シール組合両協組の名前が入っています。
このステッカーは、参加企業に対して一社に二枚配布し、リサイクルに積極的に取り組んでいる企業という、イメージアップを図ってもらうことになりました。
組合では今後も技術環境対策委員会が中心となって、機会あるごとに組合員へPRしていくことになりました。
下請取引改善のために | ↑ |
親事業者との取引で 困ったときは |
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品物に欠陥がないのに返品された、期日を過ぎても代金を払ってくれない、原材料等を強制的に購入させられた、こんな経験はないでしょうか。
こうした親事業者の行為は『下請代金支払遅延等防止法』で禁止されています。こうしたことがあったら、直ちに最寄りの行政機関に相談して下さい。
大事なことはその前にトラブルが起きないようにすることが大切で、そのためにはまず『契約書』を作ることです。
契約書とは契約を書面に書き表したもので、法律上の拘束を約束するものです。契約書作成の目的は後日の紛争をなくすこと (予防)です。
親事業者に対しては、@書面の交付の義務A下請取引に関する書類を作成し保存する義務(2年間保存)B下請け代金の支払期日を定める義務C代金が期日より遅れた場合の遅延利息支払い義務―が課せられています。
相談および相談内容については、相手方(親事業者)に知られないように指導・勧告を行うことが出来るので、気軽に相談して下さい。
相談は東京都産業労働局商工部経営支援課 電話 5320−4783まで。
随筆 ・ 森田 賢 | ↑ |
SLの魅力に取りつかれ 撮影のため日本中を旅行 |
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モノ心がつき始めた男の子は乗物系、生物系、ヒーロー系等に心引かれる様で、私はいつしか鉄道に興味を持つようになりました。
小学生時代は身近にあった都電やトロリーバス(分類的には無軌条電車)に始まり、少し足を伸ばせば東北・上信越や常磐線を華麗に走る特急列車を見たり、隅田川貨物駅では時を忘れて貨物の入換え作業を眺めていたものでした。
二条の鉄路を見ていると日本全国と繋がっている(当時、四国、北海道は連絡船ですが)不思議な一体感を子供心にも感じ興味を覚えはじめました。
中学生の頃から父親のカメラを借りて写真を撮り始めたのは、当時大改革を迫られていた国鉄に地方路線の廃止や動力近代化に伴い急速に蒸気機関車(SL)が消えていったからです。
70年代初めには首都圏での無煙化は著しく進み、すでに九州、東北、北海道でさえも第一線から退きローカル列車、貨物列車の一部にその活躍の場を得ていました。
今のうちに撮影しておかなければと思ったのですが、高校生には経済的にも時間的にも余裕は無く、せいぜい年に3、4度試験休み等を使い九州、北海道やその他の地域等に撮影旅行へ出かけました。
旅行といっても頭に貧乏のつくものでして、たとえば北海道では当時「函館?札幌」「札幌?稚内」「札幌?網走」「札幌?根室」で夜行急行が有り、今日は札幌、明日は釧路、明後日は札幌経由留萌行き・・・など夜行列車の2、3連泊や駅構内で寝泊まりし、宿代を節約し、食事は主にパンや駅そばで過ごし、風呂も2、3日に一度と、今だったら警察から職務質問を受けそうな格好で行動していました。
線路端を移動するので危険な目にもたびたび遭遇します。真冬の北海道での事。峠の単線のトンネルを抜けて出口までもう50mぐらいの時に前照灯が点き警笛を鳴らした急行が前方から飛込んで来ました。
峠の下り勾配で尚かつ積雪の為列車の音が消されていて気が付かなかったのですが、線路の真ん中を歩いていた私は一瞬凍りつきましたが、次の瞬間側溝へ頭から飛込んで無事やり過ごす事に成功したものの、通過後小石や氷のカケラが頭にバチバチ当たり生きた心地はありませんでした。
トンネルに入る時にダイヤを確認したのですが、その急行は3時間程遅れて運行されていたのでわかりませんでした。トンネルに限らず鉄橋や複線区間等でも危険がいっぱいです。
蒸気機関車の撮影は他の被写体と違って難しいと思います。まずその車体が真っ黒である為、前照灯を点けて来るのか来ないのか、煙りは黒か白かで露出は大きく違ってきます。
また牽引重量や風の状態で煙りの上がり具合が変化し、フレーミングもあらかじめ予測しなくてはならないからです。撮り直しのつかない一発勝負だけに緊張感と面白さがあります。
現在では動態保存されたが主にイベント用として各地で運行されているので、時間的に余裕があり体調が良いときには今も撮影に出掛けています。一向に写真のウデはあがりませんが。
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山口線 平成16年10月 |
このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は東京グラフィックスサービス工業会の機関紙「東京グラフィックス」から、セミナー『それでいいのか、あなたの営業手法』と題したビジネスコミュニケーションズの田中信一社長の講演からです。
■価格を下げているのは自分自身
印刷物の値段は誰が下げているのでしょうか。私を含めた皆さん印刷営業です。何故なら印刷会社の中でお客様に対して「これは何円です」あるいは「もうちょっと上げます」『下げます』という仕事を担当していて、その責任を担っているのは営業だからです。
