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平成22年2月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
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  ●池田印刷鰍ェ全国で11番目の
    グリーンプリンティング認定工場に
●恒例の合同賀詞交歓会に220名が
  自助努力なくして景気回復なし
  ●Print Next 2010 が開催
    組合青年部と大東マーク工業が出展
●東京都と「廃プラゼロ協定」を締結
  日本ウェスト
  ●こんな話、あんな話 ●褐文堂新社長に
  讃岐秀昭氏が就任
  ●メディアテクノロジージャパンが
    協賛会加入
●No.83 健康がいちばん!
  過活動膀胱
  ●なるほど・ざ・新製品
    第100回『TOOV(トゥーヴ)』

池田印刷鰍ェグリーンプリンティング工場
全国で11番目のGP認定工場に

 池田印刷梶i埼玉県川口市宮町1の8、池田智之社長)は、昨年12月16日に開催された日本印刷産業連合会のグリーンプリンティング工場認定委員会で、グリーンプリンティング(GP)工場として認定されました。1月25日には、今回認定された27事業所に対するGP認定証の贈呈式が行われ、グリーンプリンティング工場認定証が各社に贈呈されました。

日印産連から贈られたGP工場認定証

 GP認定制度とは、日印産連が認定機関となり、日印産連「各印刷サービス」グリーン基準に基づき、客観的証明により認定を行い、認定マーク(GPマーク)を表示できる制度で、本制度は印刷形式により、オフセット、シール、グラビア(軟包装)、スクリーンの4部門に分かれています。
 平成18年9月に第1回のGP認定工場が認定され、平成20年3月にシール印刷では初めて認定工場が誕生、そして昨年の3月には当組合の弥生印刷紙工鰍ェ、従業員10人以下の小規模・零細企業として初めての認定となりました。
 池田印刷も弥生印刷紙工とまったく同じ企業規模であるため、弥生印刷紙工の認定に刺激を受け、昨年五月に清宮和夫氏(当組合常務理事)の指導を受けながら取組み、7月にキックオフし、3ヶ月間のデータを作成し、11月に申請を行ったもの。
 今回の認定について池田社長は「当社は化粧品関係の仕事も多く、以前からISO14001を取りたいと思っていたが、取得費用があまりにも高く、毎年のランニングコストも掛かるため、これは我々のような小規模・零細企業では無理だとあきらめていました。しかし、昨年うちとまったく同じ規模の弥生印刷紙工さんが取得したのを見て、これならうちでも出来るのではと、野尻社長や清宮さんに話を聞かせていただいて取得に取組む決心をしました」と、取得までの経緯を語っています。
今回も取得のためのお手伝いをした清宮和夫氏は「やはり弥生印刷紙工さん同様、小規模・零細企業は最初から費用や書類作りでギブアップしてあきらめてしまうところが多いのです。
 前回小規模・零細企業でも取得できるという前例が出来たので、絶対に取れるという確信を持っていました。しかし、いざやってみると前回よりも提出する書類が増えているなど、苦労した展もありましたが、池田社長の決断と社員への意識の徹底がうまくいき、今回認定されたことは大変うれしい。組合員には遅くなればなるほど、難しくなってくるので、取得するなら早いうちに決断することをお願いしたい」と語っている。
 最後に池田社長は「GP取得は目的ではなく手段です。今回取得したことを活かし、シール印刷業界で全国でまだ11社しかGP認定工場がないことを積極的にPRして、営業活動を展開していきたい」と夢は大きい。


