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平成19年12月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ90号 メニュー
  ●第10回ラベル関連ミニ機材展開催
    16社が最新鋭機材を展示
●GP認定制度・シールなど特殊印刷も
  来年1月15日より申請受付けへ
  ●業界短信 ●第59回中小企業全国大会開催
  『連携、創造、発展』キャッチフレーズに
  ●青年部が懇親会
    蕎麦打ち体験を
●No.67 健康がいちばん
  薬の副作用はなぜ起きるのか
  ●第87回ラベル会・桃里カントリークラブ
    長田和志氏(日本ウエスト)が優勝
●なるほど・ざ・新製品
  第96回『イー・エフ・アイ』

第10回ラベル関連ミニ機材展開催
16社が最新鋭機材を展示
組合員など120名が来場

 恒例となった『ラベル関連ミニ機材展』は、11月10日(土)午前10時より、台東区柳橋の『東商センター展示場』に於いて開催されました。10回目を迎えた今回は、16社が出展、このうち4社が初出展となり、各社とも最新鋭機材を出展あいにくの雨にもかかわらず、多くの組合員が熱心に見学しました。

雨にもかかわらず熱心な参加者が プレゼンテーションでは各社が売込み ラベルコンテストに見入る入場者

 恒例となった『ラベル関連ミニ機材展』は、11月10日(土)午前10時より、台東区柳橋の『東商センター展示場』に於いて開催されました。10回目を迎えた今回は、16社が出展、このうち4社が初出展となり、各社とも最新鋭機材を出展あいにくの雨にもかかわらず、多くの組合員が熱心に見学しました。
 今回出展したのは、リンテック、タカノ機械製作所、三和技研、タック化成、日本ウエスト、ケミテックCSS、村田金箔、大日本インキ化学工業、光文堂東京支社、丸伸製作所、エスコグラフィックス、三條機械製作所、そして初出展の江東彫刻、富士フイルムグラフィックシステムズ、ソルテック工業、イー・エフ・アイの計16社。
 今回の出展で目立ったのはやはり環境に配慮した製品で、リンテックや大日本インキ化学工業は、森林認証の環境対応型の粘着紙で、ますます厳しくなる一方のユーザーニーズに対応した製品が注目されました。
 また、初出展のイー・エフ・アイは、ラベル業界向けのジェットプリンターの出力サンプルを、ソルテック工業は、超高速と高速のPTカッターを、江東彫刻は、ダイカットロールと平抜き型を、さらに富士フィルムグラフィックシステムズは、発売したばかりのCTP方式の樹脂凸版をそれぞれ出展しました。
 この他にも各種製版機材やラベルプリンター、抜き型、インキ調合システム、ホログラム等各種資材が展示され、あいにくの雨にもかかわらず、組合員や遠く関西などからも地方協組の組合員が駆けつけ、会場は熱気に包まれました。
 また、1時半より行なわれたプレゼンテーションでは、11社が持ち時間5分の中で、それぞれワンポイントセールスを行い、自社のPRに余念がありませんでした。
 会場の一角では先に開催された『第17回シール・ラベルコンテスト』の入賞作品が展示され、作品を手にとって、食い入るように眺める人、ルーペを取り出して熱心に見入る人など、いつもながらの光景でしたが、同展は今回で10回と言う節目を迎え、当初の目的を果たしたため、次回は開催の有無も含めて、大幅な検討をすることとなりました。


GP認定制度・シールなど特殊印刷も
来年1月15日より申請受付けへ
GP認定制度の説明会風景

 東京都印刷産業団体協議会環境・廃棄物委員会主催の『グリープリンティング(GP)認定制度』及び『各種印刷サービスグリーン基準』説明会が、11月26日午後2時より、中央区の日本印刷会館会議室に於いて開催されました。
 GP認定制度とは、日本印刷産業連合会が、平成18年4月に創設したグリーン基準に基づく印刷業界唯一の総合認定制度です。
 すでにオフセット印刷ではこの制度がスタートしており、10月現在全国で83社が認定を受けています。
 同制度はGP工場認定、GP製品認定、GPマークとGP資機材認定制度で構成されており、GP向上認定制度は日印産連グリーン基準に基づき要求される環境配慮基準の達成と環境マネージメントシステムの適合を独立した認定委員会が認定するものです。
 対象は営業、企画から納品にいたるまでの総ての工程で、GP認定工場はGPマークを製品及び自社の名刺、会社案内などに無料で使用でき、環境配慮製品のアピールと環境優良工場の推奨ができることが大きな特徴です。
 現在環境がらみの認証制度には、ISO14001、エコアクション21、エコステージ等があるが、特にISO14001と比較した場合、登録及び維持費用が廉価であることが小規模零細企業の多い印刷業界にとっては大きな魅力となっています。
 ちなみに、ISO14001では審査機関によって多少のバラつきはあるものの、初年度登録料が100万円から150万円、毎年の維持審査費が40万円から60万円、さらに更新審査に80万円から120万円と言う高額な費用が掛かるが、GP工場認定制度は、登録審査料が27万円のみで、更新審査料が25万円という価格になっています。
 すでに先行しているオフセット印刷業界では、83社がGP工場認定を受けているが、これを規模別で見てみると、従業員21人から50人までが40%と一番多く、次いで51人から100人が27%、そして1人から20人までの小規模零細企業が19%を占めています。
 日印産連では、来年1月15日から開始する、シール、グラビア、スクリーンの特殊印刷三団体の申請がスタートすれば、一挙にGPマークの普及が進むと見ており、その今後が注目されるところです。


