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bQ7300
平成18年6月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ73号 メニュー
  ●第40回通常総会を開催
    ご来賓など110名参加し盛大に祝う
●青年部が第22回総会を開催
  青年部らしい発想と行動力で
  ●ラベルサミットジャパン
    わが国初の開催盛況裡に
●第16回ラベルコンテスト受付開始
  自由課題と規定課題で技術競う
  ●No.54 健康がいちばん!
    『メタボリックシンドローム』

第40回通常総会を開催
組合創立40周年記念懇親会も
ご来賓など110名参加し盛大に祝う

 平成18年度の第40回通常総会は、5月26日午後4時より、台東区の池之端文化センターに於いて開催され、各議案を満場一致で可決承認しました。引き続き行われた『組合創立40周年記念懇親会』では、ご来賓・組合員、協賛会、報道関係者など100名を越す参加者が創立40周年を祝いました。

第40回通常総会で平成18年度事業など各議案を承認

 総会は平田登起男常務理事の司会で、松本一男副理事長の開会の辞、出席状況報告、渡邉理事長の挨拶の後、議長に渡邉理事長を選出し議案の審議に移りました。
 第1号議案・平成17年度事業報告承認の件は、本間敏道専務理事が原案を朗読し、満場一致で可決承認されました。
 第2号議案・平成17年度貸借対照表・損益計算書及び財産目録承認の件では、本間専務理事が、貸借対照表及び財産目録を朗読し、原案通り満場一致で可決承認されました。
 第3号議案・平成17年度剰余金処分案決定の件では、本間専務理事が朗読し続いて川村監事と川端監事より監査報告があり、満場一致で可決承認されました。
 第4号議案・平成18年度事業計画承認の件は、本間専務理事が事業計画の主旨説明を行い、原案通り可決承認され、第5号議案・平成18年度における収支予算ならびに経費の賦課金徴収方法決定の件では、本間専務理事が説明し、いずれも満場一致で可決承認されました。
 第6号議案・平成18年度における借り入れ金額の最高限度額決定の件については、本間専務理事より従来どおり2千万円としたいと説明があり、第7号議案・役員報酬決定の件でも従来どおり支給しない旨を説明し、いずれも満場一致で可決承認され、すべての議案は原案通り可決承認、渡邉理事長は総会の閉会を宣言し、第40回通常総会は無事終了しました。
 総会終了後、別室に於いて、『組合創立40周年記念懇親会』が、組合員、ご来賓、報道関係者など110名が参加して盛大に開催されました。
 記念懇親会は本間専務理事の司会で、始めにご来賓の紹介が行われた後、渡邉理事長が次のように挨拶しました。
 「昭和41年にわずか19社で設立いたしました当組合も、今日ここにお陰様で創立40周年の佳節を迎えることが出来ました。
 昭和41年と言えば、セルフラベル特許取得から五年、東京オリンピック開催から2年後と言う、まさに日本が高度経済成長を始めた時期でもあり、右肩上がりの経済成長を続け、私どもの業界も大きな飛躍を遂げてまいりました。
 それから40年、日本経済は紆余曲折を経てバブル経済の崩壊、景気低迷が続いておりますが、この間組合が果たした役割は計り知れないものがあり、いま現在業界があるのは、紛れもなく組合の存在があったからだと言うことを否定する人はいないと思います」と今日の業界の発展は、組合の存在抜きには考えられないと語りました。
 そして「しかし、いま組合の存在意義そのものが問われる時代となり、組合運営も難しい局面を迎えております。この40年間、歴代理事長が心血を注いでこられたこの歴史ある組合を、何とか次世代に引き継ごうと、この五年間私なりに努力してまいりましたが、お陰様で青年部が他協組からも羨ましがられる活発な活動を展開しており、これが唯一の明るい材料となっております」と、若手の成長が今後の大きな希望になっていると強調しました。
 さらに「40年と言えば人間で言えば『不惑の年』に当たりますが、組合運営に惑うことは許されません。組合員のニーズも時代とともに大きく変化し、組合の役割もそれとともに変化していかなくてはなりません。
 組合員が共同で様々な事業を行うことによってのみ、個々の組合員にメリットとして還元されるというのが私の信念であります。
 この40周年を機に、カウントをゼロに戻して、原点に立ち返って組合の将来を見つめ直そうではありませんか」と、更なる団結と協力を呼びかけました。
 続いて3月末に40周年記念事業の一環として「交通安全ステッカー」1万5千枚を、蔵前警察署・蔵前交通安全協会に寄贈したことに対して、久保蔵前警察署長より渡邉理事長に感謝状が贈呈されました。
 さらにこの趣旨に理解を示し、ステッカーの材料を提供して頂いた潟潟塔eックに対して、組合から感謝状が贈られ、渡邉理事長から、大内社長に手渡されました。
 引き続き恒例の永年勤続従業員の表彰式が行われ、25年勤続の池田印刷の片岡洋子さんと、30年勤続の日弘プリントの猪尾信弘さんに賞状と記念品、金一封が渡邉理事長より贈られ、受賞者を代表して猪尾信弘氏が謝辞を述べました。
 ご来賓の挨拶では、東京都中小企業団体中央会総務課長の伊東忠雄氏、全日本シール印刷協同組合連合会会長の小宮山光男氏、協賛会会長の庄司昊明氏の3名から祝辞を頂戴しました。
 そして岡三紙工椛纒\取締役の岡野昇三郎氏のご発声で、参加者全員が乾杯をし、和やかな歓談へと移りました。
 懇親会には連合会の小宮山会長を始め、北海道から四国まで7協組の理事長 が多忙の中出席して下さり、組合創40周年の佳節を祝い、最後に顧問の池田俊平氏が中締めを行い、景気よく三本締めで、午後8時過ぎに無事お開きとなりました。
 ご来賓の挨拶(要旨)は、次の通り。