恒例の合同賀詞交歓会に220名が
自助努力なくして景気回復なし
挨拶する小宮山、弓納持両理事長

 恒例の新年合同賀詞交歓会は、1月18日(月)午後5時半より、台東区の『上野精養軒』に於いて、ご来賓・報道関係者各位を始め、組合員・会友、協賛会員など合わせて220名が参加して盛大に開催されました。
 新年会は午後5時半より開催され、両協組を代表して担当協組の正札シール組合の小宮山光男理事長が「我々の業界にはまだまだ新しい市場を開拓する余地がある。英知を出し合ってこの難局を乗り切っていこう」と挨拶しました。
 続いて来賓として東京都中小企業団体中央会総務課長の蔵本篤之氏が「国と都の2つの補助事業を積極的に活用して欲しい」と語り、商工組合中央金庫上野支店長の則藤誠司氏は「じっと我慢していればよくなるということは無く、自助努力が必要である」と語りましした。
 また、協賛会会長の大内明彦氏(リンテック社長)は、「顧客の声に応える営業力、納得させる提案力、喜ぶ企画力・デザイン力に磨きをかけて、新しい市場を開拓していけば、この業界には必ず明るい未来がある。今年は必ずよくなるんだという自信を持って一緒に邁進していきましょう」と祝辞を述べました。
 そして当組合顧問の渡邉正一氏の音頭で乾杯し、不況を何とか克服したいという熱い熱気が会場内に溢れ和やかな歓談が繰り広げられ、午後7時過ぎに正札シール組合副理事長の深沢勇氏の中締めでお開きとなりました。
 賀詞交歓会開催に先立ち、午後4時より、上野精養軒に於いて、1月度の理事会が開催され、@池田印刷GP認定工場についてA今期最後の市部会についてB大刀マーク工場見学会についてC第54回年次大会東京大会開催についてD連合会事務局独立問題についてなどの議題について審議された。


Print Next 2010 が開催
組合青年部と大東マーク工業が出展
印刷の垣根を超えた青年印刷人の集い

Print Next に出展し青年部のPRを

 Print Next 2010実行委員会主催による「Print Next 2010」が、2月5日、6日の2日間にわたって、東京都文京区の椿山荘において開催され、当組合青年部と大東マーク工業が展示会ゾーンに出展しました。
 同展は印刷業界の垣根を越えて、業界の将来を憂う青年印刷人がお互いに刺激し会う場として開催されており、今回が4回目の開催となりました。
 人を創り、企業を創り、地域(まち)を創り、日本(くに)を創る〜“印刷”が描く明日のカタチ〜 を開催テーマに、分科会ブースと展示会ブースとに分けて開催され、当組合青年部と大東マーク工業が展示会ブースに出展し、シール・ラベルのPRに努めるとともに、組合と青年部の活動についても紹介しました。
 大東マーク工業も、ステッカーやラベルなど自社の得意とする製品のPRを行い、この他にも大阪シーリング印刷、久保井インキなど、45社の企業・団体等が出展しました。
 また、分科会ブースでは未来への扉を見出すことが困難なこの時代、社会が我々の印刷産業に求めていることは何なのか、そして我々が社会に対して何ができ、何を創り出せるのかをテーマに国、地域、企業、人、4つの視座に分け、それぞれの視点からの変革の事例や、モデルケースを展示発表、またパネルディスカッションなどが活発に行われました。


東京都と「廃プラゼロ協定」を締結
日本ウェスト

 平成22年末をもって東京都が廃プラスチックの埋立てを終了するため、日本ウエストと川越テックは「廃プラスチック類の埋立てゼロに関する協定」を、昨年の12月24日に締結しました。
 東京都は循環型社会を実現し、地球温暖化の防止に貢献するため、貴重な資源である廃プラスチック類のリサイクルを推進し、平成22年度末までに「廃プら埋立てゼロ」を目指しています。
 一方、都内の事業所からは大量の廃プラスチック類が排出されています。これらの廃プラスチック類の多くは、埋立て処分に依存しており、貴重な埋立て空間を消費しております。また、廃プラスチック類は貴重な資源ですが、その多くが何ら有効利用されていない状況です。
 このような状況を踏まえ、産業廃棄物処理業者は、循環型社会構築の担い手として、東京都の施策に協力して、廃プラスチック類のリサイクルを推進し「廃プら埋立てゼロ」を実現するための取組みを行うことを目的に、140社が東京都と協定を締結した。
 東京都は産業廃棄物処理業者が行う廃プラスチック類のリサイクルの取組みを、来年3月31日まで支援する。


こんな話、あんな話

 このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回はコスモ教育出版発行の「理念と経営」1月号に掲載された企業事例研究『丸伸製作所』から抜粋したものです。