業界短信

 日本ヒューレッド・パッカード鰍ヘ、12月1日より協賛会へ加入しました。
 会社概要は次の通り。

 日本ヒューレッド・パッカード梶@イメージング・プリンティング事業統括インディゴビジネス本部
 住所・杉並区高井戸東3−8−13
 電話・03−5344−4090
 FAX・03−5344−4045


第59回中小企業全国大会開催
『連携、創造、発展』キャッチフレーズ
に全国各地から2600名が参加

 全国中小企業団体中央会と都道府県中央会は、10月25日、東京・両国「国技館」において、第59回中小企業団体全国大会を開催しました。
 『連携、創造、発展』をキャッチフレーズに、全国各地から中小企業団体の関係者2600名が参集し、当組合からは本間専務理事が参加しました。
 初めに大会実行委員長の佐伯昭雄・全国中央会会長が「地域・産業・企業間格差が目立つ情況下にあっては、組合を中心とした中小企業連携組織の力を今まで以上に結集させ、団結を強化して行くことが肝要である」と開会の挨拶を行いました。
 大会は、メインステージの両翼に大きく掲げられた6つの大会スローガン、
1.中小企業連携組織対策の充実強化
2.中小企業金融対策の一層の拡充
3.事業承継税制の抜本的確立等中小企業に配慮した税制の充実
4.中小企業の活力を活かす労働対策の推進
5.まちづくりと中小商業対策の充実
6.独占禁止法改正による優越的地位の濫用等不公平取引の根絶
 のもと進行され、決議案に関連して愛媛県中央会会長、富山県中央会会長、千葉県中央会会長からそれぞれ意見発表が行われた後、中小企業が直面する11項目の重要議案について決議しました。
 来賓として、挨拶した甘利 明・経済産業大臣は、「中小企業担当大臣として、在任中に中小企業政策が一段と発展したと評価されるよう頑張りたい」と述べ、さらに多数の来賓から祝辞がありました。
 また本大会では、全国の優良組合33組合、組合功労者70名、中央会優秀専従者30名の表彰も併せて行われました。

写真は東京中央会のホームページより

青年部が懇親会
蕎麦打ち体験を

 10月27日(土)青年部は、足立区にある蕎麦屋 『松月』で懇親会を開きました。 あいにく当日は暴風暴雨という最悪な天候ではありましたが、11名の参加者が集まりました。
 普段の懇親会と違い今回はお店の御好意により蕎麦打ち体験をしました。
 二班に分かれ 加水 練り込み 丸のし(手である程度伸ばし麺棒で丸く大きくする) 角だし(麺棒で正方形にする)  本のし(麺棒で約1mmにする) たたみ 切る 茹でる という工程で行いました。
 当然の事ながら、両班とも時間はかかりましたが、特に切る作業では個人差が出て細いもの太いものと大変苦戦しました。
 自分達で作ったこともあり、歯ごたえのある? 大変美味しい蕎麦を頂きました。一見関係のない蕎麦打ち体験でしたが、物作りという点ではやはり通じる事も多く、大変楽しい一日でした。



