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●第50回年次大会東京に450名参加 「情報の共有化」を訴える |
●中央会会長表彰 森田賢氏が受賞す | |
●青年部10月度例会 ラッピングの実演も |
●資金繰りを応援する 緊急保証制度スタート | |
●移転のご案内 | ●東京中央会調査 | |
●なるほど・ざ・新製品 第100回『DIC』 |
第50回年次大会東京に 全国から450名が参加 | ↑ |
「情報の共有化」を訴える | |
ラベルコンテストの表彰も |
全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長)主催の、第50回年次大会は、10月10日(金)に港区の「グランドプリンスホテル赤坂」に於いて、東京都正札シール印刷協同組合の担当で、全国から450名が参加して開催されました。
今回は50回の記念大会で、午後3時からは記念講演として元NHKアナウンサーの松平定知氏が『私の取材ノートから』と題して1時間にわたって講演を行いました。
午後4時半からは記念式典が行われ、挨拶に立った小宮山光男会長は「我々業界を取り巻く環境はさらに厳しさを増しているが、今後は『情報の共有化』を組合活動のテーマに加えて、より具体的に推進していきたい」と語り、さらに「海外の大手メーカーの日本進出によって、彼らの持つ情報を入手できるチャンスであり、,先のドルッパやレーベルエキスポでは、印刷業界は垣根のない時代を迎えたことを強く感じた。こうした時代を迎え、さらに業界が一丸となって乗り越えていこう」と挨拶しました。
来賓挨拶では、協賛会の大内昭彦会長は「業界を取り巻く環境は一段と厳しさを増しているが、決して悲観することはなく、企業努力することでまだ成長する余地はある」と訴えました。
続いて恒例の組合功労者顕彰が行われ,12名(故人1名)に対して、小宮山会長から顕彰状が贈られ、さらに「第18回シール・ラベルコンテスト」の表彰式が行われ、受賞者に賞状が贈られました。
また、9月に行われた「第20回世界ラベルコンテスト」で、最優秀賞を受賞した6作品と審査員特別賞の1作品に対して、審査委員長のアンソニー・R・ホワイト氏より受賞者に表彰盾が手渡され、さらに小宮山会長に「FINAT」からの50回大会への記念品が手渡されました。
式典は大会宣言を採択し、次回担当の東海北陸協組の河合理事長の閉会挨拶で無事終了、午後6時半より懇親会が行われました。
中央会会長表彰 | ↑ |
森田賢氏が受賞す |
東京都中小企業団体中央会(大村功作会長)恒例の、平成20年度会長表彰式は、10月8日(水)午後1時半より、千代田区の東京商工会議所の国際ホールに於いて開催されました。
当組合からは理事の森田賢氏(泣c潟^プレス印刷代表取締役)が、組合役員表彰として表彰されました。
森田賢氏は、平成9年に理事に就任し、理事就任以前から青年部長などを歴任。理事就任後は技術委員長として技術研修会やミニ機材展の開催に尽力し、第15回世界ラベルコンテストで最優秀賞を受賞。(写真は表彰式での森田賢氏)
青年部10月度例会 | ↑ |
ラッピングの実演も | |
有意義な社会見学を |
青年部の10月度例会は、10月24日(金)に、看板、カーマーキング、バスラッピングなどの加工及び施工を手がける泣激^ークリエイト(代表取締役・福山 幾久男)に会社見学をさせて頂きました。
同社は大判プリンター、カッテイングプロッター合わせて11台設備し、今年はダンボール、アクリル、木工等、厚さ5cmの色々な素材をカットできるマルチカットマシンを導入しています。
国内ではまだ設備の少ない45度V字カットのため、積層段ボールでディスプレイやちょっとした家具を製作できるそうです。
現場に行って施工するだけでなく、会社のなかにバスなどを入れて施工できる広いスペースも持ち、2007年にはサイン&デイスプレイショーで、カーラッピングの実演もされました。
初めに福山社長から、マーキングとラッピングの違いを説明いただき、「私共もシール印刷のみなさんが作っているものと同じものが作れますが、小ロットなどに非常に適しているのがプリンター方式です。私共も量が多い場合は、シール印刷にしますので、皆さんとは近い存在なのですが、まったく違う業界でもありますと」と説明されました。
材料(サイン業界ではメデイアといいます。)も同じエンビでも、多くのメーカー、種類があり貼るもの、期間、耐候性、伸縮性などを考えて選ぶそうです。
設備を見ながら、今まで製作したサンプルを拝見し、ご説明頂き、その都度質問させて頂きましたが、部員も熱心に質問し聞き入っていました。
その後、社長ご夫妻自らラッピングの実演をしていただきましたが、印刷するだけではなく施工の方もやられているので、貼るときの難しさや、伸縮を計算しながらの作業に一同感心し、又ウラスリッターをカッターで、手で入れるパフォーマンスも見せて頂き、そのきれいな出来栄えに拍手喝采で見学は終了しました。
今回は、身近な存在でもあり、最近はプリンターでの仕事も多くなってきた事もあり活発な質問が飛び交い、会社の中も整理整頓されており、部員も感心し、とても有意義な勉強会となりました。