 伊東忠雄氏  40周年と一口に言ってもその間のご苦労し並大抵ではなかった筈。組合員役70社がいれば経営者の集まりですから、70通りの考え方がある訳で、同じシール印刷業ですから、ライバル同士でもあり、これを纏めてこられたのは、歴代理事長のリーダーシップと組合員さん、そして事務局の協力があったからこそ。組合は相互扶助、相互信頼、相互信用この三つで固く結ばれている訳ですが、今後も益々のご発展をお祈りいたします。

 小宮山光男氏  貴組合は連合会の有力組合として古くから運営に協力して頂いており非常に感謝しております。組合も今後若返りを図っていかなくてはならないという使命がございますが、経済環境も厳しいものがございますが、先日のラベルサミットにあれだけの方々が参加されましたが、それを踏まえて、今後とも連合会の運営にご協力をお願いします。

 庄司昊明氏  組合というのは理事長のリーダーシップにある。歴代理事長の中で二代目の池田欽二さんを忘れることは出来ない。現在残っている業界の古い資料はほとんどが池田さんが纏めたもので、個性が強い人ばかりの組合にあって、うまく調和を図って組合を引っ張ってこられたことは特筆すべきこと。景気に一喜一憂されることなく、負けてなるものかという気概で益々業界を発展させて頂きたい。

平成18年度事業計画

1.技術・環境対策委員会
 新技術、新商品の積極的な開発と環境問題、リサイクル化に取組む
 @シール印刷サービスのグリーン基準の普及・啓蒙
 ARPF化によるリサイクル化事業をさらに啓蒙、拡大する。
 B周辺機材のミニ機材展の開催
 C最新技術の紹介とラベルコンテストへの積極的な参加

2.教育・経営委員会
 経営者と従業員の意識改革と、資質の向上を目的にした各種事業を実施する。
 @人材の育成を目指した、経営者、従業員対象のセミナーの開催
 Aラベルの機能面を重視した事例セミナーの開催
 B新会社法と高年齢者雇用安定法のセミナーの開催
 C中小企業向け各種助成制度の周知・徹底

3.広報・情報システム化委員会
 組合員に対し迅速な情報の提供と、組合事業の広報活動を積極的に行い、多様な情報化時代への対応をはかる。
 @組合機関紙『ラベルニュース』の紙面充実をはかる。
 A組合ホームページの内容について、大幅な見直しとその活用方法を検討する。
 Bラベルニュース原稿執筆者への謝礼の贈呈
 C金融情報や東京都などの助成金情報の迅速な提供をはかる。

4.福利厚生委員会
 組合員および従業員の福利厚生に関する各種事業を行い、ゆとりと余裕のある労働環境構築に努める。
 @経営者・従業員対象の各種福利厚生施設の紹介
 A忘年会、新年会等の計画と実施
 B組合研修旅行の実施と組合員、従業員を対象にした福利厚生事業の充実
 C育児休業や介護休業法などの周知徹底を図る。

5.事業委員会
 組合財政の基盤強化のために、副資材の共同購入と新たな事業収入の道を探る。
 @雄型用紙等、副資材等組合取扱商品の積極的な販売促進
 A保険事業に代わる新たな事業の検討
 B組合取扱商品の拡大とキャンペーンの実施
 C集金代行業務などによる手数料の増加を図る。

