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No.322  
平成22年11.12月号  
  東京都ラベル印刷協同組合
  〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会  
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443  


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●第12回ラベル関連ミニ機材展盛大に開催 ●第五十二回年次大会・横浜大会
●『印青連見本市2』が盛大に ●平田藤男氏逝去
●日栄化工が協賛会へ ●ダイカッティングジャパンに出展
●新年合同賀詞交歓会
   1月17日  上野精養軒
●No.90 健康がいちばん!
   「パソコン病とは」(下)
●なるほど・ざ・新製品
   第108回『日栄化工』

第12回ラベル関連ミニ機材展盛大に開催
過去最大の18社が最新鋭機材を展示

組合秋の恒例行事となった「第12回ラベル関連ミニ機材展」は、11月6日(土)に、台東区柳橋の「東商センター展示場」に於いて、過去最大の18社が参加して盛大に開催され、130名が会場を訪れ、盛況裡に行われました。


過去最大の18社が参加して開催された第12回ラベル関連ミニ機材展

プレゼンテーションも盛況裡に

  今回出展したのは、リンテック、丸伸製作所、創風システム、村田金箔、丸昌化学工業、エプソン販売、ローランド・ジー・ティ、TOOV(トゥーブ)、サンワコーケン、光文堂東京支社、サカエ彫巧社、日本ウエスト(川越テック)、福岡シール、塚谷刃物製作所、江東彫刻、コニカミノルタ(タナック、グラフテック)の計18社。
  今回やはり注目されたのは、デジタルラベルプリンターで、エプソン販売は10月から販売した「Surepress4033A」を映像で紹介し、コニカミノルタはグラフテックの「LABELROBO」を、ローランド・ディー・ジーはLED―UVタイプの「LEC―330」を展示実演し注目された。
  この他には江東彫刻が彫刻刃型の簡易抜きシステムや、サカエ彫巧社の角度によって柄が変化するチェンジング製版、丸伸製作所のミールダイや静電気防止グッズなども注目された。
  また、TOOVの静止画像検査装置「T-コン2010」は、これまでのタイプをさらに改良して制度を高め、使いやすくしたものとして注目された。
  さらに丸昌化学工業は、特殊な粘着材料を数多く出展、福岡シールは同社が得意とするコールド箔やスイングPOP、ディレードタイプのサーマルタックラベルが目を引きました。
  村田金箔はオンデマンド箔押し機や転写用ホロフィルム、光文堂は新製品の「ダイレクトプリンターKBDスーパーダイレクト」をパネル展示したが、多彩な素材に印字可能なものだけに今後が注目され、この他にも各社最新鋭の資機材が展示された。
  午後1時半からは、別室に於いて「プレゼンテーション」が行われ、11社が自社のセールスポイントについて、短い制限時間の中パネルやプロジェクターを駆使しながら賢明にPRしました。



