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bQ9400
平成20年5月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ94号 メニュー
  ●知っていますか?
    「ワーク・ライフバランス」
●組合研修旅行6月21日に開催
  京都協組の西野恒雄理事長が講演
  ●第50回年次大会
    グランドプリンスホテル赤坂で開催
●ラベルフォーラムジャパン
  10月8日、9日にTOC有明にて開催
  ●青年部が3月度例会
    活発な意見交換を
●DIC鰍ノ社名変更
  大日本インキ化学工業
  ●「日本の粘着ラベル市場2008」発刊
    ラベル新聞社
●こんな話、あんな話
  「行」「工」「考」の3つで貢献!
  ●中小企業向け福利厚生制度
    「JOYLAND」会員を募集中
●No.67 健康がいちばん!
  肺気腫患者の8割が喫煙者
  ●なるほど・ざ・新製品
    第97回『ビーエスティ日本』

知っていますか?「ワーク・ライフバランス」
所定外労働時間の削減と
年次有給休暇の取得率向上

 組合では平成20年度事業として、厚生労働省の「労働時間等設定改善推進助成金制度」を利用し、労働者の抱える多様な事情、および業務の態様に対応した労働時間等の設定を図り、年次有給休暇を取得しやすい環境の整備、所定外労働時間の削減、労働時間の管理の適正化などに取り組んでいくこととなりました。

労働時間等設定改善推進助成金制度を活用
仕事とプライベートのバランスを
アンケート調査やセミナーの開催

 この事業は、労働時間が週40時間、年間1800時間が浸透したものの、仕事とプライベートのバランスがうまく取れないというケースが多いため、これを解消しようというものです。
 こうした仕事とプライベートのバランスをとることを一般的には「ワーク・ライフバランス」と呼んでおり、すでに大企業を中心に積極的に取り組む企業が目立ってきています。
 ワーク・ライフバランスの目的は、仕事とプライベートをうまく調和させ、相乗効果を及ぼし合う好循環を生み出すことです。
 たとえば、仕事において、高い付加価値を提供し成果を上げるためには、広い視野や人脈が必要ですが、それらは仕事以外の場所で身につくことが多いと言われています。
 つまり仕事以外の場を大切にすることによって、仕事も短時間で成果を上げることができるようになります。言い換えると、仕事での成果を上げるために「働き方の柔軟性を追求する」ということがワーク・ライフバランスの核心であると言われています。
 「ワーク」と「ライフ」を“ハーモニー(調和)”させることで、仕事でも家庭でもより豊かな生活ができることを目指そうというものです。
 いま、なぜ仕事と生活の調和が必要なのかということについては、国は『仕事と生活の(ワーク・ライフバランス)憲章』を昨年12月に発表しましたが、その中で仕事は暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらす。同時に家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしには欠かすことはできないものであり、その充実があってこそ、人生の生きがい。喜びは倍増するとしています。
 しかし、現実の社会には、@安定した仕事につけず、経済的に自立することができないA仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねないB仕事や子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られることも現実です。
 今回組合では、「労働時間等設定改善委員会」を特別委員会として設置し、来年の3月末まで、事業計画に沿った事業を推し進めていくことになりました。
 具体的には@全組合員に対してアンケート調査・ヒアリング調査を行い、現状を把握しAセミナーを開催して経営者に今回の事業の意義を理解してもらうBポスターやリーフレット、ステッカーを作成・配布し、ワーク・ライフバランスの重要性を訴えることによって、人材の定着と、より良い人材の確保を図っていくことが今回の事業の目的ですので、ご理解とご協力をお願いします。


組合研修旅行6月21日に開催
京都協組の西野恒雄理事長が講演
シール印刷のトラブルシューティング

 毎年恒例の組合研修旅行は、6月21日(土)、22日(日)の2日間の日程で、神奈川県三浦半島にある「城ヶ島京急ホテル」にて開催が決定しました。
 今回のテーマは、京都シール印刷工業協同組合の西野恒雄理事長に「シール印刷のトラブルシューティング」と題して講演していただくことになりました。
 西野理事長は、シール印刷技術の第一人者として誰もが認める人であり、以前から一度話を聞きたいという声が多く、西野理事長自身も、ラベル組合と京都の組合のコラボレーションをという希望が強かったために、今回実現したものです。
 また、今回は大阪の製版業者のサカエ彫巧社社長の枡重聖長氏が「チェンジング製版」について説明をすることになっていますので、是非ともご参加をお願いいたします。
 翌日は観光コース(鎌倉)とゴルフコース(葉山国際カンツリー倶楽部)が設定されています。
 案内状と申込書は5月8日に組合事務局より発送しますので、FAXにて5月28日(水)までにお申し込みください。

