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bQ9300
平成20年4月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ93号 メニュー
  ●今年度最後の支部会を合同で開催
    寺田勝昭氏を講師に迎えセミナー
●日本印刷産業連合会
  第7回印刷環境優良工場を募集
  ●産廃管理票交付状況報告書制度が
    産業廃棄物の排出量報告が義務化
●ミヤコシが展示実演会開催
  オンデマンドプリンター4機種を
  ●フローテープとクラッチ
    テープを組合取扱商品に
●三和技研が社名変更
  潟Tンワコーケンに
  ●理事会議事録要旨 ●ドルッパ2008ツアー参加者募集中
  ラベル新聞社
  ●No.66 健康がいちばん!
    意外と怖いドライアイ

今年度最後の支部会を合同で開催
制度創設の背景や申請方法を
寺田勝昭氏を講師に迎えセミナー
シール印刷工場のGP認定制度について
合同支部会として開催されたGP認定制度セミナー

 今年最後の支部会は3月7日(金)、午後6時より、秋葉原の中小企業振興公社秋葉原庁舎会議室に於いて、「シール印刷工場のGP認定制度について」と題して、P&Eマネージメント代表の寺田勝昭氏を講師に招き、合同支部会として開催され、多くの組合員が参加しました。

講師の寺田勝昭氏

 セミナーは高橋邦浩西支部長の司会で始められ、初めに寺田講師は業界の環境対応について説明し、環境問題に対する社会的要求が高まってきたと語りました。
 印刷業に対しても環境に配慮した工程や製品作りが求められていることから、自主基準として『印刷サービスグリーン基準』を制定、@顧客等に印刷業の取組み内容をアピールし理解を得るA印刷企業が取組むための項目や基準を明確にする等の、これまでの経緯を説明しました。
 そしてグリーン基準を達成した印刷企業の認定や適合製品の普及を図るために『グリーンプリンティング認定制度』を創設、平成18年4月にオフセット印刷、平成19年11月にシール印刷のGP認定制度が創設されたことを説明しました。
 GP認定制度とは、@印刷業界が制定した唯一の総合認定制度でAグリーンプリンテイング(GP)認定制度はGP工場認定、GP製品認定、GPマークとGP資機材認定制度で構成され、BGP工場認定制度は日印産連グリーン基準に基づき、要求される環境配慮基準の達成と環境マネジメントシステムの適合を独立した認定委員会が認定し、C対象は営業、企画から納品にいたる全ての工程DGP認定工場はGPマークを製品および自社の名刺、会社案内などに無料で使用でき、但し、製品に使用する場合はグリーン基準「購入資材」の水準-2以上に適合したものE環境配慮製品のアピールと環境優良工場の推奨。
 ISO14001は、その取得に膨大な費用が掛かり、取得後も毎年高額なランニングコストがかかるため、取得をためらう業者が多かった。
 このため、印刷業界では小規模零細企業でも取得できるISO14001に代わる印刷業界唯一の環境基準を制定しようと、日本印刷産業連合会が中心となって創ったのが「GP認定制度」で、取得費用も約27万円と、ISOの十分の一と格安であることが大きな特徴で、その取得のための申請手続きの流れなども説明しました。
 セミナー終了後は、会場を秋葉原ワシントンホテルに移して、寺田講師も参加して懇親会が開催され、新規加入希望組合員も紹介されるなど、賑やかな合同支部会となりました。