第五十二回年次大会・横浜大会
全国から370名が参加し盛大に

年次大会で挨拶する小宮山会長

  全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長)主催の、『第五十二回年次大会・横浜大会』は、10月16日(土)に、神奈川県シール印刷協同組合の主催で、横浜市の神奈川県民ホール小ホールに於いて開催されました。
  神奈川で開催されたのは平成12年以来十年ぶりで、全国から組合員・会友、協賛会、来賓、報道関係者を含め370名が参加しました。
  記念式典は午後4時から三浦順治理事長の開会の辞で始まり、国歌斉唱、先輩物故者に黙祷、来賓の紹介の後、小宮山光男会長が主催者を代表して挨拶しました。
  この中で小宮山会長は「中小、小規模企業の景況感は依然として厳しいものがありますが、わが国が近代国家への道を歩み始めた時代に中心的な役割を果たした開港、開国の地『横浜』に於いて、先人たちが熱い志のもと未来を切り開いた歴史を肌で感じながら組合員、会友、協賛会の皆様と『知恵と活力』で価値ある年次大会にしたい」と語りました。
  来賓祝辞では、松沢成文神奈川県知事、山田正人横浜副市長、池田政寛日印産連専務理事、恩田博協賛会副会長が祝辞を述べました。
  祝電披露の後、表彰式が行われ、組合活動に功労のあった十名に対し『組合功労者顕彰』が贈られ、佐々木兼一神奈川青年部長が大会宣言を朗読し、採択されました。
  そして最後に次回大会担当協組の京都シール印刷工業協同組合の藤木俊夫理事長が閉会の辞を述べ、大会は無事終了しました。
  式典終了後、午後6時より会場をローズホテルに移して「第20回シール・ラベルコンテスト」の表彰式が行われ、午後6時半より懇親会が開催され、年次大会では珍しい着席での懇親会となり、一年ぶりの再会に会場のあちこちで、なごやかな懇談が繰り広げられました。
  式典に先立って、午後2時から記念講演が行われ、文久二年生麦事件参考館館長の浅海武夫氏が「生麦事件」について、一時間半にわたって講演しました。
  また、当日は午前11時より、JS青年部協議会交流会が開かれ、「わが人生最悪の時」と題した記念上映会が行われ、全国の青年部が参加しました。
  翌日はゴルフコンペ、ヨコハマまち歩き、横浜市内一日バスツアーなどのエキスカーションも行われ、いずれも天気にも恵まれ、参加者は楽しい一日を過ごしました。
  今回の大会は、これまでの金曜日開催から土曜日開催となり、懇親会でも立食から着席での宴席となり、担当協組の細やかな配慮が、随所に感じられる大会となりました。
  第20回シール・ラベルコンテストの表彰式は、懇親会の冒頭、午後6時より行われ、今回は57社110作品の応募がありました。
  その結果、経済産業大臣賞には東北協組の精英堂印刷が三年連続四度目の受賞となり、経済産業省・商務情報政策局長賞、日印産連会長賞、協賛会会長賞、連合会会長賞、技術・特許委員会賞、優秀賞など30作品が表彰されました。
  当組合では、会友のサンメックが協賛会会長賞を、また組合員の日本ラベルが優秀賞をそれぞれ受賞しました。



『印青連見本市2』が盛大に
「売り方教えますセミナー」盛況
青年部が参加し実践で学ぶ

印青連見本市2での青年部

  印刷産業連絡協議会主催の『印青連見本市2』が、10月2日(土)に新宿区新宿文化センターにて開催され、当青年部も展示・セミナーに参加してきました。
  同協議会は印刷関連10団体の青年部が集まって、十年前に発足したもので、昨年第1回目の見本市を開催しました。
  これまで青年部も、見本市やミニ機材展などで何度か出展してきましたが、人の興味を引く素材やレイアウト、サンプルを手に取ってもらうことなど非常に難しいものだと思います。
  少しずつ良いものにしていこうと、今回は印刷工程が分かるディスプレイや個性的なポスターが飾られ、前回よりも目を引くものが出来ました。他のブースもMUDやパカポン、ガムレターなど各々のコンセプトのある内容でした。
  そして、今回の目玉企画である営業セミナー大会は『売り方教えますセミナー』と銘打って、一般的な印刷から特殊な印刷・製本・紙工・シール印刷・看板製作・web製作・紙器・ノベルティ・シルク印刷・光沢加工・デザイン関係etc・・・「印青連」の仲間たちの持つ多彩な商材を全員で「共有」していこうというもので、四時間以上のセミナーでしたが、立ち見が出るほど盛況でした。
  「シール・ラベルを売る」の部では、ラベル印刷協同組合青年部・高橋浩次部長と正札シール印刷協同組合青年部・竹岡副部長が、シール製造の流れやシール印刷の営業を分かりやすく説明したもので、製造部の高橋と営業部の竹岡という設定でラベルと正札の息のあったコラボレーションを見せてくれました。
  実際に見本市に参加してみて、力を合わせて良いものを作っていくことで、お互いの仕事に発展性をもたらす可能性を感じるイベントでした。
  最後になりましたが、企画から設営まで全力を尽くしていただいた高橋部長と見本市担当の藤井崇徳氏、臼井利彦氏、清水佳則氏、北島國芳氏、(株)大東マーク工業の高木氏・堀川氏、そして、御来場下さった皆様、本当にありがとうございました。



