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bQ7500
平成18年8月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ75号 メニュー
  ●東京都の制度融資の利用を!
    申込み要件や融資対象を拡大
●今年度初の支部会が開催される
  両支部とも新製品の説明会を
  ●第1回青年部 定例会
    今年度事業を決定
●6月度理事会議事録
  平成18年6月22日
  ●協同組合実態調査報告書
    今後は教育研修、広報活動等の強化を
●随筆  高橋邦浩
  草野球ひとすじ20年
  ●恒例の組合研修旅行
    9月23、24日 鬼怒川岡部ホテルにて

東京都の制度融資の利用を!
申込み要件や融資対象を拡大
保証人要件も緩和し使い易く

  東京都では中小企業のための制度融資を今年度も枠を拡大し要件も緩和して利用し易くしています。東京都の融資は手続きが面倒だという方もいますが、一度利用すれば次回からは、比較的簡単になることや、多少面倒でも融資を受けられることを考えれば、そんなことは言っていられない筈です。この機会に思い切って利用されることをお勧めいたします。


 そもそも制度融資とは、中小企業の方々が経営向上に必要な事業資金を円滑に調達できるように、東京都、東京信用保証協会、制度融資取り扱い指定金融機関が協調して資金を提供する制度です。
 東京信用保証協会は東京都の制度融資の趣旨に沿って中小企業の信用保証を行い、金融機関は東京都の定めた条件で運転資金や設備と金を融資するものです。
 利用に当たっては、要件等について金融機関、東京信用保証協会の審査を経た上で東京信用保証協会の保障を得ることが必要となります。
 平成18年度制度融資のポイントは、
■申込要件の緩和
@基本要件の緩和
「引き続き(売り上げ発生から1年以上)同一場所で同一事業」要件の廃止。
ただし、業歴要件が必要となる場合もあります。
■融資対象の拡大
@小規模企業融資従業員の拡大
製造業等 20人以下→30人以下
卸・小売・サービス業 5人以下→10人以下
■制度の統合
@「チャレンジ1 (審査会必要型)」と「チャレンジ2(審査会不要型)」を特定取組支援融資【略称名:チャレンジ】として一本化されました。
■対象事業の追加
@経営支援(認定書不要型)【略称名:経営一般】に追加 アスベスト(石綿)除去等の対策を行う企業。
A特定取組支援融資
ア・ベンチャー技術大賞受賞企業の追加
イ・事業可能性評価委員会認定企業の追加
ウ・デザイン活用支援事業の追加
エ・非正規労働者雇用環境整備支援事業の追加
オ・若者ジョブサポーター事業の追加
カ・東京都食品衛生自主管理認証事業の追加
キ・プライバシーマークの取得
 また、これまで負担が大きいとされていた保証人に係わる中小企業者の負担を軽減し、制度融資をより利用しやすいものとするため、個人事業者への融資の際の連帯保証人を原則不要とし、組合への融資の際の連帯保証人を原則理事全員から代表理事へと緩和されました。

問合せ先: 東京都産業労働局金融部金融課 TEL 03−5320−4877
ホームページ上でもご覧になれます。
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/


今年度初の支部会が開催される
両支部とも新製品の説明会を
西支部会

 今年度は初の西支部会は,7月12日(水)午後6時より、台東区上野の「贔屓屋」に於いて、組合員19名が参加して開催されました。
 今回は「見えないバーコード、Gスキャナー」というテーマで、ビジュアルサイエンス研究所の開発した新製品についての説明を受けました。
 Gスキャナーは、バーコードやQRコードのようにデザイン上邪魔になるものと違い、肉眼では見えないように、通常の印刷工程に極小のドットを印刷するために、デザインの制約を受けることもなく、まったく新しい認識コードとして今後の需要が期待されているものです。
 専用のスキャナーを使用して、コードを読み取ることにより、画像や音声も再現することができるため、その応用範囲はかなり広く、すでに多くの分野での採用例なども紹介されました。
 説明の後、質疑応答に移りましたが、現状では品質管理の問題から印刷するところが限定されているなど制限が多いこともわかりましたが、まったく新しいコードであるために、関心も高く、出席者は「ICタグなどは、すでに大手印刷会社が以前から大きな資本を投資してやっているため、われわれの仕事にはなり得ないが、これはまだこれからのものなので、何とかわれわれの仕事になればと思って参加した」と語り、いつも以上に盛り上がった西支部会でした。