No.67 健康がいちばん!
薬の副作用はなぜ起きるのか
医師の診断や薬剤師に相談を

■薬の副作用とは?
 薬をのむときにいちばん気になるのは、どんな「副作用」があるのかということでしょう。「副作用」とは薬を飲んだときに現れる、本来の目的以外の作用をいいます。
 例えば、カゼ薬をのんだら眠くなった・・・これは、だれにでも経験のあることでしょう。この場合、「眠ること」を期待してのんだわけではありませんから、「眠気」は副作用とされます。しかし、それでは不眠症のために睡眠薬をのんで眠くなった場合はどうでしょうか?この場合の「眠気」は副作用ではなく、主作用、つまり「効きめ」ということになります。このように、薬をのんだ場合、本来は目的としない作用があらわれることがあって、これを副作用と呼びます。
■副作用はなぜ起こるの?
 副作用には 1.予想しないような作用が現れる場合と 2.薬が予想したよりも強く作用してしまう場合があります。
 薬は必要な場所にだけ効くことが理想ですが、血液といっしょに全身を回るため、必要のないところにも働きかけて、結果として思わぬ副作用が起きることがあります。
 また、予想以上に薬が強く作用して副作用をひきおこす例として、糖尿病の薬の効果が強すぎて低血糖をおこすような場合があります。
 副作用が絶対ないという薬は、残念ながらありません。しかし、だからといって薬を使わない、というのでは肝心な治療をすることができません。副作用を理解したうえで、薬を正しく使うことが大切だといえます。副作用について正しい知識をもつことによって、よりよい治療が進められるようになるはずです。
■副作用を起こしやすいのはどんなひと?
 副作用は必ずおきるというものではありません。また、副作用の起こり方やあらわれ方は、一人ひとりで微妙に違います。患者さん個人の体の状態や体質が、副作用のおこりやすさに関係していることもあります。
 薬は体内に吸収された後、肝臓で分解(代謝)され腎臓から排泄されます。このとき、肝臓や腎臓に病気があり機能が低下していると、薬の分解(代謝)や排泄が正常に行われにくくなり、薬が血液中にとどまりやすくなります。つまり、薬が効きすぎの状態になって、副作用が起こりやすくなります。
 また、特異体質の人やアレルギー体質の人も副作用を起こしやすいといえます。この場合は自分だけでなく、家族にも同じ体質の人がいるかどうかも、重要な情報になることがあります。
アレルギー体質の人
 食べ物、ダニなどにアレルギーのある人は、薬に対しても過敏に反応することがある
肝臓や腎臓の病気がある人
 薬の分解(代謝)や排泄の能力が低下しているため、体のなかに薬がとどまりやすくなる
お年寄り
 年齢にともない肝臓や腎臓の機能が低下していることや、多くの薬をのんでいることなどが原因となる
何種類もの薬を飲んでいる人
 のみ合わせによる副作用や、複数の薬をのむことによって肝臓や腎臓の代謝・排泄機能が低下することがある。一般にこのような人は副作用が現れやすかったり、薬をのむ上で注意が必要とされています。思い当たる場合には、医師の診察を受けるときに、そのことを伝え、また、大衆薬を買うときには薬局の薬剤師に相談するようにして下さい。

《参考資料》
http://yama-yaku.or.jp/guest/kenko/fukusayo.htm


第87回ラベル会・桃里カントリークラブ
長田和志氏(日本ウエスト)が優勝

 第87回ラベル会は、10月25日(木)に栃木県の「桃里カントリークラブ」にて開催されました。ちなみに、「桃里」は、「ももざと」ではなく「とうり」と読みます。ゴルフ場へ向かう道中、道に迷ってしまい、登校中の女子高生に「ももざとCCは・・・」と尋ねたところ、大笑いで馬鹿にされてしまいました。
 さて、気合いを入れて京都を出発し、前日の夜十時に東海道新幹線と東北新幹線を乗り継ぎ、約四時間で小山駅に着き、レンタカーを借り、ようやくパレスホテルに到着しました。翌日のゴルフに備え、さびれた居酒屋での酒もほどほどに早寝しようとしたのですが、いつもは有料のチャンネルがその日に限って無料サービスしており、朝まで眠れないという、最悪のコンデションで当日の朝を迎えました。
 小山市内から約40分かけて決戦の舞台,桃里CCに到着しました。とても豪華なクラブハウスで、コースもフラットで接待向けの印象を受けました。特に今回助かったのが、ほとんどOBがないということです。特にドライバーが曲がる私にとっては、隣のコースからツーオンを狙え、実際二度も助けられました。
 当日は晴天に恵まれましたが、スタート前から見かけ倒しと冷やかされ、「お前の枠は二度と買わない」とある社長から罵倒され意気消沈でスタートしました。
 同伴者は、村田金箔の村田社長(今回2位)とタック化成の高石支店長で非常にレベルが高く、ハンデ26の私を引っ張っていただいたという感じです。
 スタートホールからティーショットがクロスバンカーへとアクシデントに見舞われましたが、残り140ヤードを8番アイアンでなんとツーオンし、パーでスタートできました。
 そのあと3ホールをパーで来ました。「このまま行けば26アンダーでぶっちぎりの優勝!」と冷やかされながら、あれよあれよと前半、42という自己ベストであがることが出来ました。
 昼食時に同伴者から「このまま行くと(84−HC26=54=−18)18アンダー」とからかわれながら、少しずつ優勝を意識しました。
 昼からも悪くてボギーで切り抜けながら、残り3ホールをむかえました。いつもなら小心者の私はスプーンでせこくスコアメイクするところを、同伴者の横やりがあり、ドライバーを使いました。見事に迷いが災いし、残り3ホールのティーショットすべてOBを出してしまい、ダボ、トリ、ダボになってしまい、後半は47で上がりました。
 結局、GROSS 89・HDCP 26・NET 63 で優勝することが出来ました。
 また、ドラコン1本・ニアピン2本も取ることができ、帰りの新幹線代も稼ぐことが出来ました。
 また、初めて家族に優勝報告することができたこと、父親の尊厳を向上できたこと、ご同伴者ならびに、いつも楽しくプレーさせていただいているラベル会の皆様に、感謝です。次回も優勝と行きたいところですが、ハンデが13になってしまい、暗黒時代が始まりますが、めげずに頑張ります。