城ヶ島京急ホテル


第50回年次大会
グランドプリンス
ホテル赤坂で開催

 全日本シール印刷協同組合連合会主催の「第50回年次大会東京大会」は、10月10日(金)に、港区の「グランドプリンスホテル赤」に於いて、東京都正札シール印刷協同組合の担当で開催されます。
 今回は第50回という記念大会のため、すでに担当協組では準備を進めており、600名の参加を見込み、近く案内状を送付する予定。

グランドプリンスホテル赤坂


ラベルフォーラムジャパン
10月8日、9日にTOC有明にて開催
ラベル新聞社主催

 ラベル新聞社では、10月8日、9日の2日間、東京江東区のTOC有明で、専門イベント「ラベルフォーラムジャパン2008」を開催します。
 同フォーラムは、今回第2回目で、ラベル業界にターゲットを絞った専門イベントであり、資機材購入決定者の来場も多く見込まれているため、ビジネスチャンスの場として期待されています。
 同フォーラムは、コンファレンスとテーブルトップショーとに分かれており、コンファレンスは2日間で20セッション、テーブルトップショーは50小間。
 同社では現在テーブルトップショーの出展社を募集しています。出展料は1小間(幅3m×奥行2m×高さ2.1m)30万円。この開催日の翌日は、年次大会東京大会になっており、東京パック(10月7日〜11日、東京ビックサイト)と併せての開催になっています。
 問合せはラベル新聞社まで。
 電話・3866−6577
 FAX・3866−0105


青年部が3月度例会
活発な意見交換を
新部員などを紹介

 平成20年3月14日、青年部の今年度最後の定例会が、亀戸にある「博多もつ鍋・串もん 喜九蔵」にて行われました。土砂降りの中、15名の部員が出席しました。
 森田部長に乾杯の音頭をとっていただき、しばらく歓談した後、今回から青年部に新しく入部されることになった泣zダ印刷の保田(ヤスダ)氏が紹介されました。
 また、椛蜩激}ーク工業の清水氏からQRコードの見せ方と情報管理の話があり、サンプルを見ながら熱心に耳を傾けていました。
 その他に、アイケイ印刷汲フ栗原氏から新しい組合の行事について、青年部員の意見が欲しいとの話しがありました。これは組合員だけでなく、その家族も含めてレクリエーションを行おうというもので、どんなことをすれば良いか多くの案が出されていました。
 その後は、各自お酒を酌み交わしながら大いに盛り上がり、ほとんどの参加者が二次会に行き、さらに親交を深めました。  今年度も最後になりましたが、来年度もさらによりよい青年部にしていくために、皆で頑張っていきましょう。

新部員加入で盛り上がった例会


DIC鰍ノ社名変更
大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業 (小江絋司社長)は、4月1日より社名を、「DIC株式会社」(ディーアイシーかぶしきがいしゃ)と変更しました。
 同社は、明治41年2月15日に印刷インキの製造および販売会社として創業し、今年創業100周年を迎え、創業以来今日に至るまで、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂、機能製品、電子情報材料など、広く事業を展開し、また、いち早くグローバル化を推し進め、現在、世界約60カ国に事業を展開しています。
 同社では、創業100周年を機に、今後より一層の成長発展を遂げるために「グループ化」「グローバル化」を強力に推し進め、事業構造、企業体質の変革の実現をめざし、このため、グループ企業の連携を一段と強化し、グローバルで認知される企業を目指すことを意図し、商号をこれまでの「大日本インキ化学工業株式会社」から「DIC株式会社」(ディーアイシー)としました。
 同社では社名変更について「これまで当社が培ってまいりましたブランド資産を継承しつつ、英文字表記とすることで、当社のイメージをグローバルに展開する国際企業という実態に近づけ、今後、「DIC」をコーポレートブランドとして積極的な業容拡大を図っていきたい」としています。


「日本の粘着ラベル
市場2008」発刊
ラベル新聞社

 ラベル新聞社では、このほど「日本の粘着ラベル市場2008」を発刊しました。同書は昨年はじめて発刊され、今回が第2弾ですが、粘着ラベル市場の動向、ラベル印刷会社の動向、主要ラベル印刷会社の概要、印刷用粘着紙の動向、ラベル印刷機の動向、ラベル用資機材の動向等についてまとめられています。
 A4サイズで価格は31500円(税込み)。申し込みはラベル新聞社へ。



こんな話、あんな話

 このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回はラベル新聞四月一日号掲載の、三和技研からサンワコーケンへと社名を変更した経緯について語る、高橋範幸社長のインタビューから抜粋したものです。

「行」「工」「考」の3つで貢献!

