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平成22年1月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
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編集:広報・情報システム委員会00
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  ●組合の原点に返る時
    平成22年元旦
●池田印刷GP認定
  弥生印刷に続き11番目の認定
  ●合同支部会セミナーを開催
    GS1データバーの最新情報
●印青連サミット104名参加で開催
  3つのテーマで活発なディスカッション
  ●協賛会に2社が加入 ●東京タック
  若山栄氏が新社長に
  ●第93回ラベル会
    高橋範幸氏が優勝!

組合の原点に返る時
平成22年元旦
理事長 弓納持 昇

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は組合員・会友、協賛会の方々には、ひとかたならぬお世話になり、大変ありがとうございました。
 一年前はリーマンショックによる、世界同時不況に見舞われ、百年に一度と言われる厳しい経済状況に陥り、かつて経験したことのない状況が、いまだに続いております。
 アメリカでは黒人初のオバマ大統領が誕生し、日本では民主党が総選挙で圧勝し、新政権が誕生しました。まさに世界は「チェンジ」という言葉がふさわしい年になりましたが、現実は予想以上に厳しく、昨年末にはドバイショックによって、立直りかけた世界経済に、冷水が浴びせられました。
 わが国の経済も負の連鎖が断ち切れず、デフレスパイラルはますます進行しています。
 収入が伸びないために物を買い控える、売らんがために値を下げる、値を下げたために利益が減る、給料を下げざるを得ない。この悪循環を断ち切らない限りは、日本経済に明るい兆しは見えないでしょう。
 シール印刷業界もご多分に漏れず、かつて経験したことのない、厳しい状況下にあります。シール・ラベルは受注型産業であるために、モノが作られなければ、シール・ラベルの注文はなく、当然のように仕事は減るわけですが、この時期新規需要を開拓する事は、口で言うほど簡単なことではありません。
 組合では3年前から「企画提案型企業」を目指して、セミナーを開催してきましたが、昨年はその講師であった清宮和夫氏を、員外理事として常務理事に抜擢し、組合運営の更なる活性化を図りました。
 昨年は3月に弥生印刷がGP認定工場として認可されました。10人以下の小規模・零細企業の認可は、シール印刷業界はもちろん、印刷業界にとっても初の認可となり、小規模・零細企業の取得に弾みがつくと期待されていましたが、昨年12月には、同じ組合員の池田印刷が、シール印刷業界11番目として認可されました。
 協同組合の精神はまさに“相互扶助”であり、一社では出来ないことを、組合と言う数の力で達成することに、その存在意義があるのです。
 何のための組合なのかと言う原点を、我々組合執行部が再認識し、自覚を新たにしなければと思います。また、ここ数年問題になっている全国組織である連合会の改革も待ったなしです。
 今年は寅年です。「寅」は「?」(いん:「動く」の意味)で、春が来て草木が生ずる状態を表しているとされています。
 今年が本当にこの寅年の意味のように、業界に春の兆しをもたらしてくれることを、祈らずにいられません。
 どうか今年平成22年、2010年がシール印刷業界の皆様方にとって、より良い年になりますよう。

副理事長 野尻公義

 新年明けましておめでとうございます。昨年五月の総会で栗原前副理事長の後を受けて、副理事長という大任を仰せつかりました。
 組合もここ数年、組合員離れに歯止めが掛からず、厳しい状況が続いております。弓納持理事長を中心にこれまで組合執行部も頑張って参りましたが、やはりこういう時期には、若手や一般組合員の全面的な協力がなければ、運営していくことは不可能です。
 せっかく組合に加入しているのですから、自分たちの組合なんだという意識を、もっと持ってもらえればといつも思っていました。
 私の会社は昨年3月に10人以下の企業としては、業界ではじめてGP認定工場として認可を受けることが出来ました。
 こんな小さな企業が認可されたのは、なんと言っても組合の全面的な指導と協力があったからにほかなりません。どうか他の組合員も後に続いてくれることを、祈らずにいられません。
 残念ながら景気回復の兆しは見えず、さらに第2の底が来るのでは、という悲観的な見方もありますが、組合の力を今こそ最大限に利用しようではありませんか。

