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No.319  
平成22年8月号  
  東京都ラベル印刷協同組合
  〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会  
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443  


ラベルニュースbR19号  メニュー


●岩崎鉄工で技術研修会を開催 ●日本ウエスト(株)
わが国初のJIS認証取得を!
●ラベル&メイクが住所移転 ●今年度初の支部会を合同で開催
●京都シール印刷工業協同組合
   盛大に50周年式典を開催
●中小企業振興公社が設備投資をサポート
●No.88 健康がいちばん!
   突発性難聴とは?
●なるほど・ざ・新製品
   第106回  『ミマキエンジニアリング』

岩崎鉄工で技術研修会を開催
間欠輪転ラベル印刷機などの実演を

組合では7月17日(土)午後1時より、東大阪市内にある岩崎鉄工本社工場に於いて技術研修会を開催し、東京都正札シール印刷協同組合、東海北陸シーリング印刷協同組合、京都シール印刷工業協同組合などから併せて約40名が参加しました。


40名が参加して岩崎鉄工で開催された技術研修会風景

各自で印刷機を動かしながら実演

 技術研修会は初めに岩崎鉄工の岩崎吾郎社長の挨拶に続き、弓納持理事長が「この猛暑の中、わざわざ土曜日に会場を提供していただいた岩崎鉄工さんと、丸伸製作所さん、丸昌化学工業さんを初めとする協賛会の方々、また、京都や東海北陸、正札シール組合の方々にもご参加を戴き、改めて厚く御礼申し上げます。せっかくの機会ですので、今日は十分に研修をしていただきたいと思います」と御礼の挨拶をしました。
 この後A班、B班の二班に別れて、部品等の製造をするNC工場と、糊殺しユニットを装備した凸版間欠輪転ラベル印刷機「LR3」の展示・実演を見学しました。
 その後二班が合流し、コールド箔ユニットを装備したオフセット間欠輪転ラベル印刷機「TR2」の実演、マークセンサーを使って位置補正をしながらエッチング刃によるロータリー抜きが可能な、ロータリーダイカットマシン「MDT-330」と省スペースとコストパフォーマンスを追求した凸版間欠ラベル印刷機「mini」の印刷実演が行われました。
 また、当組合技術委員が持参したデザインを印刷するなど、参加者が自分たちで実際に印刷機を動かしながら、質疑応答するなど、これまでにはない技術研修会となりました。
 さらに今回協力いただいた丸伸製作所と丸昌化学工業の二社がそれぞれ自社の製品のプレゼンテーションを行い、引続き岩崎良平取締役と河野裕東京所長による質疑応答が行われた。最後に野尻公義副理事長が「本来はお休みのところを組合のために便宜を図って頂き有難うございました。また、特に京都の方は昨日組合の50周年記念式典があったにもかかわらず多数ご参加いただいたことに感謝申し上げます」と挨拶し、技術研修会は無事終了いたしました。
 研修会終了後、岩崎鉄工さんのご好意により、場所を大阪市内に移して懇親会を設けていただき、それぞれ懇親を深めることができました。



わが国初のJIS認証取得を!
日本ウエスト  RPF事業に大きな弾み

認可証を授与される長田社長(左)