日本印刷産業連合会
第7回印刷環境優良工場を募集
各企業の取組みを促進、社会の理解を

 日本印刷産業連合会では、今年も『第7回印刷産業環境優良工場表彰制度』平成20年度候補工場を募集しています。
 同制度は、印刷産業界における各企業の環境問題に対する取組みを促進するとともに、印刷工場の環境改善及び印刷企業に対する社会の一層の支持・理解を獲得することを目的に、平成14年度に印刷産業環境優良工場の表彰制度として制定されました。
 募集要項は次の通り。
1.表彰の種類
 @経済産業大臣賞
 A経済産業省商務情報政策局長賞
 B社団法人日本印刷産業連合会会長賞
 C社団法人日本印刷産業連合会奨励賞
2.応募資格
 @(社)日本印刷産業連合会の会員である10団体傘下の会員企業であること
 A印刷及び印刷加工に関わる工場であること
 B一企業で複数の工場がある場合には、当該年度で応募できる工場は一工場に限る
 C平成20年3月1日現在において、工場稼働後3年以上経過していること
 D最近5カ年以内に環境法令等に基づき操業停止等の行政による処分を受けていないこと
3.提出書類(正1通 副2通)
 @印刷産業環境優良工場表彰候補工場応募票 (様式1)
 A印刷産業環境優良工場表彰候補工場の概要 (様式2)
 B印刷産業工場の環境整備・改善の内容説明書 (様式3)
 C工場全体、各作業場、環境関連施設及びその他記入項目に関する写真 (別綴じ)
4.応募の手続き
 @応募書類の請求
  1. 上記応募書類は、http://www.jfpi.or.jp/ からダウンロードできます。
  2. または所属する会員団体事務局に請求してください。
 A提出先 応募書類は、所属する会員団体事務局宛に正1通 副2通提出すること
 B提出期間 平成20年3月10日(月) 〜 平成20年5月30日(金)
5.表彰
 @日時 平成20年9月17日(水)
 A会場 ホテルニューオータニ「 鶴の間 」(東京都千代田区)
 ※「2008年 印刷の月」記念式典にて表彰
 ちなみに前回の第六回優良工場では、日本印刷産業連合会会長賞に潟iガノ野田第一工場と山田美術印刷竃{社工場が、シール印刷業界から表彰されました。


産廃管理票交付状況報告書制度が
6月30日までに昨年1年間の
産業廃棄物の排出量報告が義務化

 平成20年度より、前年度1年間に交付した産業廃棄物管理票(マニフェスト)を「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」として取りまとめ、各都道府県知事等へ報告する制度が再開されます。
 この報告書については、これまで適用が猶予されていましたが、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則等の一部を改正する省令(平成18年7月26日環境省令第23号) 」でその適用猶予が平成20年4月1日までと定められ、提出が義務化されることになったものです。
 これに伴い、初年度は平成19年4月1日から平成20年3月31日までの一年間に交付したマニフェストの交付等状況について平成20年6月30日までに報告することになりますので、対象となる事業者は、マニフェストや帳簿等の管理等、予め準備が必要となります。
 この報告書の提出対象者は、前年度に産業廃棄物を排出し、マニフェストを交付した事業者は報告書を提出する必要があります。産業廃棄物の排出量や交付枚数にかかわらず提出が必要です。
 実施状況報告書は東京都環境局のホームページからダウンロードし、産業廃棄物の種類ごとに、過去一年間の排出量(トン単位)、管理票の交付枚数、運搬受託者の許可番号、氏名または名称、運搬先の住所、処分受託者の許可番号、氏名または名称、処分場所の住所等を記入するようになっています。
 東京都環境局のホームページ
 http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sanpai/todoke/kofujokyo/index.htm
 現在、組合事業である日本ウエストのRPF事業に参加している組合員は、日本ウエストに問合せれば、同社ではコンピュータ管理しているので、即座に自社の年間の排出量を回答してくれることになっていますので、お問い合わせください。
 また、東京都では電子マニフェスト制度導入を呼びかけています。
 電子マニフェスト制度とは、(財)日本産業廃棄物処理振興センターが運営する情報処理センターにパソコンや携帯電話などから電子化したマニフェスト情報を登録し、情報のやり取りをするものです。
■電子マニフェストのメリット
@記載漏れが防げる
A処理終了の報告が情報処理センターから電子メール等で通知され、データの照会も容易
Bマニフェストの保存義務がない
C「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」の提出義務がない
 電子マニフェストを利用する場合は、排出事業者、収集運搬業者、処分業者の三者が情報処理センターに加入手続きをする必要があります。電子マニフェストを導入している処理業者は、(財) 産業廃棄物処理事業振興財団のホームページから検索できます。
http://www.sanpainet.or.jp/index.cfm
 電子マニフェストを利用した場合、「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」は、情報処理センターから各都道府県知事等へ報告されるため、各事業者は報告書の提出が不要になります。
 電子マニフェストの問い合わせ先
 (財)日本産業廃棄物処理振興センター Tel:03-5811-8296(サポートセンター)


