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bR1100
平成21年11、12月
合併号
00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbR11号 メニュー
  ●第11回ラベル関連ミニ機材展
    2年ぶりの開催で180名が来場
●第51回年次大会
  「物作り創成」をテーマに開催す
  ●日本ウェスト川越工場見学
    RPF(固形燃料)の製造工程を改め
●中小企業全国大会が
  幕張メッセで開催す
  ●11月度理事会議事録 ●日本プリンティングアカデミー
  平成22年度学生を募集中!
  ●No.81 健康がいちばん!
    下肢閉塞性動脈硬化症とは
●なるほど・ざ・新製品
  第99回『三起機械』

第11回ラベル関連ミニ機材展
2年ぶりの開催で180名が来場
プレゼンテーションも満員盛況に

「第11回ラベル関連ミニ機材展」は、11月14日午前10時より、台東区柳橋の『東商センター展示場』に於いて開催され、180名の参加者が詰めかけた。同展は2年ぶりの開催でしたが、出展17社と過去最高の規模となり、大成功を収めました。

 同展は平成10年に第1回を開催以来、毎年回を重ね、一昨年には記念すべき第十回を開催しましたが、マンネリ化してきたこともあり、昨年は開催を見送りました。
 しかし、出展者からぜひまた開催して欲しいという声が多く寄せられたため、今回の開催となったもので、出展は17社と過去最高となり、そのうち初出展が7社となりました。
 今回出展したのは、リンテック、タカノ機械製作所、サンワコーケン、村田金箔、光文堂東京支社、丸伸製作所、日本ウエスト、江東彫刻、フナミズ刃型製版、創風システム、初参加がTOOV(トウーヴ)、丸昌化学工業、福岡シール、エイブリー・デニソン・ジャパン、ローランドディージー、ミマキエンジニアリング、岩崎鉄工の計17社。
 特に初参加の各社は、何とか社名と製品を売込もうと、必死にPRする姿が目立ち、デジタルプリンターや、ラベル検品機、新たな各種粘着紙、今注目のコールド箔などに関心が集まりました。
 ミニ機材展は午前10時より開会しましたが、当初は雨模様で心配された来場者も、雨が上がると同時に、2年ぶりの開催を待ちかねたように続々と詰めかけ、会場は熱気に包まれました。
 午後1時半からは、プレゼンテーションが行われ、希望した12社が、各社の製品の特徴をワンポイントで説明しようと、パネルを使ったり、プロジェクターを使ったりと、熱のこもった説明となり、会場は立ち見が出るなど、冷房が必要になるほど熱気に包まれました。
 第19回シール・ラベルコンテストと、第21回世界ラベルコンテストの入賞作品の展示も行われ、社長が自ら従業員を引き連れ、その場で作品をルーペを使って解説しながら、熱心に見る姿が印象的でした。
 今回出展された各社に聞いたところ、「ビックサイトなどの大型展示会は、人も集まるが、実際に自分のところに来る人は限られる。特にシール印刷業者の方はなかなか平日には足を運んでくれない。ミニ機材展は、200名位だが、来場者のすべてがこの業界の人なので、販売機会も多い。1日で小間代も安いので、ぜひ毎年開催して欲しい」という声が多く、組合では今後さらに検証をして、来年も開催する予定です。


第51回年次大会
「物作り創成」をテーマに開催す
全国から350名が参加し名古屋で

 全日本シール印刷協同組合連合会主催の「第51回年次大会名古屋大会」は、10月16日(金)に、東海北陸シーリング印刷協同組合の担当で、名古屋東急ホテルに於いて開催されました。
 大会は午後2時半より記念講演として、CoCo壱番屋の創業者の宗次徳二氏が「経営はどこまでいっても経営者次第」と題した講演を行いました。
 記念講演終了後、午後4時半より式典が開催され、 挨拶に立った小宮山光男会長は「景気の回復が一部で言われているが、我々中小・小規模企業の景況は受注・売上げの低迷が依然として続き、厳しい状況にある。業界には環境問題や印刷のデジタル化など対応すべき課題が多く、単独での対応が可能なごく少数の大企業を除いては、組合などの力や知恵をともにした対応が求められており、そうした取組みの第一歩としてこの場を活用して欲しい」と参加者に訴えました。
 この後組合功労者表彰が行われ、当組合常務理事の森田賢氏が表彰され、大会宣言などが採択され、次回の開催担当協組である神奈川の三浦順治理事長の閉会の辞で、無事お開きとなりました。引き続き別室に於いて懇親会が開かれ、冒頭ラベルコンテストの表彰式などが行われました。