 主な成績は次の通り。
■優勝・ 長田和志(日本ウエスト) 42、47 89 HD26、NET 63
■準優勝・ 村田淳(村田金箔) 40、41 81 HD11 NET 70
■3位・ 船生友行(大日本インキ) 42、47 89 HD 24 NET 65(前回、前々回不参加により3位)
■ベスグロ・ 恩田博(恩田製作所) 40、40 80 HD7 NET 73
■BB賞・ 若山栄(東京タック) 53、59 112 HD 30 NET 82


なるほど・ざ・新製品
第96回『イー・エフ・アイ』
産業用インクジェットプリンター
Jetrion3025』国内発売開始へ
アナログとデジタルの同時使用も

 イー・エフ・アイ(東京都新宿区西新宿6−8−1  3344−3123)では産業用インクジェットプリンタ「Jetrion 3025」のデモをIGAS2007で初めて行い、日本国内での発売を開始した。
 同システムは、パーソナル化、バーコード、ナンバリング、特定地域に合わせた個別化、小ロット多品種への対応、可変データ印刷機能が可能。現在使用しているシステムに同システムを統合することで、アナログプリンタとデジタルプリンタを同時に使用することができ、高速フレキソ印刷機またはラベル印刷機を最大限活用することができる。
 高速なインラインモノクロシステム、フルカラーUVインクジェット印刷、商品への直接印刷など、ラベルおよび包装の全分野で利用可能となる。
 主な特徴は次のとおり。
■使用例: 各種ラベル、プラスティックカード、ペーパーカード、パッケージング、くじ、商品券、ダンボール、商品ダイレクト印刷
■プリントヘッドの組み合せ: スティッチオプションで、最大366mmまでのスティッチング(6PH)が可能。幅広のバーコード、イメージの印刷を実現。ラインプリンティングで、ヘッドを独立したラインで使用。バリアブルデータ印刷を個々のラインで実現。
■モノクロ、スポットカラーへの対応: 1プリントヘッドが一色に対応。色数を増やす場合は、プリントヘッドを増設。
■様々なインクへの対応: メタリックインク(ゴールド、シルバー)、ホワイトインク、セキュリティ、インビジブルインクに対応。
■ハイブリットコンセプト:
 1.フレキソ印刷機にインラインで設置。固定部分はフレキソ印刷機、可変部分はインクジェットで印刷することにより、固定部と可変部をインライン同時印刷が可能。
 2. カットシート搬送機にインラインで設置することで、ダイレクトメールなどの宛名を印刷。
 3.後加工ライン、抜き、シーター、スリッター、パッキングライン、アタチャー、製品加工ライン等様々な搬送系との統合が可能。
機械仕様は次のとおり。
■基本構成: コントローラー、インクジェットスタンドユニット、プリントヘッド、エンコーダー、フォトセル
■インク: UV及び溶剤インク。ブラック、ブルー、レッド、その他カスタマイズスポットカラー
■解像度: 最高 316 x 526dpi (標準印刷時 316 x 316 dpi)
■印字幅: 61mm〜366mm
■印刷スピード: UVの場合、最高78 m/分、溶剤の場合最高125 m/分
■コントローラー: Windows XPベース。1コントローラーで最大6PHまでコントロール