ミヤコシが展示実演会開催
オンデマンドプリンター4機種を

 潟~ヤコシ (本社・千葉県習志野市津田沼1の13の5 宮腰巌社長)では、3月5日から7日までの3日間、八千代市のテクノセンター内POD事業本部クリーンルームに於いて、オンデマンドプリンター4機種のOPEN HOUSEを開催し、約800名が見学に訪れました。
 今回発表されたのは@ フルカラーインクジェットプリンター「MJP20C」一タワー構成 ロールto ロールA UVインク対応フルカラーインキジェットプリンター「MJP20V」ロールto ロール B液体トナー方式電子写真プリンター「MD-Press1260」ロールto ロールCワイドフォーマット シリアルプリンター「TXP18A」の四機種。
 「MJP20C」は、IGAS2007にて発表した印字速度150m/minを印字速度MAX200m/minに速度向上させ展示実演しました。
 また、UVインキ対応の「MJP20V」は、フルカラーインクジェットプリンター「MJP」シリーズにUVインキ対応のシステムを追加し、UVインキへの対応を取る事で、従来のターゲット 基材のみでなく、フィルム、コート紙等の様々な基材に対してのインキジェットプリンターの優位性を生かしたオンデマンドプリントを可能にしたと説明されました。
 従来のオンデマンドインキジェットプリンターの概念を覆すもので、その印刷スピードと印刷精度に目を見張る参加者が多かったようです。
 (写真はミヤコシのホームページより)


フローテープとクラッチ
テープを組合取扱商品に

 組合では丸伸製作所の『フローテープ』と『スクラッチテープ』を、4月1日より正式に組合取扱商品といたしました。
 フローテープは、ガラスクロスにフッ素樹脂コーティングを施したもので、刃型に付着するノリがつかなくなるものです。種類は厚みが0.13o、幅が100o、長さが10m、価格は1巻8100円。
 クラッチテープは、ラベル印刷機(平圧タイプ)の版、抜き型固定用両面テープで、従来は、版や抜き型を外しやすくするために、2枚の両面テープの間に新聞紙をはさんでチースに取り付けることが多かったが、これでは手間がかかり、組み版作業の効率が悪いため、クラッチテープは、あらかじめ新聞紙の代わりにはがれやすい紙をはさんである両面テープなので、2度の貼り合わせの手間もなく組み版作業の効率アップにつながるものです。
 種類は幅が50o、100o、150oの3種類、長さはいずれも50m。価格は1巻150o幅が9500円、100o幅が6400円、50m幅が3500円。


三和技研が社名変更
潟Tンワコーケンに

 去O和技研は創業35周年を迎えたのを機に、4月1日より、社名を潟Tンワコーケンと変更しました。
 住所、電話、FAXは従来と変わらず。

・住所=埼玉県桶川市坂田802の2
・電話=048−728−0309
・FAX=048−728−2739


理事会議事録要旨

■日時 3月13日(木)午後6時〜
■場所 中小企業振興公社秋葉原庁舎
■出席者 弓納持 昇 栗原延行、本間敏道、植田冶司、平田登起男、園田正義、坂内仁英、臼井利彦、高橋邦浩、野尻公義、池田智之、栗原正文

《議題》
1.平成20年度事業計画について
@技術環境対策委員会
 刃型と使い方の勉強会を開催(7月) ラベルコンテストの展示(合同支部会) 間欠輪転機の見学会(大阪 2月) CTP製版関係の勉強会などが案として出された。
A教育経営委員会
 今年も清宮さんに協力してもらい、マーケティングの各論について企画したいと報告され、それに基づいて他の事業も決めることとなった。
B広報情報システム化委員会
 ラベルニュースの紙面刷新と組合ホームページの更新を積極的に行なっていく。ホームページに不要残紙などの売り買いコーナーを設けていく事が提案され今後検討することとなった。
C事業委員会
 組合取り扱い商品の売り上げが落ち込んでおり、雄型用紙も間欠輪転の普及で今後需要増は見込めないことから、輪転用の両面テープなどを新たに取り扱ってはという意見が出され今後検討することとなった。
D福利厚生委員会
 組合研修旅行は6月21日22日の2日間、三浦半島の城ヶ島京急ホテルで決定したこと、また、従業員や家族対象のリクレーションということで、ボーリング大会などを検討したいと報告され了承された。
2.平成19年度決算見込みと平成20年度予算案について
 平成19年度決算については何とか若干の黒字で終わりそうであることが報告され、平成20年度予算案については事業計画と照らし合わせながら次回の理事会までに提出することで了承された。
3.産業廃棄物状況報告書提出制度について
 各都道府県が産業廃棄物管理票(マニフェスト)の過去1年間の排出量を報告することが平成20年度から義務付けられ、昨年度の分は6月30日までに提出するように説明があった。
4. 厚生労働省『労働時間等設定改善推進助成金』について
 本間専務理事より来期財政難のため、厚生労働省の『労働時間等設定改善推進助成金』事業に取り組むことになり、委員会の設置に当たっては園田、坂内氏が決定し、平山、岡田の両氏に事務局より打診することで了承された。
その他
5.新規加入組合員加入承認について
 有限会社ホダ印刷から出されていた組合加入について4月1日からの加入が承認され、東支部の所属が決まった。