 生き残る企業は絶えざる=@技術革新と工夫で進化している。

 時代とともに変化する条件に対応し700も社の取引先を持つ丸伸製作所は、従業員わずか10人の企業である。いち早くパソコンを取り入れ、40歳を過ぎて工作機械の使い方にチャレンジした森幸夫社長は、どのようにして『市販品タイプ』ではない企業の体制作りに成功したか。

 「40歳を過ぎてから数学というか算数をやり直しました。工作機械を扱うために職人と一緒に三角関数などを覚えたのです。(家業の技術革新のために)誰かが教えてくれるわけではないので、機械選びから自分でやり、マシニングセンタ(複合工作機械)を使いこなすのに2年かかりました。

 一点ものならば熟練した職人の手加工でもある程度はできますが、量産をしてかつ時間を短縮するには機械加工が必要なのです」と言うのは、京都の山科に工場を構える、株式会社丸伸製作所の森幸夫社長(昭和32年生まれ)である。
 この会社の創業は昭和36年である。もともとシールを印刷する会社の技術者だった森社長のお父さん(昭和6年生まれ)が、京都市内の丸太町で創業したのが始まりである。

 森社長の技術開発の説明を聞いていると、その苦労もさることながら、生き残り発展することの秘訣といったことが伝わってくる。要するに「まだ無い」から「開発」するのである。必至になって考えて工夫を続けることにより新しい技術が生まれる。過去、幾度も景気・不景気の波があった。そして耐えざる技術革新が続いている。しかし多分生き残っている企業はこうした工夫が日常なのである。

 さて、京都というのは不思議なまちである。最先端の技術がいつも誕生するのである。それは一風変わった企業の存在ともなる。  一昨年9月のリーマンショック以降、特に2009年の春から夏にかけて仕事がピークの20%減になったと森社長は言う。大変には違いないだろうが、5割減が普通の半導体や車の部品メーカーから見れば天国とはいわないが、まだ恵まれている。大企業が参入しにくいという意味では、一種の隙間産業だが、得意先の広がりがすごいのである。
 取引先が1社あるいは数社だと、営業は楽だし開発の対象も一蓮托生である。それに対して700社も相手があると、不況でも歩留まりが良いのである。


褐文堂新社長に
讃岐秀昭氏が就任

 褐文堂(名古屋市中区)の小澤久隼(こざわ・ひさたか)社長は、かねてより病気療養中のところ、1月26日に死去。享年68歳だった。
 小澤社長の死去に伴い、後任の社長に代表取締役専務の讃岐秀昭氏が就任しました。


メディアテクノロジージャパンが協賛会加入

 潟<fィアテクノロジージャパンは、このほど協賛会に加入しました。
 代表者=雨森 章
 住所=東京都千代田区九段南2−3−14
 電話=3237−3101
 FAX=3237−3187
 業務内容=印刷・製版関連機器、情報・画像関連機器、情報通信機器および情報サービスの販売など。


No.83 健康がいちばん!
40代以上では8人に1人
が過活動膀胱の症状が

■過活動膀胱とは
 過活動膀胱は「急に、がまんできないような尿意が起きる」、「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなり、がまんができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気で、前立腺肥大症のある人の50〜75%には過活動膀胱の症状があると言われます。

■過活動膀胱の症状
 (1)急に、尿意をもよおし、もれそうでがまんできない(尿意切迫感)
 (2)トイレが近い(頻尿)、夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
 人がトイレへ行く回数は、日中で5〜7回、寝ている間は0回が正常と言われています。 日中8回以上トイレに行き、夜間も1回以上おしっこのために起きるようなら、それは頻尿(夜間頻尿)と言えます。
 (3)急に尿をしたくなり、トイレまでがまんできずもれてしまうことがある(切迫性尿失禁(尿もれ))
 尿意切迫感だけでなく、場合によってはトイレまで我慢できずに尿が漏れてしまうこともあります。

■患者数は
 40歳以上の男女の8人に1人が、過活動膀胱の症状をもっていることが、最近の調査でわかりました。実際の患者さんの数は、800万人以上ということになります。この中で、切迫性尿失禁がある人は約半分でした。男性の場合、前立腺肥大症があって過活動膀胱の症状がある人と、前立腺肥大症はなく過活動膀胱の症状だけがある人がいます。