平田藤男氏逝去

  東支部の有限会社平和堂印刷所代表取締役・平田藤男氏は、11月3日に逝去されました。享年94歳。氏は昭和41年の組合創立に参加したメンバーで、昭和46年から59年まで理事を務め、その後は昭和60年から二年間相談役を務めたが、会社の経営は専務の長男・登起男氏に任せていた。
  通夜は11月8日、告別式は11月9日にセレモニー川口ホールにて執り行われました。



日栄化工が協賛会へ

  日栄化工株式会社東京支店は、11月1日より協賛会に加入しました。
    会社概要:粘着フィルム各種の製造販売
    住    所:台東区北上野2−2−9
    代 表 者:西崎光彦
    電    話:03−3845−5631
    F A X:03−3842−6727


ダイカッティングジャパンに出展
シール・ラベルの啓蒙・PRを


当組合と神奈川がPRを

  日報アイ・ビー主催の「第9回ダイカッティング・シンポジウム・ジャパン」は、11月9日、10日の二日間、五反田のTOCビルにて開催されました。
  今回は全日本シール印刷協同組合連合会が後援しているため、連合会の小間が設けられ、当日はラベル組合と神奈川シール組合が出展し、シール・ラベルのPRを行いました。
  当組合は臼井特殊印刷のひねりぼんや各種シール・ラベルのサンプルが展示され、神奈川は「痴漢撃退シール」を展示しました。
  ラベル関連の出展はこの他に塚谷刃物製作所とソルテック工業などが出展し、セミナーでは「競争力ある打抜き技術の確立」をテーマに二日間行われ、ラベル関連では村田金箔が「パッケージ・ラベルソリューションにおけるコールドスタンプの展望」、ユポ・コーポレーションが「合成紙『ユポ』のパッケージラベルソリューションの展望」と題して。それぞれ講演が行われました。



新年合同賀詞交歓会
1月17日  上野精養軒

  恒例の平成二十三年新年合同賀詞交歓会は、1月17日(月)午後5時半より、東京都正札シール印刷協同組合と合同で『上野精養軒』で開催されます。今回は当組合が担当協組です。

【組合員・会友各位】平成23年新春合同賀詞交歓会のご案内とお申込書



No.90 健康がいちばん!
「パソコン病とは」(下)
マッサージでは直らないコリ

■パソコン病の治療法
 温熱や鍼は、深層筋のマヒ(拘縮)を直接とれる治療法です。マヒしているところ、腱が骨に付いている一箇所への温熱や鍼、指圧の刺激によってマヒをとっていくのです。この方法で、慢性化して治らなかったパソコン病が治りはじめます。

■パソコン病の症状とコリの現れ方
 パソコン病の症状は、背中、目、指、腕、頭、首、肩、腰、ふくらはぎ、足というように身体全体に現れます。特に上半身に症状が現れます。
 パソコン病のコリは、まず肩甲骨の下方にコリが出ることが普通の肩コリとは違うのです。
 @「肩甲骨下方」のコリとA「肩甲骨と背骨の間で肩甲骨の内側」に棒状のコリが出てきます。@のコリはパソコン病独特のコリで「マウスのコリ」と呼んでいます。慢性になるほど背骨の外側の筋・腱がこってきます。ひどくなると腰盤(腸骨綾)まで棒状のこりが伸びてきます。
 肩甲骨から上までは、一般的な肩こりといわれているC肩甲骨とD後頭部を結ぶ肩甲挙筋のラインがこります。肩の中央のツボE肩井もこります。
首ではF頚椎際、Gその外側がこります。首の外側(側首部)ではH胸鎖乳突筋のラインがこります。目の使いすぎによるコリはI後頭骨上に現れます。腕の疲れはJ肩甲骨上K肩甲骨と腕をつなぐ筋肉のコリとなって現れます。
 パソコンの画面を見るとき、首がまっすぐにならず、亀のように斜め前に着出した状態をL亀首と呼んでいます。亀首になると、当然、頚椎きわの筋肉をはじめ肩の筋肉がコリます。
 背中を丸くしてパソコンを打っていると、腰が入らず手だけで打ちますから、肩背中がコリます。
 肩甲骨から上ばかり使うと、肩甲骨から上にばかり血液は集まってきて、足は冷えて顔はほてる。肩はコル、目は充血するという冷えのぼせの状態になります。