最後に、今日は夜12時ぐらいまで仕事だとおしゃっていました。お忙しい中をお邪魔いたしましたレタークリエイトの皆さんに感謝しつつ、勉強会は終了し懇親会へと向かいました。
ラッピング作業を見学する参加者 |
資金繰りを応援する 緊急保証制度スタート | ↑ |
中小企業庁 | |
中小企業庁では、「安心実現のための緊急総合対策(8月29日に政府与党決定)」において決定された新しい保証制度「原材料価格高騰対応等緊急保証」を10月31日から開始しています。
本制度は、原油に加え原材料価格の高騰や仕入価格の高騰を転嫁できていない中小企業者の資金繰りを支援するため、現行制度の抜本的な拡充・見直しを行ったものです。
原油・原材料価格の高騰や仕入価格の高騰の影響を強く受けている54五業種の中小企業者(全国の中小・小規模企業者の3分の2をカバー)を対象として、民間金融機関からの融資を受ける際には信用保証協会が保証をいたします。
また、既に資金繰り相談に応じるため、全国約900カ所に緊急相談窓口(参考)を設置するとともに、政策金融機関でセーフティネット貸付の拡充を行っています。
対象業種の中小企業者は、金融機関から融資を受ける際に一般保証とは別枠で、無担保保証で8千万円、普通保証で2億円まで信用保証協会の100%保証を受けることができます。
対象となる中小企業者は以下のいずれかの要件に当てはまる方が対象となります。
○指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間の平均売上高等が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。
○指定業種に属する事業を行っており、製品等原価のうち20%を占める原油等の仕入価格が上昇しているにもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者。
○指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間(算出困難な場合は直近決算期)の売上総利益率又は平均営業利益率が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。
移転のご案内 | ↑ |
東洋インキグラフィックスが移転
東洋インキグラフィツクス鰍ヘ、9月16日より事務所を下記に移転しました。
■住所=〒173−0003 板橋区加賀1−21−1
■電話=3962−7463
■FAX=3962−7498
テサテープ 本社移転
テサテープは、このほど本社を下記に移転しました。
■住所=〒108−6022 港区港南2−15−1 品川インターシティA棟22階
■電話=0120−375−101(変更なし)
■FAX=0120−814−751(変更なし)
DICタック事業部移転
DIC潟^ック事業部は、10月14日より下記に移転しました。
■住所=〒103−8233 中央区日本橋3−7−20 ディアイシービル7階Bコア
■電話=03−3278−0217(タック事業部 タック営業企画部)
北電子が住所移転
北電子製本印刷本部は、9月15日より下記に移転しました。
■住所=〒353−0004 埼玉県志木市本町6−21−9
■電話=048−−470−7150
■FAX=048−473−0433
日本ザイラテックス
日本ザイラテックスは、9月24日より、下記に移転しました。
■住所=〒104−0044 中央区明石町8−1
■電話=6278−8201
■FAX=3545−2821
東京中央会調査 | ↑ |
組合間連携では情報交換や 交流会が中心で低い実効性 |
組合間連携調査結果 |
東京都中小企業団体中央会では、今年3月に『組合間連携ニーズ実態調査』を実施したが、このほどその調査結果がまとまり、『組合間連携創出に向けて』と題した調査報告書が発表されました。
同調査は@組合概要調査A組合間連携の現状B今後の組合間連携の3項目のアンケート調査と、ヒアリング調査で実施されました。
各調査の結果は次の通りです。
1.アンケート結果 |
組合間連携による効果を認識していない組合が多いため、実効性の高い連携の成功事例を早期に構築し、組合を啓発するとともに、組合同士が深いコミュニケーションを取れる場や機会を創出する。
T.組合概要調査
●2006年3月実施の『事業協同組合実態調査』と比較して、ほぼ同様の結果が得られた。
●設立後年数の長い組合が多数を占めており、近年設立された組合は少ない。
●組合員数、事業収益ともに減少傾向にある組合が多く、特に大規模組合において規模の縮小が目立つ。
●インターネットの接続比率、ホームページの開設比率ともに高い比率とは言えず、特に小規模組合においてはITに対する意識の向上が課題と言える。
U.組合間連携の現状
●組合間連携を経験した組合(現在・過去含む)は、全体のおよそ半数であるが、大規模組合ほど多い傾向にあり、小規模組合においては四割程度にとどまっている。
●実施されている連携の多くは、情報交換や交流会等、実効性の低い取り組みにとどまっており、大きな効果をあげていないのが現状である。
●組合間連携による効果を見出せない、または組合の衰退により連携を停止した場合が多く、連携による効果の明確化と個別組合の強化が必要である。
●組合間連携を実施するうえでの最大のハードルは、組合間のコミュニケーションをいかに充実させるかである。