価格、売り上げを増やさなくてはいけないのに、営業自ら値段を下げていると言うのが、今の印刷会社の現状です。私の会社もそうです。実は我々印刷会社は新規開拓をすればするほど価格が安くなります。新規のお客様の所へいってチラシがあつたら『これやらせてください。今お幾らですか』と聞きますよね。それが1枚10円なら、普通は10円より安い見積もりを出します。自分で値段を下げているのです。
何故でしょうか。その仕事が欲しいからです。でも考えてみて下さい。その人が新規開拓に行かなければ、そのチラシの価格はしばらくは1枚10円のままだったはずです。
それと同じことを皆さんのお客様の所へ他社が来てやっていますよね。やったりやられたりしているから皆さんが新規開拓をすればするほど受注価格は下がります。
また、新しい機械を導入したとします。新しい機械を入れれば入れるほど、営業のノルマは増えます。減ることはありません。ノルマが増えれば、少し無理をしてでも受注を増やそうとします。印刷業は装置産業ですから、その装置の稼働率を一定まで高めていけば多少安くても儲けられるのも事実です。『だからどんな仕事でもいいから取って来い』という天の声があったとすると営業は自信を持って(?)、価格を下げてでも取ってきます。
さらにそれでも難しいときに、既存のお客様の所へ行ってお願いします。『何とかお願いします。一生懸命やりますのでお願いします』。私もよく言います。ところがお願いすればするほどお客様はこう言います。『もうちょっと値段を考えてくれる?』『はい、分りました』これでまた値段が下がります。値段が上がる要素はひとつもありません。
これははっきり行って無理、無駄な営業です。何も考えていない。誰でも出来る。今年の新卒でも、いや、アルバイトでも出来る営業です。5年、10年と経験をつんだ人のやるような営業ではありません。しょうがないのかもしれませんが、値段は下がる一方です。
もうお済みですか? | ↑ |
段階的に65歳まで 定年の引き上げ |
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平成18年4月1日から段階的に65歳までの『高年齢者雇用確保措置』の実施が事業主に義務付けられています。定年の定めをしている事業主(65歳未満のものに限る)は、次のいずれかの措置を講じなければなりません。
@65歳までの定年年齢の引き上げA65歳までの継続雇用制度の導入B定年の定めの廃止。継続雇用制度とは『現に雇用している高年齢者が希望しているときは、当該高年齢者をその定年後も引き続き雇用する制度』(再雇用制度と勤務延長制度の2つがあります)をいいます。
定年や継続雇用度の年齢は、年金支給開始年齢の引き上げに合わせて、段階的に引き上げられます。
詳しくは最寄の労働基準監督署、ハローワーク、中小企業団体中央会、または組合事務局までお気軽にお尋ねください。
No.53 健康がいちばん! | ↑ |
『甲状腺とは?』 |
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ホルモンを合成 |
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■甲状腺とは
胃だとか腸とか言われれば、どんなものであるかは大抵分りますが、『甲状腺』と言われても、なかなかぴんと来ない人が大半なのではないでしょうか。
●甲状腺の働き
甲状腺は、体の新陳代謝を盛んにするホルモンを作る臓器です
●甲状腺の位置と大きさ
甲状腺は、首の前方、咽喉仏のすぐ下にあります。大きさは、縦が4センチほどで、重さが18g前後。ちょうど蝶が羽を広げたような形で、すぐ後にある気管(肺につながる空気の通り道)を抱き込むようにはりついています。
ごく薄く柔らかい臓器なので、ふだんは首を触ってもわかりませんが、少しでも腫れてくると、手で触ることができます。さらに、ある程度以上に大きくなれば、首を見ただけで腫れがわかるようになります。そこで、「首の腫れ」から、甲状腺の病気に気付く人も少なくないのです。
●甲状腺の機能
人のからだでは、性ホルモンをはじめいろいろな種類のホルモンが作られています。ホルモンを作る臓器を内分泌器官と言いますが、甲状腺は内分泌器官の一つで、食物(主として海草)に含まれているヨードを材料にして甲状腺ホルモンを合成しています
■バセドウ病の場合
甲状腺が全体に大きくなり、甲状腺ホルモンが血液中に過剰に分泌される病気です。
遺伝的素因のある人に何かが影響して甲状腺を刺激する自己抗体(TSAb)が出現し、これが甲状腺を刺激して発症します。簡単に説明すると甲状腺ホルモンが必要以上に身体に働くためいろいろと困った症状のでてくる病気です。
[自覚症状]
甲状腺の腫れ(首のはれ)
甲状腺機能亢進症状
動悸
発熱
体重減少
汗かき
いらいら感
下痢
手のふるえ
眼球の突出
[治療]
抗甲状腺剤による薬物治療
放射性ヨードの内服治療
手術(甲状腺亜全摘)
などがあります。
■甲状腺がん
●悪性甲状腺腫瘍
甲状腺の悪性腫瘍です。
分化癌(乳頭癌, 濾胞癌, 髄様癌),未分化癌,悪性リンパ腫があります。
[自覚症状]
甲状腺の一部の腫れ
声がれ
[治療]
手術
放射線治療
抗ガン剤
腫瘍の種類によって、また程度によって治療法が異なります。
『癌』という名前は付きますが、
たとえば乳頭癌の95%は治療により癒ってしまうおとなしい腫瘍です。
適切な治療が大切です。
●良性甲状腺腫瘍
甲状腺の良性腫瘍です。
濾胞状腺腫,腺腫様甲状腺腫があります。
[症状]
*あまり症状がないことが多い
甲状腺(首)の一部分腫れ
首の違和感
[治療]
悪性腫瘍が疑われる場合,大きくて圧迫症状がでる場合は手術の対象となります。
甲状腺ホルモン剤の内服で大きくなるのを遅くする試みもされています。
《参考資料》
http://www.geocities.jp/kouzyousen/