 日本ウエスト株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:長田和志)は、RPF(廃棄物を原料として作られる固形化燃料)のJIS Z 7311【廃棄物由来の紙、プラスチックなどの固形化燃料(RPF)】「RPF‐coke RPF‐A RPF‐B RPF‐C」四品目を平成22年7月8日付けで、日本で初めて認証取得しました。
 RPFは、平成12年頃から化石燃料の価格高騰や京都議定書によるCOの削減義務などを背景に、製紙会社等の発電用ボイラーの、化石燃料の代替えとして、利用されるようになりました。
 しかし、近年RPFは、製造業者が増え、質の悪いRPFが増加し、塩素による発電用ボイラーの腐食などにより、需用家から製品規格にあったRPFを求める声が大きくなったため、日本プラスチック工業連盟が経済産業省の委託を受け、テーマ名「RPFのJIS原案作成調査」として平成18年4月3日より発足しました。
 メンバーとしては、学識経験者、RPF需用家、RPF生産者(日本ウエスト含む)が参加して開催され、その後、約四年の成果を経て、平成22年1月20日にJIS Z 7311{廃棄物由来の紙、プラスチックなどの固形化燃料(RPF)}が制定されました。
 日本ウエストとしては、平成21年9月には社内において「第一回品質管理委員会」を立ち上げJIS制定に向けての自社の品質管理体制作りをし、その後、提携・協力関係にあるRPF製造各社に呼びかけJISマーク表示制度の説明会を開催し、地元近畿地域はもとより北陸、中国、四国、九州などから8社18人が参加しました。
 そして、JIS認証の登録認証機関の(財)日本品質保証機構(JQA)へ申込・審査を得て、JISへの適合性評価を受け、今回の初の認証になったもの。
 日本ウエストの長田和志社長は「このJISマーク認証は、従来、サービス業であった廃棄物処理事業が、リサイクルの普及・促進により製造業へ変革していく好機ととらえています。今後は、認証を受けた重みを糧に、廃棄物由来の原料でも、良質のRPFを製造し続けていく事が、初の認証を受けた使命だと感じRPFの品質について差別化をはかり、今後の再生エネルギーの確保に役立てていきたいと思います」と語っています。
 7月13日(火)には、東京丸の内にあるJQA国際会議室に於いて、認証書授与式が行われ、長田和志社長がJIS認証書を受け取りました。
 組合では平成17年から、組合事業としてRPF化事業に取組み、現在24社が日本ウエストと契約を結び、環境対策事業として推進しているが、今回のJIS取得によって、さらにこの事業に弾みがつくものと期待されています。



ラベル&メイクが住所移転

 西支部の(有)ラベルアンドメイク(林 泉社長)は、7月1日より先に本社・工場を移転しました。
 住所:〒343−0827 埼玉県越谷市川柳町4−268−2
 電話:048−990−4001
 FAX:048−990−4002



今年度初の支部会を合同で開催
コニカミノルタのラベルプリンター
「JP625‐LC」の展示実演を

支部会でラベルプリンターの実演

 今年度第1回目の支部会は、7月2日(金)午後6時より、台東区上野の『翠鳳』に於いて東・西合同支部会として開催しました。
 今回はコニカミノルタソリションズの協力で、同社のラベルプリンター「JP625‐LC」の実演を行いました。
 同機は型代、版代不要で手軽にラベル作成が可能でユポやフィルムラベルなど多様な用紙に対応可能で、レーザープリンターを採用しているため、トナーの定着温度を低く設定し手いる。
 また当日は、タナックとグラフテックの二社も参加し、グラフテックのカッティングプロッターによるラベルのカット実演も行ったが、40秒でトンボを読み取り、A4サイズを30秒でハーフカットするその能力に、参加者から感嘆の声が上がっていた。
 また組合員が持ち込んだ印刷用紙にサンプル印刷したり、印刷コストの試算をする参加者が目立った。
 ここ最近、ラベルプリンターが脚光を浴びており、組合員の中でもすでに導入したり、導入を検討する企業が増えている。
 支部会の会場でも、「ユーザーが導入するのを指をくわえて見ているのではなく、我々が積極的に導入して、ユーザーのニーズに合わせて使い分けしていく時代になったのでは」と言う声も多かった。
 6月に開催した組合研修旅行でもローランド.ジーティと、ミマキエンジニアリングの二社のラベルプリンターについて、パネルディスカッションを行ったが、ラベルプリンターの技術革新はめざましく、近い将来ラベル印刷の大きな市場になると見られている。



京都シール印刷工業協同組合
盛大に50周年式典を開催
来年の年次大会への弾みに

盛大に組合創立50周年記念式典

 京都シール印刷工業協同組合は、7月16日(金)に、リーガロイヤルホテル京都において、「組合創立50周年記念式典」を盛大に開催しました。
 午後4時からは、故松下幸之助氏の側近として23年間仕え、PHP研究所の経営を一任された江口克彦氏の記念講演が行われた。
 午後5時からは記念式典が行われ、藤木俊夫理事長の挨拶や表彰、来賓の祝辞などが行われました。
 式典終了後は、別室において記念祝宴が行われ、組合員・会友、協賛会、全国の理事長など約80名が参加し、50周年を祝いました。
 同組合は昭和35年9月に設立総会を開催以来、全日本シール印刷協同組合の主要組合として、シール印刷業界の発展に寄与してきました。
 当日は当組合から弓納持 昇理事長、渡邉正一顧問、本間敏道専務理事が参加しました。