恒例の永年勤続従業員表彰式も 協賛会会長庄司昊明氏が祝辞を 蔵前警察から組合へ感謝状が

青年部が第22回総会を開催
青年部らしい発想と行動力で

 青年部は5月11日(木)午後6時半より、墨田区錦糸町の『ロッテプラザ』に於いて、第22回通常総会を開催しました。
 高橋浩次理事の司会で始めに清水部長が挨拶した後、議案の審議に移り、第1号議案・平成17年度事業報告(森田修理事)から、第2号議案・平成17年度会計報告(臼井利彦理事)、第3号議案・監査報告(高橋邦浩理事)、第4号議案・平成18年度事業計画案(森田修理事)、第5号議案・平成18年度予算案(松浦保理事)まですべてを満場一致で可決承認しました。
 休憩の後、懇親会に移り、栗原正文理事の司会で来賓が紹介され、渡邉正一理事長が『組合と青年部は親子の関係で、これからもより良い親子関係を目指していきたい」と挨拶、続いて正札シール組合の臼井伸夫部長と神奈川組合の須原篤部長がそれぞれ挨拶しました。
 この後本間敏道専務理事の音頭で全員で乾杯し、卒業部員や新入部員の紹介などがあり、和やかな懇談となりました。
 平成18年度事業計画は次の通り。
1.青年部の活動促進
2.他協組青年部との研修および交流
3.定期的な勉強会・研修会の開催
4.異業種との交流
5.印青連を通じて同業種との交流
6.部員相互の交流

青年部の第22回通常総会の風景


ラベルサミットジャパン
わが国初の開催盛況裡に
国内外の情報が一堂に

 日本で初の開催となった『ラベルサミットジャパン』は、英国ターサス社の主催で、4月25日、26日の2日間、千代田区丸の内の国際フォーラム会議場で盛況裡に開催されました。
 同サミットは、2日間にわたって、セミナーとテーブルトップショーとに分けて開催され、セミナーでは日本のシール印刷業界を代表する企業がラベル業界の現状や課題について講演し、また海外の有力メーカーも欧米やヨーロッパのラベル業界の現状について講演しました。
 初日には全日本シール印刷協同組合連合会の小宮山光男会長が『日本のラベルビジネスの現状』と題して基調講演を行いました。
 2日間の会期中、22のセッションに、延べ650人が参加し、世界でもっとも新しい情報が発信されました。

テーブルトップショーも多くの参加者 熱気に包まれたセミナー会場


第16回ラベルコンテスト受付開始
自由課題と規定課題で技術競う

 第16回全日本シール・ラベルコンテスト2006は、今年も開催されることになり、6月1日より応募受付が開始されました。
 今回は自由課題と規定課題(2課題)があり、組合員には本紙と一緒にコンテスト応募要項、応募台紙、規定課題版下を同封しておりますので、奮ってご応募下さい。
 実施要綱は次の通り。
■応募資格 組合員・会友
■応募規定 シール・ラベル印刷機および粘着紙(糊なしも含む。巻き取り原反)を必ず使用のこと(なお、原則として仕上げ寸法はA4判以内)
■応募部門
@レタープレス(平圧式凸版印刷)
Aレタープレス(円圧式凸版印刷)
Bレタープレス(輪転または間欠式輪転凸版印刷)
Cシルクスクリーン、フレキソ、グラビア
Dオフセット(枚葉印刷は不可)
Eホットスタンプおよびエンボス(印刷部分がある作品は他の部門)
F複合(二機種以上の印刷機を使用)
Gその他(@〜Fに該当しない場合)
デジタル印刷は国内審査においては「審査対象外」となりますが、世界コンテストにおいては、「デジタル部門」での審査対象となります。
■応募課題
 自由課題  基本的にはすべてにおいて自由。ただし、コンテスト用ではなく、コマーシャルベースの作品がより望ましい。
 規定課題  規定1および2ともに平圧機のみ(部門では@)原稿は、連合会ホームページからもダウンロードできます。
■応募点数
 規定課題は、規定1および2、それぞれ一作品ずつに限る。自由は制限なし(ただし、類似デザインはご遠慮願います)
授与賞(予定・申請中)
経済産業大臣賞 一作品
経産省商務情報政策局長賞  1作品 (社)日本印刷産業連合会会長賞 1作品 全日本シール印刷協同組合連合会会長賞 2作品 全日本シール印刷協同組合連合会協賛会会長賞 2作品 優秀賞(または奨励賞)若干
※審査結果によっては、入賞作品数に変更があります。
審査および審査基準
 審査は、予備審査(一次)および本審査(二次)を行い、各賞を決定・発表する。
■審査基準
 シール・ラベル製品として、印刷および加工の基本的技術(画線のシャープさ、印刷見当および抜き見当、網点やグラデーションの具合)と応用力(難易度、機能性、新規性、デザイン性など)を厳正に審査し、1次および2次審査による総得点で賞を決定する。
■受付開始 2006年6月1日(木)
■締め切り 2006年7月20日(木)必着
■応募規定 所定の応募用紙(2006年用以外は失格)に、必要事項を記入し、応募作品(印刷・加工したセパレーターは剥がさない。貼り変えた場合は失格)を貼り付けたものを1応募作品につき必ず3部ずつ作成する。
また、「上記応募用紙の表面(データ記入面)のみコピーし、作品を貼り付けた」ものを必ず10部作成し、同封すること。
 さらに、1枚ずつカットした応募作品を100枚ごとビニール袋等に入れて、台紙と同時に送付すること(なお、100枚に満たない場合は審査対象外となります)
 ※ 上記に関し、枚数不足等の不備があった場合、応募社に返送します。それによる、応募期限超過等の責任は応募社が負うこととなります。ご了承、ご注意願います。
 世界ラベルコンテスト応募作品に関しては、別途選考する予定です。