いつも以上に参加者の多かった西支部会

東支部会

 東支部会は、7月26日(水)午後6時より、千代田区神田の「八吉秋葉原ワシントン店」に於いて、組合員15名が参加して開かれました。
 初めに坂内支部長が「今回は村田金箔さんが開発した『再剥離可能な微着シートグリームタックNM』の説明をして戴くことになりました」と挨拶し、村田金箔企画開発部マネージャーの高木茂夫氏が、今回同社が開発した『グリームタックNM』の説明へと移りました。
 同社が開発した『グリームタックNM』は、かつて日本加工製紙が販売していた「ワンタックN」と基本的にはまったく同じものでフィルムの静電気を応用したもので、かなり根強い需要があったが、4年前に日本加工製紙の倒産で、販売が中止となり、その後各社が類似品を出してはいたが、これといったものがなかったのが現状。
 もっとも大きな特徴は、粘着剤がなく、樹脂層の事故粘着性を利用した非移行粘着シートであるために、剥がした時の糊残りがないのが最大の特徴。また、ほこりなどが付いて粘着力が落ちた時にも、樹脂面の水洗いが可能なため、何回も繰り返して使えるなど、多くの特徴を持っている。
 この後質疑応答でも、参加者からも多くの質問が出され、かなりの期待が寄せられているようでした。

新製品の説明に聞き入る東支部会


第1回青年部 定例会
今年度事業を決定

 6月28日(水)に池袋「JYU」に於いて、12名が参加して青年部例会が行われました。
 幹事、野末氏による乾杯のあと、清水部長から今年度の年間行事予定、および担当者の報告が左記の通りありました。
 7月勉強会、幹事 アイケイ印刷 栗原氏、北島シール印刷所 北島(弟)氏。レクリエーション 潟iツメ 夏目氏。9月定例会、北島シール印刷所 北島(憲)氏、居ク栄シール 弓納持氏。10月勉強会、泣c潟^プレス印刷 森田氏、泣Aームシール 高橋(邦)氏。12月忘年会、潟Zアール 松浦氏、巨M星シール 川端氏。2月勉強会(国内研修旅行) 幹事 椛蜩激}ーク工業 清水部長、潟Eィング 森氏、株~垣ラベルサービス 梅垣氏。3月定例会、幹事 叶骰Lプロ 岡崎氏、潟Tカモトプリンティング 坂本氏。
 第1回目の7月度勉強会には、講師を招いての講習会という形で、勉強会を予定しています。
 例年通り勉強会・研修旅行などについていくつかの提案があり、今年の行事内容についての意見が交わされました。
 また今後は、青年部としての活動以外に組合全体の活動に目を向け、3協組での勉強会・異業種との交流・親組合との合同行事など、今まで以上にシール印刷業界という大きな視点で活動していくことが確認されました。


6月度理事会議事録

▼日時 平成18年6月22日(木)
▼会場 東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎会議室
《議題》
1. 委員会報告
@広報情報システム化委員会(平田委員長)
 ラベルニュースの紙面刷新については、理事や一般組合員から寄稿をしてもらっているので、今後も続けたいと報告、了承された。
A教育経営委員会(植田副委員長)
 近々委員会を開催し、9月の組合研修旅行のテーマなどについて検討したいと報告があり了承された。
B福利厚生委員会(弓納持委員長)
 組合研修旅行は9月23、24日に鬼怒川の「ホテル岡部」にて開催予定で、翌日のゴルフはピートダイロイヤルコースを予約していると報告され、承認された。また、合同支部会については、次回の委員会で検討すると報告された。
C技術環境対策委員会(森田委員長)
 6月19日に開催した委員会で三條機械の工場見学会を予定していることが報告され、今後日程などを詰めていくことで了承された。第9回ミニ機材展も11月11日(土)に開催することになったことが合わせて報告され承認された。
 また、RPF化事業は環境問題に関することなので、さらに増やしていきたいと報告され協力が求められた。また、勉強会としてグリーン基準について初歩的な勉強会が開けないか検討していることも報告、さらにラベルコンテストも7月20日が締め切りなので1社でも多く出展してほしいと要請があった。
D事業委員会(本間専務理事)
 浅野保険事務所が組合員に対して営業活動を行うので、保険に関することならどんな相談にも応じてくれるので、連絡があった際にはよろしくお願いしたいと要請があった。
2.その他
@日印産連印刷功労賞推薦候補について
 印刷功労賞の候補として渡邉理事長を推薦したいと本間専務理事より提案があり、全員一致で推薦が決定した。