■その原因とは
 過活動膀胱には、脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のものと、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。
 (1)神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因)
 脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの脳の障害、脊髄損傷や多発性硬化症などの脊髄の障害の後遺症により、脳と膀胱(尿道)の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が起きると、「膀胱に尿がたまったよ」「まだ出してはいけないよ」「もう出していいよ」「膀胱を緩めるよ(締めるよ)」「尿道を締めるよ(緩めるよ)」といった信号のやりとりが正常にはたらかなくなります。その結果、膀胱に尿が少ししかたまっていなくても尿を出そうとしたり、「締める」「緩める」の連携がうまくはたらかなかったりして、過活動膀胱の症状が出るのです。
 (2)非神経因性過活動膀胱(神経トラブルとは関係ない原因)
 ○前立腺肥大症が関連したもの
 前立腺肥大症などで尿が出にくい状態(下部尿路閉塞)が続くと、排尿のたびに、出にくい尿をなんとか出そうとがんばる膀胱に負担がかかることになります。 これが繰り返された結果、膀胱の筋肉が異常をきたし、少しの刺激にも過敏な反応をするようになり、過活動膀胱が起きます。
 ○骨盤底筋のトラブル(女性に多い)
 女性の場合、加齢や出産によって、膀胱・子宮・尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることがあります。そのために排尿のメカニズムがうまくはたらかなくなり、過活動膀胱が起きます。
 ○それ以外の原因
 上記以外の何らかの原因で膀胱の神経が過敏にはたらいてしまう場合や、原因が特定できない場合もあります。いくつかの原因が複雑にからみあっていると考えられています。この原因の特定できないものや加齢によるものが、実際には最も多く存在しています。

《引用資料》
http://www.hainyou.com/m/oab/index.html


なるほど・ざ・新製品
第100回『TOOV(トゥーヴ)』
組合員特別価格100万円で!
印刷物のトンボ等の監視装置
プレイバックカラーモニター

 (有)TOOV(トゥーヴ)(千葉県木更津市大久保5―13―15 電話0438−37−5845)では、このほど同社の技術を結集した印刷物のトンボ等の監視をするプレイバックカラーモニター「T−コン2009」を発売した。
 同社はこれまでに、ビジネスフォーム(BF)業界向けの印刷監視装置を、200台以上販売しており、ビジネスフォーム業界では知名度は高い。
 こうした実績から、シール・ラベル印刷業界からも要望が高まり、今回組合員特別価格として「100万円」で販売することになった。
 これまでもテレビカメラを使った監視装置はあったが、いずれも高価格で小規模・零細企業からは敬遠されていたが、同社では高性能で、最大限シンプルな設計にすることによって、低価格を実現した。
■定点監視モード
@画面分割により、1モニターで2点まで同時に印刷物を監視できます。
A主な使用目的としては、トンボ等の監視です。
B画面分割なので、印刷物のトンボ両端を同時に監視できます。
■プレイバックモード
@監視箇所を任意で最大6点まで記憶し、見たい時に1操作でプレイバックします。
A最大6点まで監視箇所を記憶することにより、カメラ移動・ズームやピントの設定等面倒な作業を省略し、作業効率アップを実現します。
B最大ズームでは、網点
までハッキリと見える解像度のカメラを使用しております。
この他の特徴としては
@BF・ラベル印刷機を問わず、殿タイプの印刷機でも設置可能です。
A機器設置に関しては、大掛かりなガイドローラー等不要で、導入先の印刷機に合わせて加工します。
B当社は企画・開発・製造・設置とすべて自社で行っているため、顧客の要望に応えることが可能です。
主な仕様は次の通り。
▼入力電圧=AC−100V(50Hz〜60Hz)▼最大消費電力=300W(モニター等含む)▼重量=約8s(取付け時のベースにより変動)▼付属品=3CCDカメラ 1台▼CCDカメラ2台▼制御用メインBOX=1台▼メインフレーム▼制御用コントローラー=1個▼モニター=1台▼ケーブル