日本ウェスト川越工場見学
RPF(固形燃料)の製造工程を
改めて環境問題への理解を

 組合では去る10月31日(土)に、完成したばかりの川越テック(日本ウエスト川越工場)の見学会を実施しました。
 同社は9月26日に完成したばかりで、構想から6年越しの完成となり、9月26日に行われた竣工式には、弓納持理事長と本間専務理事が出席した。
 一行は初めに会議室において、山内営業本部長から工場の概要説明を受けた後、RPF(固形燃料)の製造工場を見学しました。
 RPFは、契約している組合員企業などから回収してきた抜きカスなどを破砕機にかけて粉砕し、固形状の燃料にするもので、これを化石燃料の代替として、製紙会社などに販売しているが、石炭などと同じ熱量が得られるために、サーマルリサイクル燃料として注目されています。
 川越テックは、1日の処理量が120トンであるが、現在は1日20トンしか処理しておらず、今後も営業力を強化して原材料(紙・プラスチック)の確保をしていきたいとしている。
 我々組合員から回収された抜きカスを保存している材料保存所を見て、抜きカスよりも圧倒的に多いヤレを見て一同は「もったいないなあ」とびっくりしました。


中小企業全国大会が
幕張メッセで開催す
幕張で開催された中小企業全国大会

 第61回中小企業団体全国大会は、11月19日(木)午後1時半より、千葉県の「幕張メツセ イベントホール」に於いて開催されました。
 「激動のとき、今こそ発揮 団結の力!」を開催テーマに、全国から3000人が参加し、開会の挨拶に立った鶴田欣也会長は「百年に一度といわれる厳しい経済環境の中にあって、個々の事業者自らが経営努力を図らなければならないが、個々では解決できない課題に対して中小企業連携組織の下に力を結集し、組合員相互の連携を今まで以上に強化していこう」と、参加者に訴えました。
 この後来賓として出席した、森田健作千葉県知事や直嶋正行経済産業大臣などの来賓祝辞があり、表彰式の後、議案が上程され、意見発表の後、議案が全員一致で採択され、午後4時に閉会しました。


11月度理事会議事録

日時  11月10日(火) 午後6時より
場所  中小企業振興公社秋葉原庁舎第3会議室
出席者  弓納持 昇 野尻公義 本間敏道 園田正義 森田 賢 清宮和夫 植田治司 平田登起男 坂内仁英 臼井利彦 池田智之 栗原正文 高橋邦浩
欠席者  栗原延行 近藤健司 平山良一

「議題」
各委員会報告について
@教育経営委員会(臼井委員長) 12月4日開催のセミナー「GS1コード」の説明
A技術環境対策委員会(園田委員長) 11月14日開催のミニ機材展について準備状況の報告 岩崎鉄工の印刷機見学について、大東マークの協力を得て来年2月頃の開催を予定
B事業委員会(森田委員長)
ミニ機材展の再に組合取扱商品を展示する予定 キムロンは最終的に2.5倍の値上げになったことが報告されたが、東洋インキグラフィックスの対応について批判が多く出た。
C福利厚生委員会(栗原委員長) 来年の合同賀詞交歓回は1月18日に正札シール組合の担当で開催されることが報告された。
D情報広報システム化委員会(本間委員長)  ラベルニュースは11月12月号は合併号になることが報告された。
平成23年度年次大会について
平成23年度第53回年次大会は、連合会設立50周年記念大会ということになっているが、11月17日に開催される連合会の三役会で、ラベル組合が担当協組という話があった際は、昨年東京で開催しているので、53回も東京では間隔が詰まってしまうこと、ラベル組合は年次大会の開催は2年に1回というスタンスは変わらないこと、JSPが今は開催されていないことから、東京以外での開催を主張することで了承された。他の印刷業界では全国大会は2年に1度が主流になっていることも説明された。
その他
@福岡シール東京支店組合加入承認について
福岡シール株式会社東京支店が組合加入を申請してきたため、加入承認を求め、全員一致で11月1日付で加入承認された。
A青年部報告
11月7日に開催された印青連主催の印刷サミットについて臼井理事より報告があった。
B合同支部会について
合同支部会は12月4日(金)にグリーンパーク開催されることが報告され了承された。