専務理事 本間敏道

 明けましておめでとうございます。昨年は組合運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 昨年は総会で弓納持体制の2期目がスタートし、副理事長に野尻公義氏が就任し、そしてこれまでマーケティングセミナーで、講師をお願いしていた清宮和夫氏が、員外理事として常務理事に加わり、組合執行部の陣容が整いました。
 シール印刷業界にとっては、相変わらず厳しい逆風の中、様々な組合事業を実施してまいりましたが、昨年11月には2年ぶりに「第11回ラベル関連ミニ機材展」を開催し、大成功を収めることが出来ました。
 支部会活動と委員会活動を二つの柱に、組合運営を行ってまいりましたが、弓納持理事長が総会で語ったように、これまでの事務局主導の組合運営から、委員会主導の組合運営に方向転換をしていくことが、組合の正しい在り方だと信じております。
 幸い青年部の活動もさらに充実してきており、青年部の一人一人が、自分たちが組合の明日を担っていくという自覚を持ってくれるならば、組合の将来は決して暗いものではないと信じております。
 どうか今年も組合に対しまして、ご理解とご協力のほどお願いいたします。

青年部長 高橋浩次

 明けましておめでとうございます。部長を務めさせていただいてから数ヶ月。昨年を振り返りますと、親組合・他協組・他団体の皆様のご協力のもと、充実した活動が出来た事を感謝いたします。
 世界的に厳しい状況の今、政権交代など、期待を込めた大きな波もありましたが、まだまだ具体的な景気回復は、望めないのが現状だと思います。各会社、この大変な時期に組合行事にも中々参加出来ない中、幸いにもラベル青年部員は、出席率が高く、情報交換 技術の向上など積極的に参加してくれています。そこに一つでも新しい情報を取り入れられる場所が提供できればと数年前より、シール以外の他団体との交流などを行ってきました。昨年もいくつかのイベントに参加しラベル業界とは、一味違った意見や考え方に触れられた様に感じます。オフセット業界、スクリーン、紙器などの同世代の方々との交流は、刺激にもなり、ラベル青年部の活性化にも繋がって来ると思います。また、現在、青年部員の中で すでに親組合の役員になっている方が多く、親組合の行事にも青年部員が多数参加しています。告知、連絡事項などがスムーズに青年部に行き届き、参加しやすい状態にある事が要因になっていると考え、今後の組合活動に活かして行きたいと思います。
 本年もラベル青年部ならではの企画を考え、業界内外において、多方面の情報収集、工場見学、それを活用する為の意見交換が出来る懇談の場などを少しでも多く出来ればと考えております。
 新しい年を迎え、まだまだ先行きの見えない状態ですが、各方面の皆様のご支援とご協力をお願い申し上げると共に業界の発展を祈念いたしまして、新年の挨拶とかえさせていただきます。

協賛会長 大内昭彦

 新年を迎え、皆様に謹んでお慶びを申し上げます。旧年中は会員、会友の皆様には私たち協賛会会員各社に対し格別のご愛顧、ご厚情を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。本年も倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
 さて、昨年は世界規模での急激な景気後退の影響により消費市場が大きく収縮し、私たちがかつて経験したことのない大幅な受注不振に陥ることとなりました。各社におかれましては、現下の厳しい経済情勢の中で一定の利益を確保していくために必死にご努力をされたことと思います。各国の政策効果により我が国の経済も最悪期を脱し、底入れ感が出てまいりましたが、円高やデフレなどの懸念材料も相まって当面は厳しい状況が続くと予想されます。
 このような状況ではありますが、経済や市場が急激に変化する中で、粘着ラベルの新たな需要が生まれる可能性もあるはずです。小ロット化、差別化、オンデマンド化、環境対応、代替品ではカバーできない機能性の付与など、さまざまな場面において、粘着ラベルだからこその特性を生かすことができると考えています。ラベル印刷には、印刷する技術はもちろん、型抜きや積層などの加工技術、さらにはさまざまな用途に応じた適切な材料の選定、データの整備、お客様へのプレゼンテーションなどといったノウハウも求められているのではないでしょうか。今こそこうした技術やノウハウに磨きをかけ、新たな需要、新たな市場を創造・開拓するチャンスでもあるはずです。厳しい現下の経営環境にあって、努力を怠っていたのでは業界も、会社も沈滞化を余儀なくされる反面、継続的に真摯な努力を積み重ねていけば必ず道は開けてくると確信しています。
 グローバル化が進む中で、日本のラベルの品質については世界ラベルコンテストでも高い評価を得ており、世界のどこにも引けは取らない素晴らしい水準にあります。決して疲弊することなく、自信を持って苦難の時代を乗り切っていきましょう。私たち協賛会各社は皆様のご要望におこたえすべく、各社各様の技術・製品開発に注力しております。今まで培ってきた技術をベースにさらなる発展を目指し、真のパートナーとして皆様のお役に立てるよう、これからも努力を重ねる所存です。
 最後になりますが、本年が皆様にとって充実した良い年になりますことをご祈念申し上げます。