ドルッパ2008
ツアー参加者募集中
ラベル新聞社

 ラベル新聞社では、5月29日から6月11日までドイツデュッセルドルフで開催される「DRUPA2008」の視察ツアーを企画し参加者を募集しています。
 ドルッパは4年に1度開催される世界最大の国際総合印刷機材展で、今回で14回目を迎える。

ツアー名・DRUPA2008視察ツアー
日   程・5月29日(木)から6月4日(水) 7日間
訪問都市・フランクフルト、ケルン、デュッセルドルフ
旅行代金・43万8千円(お一人様)
募集人員・30人
募集締切・4月15日
企業視察先(予定)
Barthel Gmbh/Barthel Digitalprint
 1984年に設立されたパッケージとラベルの印刷企業。


No.66 健康がいちばん!
意外と怖いドライアイ
パソコンやTVゲームで

■ドライアイとは
 オフィスでのパソコンの普及、テレビゲームの流行など、目を酷使しがちな現代人に、ドライアイになる人が増加しています。目が乾くぐらいなら、という甘い認識は禁物。眼の表面の傷から細菌が感染して、眼全体の疾患に進行することもあるのです。
 こんな自覚症状はドライアイかも!?
 最近、このような目の不快感がありませんか?
・目が充血しやすい
・目が乾いた感じがする
・目がなんとなく不快
・目が重く感じる
・目がゴロゴロする
・目が疲れやすくなる
・目が痛くて開けていられない
 普段、オフィスでパソコン作業などを長時間されている方は、このような心当たりがありませんか?眼精疲労の初期症状と同じような症状なので、見過ごされてしまいがちなのです。

■ドライアイだと何が良くないの
 そのような目の状態で、表面に傷などがつき、そこから細菌などが侵入すると眼科疾患になる可能性が高くなります。最悪の場合には、視力低下や失明の危険性もありますから心配になります。

■ドライアイをどう直す
 ドライアイは、普段の生活習慣や環境が原因となる場合も多いものです。ですから、まずドライアイにならないための予防を心にとめておくことが大切かもしれません。
 生活環境を見直して、ドライアイ予防
 オフィスでの予防対策には、パソコンの作業の仕方、作業習慣、室内環境の見直しが大切です。知ってはいてもなかなか実行できないと思いますが、疲れや乾きを感じたら、すぐに、しばらく目を休ませる、ゆっくりまばたきをする、ディスプレイなどから視線をはずし、しばらく遠くをみるといったことでしょう。こうしたセルフケアを日常的に、継続的に行う大切さを見直したいものです。

■ドライアイの治療法
@涙を代用、点眼薬で潤す
 ドライアイの基本的治療法は、人工涙液である点眼薬をこまめに用い目を潤すことです。
 ドライアイの場合、目の表面の傷や度重なる点眼に、防腐剤によるトラブルがおこりがちですから、眼科医の処方する防腐剤の入っていないものを使用しましょう。
 また、開封後は、カビや細菌の繁殖を防ぐため、10日ほどで破棄したほうがよさそうです。また、1回使いきりタイプの人工涙液もあります。
A涙点プラグでふさぐ
 涙点をシリコン製の小さな涙点プラグを差し込んでふさぎ、涙を眼球表面に長く留める方法です。
 これにより、人工涙液では代用できない涙に含まれる重要な栄養分や細菌を殺菌する成分を、自分の涙で働かせることができます。
 涙点プラグを挿入する手術は、比較的簡単です。まず、点眼麻酔をします。そして涙点の大きさを測定して挿入するプラグのサイズを決めます。涙点は上涙点・下涙点と二つあります。涙点に、ワンタッチで涙点プラグを挿入し、10分程度で終わります。
 このほかにもゴーグルやフード付眼鏡で保護する方法もあります。

《参考資料》
http://allabout.co.jp/health/eye/closeup/CU20050227A/index.htm