日本プリンティングアカデミー
平成22年度学生を募集中!
事業承継の鍵は後継者育成です

 日本プリンティングアカデミー(濱照彦校長)では、平成22年度の学生を募集しています。
 同校は、印刷および関連業界の支援により昭和53年に創立された印刷メディアに関する我国唯一の専門学校です。
 この間、既に千余名の卒業生が全国各地で企業のトップ(経営者)・中堅幹部、第一線の営業マン・技術者として活躍しています。
 教育の基本方針は、「印刷産業の発展に貢献するために、グラフィック(印刷)メディアの新しい価値と発展の方向を思考し、それに対応した経営・マーケティング・生産技術をバランスよく身に付けた実践的リーダー(後継者、中堅幹部)の育成」です。入学資格は高卒以上、選考は面接と小論文のみで学力試験は課しません。
 卒業資格は文部科学省認定の「専門士(印刷専門課程)」で、この印刷専門士の称号を授与できる専門学校は同校のみです。他にもカラーコーディネータ検定、情報処理検定、ビジネスマナー検定、DTPエキスパートなど印刷産業人としての基本的資格も在学中に取得可能です。
 教育方法の大きな特徴は、医学部の付属病院のように付属工場(工房、メディアセンター)を有します。ここで実際の仕事もしながら、実践的に仕事の仕方、問題発見・解決法を学ぶ小グループ活動を行います。
 2年次には中小企業の発展力となる実践的研究開発に取り組みます。これは各自の将来の強みともなります。このようにして専門知識のみならず、現場で役立つ技術、経営、マーケッティングのノウハウ及びソートウェア(Thought-ware思考技術)を総合的かつ実践的に身につけることができます。同校は少数精鋭で仕事に強い人財育成が特徴の「印刷メディアに関するビジネス道場」です。
 2008年度より修業年限を1年、2年の選択制とするとともに、企業派遣者のためのインターンシップ併用コース、短期(3週間から4ヶ月)の新入社員研修支援コースも開設しました。多様化する業界のニーズに応えるべく、教育のフレキシブル化を図っています。
 設備面ではプリプレスからプレスまでメディア製作に関する設備をフル装備しています。それらのハード、ソフトは適宜更新され、常に業界最新のフルデジタル環境を維持しています。1992年に開設したメディアセンターにおいてはWindowsを中心に情報処理とマルチメディア関連のソフトを常時最新のものにバージョンアップし、印刷メディアとの融合・補完によって創出される新しいマーケットに対応する教育環境を充実させております。
 コースとしては、@グラフィックメディア特進課(2年制)基礎応用専門の課程をフルに学ぶ基本コースAグラフィックメディア基礎課(1年制)仕事の基本・知識、技術0、マネージメント、マナーを取得Bインターシップ併用コース(1〜3年生)企業派遣者のためのコースで午後は社内研修可C新入社員研修支援コース(3週間から6ヶ月)基礎課に準じて基礎知識、技術を総合的に学ぶD特別研究コース(6ヶ月から1年間)特定企業の中堅社員を特別研究生として受け入れる。
 オープンキャンパスが来年1月13日(水)、2月6日(土)、3月10日(水)に行われます。これ以外でも見学は自由です。
 詳細は下記まで。
 住所・〒112−0002 東京都文京区小石川4−13−2
 電話・3811−2734
 ホームページはhttp://www.jpa.ac.jp/