池田印刷GP認定
弥生印刷に続き業界
では11番目の認定

 池田印刷(池田智之社長)は、日本印刷産業連合会のGP(グリーンプリンティング)認定工場の申請をしていたが、12月16日に開催された認定委員会において、グリーンプリンティング工場として認定されました。
 同社では5月より清宮企画の清宮和夫氏の指導の下に、GP工場認定のための準備を始め、9月にキックオフし、3ヶ月のデータを作成し、申請を行っていたもの。
 同社は化粧品関係の仕事が多く、得意先からの要求が日増しに高まる中、一昨年の八月に開催された組合主催の「GP説明会」に参加し、弥生印刷紙工のGP工場認定に刺激を受けて、今回の申請となったもので、シール印刷業界としては、全国で11番目の認定となった。詳細は次号にて掲載予定。


合同支部会セミナーを開催
「GS1データバーの最新情報と
検証機のデモンストレーションも」

 恒例の年末合同支部会(忘年会)は、12月4日(金)午後4時より、台東区上野公園内の「グリーンパーク」に於いて、組合員25名が参加して開催されました。
 今回は財団法人・流通システム開発センター理事の斎藤静一氏を講師に招いて、「GS1データバーとは?」と題してセミナーを開催しました。
 GS1データバーとは、一般消費財分野で広く利用されているJANシンボルと同様、定置式POSシステムでも利用できることを目的とした新しい標準バーコード。
 その特徴はJANシンボルと比べて、表示面積を少なく出来る(省スペース)とアプリケーション識別子を利用して、JANコード(商品識別コード)以外に有効期限やロット番号などの任意かつ複数の商品属性情報を追加表示できるもの。
 講師の斎藤静一氏は「2010年よりアメリカでは本格的な運用の段階に入るが、日本を含めて他の国に於いてはそれぞれ事情もあるため、2010年〜2014年の間に世界各地で段階的に利用が進められる。
 流通システム開発センターとしても、POSシステムやスキャナー、プリンタ、その他の関連機器の導入、入れ替えを行う企業に対して、GS1データバー対応機種を選定することを強く推奨していく」と語りました。
 また、同セミナー終了後に、泣TンワコーケンのGS1データバー対応の検証機のデモ実演が行われ、同検証機に搭載の「TVR―3161」のメーカーである鞄血、の担当者から、GS1データバーへの対応について説明が行われました。
 引き続き別室において恒例の忘年会が開催され、弓納持理事長が今年一年の感謝と来年への抱負を述べ、ビンゴゲーム大会では、豪華景品が当たる度に、歓声が上がりました。