設備リース事業の積極的な活用を
中小企業振興公社が設備投資をサポート

 東京都中小企業振興公社では、中小企業の経営基盤強化や温暖化対策に役立つ設備投資をサポートするために「中小企業設備リース事業」を行っています。
 同事業は緊急中小企業対策として、設備の導入を促進し、経営基盤の強化を図っていただくこと、及び、地球温暖化対策として、同対策に資する設備の導入を促進することを目的とする事業です。公社が中小企業の皆様ご指定の販売業者から機械設備を購入し、低廉なリース料にてリースします。
 保証機関への保証料についても、東京都が全額または一部の補助を行いますので、皆様の負担はさらに低くなっています。

■対象設備(設備の要件)
以下の要件を満たす機械設備
@創業または経営基盤の強化に必要なこと
A自社で使用すること
  新品であること
B原則として都内の自社内(組合の場合は組合施設内)に設置すること
C法定耐用年数が4年から十三年までの設備であること
■対象となる機械設備
■対象外となる設備
※他にも対象となる設備、対象外となる設備はありますので、詳細はお問い合わせください。
■利用限度額
創業一年以上の方:100万円以上1億円以下(税込)
創業一年未満の方:100万円以上3,000万円以下(税込)
 ※なお、上記1億円及び3,000万円は同一年度内の利用限度額です。
 ※据付、運搬費用、指導料等の設備本体以外の費用は対象外です。
 ※お申し込みは、設備一基当たり10万円(税込)以上、かつ、総額で100万円(税込)以上であることが必要となります。
■リース期間
リース期間は設備の法定耐用年数により選択可能です。
■リース料率
(例) 1,000万円の設備を5年でリースした場合
設備金額×月額リース料率=月額リース料(百円未満切捨)
 1,000万円×1.798%=179,800円
月額リース料×リース期間(回数)=リース料総額
 179,800円×60回=10,788,000円
■問い合わせ先 設備リース課
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町2-20 翔和秋葉原ビル2階【地図
TEL:03-5822-9031 / FAX:03-5822-9032
E-mail:lease@tokyo-kosha.or.jp