No.81 健康がいちばん!
下肢閉塞性動脈硬化症とは
意外と知らない足の動脈硬化

■下肢閉塞性動脈硬化症とは
 動脈は、心臓から送り出された血液を全身の臓器や手足の筋肉へ運ぶ血管です。動脈が狭くなることを狭窄、詰まってしまうことを閉塞といいますが、動脈硬化で手足(上肢、下肢)の動脈に狭窄や閉塞が起こる血管の病気を閉塞性動脈硬化症といいます。
 高齢化社会、食生活の欧米化や車社会の発達などによる生活様式の変化などの影響で、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化性疾患が増えています。歩いていると足が疲れ次第に痛くなる。しばらく休むとよくなるが、歩き始めるとまた同じ様な症状がでる。これは「間歇性跛行(はこう)」といわれ、足の動脈が狭くなったり閉塞したりすることから起ります。このような時、小さな細長い風船を使って狭くなった動脈を広げ、足への血液量を回復してあげると症状が改善、消失します。
 必要ならば、硬くなった血管の壁を血管の中から削ったり、再び狭くならないように金属でできた網状の筒(ステント)を入れることもあります。最近では、拡張に使う風船やステントの種類も豊富になり、動脈の場所や狭さの性状によりそれぞれの患者さんに応じた最適な治療が出来るようになっています。
■原因や誘因は?
 閉塞性動脈硬化症は動脈硬化の部分症状ですから、全身の動脈硬化が進行している可能性があります。従って、虚血性心疾患や脳血管障害の合併を留意する必要があります。本来、60歳から70歳代の男性に多い病気ですが、最近では、若い人や女性の発症も増加傾向にあります。
 喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症などの動脈硬化症の危険因子と関係しているものと思われます。このような危険因子を持っている人は、40歳から50歳代でもこの病気を発症する可能性があります。
■どんな症状があるの?
 歩いているときに下肢の筋肉に痛みを感じ、歩けなくなってしまう症状を間歇性跛行(はこう)といいます。間歇性跛行は、閉塞性動脈硬化症を含め、動脈に狭窄や閉塞があるときに生じる動脈の血行障害に特徴的な症状です。歩いたり、運動すると、下肢の筋肉はより多くの血液を必要としますが、動脈に狭窄や閉塞があり下肢へ行く血液が少なくなると、筋肉が必要とする血液を十分に供給できず痛みが生じます。
 従って、一定の距離を歩くと下肢に痛みを感じ、歩くのをやめて筋肉を休ませると数分で症状がなくなり、また歩けます。これ以外の症状としては、軽症である場合、足の冷感やしびれを感じることがあります。また症状がより重症な場合は、安静にしていても痛みを感じたり、足趾に潰瘍や壊死が生じることがあります。
■血行障害が疑われたら
 血行障害と診断され外科的治療を考慮する場合は、血管造影という検査を行います。肘やソケイ部の動脈から管(カテーテル)を挿入し、造影剤を注入して、レントゲンで血管を写し出します。ただし、この検査は一般的には入院で行います。最近では、外来でできるMRIやCT検査でも血管造影と遜色ない画像が得られるようになってきていますが、動脈の病変の程度(狭窄か閉塞か)やその長さなど詳細な情報が得られ、外科的治療の方針を決定するのに重要な検査です。

《引用資料》
http://www.tmg.gr.jp/hokensinpou/050101.html


なるほど・ざ・新製品
第99回『三起機械』
小型間欠凸版ラベル印刷機「BABY-170」
最新の技術「ガイドレス」を装備し
紙替えの手間など大幅な作業性の向上

 三起機械(東大阪市高井田5−4−39 電話06−6787−0161)では、小型間欠レタープレスラベル印刷機「BABY-170」をこのほど開発、先に開催された「JGAS2009」に出展し、大きな反響を得た。
 同機は上位機種にあたる「SMP-300」で好評だった独自のノウハウによる紙ガイドのない「ガイドレス」や、シャフトレス機能を継承しつつ、小型省スペース化を実現した凸版間欠印刷機で、インラインラミネートやインライン平抜き機能を搭載したハイスペック機種。
 同社の印刷機には、作業効率に著しく悪影響を及ぼす「紙ガイド」は装着してない「ガイドレス」であるために、紙ガイドに付着する粘着剤によって引き起こされる見当の狂いや“のり玉の製品混入を防止”出来る大きなメリットがある。
 これは同社の長年の技術の蓄積から生まれた蛇行修正装置を装備したことによって、原反幅の変更がスムーズに行えることから、印刷業者の作業項目から紙替えの手間と糊のメンテナンスを取り除くことに成功し印刷準備の大幅な時間短縮が図られた。
 この他の特徴としては、
@単一画面で操作指示が誰にでも簡単に出来るカラー液晶タッチパネル採用。
Aシリンダーは抜き取り方式を採用し、専用版貼り台で簡単にセットでき、圧胴着脱ハンドルを装備しているので、印圧を変えずにシリンダーを取り出せる。
Bダンサローラー装置によって原紙に対してテンションを与え続けることが出来るので、安定した原紙送りを実現。
機械仕様は次の通り。
▼最大紙幅=170mm▼最小紙幅=50mm▼最大印刷幅=160mm▼最大印刷送り量=125mm▼印刷速度=200/min▼巻出=400mmφ▼色数=4▼加工面積=160×125mm▼カス上げ装置=400mmφ▼機械寸法=3550(L)×865(W)×1543(H)mm(1720 ラミネート装着時) ▼電気容量=三相 200VAC