協同組合実態調査報告書
今後は教育研修、広報活動、
情報提供の強化を

1.今後組合活動を活発にしていくためにもっとも必要なこと
 今後組合活動を活発にしていくためには何が必要か、との問いに対して、回答としては大きく分けて「インターネットやホームページを活用し、新規事業を展開する」と「情報の収集、提供を重視し、教育研修・広報活動・情報提供機能の充実に努める」との、二つの傾向があった。
 「インターネットやホームページを活用し、新規事業を展開する」との回答の具体的な内容としては次の通り。
・インターネット販売、ラインプレーン販売等の新規事業展開を始めた。(小売業、サービス業、製造業)
・ホームページを開設し、新規組合員の加入を呼びかけている。(運輸業、製造業)
・組合を業界のIT化対応の中心とする。(製造業、卸売業)・地区が全国なので地区をブロックごとにまとめて、ITを利用したネットワーク構築を行う。(サービス業)
 「情報の収集・提供を重視し、教育研修・広報活動・情報提供機能の充実に努める」との回答の具体的な内容は以下のとおり。
・組合員相互の情報交換の場を設置し、営業活動の活発化と受注量の増大につとめる(サービス業、小売業)
・最新情報の収集につとめ、研究と教育事業を重視する(サービス業)
・ 広報機能と活動を強化し、取引先への働きかけを増加する(製造業、サービス業)
 (その他の具体的な回答)
・新規組合員の加入促進による組合員の増加。
・他の業界や関連業界との交流・提携等の強化につとめる。
・後継者等人材の育成事業の実施や青年部の活動を積極的に支援する。
・新商品やニューサービスの提供を中心に、研究開発型の組合を目指す。
・事業用の資産を保有する。現有資産を有効活用する。
・業務提携・合併等により組織の活性化に取り組む。
・組合員同志の理解と協力体制のもと、結束をさらに強化する。
・金融事業の見直し(手形割引でファクタリングの需要があった)

2.委員会・部会の設置状況
 委員会・部会の設置状況を見ると「教育情報」が最も多く(355組合)、次いで「共同購買」(274組合)、「福利厚生」(270組合)、「共同受注」(208組合)の順となった。
 定款に記載されている事業の数と比べると「教育情報」は定款記載921組合のうち、355組合が設置で38.5%の設置。「共同購買」は定款記載793組合のうち、274組合が設置で34.5%の設置。「福利厚生」は定款記載914組合のうち、270組合が設置で29.9%の設置。「共同受注」は定款記載399組合のうち、208組合が設置で52.9%の設置となっている。
 「その他の事業関係」の内容は、教育情報に付帯する「調査委員会」「指導委員会」や受注事業に関連する「企画調整委員会」等の回答があった。上記の事業関係以外の委員会・部会としては、「総務委員会(部会)」「庶務委員会(部会)」「広報委員会(部会)」「宣伝委員会(部会)」「財務委員会(部会)」「会計委員会(部会)」「組織の運営に関する委員会(部会)」「事業推進に関する委員会(部会)」等の回答があった。
 また「国際委員会」「商慣行改善委員会」「流通委員会」「市場活性化委員会」「活性化委員会」「事業拡大委員会」「コンプライアンス委員会」等の委員会を設置している組合があった。

3.組合内の小集団活動状況について

■青年部の設置状況
 青年部の設置状況についてみると、944組合のうち、青年部の設置を「あり」と回答した組合は197組合で、20.8%の組合が青年部を設置している。

■業種別に見た青年部の設置状況
 業種別に青年部の設置状況を見ると「製造業」が最も割合が大きく(186組合中の60組合 32.2%)、「運輸業」がもっとも小さくなっている。(84組合中の6組合 7%)、平均で20.7%の設置となっている。

4.IT(情報技術)化への対応状況

■コンピュータの活用状況
 コンピュータの活用状況についてみると「会計・事務処理」が最も多く(706組合)。次いで「インターネット利用による情報交換」(281組合)、「ホームページの作成・活用」(275組合)、「銀行取引」(221組合)の順になっている。この結果から見ると事業への直接的な活用はまだ少ないようだ。

■コンピュータの活用予定
 コンピュータの活用についてみると「ホームページの作成・活用」が最も多く(93組合)、ついで「インターネット利用による情報交換」(72組合)、「銀行取引」(48組合)の順となっている。事業への直接的な活用の予定は少ないようだ。

