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bR1700
平成22年6月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbR17号 メニュー
  ●第44回通常総会を開催
   弓納持体制の2期目がスタート
●青年部が第26回総会を開催
  ●11月6日に第12回ラベル関連ミニ機材展
   柳橋・東商センター
●7月より「GP資機材認定制度」
  認定資機材をWEB上で公開へ
  ●全日シール連合会が本社事務所を移転 ●タカノ機械製作所 本社事務所を移転
  ●株式会社サトー
   シール・ラベル本部代表者に宇敷謙二氏が
●No85 健康がいちばん!
  アスペルガー症候群とは?
  ●なるほど・ざ・新製品 第104回
   『コニカミノルタビジネスソリューションズ』

第44回通常総会を開催
「若手へのバトンタッチの一年に」と
67社が結束すれば大きな力に
弓納持体制の2期目がスタート
きめ細かな事業を積極的に推進

 組合は5月21日午後4時半より、「第44回通常総会」を、日暮里のホテルラングウッドに於いて開催し、各議案をすべて満場一致で可決承認し、平成22年度事業がスタートしました。弓納持体制は2期目の最終年度を迎えたが、「次の若手へのバトンタッチの一年にしたい」と語り、さらに積極的な組合運営を進めていくと表明した。

 総会は平田常務理事の司会で、出席状況報告、弓納持理事長の挨拶の後、議長に渡邉正一顧問を選出し議案の審議に移りました。
 第1号議案・平成20年度事業報告承認の件は、本間敏道専務理事が原案を朗読し、満場一致で可決承認されました。
 第2号議案・平成21年度貸借対照表・損益計算書及び財産目録承認の件で本間専務理事が、貸借対照表及び財産目録を朗読し、原案通り満場一致で可決承認されました。
 第3号議案・平成21年度剰余金処分案決定の件では、本間専務理事が朗読し続いて平山理事(代理)より監査報告があり、満場一致で可決承認されました。
 第4号議案・平成22年度事業計画承認の件は、本間専務理事が事業計画の主旨説明を行い、原案通り可決承認され、第5号議案・平成22年度における収支予算ならびに経費の賦課金徴収方法決定の件では、本間専務理事が説明し、いずれも満場一致で可決承認されました。
 第6号議案・平成22年度における借り入れ金額の最高限度額決定の件については、従来どおり2千万円としたいと説明があり、第7号議案・役員報酬決定の件でも従来どおり支給しない旨を説明し、いずれも満場一致で可決承認され、総会は各議案すべてが承認され終了いたしました。
 総会終了後、別室に於いて午後6時より協賛会員も交えて懇親会が開催され、挨拶に立った弓納持理事長は「私は渡辺前理事長の後を受けて理事長に就任してから、早いもので三年が経過いたしました。その時私は就任の挨拶として、『組合員の数だけを誇る時代は終わり、組合の質そのものが問われている』と申し上げました。そしてそれまでの事務局依存型の組合運営から、自分たちの組合は自分たちで運営していくという、自覚と責任を持っていただきたいと訴えましたが、この3年間で組合員の意識が変わってきたように思います。また、私どもや他の協組が長年訴え続けてきた、連合会の改革についても、やっと専務理事の交代と事務局の独立という形で、変化の兆しが見られたことは大きな前進であります。
 さらに環境問題の高まりの中で、昨年12月には弥生印刷さんに続き、池田印刷さんが日印産連のGP(グリーンプリンティング)認定工場の指定を受けました。10人以下の小規模零細企業が指定を受けるのは難しいとされていましたが、2社とも清宮常務理事の全面的な協力を得て、指定を受けることができましたが、これこそまさに組合のメリットということができるでしょう。
 私も残された任期はあと1年ということになりましたが、幸い若手や青年部が力を付けてきましたので、この1年間は次の世代へバトンタッチするために、全力を尽くしたいと思っております。
 組合を取り巻く環境は、依然として厳しいものがありますが、67社の組合員が力を結集できれば、どんな困難な問題にも立ち向かうことができます。一社ではできないことを数の力でというのが協同組合本来の精神です。どうか今後とも組合運営にご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。」と、これまで3年間の実績を強調するとともに、残された任期を次世代へのバトンタッチのために全力を尽くすことを誓いました。
 この後来賓挨拶として、東京都中小企業団体中央会総務課長の蔵本篤之氏と、協賛会会長の大内昭彦氏からそれぞれ祝辞を頂戴し、松本一男相談役の音頭で乾杯し、なごやかな懇親が繰り広げられ、午後8時前に山本進平相談役による三本締めで無事お開きとなりました。
 平成22年度事業計画は次の通り。
1.技術・環境対策委員会
 新技術、新商品の積極的な開発と環境問題、リサイクル化に取組む
 @ラベル関連ミニ機材展の開催
 ARPF化によるリサイクル化事業のさらなる普及・啓蒙
 B製版技術のCTP化による進歩に遅れないための版や刃型などの使用方法についての勉強会の実施
 C業界に埋もれている特許の掘り出しと、その有効活用
 D間欠印刷機の調査やその印刷技術向上のための勉強会の実施
2.教育・経営委員会
 経営者と従業員の意識改革と、資質の向上を目的にした各種事業を実施する。
 @ラベルマーケティングの個々の企業への応用(第二回仲間作り講習会など)
 A人材の育成を目指した、経営者、従業員対象のセミナーの開催
 Bシール印刷グリーンプリンティング(GP)認定制度取得の支援
 C組合員の駆け込み寺のような経営相談室の設置
3.広報・情報システム化委員会
 組合員に対し迅速な情報の提供と、組合事業の広報活動を積極的に行い、多様な情報化時代への対応をはかる。
 @組合機関紙『ラベルニュース』のよりいっそうの紙面充実をはかる。
 A組合ホームページの内容について、大幅な見直しとその活用方法の研究
 B金融情報や東京都などの助成金情報の迅速な提供をはかる。
4.福利厚生委員会
 組合員および従業員の福利厚生に関する各種事業を行い、ゆとりと余裕のある労働環境構築に努める。
 @従業員対象のメンタルヘルス対策の徹底
 A組合研修旅行の実施と組合員、従業員を対象にした福利厚生事業の充実
 B育児休業や介護休業法など関連法規の周知徹底。
 C労働時間等設定改善推進事業のフォローアップ事業。
5.事業委員会
 組合財政の基盤強化のために、副資材の共同購入と新たな事業収入の道を探る。
 @雄型用紙等、副資材等組合取扱商品の使用方法をホームページで紹介
 A組合オリジナル取扱商品の調査・研究に努める。
 B組合取扱商品の拡大とキャンペーンの実施
 C集金代行業務などによる手数料の増加を図る。