 経営理念は『技術革新』『組織確信』『自己革新』という3つの柱を持って社会に貢献していこうという内容です。
 サンワコーケンという新社名は、コーケンの『コー』は、お客様へのヒアリングなどから炙り出された当社の業績を3つの漢字にまとめたものから着想しました。
 その漢字とは『行』『工』『考』の3つの『コー』です。詳しく申しますと『行』は現場を止めないトラブルの対応やきめ細かなメンテナンスなど行動力。『工』はカットやスリット、巻き取るすべての工程を自動化・省力化する工業技術力。『考』はシール・ラベルの周辺機器のことであれば相談を受け、すぐに解決できる経験と知識の提供。これらを大切にすることで、結果的にシール・ラベル業界を通じて社会に『貢献していく会社に』という思いを込めました。
 もともと『三和』というのは、3人の人物の『和』という意味だったのですが、今後は3つの『コー』の和を大切にしていくという意味を持たせたいと思います。
 私は会社というものは「社会の公器」であると考えています。しかし持続可能性を持った会社でなければ公器ではありません。当社も仙台の社長の時代で終わらせるつもりはありませんでしたし、私の時代でなくすつもりもありません。できれば永続的にと考えるのが経営者ではないでしょうか。


中小企業向け福利厚生制度
「JOYLAND」会員を募集中
低コストで大企業並み
リゾート地や遊園地等
東京都中小企業振興公社

 東京都中小企業振興公社では、低コストで大企業並みの福利厚生を実現し、人材の確保と定着を支援する中小企業向け福利厚生制度「JOYLAND」の加入企業を募っています。
 これは職場環境を整えて、魅力ある職場をつくりたい、費用を抑えて福利厚生を充実させたい、福利厚生のアウトソーシングを導入したいという要望に応えたもので利用できるメニューも幅広いニーズに応えています。
 利用できる主なメニューは、スパリゾートハワイアンズ(3150円→700円)、東京ディズニーリゾート(5800円→4900円)、としまえん(3900円→1000円)、西武園(3200円→1000円)、八景島シーパラダイス(4900円→3200円)、東武動物公園(4500円→1500円)、富士急ハイランド(4800円→3200円)。
 このほかにも軽井沢や箱根の会員制リゾート施設が会員価格で利用でき、レンタカー、スパ・健康ランド、ゴルフ場、スポーツクラブなど多くの施設が利用できます。
 会員になるには都内に事業場を持つ中小企業が対象で、年会費は10人以下が1万9千8百円、30人までが2万1千円、100人までが3万3千円となっています。
 詳しい資料の請求や問い合わせは下記まで。

 東京都中小企業振興公社企業人材支援課
 電話03(3251)9361
 FAX03(3251)7888

 ホームページからもダウンロードできます。
 http://www.tokyo-kosha.or.jp/fukuri/joyland/shisetsu/sports/index.html


No.67 健康がいちばん!
肺気腫患者の8割が喫煙者
発病後は進行止めるのは無理

■肺気腫とは
 肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張し、破壊される疾患です。肺胞とは、酸素と二酸化炭素を交換する組織です。拡張、破壊により、息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、吐き出すときにうまく空気が肺から出て行かなくなります。徐々に進行し、肺胞が拡張と破壊を繰り返すと、ブラという袋を形成してしまいます。そうして、正常の肺の血管が細くなったり、肺全体が膨張し、呼吸筋である横隔膜を押し下げたり、心臓を圧迫したりします。自覚としては、体動時の息切れや息苦しさを感じてきます。その後、胸郭が前後に張り出したり,自分のペースで平地を歩いていても,安静にしていても呼吸困難を生じるようになります.