No.88 健康がいちばん!
突発性難聴とは?
なぜかサラリーマンに多い

■突発性難聴とは
 ある日突然、耳が聞こえにくくなる「突発性難聴」。ストレス社会で生きる人には、年齢に関係なく起こる可能性のある耳のトラブルです。どんなメカニズムで起こり、何に注意しなくてはならないのかを知っておきましょう。
■ストレスの多いサラリーマンに多い
 最近、近い場所から声をかけられても、よく聞きとれなくなった、なんて経験はありませんか?
 これが片方の耳だけに起こっていたら、突発性難聴の可能性があります。
 難聴というと年齢的なものでは?と思う方も多いと思いますが、四〇〜五〇代の発症が多いものの、二〇代、三〇代の働き盛り世代にも多く見られるトラブルなのです。
■気づきにくいのはなぜ
 では、いったいどのようなメカニズムで起こるのでしょう?
 残念ながら、いまのところそのしくみは不明。一九七三年に定められた突発性難聴の診断基準でも、「原因が不明」という条件があるように、くわしい原因がいまだ解明されていない病気なのです。
 有力視されている原因のなかには、ウイルス感染説、内耳の血液循環障害説、アレルギー説などがあるそうですが、生きた人の耳で検証することは難しく、なかなか特定できないのが現状です。
 しかし、突発性難聴を訴える患者の中に、「強いストレスを受けていた」と答える人が多いようで、ストレスや過労が引き金になっていることはいえるようです。
 では、どんなときに突発性難聴に気づくことが多いのでしょうか。朝起きたときに突然、「あれ?よく聞こえない」と気づいたり、電話をかけていて相手の声がよく聞こえなくなった、ヘッドフォンで音楽を聴くと、聞こえにくい音域があるなど、気づくきっかけはさまざまです。また、耳がふさがったような感じがしたり、自分の話す声に違和感を感じたりして気づくこともあります。
 ただ、特徴的なのは、片方の耳だけ聞こえなくなることが多いということ。両耳同時に聞こえなくなることはあまりないそうです。もちろん、両耳聞こえないよりはよいことなのですが、困ったことに片耳だけはいままでどおりに聞こえるために、聞こえにくいことに気づかない人も多いのです。
 ちなみに、上でふれたように、電話やヘッドフォンを使用したときにこの難聴に気づくのも、このせいなのです。
■早めの治療が大事に
 さて、気になる治療ですが、これは早めが鉄則です。発症してから一週間以内の受診が望ましく、遅くとも二週間以内に受診すると、治療効果が見られることが多いようです。
 一カ月過ぎてしまうと改善の見込みはかなり少なくなるそうです。
 また、気づいたときにはもう聴力が完全になくなっていたという人や、めまいを伴ったタイプの場合にも治療効果は低くなるそうです。
 治療の内容には、血管の循環をよくしたり、炎症を抑え、聴神経の機能を回復させる薬を内服する薬物療法がメインで行われるそうです。
 いつもより聞こえ方がヘンだな、と気づいたら早めに耳鼻咽喉科を受診してみてください。

 《参考資料》
 http://focus.allabout.co.jp/contents/focus_closeup_c/stressmanage/CU20031210A/index/?from=dailynews.yahoo.co.jp



なるほど・ざ・新製品
第106回「ミマキエンジニアリング」
UV硬化フラットベッドインクジェットプリンター
「UJF-3042」を発売
A3/50mm厚  どんなものにもプリント可能

 株式会社ミマキエンジニアリング(東京支社・品川区北品川5−9−41 電話5420−8680)では、A3サイズ/50ミリ厚のどんなものにもプリントできるUV硬化インクジェットプリンター「UJF‐3042」を発売し、好評を博している。
 同機はフラットベッド方式を採用しており、A3サイズ、50ミリ厚のものなら、文具でも小物でも自由自在にプリントできるのが大きな特徴。
 また、デジタルデータを用いた版レスプリントだから、多様化するクライアントのニーズに、きめ細かく柔軟に対応することができる。
 さらに透明または有色素材にフルカラープリントする場合に活躍する白インクは、白×フルカラーを一度で行うプリントヘッドを搭載し、効率よく白インクの裏打ちを行うことができるのも大きな特徴。
 同じ場所に複数回インクを重ね打ちした厚盛りプリントやクリアインクを使用した光沢仕上げなど、付加価値の高いプリントを行うことができる。
 立体物へのプリント時には、微量に発生するインクミストを吸引する機能も搭載され、稼動安定性の向上が図られるなど、様々な機能が満載されている。
 UV光源にUV照射時の発熱が少ないLED方式を採用しているため、熱変形しやすい素材にも対応でき、プリント即硬化で作業効率が大幅にアップできる。
 又、追加電源工事が不要な100V仕様だからオフィスでもすぐ使えるコンパクトな卓上サイズ。
 本体価格は330万円。専用インク五本と専用ソフト同梱で346万5千円。
 UJF‐3042の性能を最大限に引き出す高性能ソフトウエア、16ビットレンダリング対応の新世代出力ソフト標準装備。
 機械仕様は次の通り。
▼ヘッド:オンデマンドビエゾヘッド
▼作図分解能:720×600dpi 1440×1200dpi
▼最大作図範囲:幅300ミリ 送り方向420ミリ
▼セット可能サイズ:幅364ミリ 送り方向463ミリ
▼重量:5kg以下
▼メディア吸着:バキュームによる吸着固定
▼UV装置:LED‐UV方式
▼インターフェース:USB2.0
▼入力電源:AC100V〜240V
▼機械寸法:12,00mm(W)×970(D)×770(H)
▼重量:プリンター本体120kg



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