青年部が第26回総会を開催
初心に戻り、最新情報の
収集と他業種との交流活発に

 青年部の総会は5月14日(金)午後6時半より、台東区上野公園の「グリーンパーク」に於いて、第26回総会を開催しました。
 総会は川端信夫理事の司会で、始めに高橋浩次部長の挨拶の後、議長に高橋部長を選任して議案の審議に入りました。
 第1号議案・平成21年度事業報告(北島憲高)、第2号議案・平成21年度会計報告(森田修)、第3号議案・平成21年度監査報告(栗原正文)、第4号議案・平成22年度事業計画(清水佳則)、第5号議案・平成22年度予算案(岡崎敦彦)の各議案は、満場一致で可決承認されました。
 総会終了後、引き続き懇親会が開催され、高橋部長は「この一年間印青連や他協組との交流を積極的に推し進めて、活発な活動をしてきましたが、今年も頑張りますので、よろしくご協力をお願いします」と挨拶しました。
 来賓祝辞として親組合より弓納持理事長、東京都正札シール組合青年部長の小林淳史氏、神奈川県シール組合青年部長の佐々木謙一氏が挨拶の後、専務理事の本間敏道氏の音頭で全員で乾杯しました。
 また、今年で青年部を卒業することになった、臼井利彦氏、高橋邦浩氏、夏目武臣氏の三名に記念品が高橋部長より贈呈されました。
 平成22年度事業計画は次の通り。
 基本方針
 2009年、政権交代という大きな変化がありました。この変化の波が景気に反映されるのでは、という期待もはずれ、まだまだ苦しい状況にあると思われます。本年度は初心に戻り、業界の現状と対策、材料、印刷技術などの最新情報を把握し、取り入れるような活動を考えています。
 またここ数年行っている他業種との交流も含め、より多くの情報を提供できる場を作って生きたいと思います。
1.青年部の活動促進
2.他協組青年部との研修及び交流
3.定期的な勉強会
4.異業種との交流
5.印青連を通じて同業種との交流
6.部員相互の交流