■肺気腫の原因とは
 肺気腫の原因は、不明ですが、肺気腫患者の八割以上が喫煙者であることが報告されています。また、α1ートリプシンという酵素が先天的に欠損している場合に、環境因子が加わって発症することもわかっています。その他に、家族集積性があることなどから、遺伝的要素も推定されています。発病時に、煙草を直ちに中止しても、病気の進行をなくすことはできません。しかし、そのまま吸い続けると、肺気腫の急激な進行も予想されます。したがって、副流煙のことも考え、禁煙することが最重要と考えます。

■肺気腫の診断
 肺気腫の確定診断は、肺の組織を採取し、顕微鏡で観察し、初めて決定されます。肺線維化の所見を認めず、呼吸細気管支壁または肺胞壁の破壊と拡張が病理形態的に確認されることが必要です。しかし、肺の組織を採取することは、患者さんの苦痛を伴いますので、通常は、胸部レントゲン写真とCT写真、呼吸機能、血液検査などから総合的に判断します。

■肺気腫の治療とは
 肺気腫は、いったん発病してしまったら途中で病気の進行を止めることはできません。ですから、肺気腫に罹患しないことが重要です。原因として最も考えられている,煙草を吸わないことが、最大限の予防と思わます。
・初期
 階段の昇降や坂道での息切れや、息苦しさを自覚したての時には、肺での空気の出し入れがしやすくるように、気管支拡張薬の内服や、気道のクリーニングのために、痰を出しやすくなる薬を内服します。また、気管支を拡張する目的で、β刺激薬や抗コリン薬等を併用されることもあります。
 日常の生活については、特に神経質になることはありませんが、規則正しい生活をして、体力を落とさないことが大切です。風邪をこじらせると肺炎になりやすいので、早めの治療が必要です。肥満の方は呼吸筋のはたらきをよくするために、ダイエットしたほうが経過が良い様です。やせ過ぎの方は、良質の蛋白質を多めに摂取するように心がけて下さい。息切れのため、運動が億劫になりがちですが、適度の運動は必要です。
・急性増悪期
 気道や肺の感染症、肺性心などを合併すると、呼吸苦が増悪します。呼吸困難感が、強くなった場合には、すぐかかりつけの医療機関に相談して下さい。・進行期自律訓練によるリラクゼーションや呼吸リハビリ、適度な運動を続けてください。内服薬も規則正しく継続して下さい。

《参考資料》
http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20030217M/


なるほど・ざ・新製品
第97回『ビーエスティ日本』
静止画像装置「パワースコープ3000」
最先端テクノロジーを搭載し
印刷品質を飛躍的に向上させる

 ビーエスティ日本梶i本社・大阪府箕面市船場1−10−9 KTビル)では、このほどラベル印刷のトンボマーク等の見当合わせに最適なビデオシステム「パワースコープ3000」の販売を開始しました。
 同社はBST INTERNATIONAL社の百%出資子会社で、性能・品質を重視したドイツの技術を日本に紹介していますが、ウエブガイド装置(蛇行修正装置)、ビデオ監視装置、オートレジスターコントロル装置など印刷・ラベル・フイルム・タイヤ・コンバーティングなどの各業界で広く使用されています。
 現在世界の印刷市場ではより競争力を高めるためには、印刷速度を最適化し、印刷の損紙や印刷機の非可動時間を最小化するとともに、印刷の品質を向上させることが強く求められています。
 同機は広角で高倍率のコンパクトなユニットと記憶画面やクイックズームなどの先端テクノロジーを搭載。これまでにない画期的な作業性能を発揮する。また、クリアーできない高品質画像により、印刷コンディションをチェックし、効率的な品質管理を実現する。さらに色彩の再現で難しいとされる淡黄色を忠実に表現します。
 また、印刷現場でのニーズに的確に応えるビデオチェックシステムは、豊富なキャリアをもつ印刷オペレーターの要望により設計、優れた機能性とシンプルなコントロールパネルで飛躍的に操作性をアップさせました。
 シリーズで安価なこのモデルはラベル印刷のトンボマーク等の見当合わせに最適なタイプでラベル印刷機等に短時間で取付けが可能など、BSTビデオのベストセラーモデルです。
 このほかの特徴としては
■初期の正常な画像を記憶させておき、時間経過後にモニタ画面上で記憶画像と現状画像をつき合わすことができるため、印刷色の変化を知ることができる。
■アイコンの一つをタッチすることによって瞬間的にズームイン、ズームアウトができる。
■カメラが自動的に印刷画面を移動して印刷部の前面を区画ごとに順次描画。一サイクルの動作で印刷前面を見ることができる。
 同機の問合せはビーエスティ日本鞄結梔c業所(東京都港区高輪3丁目25−27−411 電話03−5798−7805)まで。