■マウスのコリの治療法
 肩甲骨下部に現れるコリを、「マウスのコリ」と呼んでいます。マウスを掴んで手のひらを動かすことを長時間やっていると、このマウスのコリが現れます。これが普通の肩コリとは違うこり方です。
 マウスのコリにいくらマッサージを行っても、このコリは取れません。何故ならこのコリは肋骨についている深層筋と表面の動かす筋肉である表層筋が両方こって、コリをつくっているからです。
 表層のコリは動かす筋肉である広背筋のコリです。深層のコリは、肋骨を支えている深層筋がこっています。マッサージは表層の筋にしか働かないので、表面のコリは多少とれても、奥(芯)のコリは残ったままなので、重い違和感は残っています。
 これをとるには、肋骨についている深層筋の付着部温熱や鍼を行って深層筋のコリをほぐさないといけません。深層筋はマヒすると拘縮といって硬くなります。ちょうど、バネが縮んだままで伸びなくなっている状態です。
 深層筋の肋骨に付着している点、すなわち肋骨に直接温熱又は鍼をして、拘縮を溶かしてゆきます。
 表層筋のコリは、上腕の広背筋の付着部を刺激するとマウスのコリの表面のコリが消えます。深層と表層の両面から治療してゆくことでマウスのコリがほぐれてきます。


 《参考資料》
 http://www.shinshin.info/symptom/pasokonbyo.htm



なるほど・ざ・新製品
第108回「日栄化工」
耐候ポリオレフィン粘着シート(白)発売
従来品と比べ耐候性の高いフィルム
環境規制に対応可能なシール素材
実績と信頼のオーバーラミフィルムも

  日栄化工株式会社(東京支店・台東区北上野2−2−9  西崎光彦社長)では、新しい粘着シートとオーバーラミネートフイルムをシール印刷業界向けに紹介することになった。
  新しい粘着シートは、「耐候ポリオレフィン粘着シート」で、これまでのポリオレフィンに比べて非常に耐候性の高いフィルムを使用しています。燃焼時に有害なガスが発生しない、塩ビフィルム代替の印刷用フィルムタックです。
  用途としては、直射日光や風雨に曝される屋外用ステッカーや環境規制に対応可能なシール・ラベル素材として最適です。
  今回発売されるのは、耐候ポリオレフィン粘着シートの白で、耐候性の高い白色ポリオレフィンの印刷用粘着シートで、強粘着タイプと再剥離タイプの二種類があり、いずれも厚みは80μ。
  対応印刷方式は、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷もOK。
  サンシャインウェザーメーターによる耐候試験では、3000時間でフィルム伸度・強度性能とも80%保守(20%減衰率)という結果が出ており、これは屋外での6、7年に相当する。
  また、同タイプの透明ポリオレフィンを使った「透明タイプ」も、追って発売する予定。
  一方、オーバーラミネートフィルムは、強粘着・紫外線カットタイプ「TL―16―L800―KG2」で、ポリエステルフィルムを基材としたラミネート材で、強靭な接着性能と優れた紫外線カット性能を有している。そのため、紫外線による印刷物の劣化変色の防止効果に優れ、印刷物の寿命を飛躍的に向上させる。
  構成は表面基材がポリエステルフィルム16μ、粘着剤がアクリル系粘着剤「L―800UV」で、粘着剤の中に紫外線カット剤が入っている。離型紙は70g/m2 グラシン紙ベースセパレーターを使用している。
  特徴としては、
    (1)従来のラミネート材と比べ、強靭な接着性を有する
    (2)透明性が高く、深みのある光沢がある
    (3)印刷物の耐候性を上げる
    (4)ラミネート加工適正がよい
  など。
  同フィルムは、粘着剤層のみ紫外線カット性能を有しているため、表面基材のポリエステルフィルムの耐候性は一般ポリエステル並みです。
  用途としては、屋外用ラベル・ステッカー、銘板、看板、標識、装飾パネル等のオーバーラミネートフィルムとして最適。
  同フィルムは、すでに15年の実績と信頼があり、同社では絶対の自信を持った商品である。
  同社は1967年にフィルムタックの製造・販売、粘着化工メーカーとして大阪で設立されたが、現在では海外にも工場を持ち、年商90億円。今回協賛会へ加入したのを機に、さらに積極的な販売を展開したいとしている。



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