11月6日に第12回
ラベル関連ミニ機材展
柳橋・東商センター

 組合主催の「第12回ラベル関連ミニ機材展」は、今年も11月6日(土)に、台東区柳橋の東商センター展示場で開催が決定しました。
 ラベル関連ミニ機材展は、平成10年に第1回を開催以来、毎年開催され、平成19年の第10回で当初の開催目的を達成したとして開催を見合わせました。
 しかし、協賛会や組合員から是非再開して欲しいという声が組合に寄せられたために、昨年2年ぶりに第11回目を開催したところ、予想を上回る17社が出展し、180名の入場者が詰めかけました。
 このため、今年も第12回ラベル関連ミニ機材展として開催を決定したもので、8月中には出展申込書を配布することが決定していますので、出展希望者はお早めにお申し込み下さい。


7月より「GP資機材認定制度」
認定資機材をWEB上で公開へ

 社団法人日本印刷産業連合会では、GP(グリーンプリンティング)認定制度のひとつとして、グリーン基準に適合した印刷関連資機材をWeb上に掲載するとともに、適合製品にGマークを表示することのできる「GP資機材認定制度」を創設した。
 この背景と目的は、・GP認定工場をはじめ、印刷会社等の購入する印刷資機材に対し、グリーン基準に適合した資機材が一目でわかり、容易に選択できる制度が不可欠となってきているため。
 本制度は資機材提供メーカーの幅広い参加を期待するとともに、環境配慮製品の普及とGP認定工場の活動の容易性向上を目的としている。
 同制度の概要は、本制度に賛同する印刷資機材提供メーカー及び資機材をデータベースに登録し、GP認定工場及びその他印刷関連事業者、印刷発注者等が検索できるようWEB上に公開するとともに、該当製品にGPマークを表示できる制度です。
 賛同メーカーに対しては、メリットを得られる多くのサービスを提供するとともに、該当製品の販売促進に繋がる活動を展開するとしている。
 GP資機材認定製品一覧の利用方法は、印刷資機材の種類別に環境負荷等の内容が一覧表になっており、日本印刷産業連合会発行のGP資機材認定証明書並びに各メーカー発行の証明書(MSDS等)はPDFでダウンロードできる。
 ただし、各証明書の発行はGP認定工場及びGP認定申請工場に限ります。 本データの内容については、各メーカーの申請に基づき認定し、ホームページに掲載される。
 認定を受けた資機材は、印刷資機材データベースに登録されホームページで公開されるとともに、認定資機材に対しGPマークを使用することができます。
 対象となる印刷資機材は、当面「洗浄剤」「エッチ液」の2点。(将来、対象印刷資材の種類は 拡張する予定です)


全日シール連合会が
事務局を独立移転へ

 全日本シール印刷協同組合(小宮山光男会長)は、懸案だった事務局を、正札シール組合より分離独立させることになり、6月1日より連合会事務局を左記に移転した。
 また、これに伴って新たに片桐敬喜(かたぎり・のりよし)氏が事務局長に採用された。
 事務局の新しい住所、電話、FAXは次の通り。
 住所・〒110−0015 東京都台東区東上野3の25の1
 電話・03−5812−5717
 FAX・03−5812−5883


タカノ機械製作所
本社事務所を移転

 タカノ機械製作所(八木義幸社長)では、業務効率化のために西日本営業所を閉鎖し、本社と統合するとともに、本社を6月7日より下記に移転する。
 本社新住所は次の通り。
 住所・〒173−0026 東京都板橋区中丸町11−2 ワコーレ要町ビル(1階はショールーム・会議室 12階は本社事務所)
 電話・03−5926−6234
 FAX・03−3957−7007


株式会社サトー
シール・ラベル本部
代表者に宇敷謙二氏が

 株式会社サトーは、シールラベル本部の代表者を、このほど千田浩三氏から、宇敷謙二氏に変更した。


No.67 健康がいちばん!
アスペルガー症候群とは?
知的障害がない自閉症

■アスペルガー症候群とは
 あなたはアスペルガー症候群という障害を知っていますか?おそらく、知らない方も多いのではないでしょうか。では、アスペルガー症候群のもう一つの呼び名である、高機能自閉症はどうでしょうか?自閉症と言われるとどこかで聞いたことがある方も多いと思われます。アスペルガー症候群は、自閉症の一種で「知的障害がない自閉症」と呼ばれています。
 呼び名の通り、大半のアスペルガー症候群の方は普通に生活を営んでいます。彼らが普通の人と異なる点、それは人の気持ちや感情が理解しづらいという点です。そのため、彼らは時として人とのコミュニケーションがとりづらく社会から孤立してしまうことがあります。