No.54 健康がいちばん!
『メタボリックシンドローム』

■メタボリックシンドロームとは

 中高年がかかりやすい生活習慣病である「糖尿病」「高血圧症」「高脂血症」は、それぞれ単独でもやっかいな病気ですが、これらの病気が重複すると動脈硬化を促進し、さらには致命的な心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすいことが分かっています。
 最近、これらの病気を起こすおおもとに、糖代謝や脂質代謝などさまざまな代謝異常があることが わかってきました。このため、こうしたリスクが重なって存在する病態を「メタボリックシンドローム(Metabolic Syndrome)」と呼びます。
 下記の五項目のうち、3つ以上が当てはまれば、あなたはメタボリックシンドロームです。
@ウエスト周囲径:男性は>85cm、女性は>90cm
A血圧:>130/85mmHg
B中性脂肪(TG)値:>150mg/dL
C空腹時血糖値:>110 mg/dL
DHDLコレステロール値:<40 mg/dL
 WHO(世界保健機関)によれば、メタボリックシンドロームにかかっている人は、先進国を中心に増加傾向にあります。

■食生活が欧米化の日本でも患者数増大

 食生活が欧米化している日本も、例外ではありません。日本では高血圧の人が約3300万人、高脂血症が約2500万人、糖尿病が約740万人(予備軍を含めると約1620万人)いると推測されています。これらのデータから推測すると、成人男性の約2割がメタボリックシンドロームともいわれています(女性はやや少ないと思われます)。
 かつて日本一の長寿県として知られていた沖縄県では、1990年に男性の平均寿命が5位に後退し、2000年には何と26位にまで転落してしまいました。特に20代〜40代の若い世代の死亡率が全国平均の1.6倍にも達しています。
 この原因の一つに、ゴーヤチャンプルーなど、栄養バランスがとれた沖縄の伝統的な食事を中心とした食生活から、手軽なファーストフードや肉類といった高脂肪・高カロリーの食生活に変わっていったことが挙げられます。このことは、沖縄県の30代、40代では、心筋梗塞、脳血管疾患などの動脈硬化性疾患による死亡率が全国ワースト五というデータからもわかります。
 メタボリックシンドロームになる大きな要因は、体質と生活習慣にあります。体質については今のところ不明な点が多いようですが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンへの抵抗性の増加や、脂肪細胞の機能異常が有力な説となっています。
 一方、肥満がメタボリックシンドロームの原因であることは明らかです。肥満になると、脂肪組織や筋組織において糖の取り込み能力が低下し、糖代謝に必要なインスリンがうまく働かなくなるわけです。さらに、肥満は筋肉や肝臓でのグリコーゲン合成酵素の活性を低下させます。これらの結果から、血糖値が高くなり、インスリン分泌が低下し、糖尿病や高血圧、高脂血症のリスクが高まるのです。
 特に、お尻や下腹部などに皮下脂肪がつく「洋ナシ型肥満」に比べて、内臓周りに脂肪が蓄積される「リンゴ(タル)型肥満」の方は、メタボリックシンドロームになりやすいといわれています。

《参考資料》
http://www.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/selfcheck/342084