■コンピュータの活用によって得た効果
 コンピュータの活用によって得た効果は「事務処理能力の向上」が最も多く(674組合)次いで「事務処理面でのコスト削減」(433組合)「外部からの情報収集」(302組合)、「人件費の削減」(235組合)「情報の対外発信」(220組合)の順となっている。

■IT化への対応を行っているセクション
 IT化への対応を行っているセクションについてみると、事務局の割合がもっとも多く7割を占めた。次いで理事会(18%)、委員会・部会(9%)の順となっている。

5.省エネルギーへの対応

■組合の省エネルギーへの取組状況
 組合の省エネルギーへの取組状況は「取り組んでいない」と回答した組合が最も多く、(720組合。約77%)、ついで「取り組んでいる」(126組合 13%)、 「現在は取り組んでいないが、取り組みを検討中」(98組合 10%)という結果になった。「取り組んでいる」と「取り組んでいないが、取り組みを検討中」と回答した組合を合計しても全体の23%で、圧倒的に省エネルギーへ取り組んでいない組合が多い。

■省エネルギーへの取り組みの内容について
 省エネルギーへの具体的な取り組みの内容については「作業工程の効率化の研究」が最も多く(92組合)、次いで「業界の廃棄物の有効利用の研究」(83組合)、「省エネルギータイプの設備を研究」(59組合)の順となっている。その他の具体的な内容としてはアイドリングストップや燃料の転換、事務所内の空調設備の温度調節、クールビズ、包装資材の改良、使用電力の削減等の回答があった。

(終わり)


随筆  高橋邦浩
草野球ひとすじ20年、
世代交代の時期に

 日本中お祭り騒ぎのようなサッカー・ワールドカップも幕を閉じましたが、ここ数年のサッカー熱はすごいですね。経済効果も大変なものでしょう。
 そのサッカー人気に押され気味ですが、私はずっと野球を続けています。地域性もあるでしょうが、私達の子供の頃はどこで遊んでもみんな普通にバットやグローブを持ち歩いていました。そして当たり前のように地元の少年野球チームに入ってから今まで、何度荒川河川敷に通ったことか。
 今のチームは結成して約20年になりますが、大学野球経験者から、「初めてマイグローブを買った」などというドシロウトまでが混じった、まさに完璧な〈くさ〉野球チームです。そして、このくさチーム(チーム名:ドンキー)に欠かせない監督が、アイケイ印刷さんの栗原会長です。
 他のチームでまだ現役でプレーしていた栗原監督とグランドでバッタリ会ったときに、冗談で話した監督要請が数年後実現したのです。
 監督は自分の子供と同年代の人間相手に積極的に話かけ、試合でも一番声を出し、あっという間にチームに溶け込みました。野球連盟でも古株なので審判団にも顔が利くし、とても頼りになる監督です。
 そんな監督のもと、楽しく草野球を続けてきたわけですが、ここ数年は試合後一週間程は疲れが取れず、体力の衰えを痛感しています。
 近頃チーム内で話題になるのもそんなところで、平均年齢も30台半ばを超えてきたし、若くてイキのいいのが欲しいなあ、と。そして冗談半分で白羽の矢がたっているのが、メンバーの子供たちです。
 うちの息子も中学2年で野球部ですが、まあ続けても高校まででしょうか?
 そうすると早ければ5、6年後に親子一緒に草野球!なんて、「う〜ん」どうでしょう?息子もこの件に関しては「ビミョー」なんて言ってますが…。ただそんな事でも一つの目標として、もう少し頑張ってみようかなと。
 そのためには日頃からの体調管理も大事ですし、なんといっても憂いなく野球を楽しむには、やはり仕事も順調じゃないと。これが一番問題ですが。という事で監督、まだまだ付き合ってもらいますよ。



恒例の組合研修旅行
9月23、24日
鬼怒川岡部ホテルにて
清宮和夫氏が講演

 恒例の組合研修旅行は、今年も9月23日(土)、24日(日)の1泊2日で栃木県の『鬼怒川岡部ホテル』にて開催されることとなりました。
 今回はセミナーとして、前不二レーベル社長の清宮和夫氏を講師に「いかに作るか≠ゥら、いかに売るか≠ヨ」と題して、講演会を開催いたします。
 大日本インキ化学工業で40年近くタック紙の販売に携わり、その後不二レーベル社長としてラベルやラベリングマシンの販売を手がけた氏の、長年の営業経験から、シール印刷業界に最も欠けているとされる、物を売るということについて講演していただきます。
 参加申込は、今回同封されている申込書に記入の上、組合事務局までFAXにてお送りください。