■特徴は正直すぎる性格
 アスペルガー症候群の方の特徴の一つとして、正直すぎる性格が挙げられます。私たち人間は生きていく上で暗黙のルールや常識といったものを共有しています。しかし、アスペルガー症候群の方には、こうした社会的ルールが理解しづらいのです。
 例えば、社会では時として「本当のこと」を言わない方が良い場面があります。ところが、アスペルガー症候群の方の場合、こうした認識が欠如しているため、つい本当のことを言ってしまい相手を傷つけてしまうことがあります。
こうした「正直すぎる性格」は、周りから「人の気持ちを考えない自己中心的な人」とみなされ、結果として他人との交流がとりづらくなってしまうのです。

■コミュニケーションについて
 アスペルガー症候群の方は、様々な言葉を使い普通に話すことができます。しかし、実際その話を聞いていると違和感を覚えるのです。例えば、アスペルガー症候群の子供によく見られる傾向として、「いってきます・ただいま・おかえりなさい」などの立場に応じた使い分けが難しいということがあります。
 これは、社会的に共通する言葉の意味や概念がアスペルガー症候群の方には理解しづらいからなのです。そのため、時として表現の不適切さが奇異に思われたり、悪意があると捉えられしてしまい、コミュニケーションに影響を及ぼすこともあるのです。

■その他について
 アスペルガー症候群の方は、視覚や聴覚、味覚などの感覚分野が敏感か鈍感のどちらかに偏っている傾向があります。例えば、敏感な方の場合、ちょっとした日差しや雑音を嫌い、サングラスや耳栓をつけなければ外出できないような方もいます。また、鈍感な方の場合、明らかに気持ち悪くなるのではないかというぐらい回転し続けても、本人はなんともなかったりすることがあります。
 また、その他の問題として決まった行動パターンを好むため、作業や予定の変更を嫌ったり、味覚が偏っているため、偏食になりやすいという特徴もあります。

■治療について
 治療方法については、
 @医学的処置(心理発達検査・投薬治療)と教育的な措置を並行して行う。
 A早期に発見して適切な治療をすれば、経過が良好となる。
 B周囲の人たちや社会にも理解を呼びかける必要がある。

《参考資料》
http://www.asperger-fc.net/


なるほど・ざ・新製品
第104回『コニカミノルタビジネスソリューションズ』
1枚から作れるラベルプリンター
「JP625−LC」

 コニカミノルタビジネスソリューションズ(中央区日本橋本町1の5の4 電話 03−6362−7159)では、「1枚から作れるラベルプリンター」A4フルカラープリンター「JP625-LC」を発売、注目を集めている。
 同機は型代、版代不要で手軽にラベル作成が可能。
 ユポ紙やフィルムラベルなど多様な用紙に対応可能。
 ラベルプリンター本体はレーザープリンターを採用しています。トナーの定着温度を低くして、粘着剤への影響を少なくしており、一般のレーザープリンターに比べてトナーが低い温度で溶ける「低温定着方式」を採用することにより、用紙や粘着剤に与える影響を最小限に抑えています。
 この低温定着方式の採用により、ユポ紙などの合成紙ラベル、アルミ蒸着ネーマー、各種フィルムラベルなどの特殊紙にも美しいフルカラー印字が可能となりました。
 タック紙、ノンタック紙、紙ラベル、合成紙ラベル、PETフィルムラベル、薄紙、厚紙など多様な用紙材質に対応しています。
 出力解像度は9600(相当)×600dpiで4 ポイント前後の文字まで再現可能。耐久性の高さも特徴で、2回のオーバーホールをすることにより最大180万枚の出力を保証します。シールプリンタの本体定価は120万円(税別)。
 出力スピードはA4サイズフルカラーで毎分最大30枚(合成紙モードの場合)での出力が可能です。セットでカッティングプロッタとラミネーターを販売しており、導入してすぐに製版なしでのシール・ラベル作成が一枚から可能になります。小ロットの製品受注はもちろん、急ぎのサンプル作成や訂正シール等も作成可能です。
 出力データはウインドウズ版のアドビのイラストレーターで取り扱い、加工や調整が容易に操作できます。
 カッティングプロッタには、イラストデータ用のプラグインソフトが標準で付属しており、イラストレーター上で描画したパスのラインに沿ってカットを行うことができるので、イラストレーターを使ったことのある方なら、すぐにラベルの制作が可能です。
 プロッタは(定価27万8千円 写真下)用紙に印刷されたトンボを基準としてカットを行い、最大カット速度は60cm/ 秒でカット 圧等も調整可能。点線カット機能を搭載しており,台紙の無い各種メディアもカット可能。
 設置の際には同社のスタッフが導入教育の研修を行うことも可能。