V.今後の組合間連携について
●およそ半数の組合が組合間連携に対して前向きであり、特に大規模組合において連携に対するニーズが高い。
●連携を希望する組合は、自組合と同業種の組合が最も多く、同業種内での情報交換や共同事業による新規事業を望む組合が多い。
●連携創出のためには、交流会や勉強会等のリアルなコミュニケーションの場が必要であり、本会はこうした場・機会の提供や、定期的な情報発信を期待されている。
W.本会に対して
●資料作成支援や情報提供等、本会の活動に対する評価は概して高い。
●これまでの支援業務に加えて、他都道府県情報の提供や個別企業に対する経営支援、国や自治体に対する意見陳述等を求めている。
2.ヒアリング結果 |
組合間連携に対するニーズが高くても、他の組合の情報を知る機会や他の組合と接する機会が少ないという障壁が多くて、また利害調整や組合理念の相違、連携に対する意識の差等がハードルとなっている。
T.組合間連携に対して
●『同業種との連携』『異業種との連携』では目的がまったく異なる。各組合とも両方の連携を実施・思考しているが、連携創出に向けては両者を分けて検討する必要がある。
●大規模組合が考える連携と小規模組合が考える連携も性質がまったく異なっており、連携創出に向けては両者を分けて検討する必要がある。
●過去実施した連携において効果をあげた組合は、組合間連携に対して強い必要性を感じているが、連携したが効果をあげられなかった組合は、労力が掛るばかりで必要性は低いと感じている。したがって、実効性の高い連携を創出し必要性を啓蒙していくことが重要である。
U.これまでの組合間連携について
●積極的に組合間連携を進めている組合は、業界の制度の変更や新商品の開発、組合員へのサービスの充実等、高い成果を上げている。
@組合間連携を創出する上での最大のハードルとして、連携を実施したくても他の組合の情報や取組み内容を知らない、と言うことがある。
●組合間連携を実施するうえでのハードルとして、組合同士で組合運営に対する考え方が違ったり、組合間の利害調整が出来なかったり、連携までのコミュニケーションにおける組合間の意識の差があげられる。
V.これからの組合間連携について
●連携を経験し効果を感じている組合は、今後も引き続き連携を強化していきたいと考えている。
●ただし、Uで記した課題の解決がなくては形だけの連携になってしまい、新規ビジネス創出等の効果的な連携を生み出すのは困難である。
●組合間連携を創出するために、東京都内の組合の情報を一括して保有している本会に対する期待は大きい。特に規模の小さい組合は、自組合の活動のみでは他の組合と接する機会が少ないため、本会による機会の創出を希望している。
W.本会に対して
●資料作成支援や情報提供等、本会の活動に対する評価は概して高い。
●連携創出に向けたパイプ役だけでなく、行政とのパイプ役、個別組合員のサポート等期待される要素は多い。
なるほど・ざ・新製品 | ↑ |
第100回『DIC』 | |
シール・ラベル向け6色印刷システム | |
インキ入替え作業必要とせず 印刷機の稼動を落とさない |
東京パックで配布されたサンプル |
DIC株式会社(旧 大日本インキ化学工業株式会社、本社:東京都中央区、社長執行役員:小江紘司)は、シール・ラベル向けの6色印刷システムを開発しました。
シール・ラベル印刷においては、従来から特色インキを用いた印刷手法が多く用いられています。しかしながら、近年の小ロット化、短納期化ニーズの高まりを背景に、印刷物ごとのインキ入替え作業の削減など、印刷機の稼働を落とさないための解決策が求められてきました。
シール・ラベル印刷向けDIC Six ColorSystemは、従来からDICがオフセット印刷業界向けに紹介していた新しい印刷手法、DIC Six Color Systemをベースに、樹脂凸版印刷を用いるシール・ラベル印刷業界への応用を目指して開発したものです。DIC Six Color Systemは、DICが提唱する6色プロセスインキによる印刷手法で、従来の4色プロセス印刷では表現できなかった色領域の再現が可能となっています。
DIC Six Color System専用の6色プロセスインキ(黄、紅、藍、墨、オレンジ、グリーン)とFMスクリーニング技術、DICの技術サポートによる印刷条件の設定により、広色域印刷を実現します。この手法では、DICカラーガイド(1280色)の94%を再現でき、特色の6色プロセスカラー化が可能となりました。
このたびのシール・ラベル印刷向けDIC Six Color Systemは、これまでの6色オフセットインキをベースに、樹脂の最適化や組成の見直しを図ることにより、樹脂凸版印刷用に新たにインキを開発し完成させたものです。
このシステムの採用により、DICが定める6色プロセスインキを用いた特色近似再現をシール・ラベルでも可能とすることから、インキ入替え作業を必要としない省力化が実現するとともに、写真画像部における広色域化も可能となっています。
さらに、様々な印刷原反を用いる紙器印刷、ラベル印刷などについても、インキバリエーションも提供できるようになっており、DIC Six Color Systemの活用による省力化、生産効率の向上を幅広く提案していく予定です。