GS1データバーの最新情報を聞く GS1データバー検証機のデモも


印青連サミット104名参加で開催
3つのテーマで活発なディスカッション

 11月7日(土曜日)、印刷産業青年連絡協議会(略称・印青連)主催の印青連サミットが、日本印刷会館にて開催され、印青連加盟全11団体中、104名参加というイベントとなり大盛況となりました。
 同サミットは「印刷産業のこれから」「組合運営のこれから」「印青連のこれから」という三つのテーマをもとに、印青連の宮坂現会長の挨拶に始まり、第1部は各団体の代表と、印青連鈴木初代会長とのパネルディスカッション、第2部は地域ごとに11テーブルに分かれ、テーブルリーダーを置き各テーブルごとでのディスカッションが行われました。
 2時間半の長丁場にも関わらず熱い意見が尽きなく、特に第2部では3つのテーマすべてを議論しきれなかったテーブルもいくつかあったぐらいでした。
 サミットの最後には、このイベントの発案者で、次の印青連を恐らく引っ張っていくであろう、印青連ネットワーク委員会の中村委員長による感謝の挨拶で幕を閉じました。
 終了後すみやかに移動し、銀座ホテルラフィナートで懇親会ならぬ大晩餐会が催されました。
 こちらも異業種交流を目的とし、サミットでのテーブルディスカッションの席ほぼそのままで行われ、サミットに負けないぐらいの盛り上がりを見せました。
 印青連は7月の移動サロンに続き今年2回目の大イベント開催で共に100名前後を集め、その後の反響も上々で業界全体を背負っている感じが見受けられます。
 ラベル組合青年部員に忘れて欲しくないのは、その両方のイベントにラベル組合青年部が深く関わっていることと、ラベル全体を考えてその礎を創ってくれた人がいるということです。
 今後こういうイベントには、より多くの部員が参加することを期待するとともに、今回参加していただいた各団体青年部の皆様、本当にありがとうございました。

印青連サミットで熱い討論が 終了後行われた大晩餐会の模様


協賛会に2社が加入

 協賛会にこのほど、エプソン販売鰍ニナビタス鰍フ2社が加入しました。

■エプソン販売
 代表者・平野精一
 住所・東京都新宿区西新宿6−24−1 西新宿三井ビル24階
 電話・03−5321−4111
 FAX・03−5321−4167

■ナビタス
 代表者・菊池浩司
 住所・東京都豊島区巣鴨1−2−5
 電話・03−5976−2500
 FAX・03−5976−3800


東京タック
若山栄氏が新社長に

 東京タックは、10月に開催された定時株主総会において、満井正信社長が退任し、常務取締役の若山栄氏が代表取締役社長に就任しました。


第93回ラベル会
高橋範幸氏が優勝!

 冬の到来をますます感じるこの季節、「第93回ラベル会」に参加させていただきました。この歴史あるゴルフコンペで、私がベスグロ優勝するなんて、思ってもみませんでした。ちょっと自慢(笑)。師走のせわしない中、ばたばたしながら仕事をこなし、合間をぬって参加しました。雨予報だなんて気にもしませんでしたが、当日は、参加メンバー皆さんの心がけのせいか、予報を裏切る文句ない最高のゴルフ日和でした。
 最近、自分自身の「ゴルフ熱」は景気低迷とともに下がりつつあり、ここ数ヶ月いっそうの冷え込みを感じます(-_-;)。
 しかし、その欲のなさが奏功したのでしょうか? 前半のアップダウンの激しいコースは、ライの悪さ、アドレスの狂いから思ったところにボールを運べず苦労しましたがなんとか44で、後半は、平坦なホールがおおくなり、その修正もなんとか効かせることができ、バーディーこそないですが、39というビッグスコア、トータル83と満足の出来る結果にまとめることができました。
 ゴルフの師匠「恩田社長」には、ベスグロ株を頂くこともでき、ドラコン1つを獲得することが出来たのも、パートナーに恵まれた結果とも思われます。
 当日ご一緒したのは、父親みたいな存在で、話し好きのゴルフ大好きな植田社長、前半は私よりも安定感のある内容の良いスコアをたたき出した近藤社長、初参加でゴルフに対する情熱が深くルコックをスポンサーにつけたように決まっていた実力派の筒井さん。
 このメンバーで心地よい緊張感のなかプレーさせて頂いた事が、元来ゴルフ好きの私に優勝カップを近づけてくれたのではないかと実感しております。
 今後とも、シール・ラベル印刷業界の発展に「コーケン」できる企業として仕事においてもゴルフにおいても皆様にお近づきになりたいと切に願っております。
 この場をかりて御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございました。