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新年明けましておめでとうございます
No.323  
平成23年1月号  
  東京都ラベル印刷協同組合
  〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会  
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443  


ラベルニュースbR23号  メニュー


●組合は『人的結合体』 ●第95回ラベル会
●青年部が11月度勉強会を開催 ●No.91 健康がいちばん!
   「意外と怖い手足のしびれ」


  新年明けましておめでとうございます。皆様にとって昨年一年間はどんな年だったでしょうか。「素晴らしい年だった」と胸を張って答えられる方は、どれだけいらっしゃるでしょうか。
  政権交代に大きな期待がかけられましたが、これも残念ながら裏切られ、不安定な政治情勢は依然として続き、日本経済は一向に回復の兆しを見せません。
  一方、眼を業界に転じれば、長年訴え続けてきた連連合会の改革問題は、昨年六月に連合会事務局の完全な分離独立を果たすことができ、連合会本来のあるべき姿を取り戻すことができました。今後は傘下十協組が自分たちが連合会の一員であるとの責任を自覚し、運営していかなくてはならないことは当然です。
  年次大会やラベルコンテストに予算の大半を充てている現状について、限られた予算をもっと有効に使って欲しいという声が多いのは、当たり前のことだと思います。
  各協組とも組合員の減少に歯止めが掛からず、当組合も最盛期から見ると、三割以上の組合員が減少しており、財政面でも厳しい状態が続いております。
  しかし最近、地方の多くの業者が東京に支店や営業所を開設していますが、その内のある一社の社長が「やはり東京は市場が大きいですね。仕事が転がっています」と言っていたのを聞いて、大きなショックを受けました。
  我々東京の業者はいったい何をやっているのだろうか。口を開けば仕事がない、景気が悪いとお題目のように唱えているばかりで、まだまだ甘いのではと自分自身も含め、反省しなくてはと感じました。
  いま一般印刷業界では電子書籍の登場が大きな問題になっていますが、ラベル業界ではデジタルプリンターの普及が大きな問題になっています。いずれもこれまでの印刷の常識を根底から覆すものであり、対応を誤れば業界の将来にとって、大きな禍根を残す事にもなりかねません。
  いまや世の中はあらゆる分野で、これまでの常識が覆されようとしています。これまでの固定観念にとらわれているとビジネスチャンスをも失いかねません。
  これからはどんな環境の変化にも迅速に対応できる、柔軟性を持たなければ企業として生き残ることはできないでしょう。組合も同じです。こうした環境に対応できる柔軟な組合事業が今こそ求められているのです。
  そのためには組合役員だけではなく、組合員一人一人の意識改革が重要になってきます。組合員ひとり一人が「自分たちの組合だ」という意識を持たない限りは、組合の発展は望むべくもありません。組合はまさに『人的結合体』なのです。
  今年を良い年にするかしないかは、ひとえに組合員ひとり一人の意識改革にかかっているのです。
  今年は兎年です。猛々しい寅の年の後、兎の年は折衷と落ち着いた説得の時期と言われていますが、そうなって欲しいものです。


副理事長  野尻公義


  新年明けましておめでとうございます。新しい年平成23年、2011年、卯年はいったいどんな年になるのでしょうか。
  組合は弓納持体制の二期目の最後の年になっていますが、私も一昨年副理事長という大役を仰せつかり、自分の使命は若手へのバトンタッチの橋渡し役であると考え、この一年半余り努力してまいりました。
  NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の中で、明治維新を成し遂げたのは、二十代、三十代の若者が中心でした。
  幕末のあの封建体制を打倒できると本当に考え、自分の藩を動かし、そしてついに幕府に政権を朝廷に返上させたのです。
  まさに「新しき世紀を作るものは、青年と熱と力である」です。幸い当組合の青年部は、全国でも折り紙つきの青年部で、全国の青年部の指導的役割を担っていることは、組合執行部としても誇りであります。
  願わくば、青年部を初めとする若手が、自分たちが業界や組合を変えていくんだ、変えなくてはいけないんだという自覚を新たにして頂きたいと思います。


専務理事  本間敏道


  明けましておめでとうございます。昨年は組合運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
  さて、「今年こそは良い年に」という願いが、裏切られ続け、果たして何年になるのでしょうか。
  こうした中で、弓納持体制の二期目が終わろうとしていますが、この四年間で組合はこれまでの事務局主導から、自分たちの組合は自分たちの手でと、委員会主導を目指して参りました。
  しかし、長年の事務局主導から、一気に委員会主導へというのは、言うは易しで、難しいこともありますが、徐々にその成果が見え始めてきたのではないかと思います。
  その典型的な例が、青年部の活動であり、活発な活動を展開しており、頼もしい限りです。「楽しくなければ青年部じゃない」というのが青年部のモットーだそうですが、親組合は楽しいことばかりではありません。
  青年部や若手の組合員が、本当の意味で次の組合を我々が背負って立つんだという意識を持ってくれた時に、初めて組合の将来に光が射す時だと思いますので、より一層の自覚を促したいと思います。
  どうか今年も組合に対しまして、今まで以上のご理解とご協力のほどお願いいし、新年のご挨拶とさせていただきます。


青年部長  高橋浩次


  明けましておめでとうございます。旧年中は組合運営に格別のご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。昨年は、国内外、各方面で様々な出来事があり、景気回復に向け試行錯誤の一年だったと思います。
  そんな中、青年部として昨年を振り返りますと、業界の外に目を向け、改めてラベル業界を知ろうと、私自身試行錯誤の一年でした。通常の定例会に他業種の方を招いて広く交流会を行いながら、シール業界以外のイベントなどにも参加させていただきました。
  中でも印刷11団体で運営している印刷産業青年連絡協議会のイベント「見本市」では、「売り方教えますセミナー」と題し、各団体の営業スタイル、受注時に必要項目、コストなどを勉強し、具体的に印刷物を受注する窓口になる為のイベントに参加する事が出来ました。
  また、各イベントで交流を深めたスクリーン組合の方々とソフトボール大会を開催し、楽しく多くの事を学ぶ機会を得られたと思います。他業界に目を向けながらもラベル青年部独自の勉強会として、第一回目は親組合と合同で組合員の方を講師に迎えた講習会。同業者同士で話ずらい部分もあったと思われますが、沢山のお話をして頂きました。
  第二回、秋の勉強会では、親組合の方に講師を依頼。沢山のデータを元に、現状どこに需要があるのか、今後のシールの攻め方など様々な面から業界の話をして頂きました。
  また、忘年会を関東三協組合同で開催。ラベル新聞さんの協力のもと忘年会場にてインタビューを決行。各協組から一名ずつ選出し組合に参加してからの色々な思いを語って頂きました。
  現在、年々組合員が脱退して行く中 運営、企画が難しくなってきていますが、本年も青年部間で合同行事など協力しながら、活動を行いたいと考えております。


協賛会長  大内昭彦


  新年明けましておめでとうございます。旧年中は会員、会友の皆様には私ども協賛会会員各社に対しまして格別のご愛顧、ご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も何とぞ倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
  さて、シール・ラベル印刷業界を取り巻く環境は、国内では昨年後半から再び不透明さを増してきておりますが、その一方海外では、特にアジア地域の活況が依然、際立っています。円高基調が続く中、国内の主要ユーザーである自動車、電機などのメーカー各社が海外への生産シフトを加速させ、その結果として国内産業の空洞化が益々鮮明なものとなってきております。
  しかし、ノウハウの流出防止なども含め、すべてが海外にシフトしてしまう訳ではなく、特に高付加価値製品については、その多くが今後もいわばマザー工場となる国内拠点で開発・生産されていくものと思われます。さらに、貼るだけで情報や機能性をプラスできる"粘着ラベル"の需要自体も、アイデア次第でまだまだ伸長していくと考えております。
  身近な例でいうと、最近、大手のスーパーでも野菜や果物にラベルが貼られて店頭に置かれているものが増加しています。ご存じのとおり、産地や生産者表示用のラベルです。
  これは消費者が食の安全、安心に関心が高いというニーズに対応した新たな市場といえます。このように既存の分野においても、粘着ラベルは新たなマーケットを創出する可能性を持っています。
  簡単に貼れて、情報を付加し、また必要に応じて簡単にはがすこともできる粘着ラベル。貼られる対象物の形状に合わせて柔軟に対応でき、またオーダーメードのデザインと情報を容易に付与できる強み、そして欲しい量を欲しい時にといった、多品種・小ロット・短納期ニーズにも対応できる強みがあります。
  さらには、今まで国内の印刷会社各社が培ってきた高い品質管理、短納期・低コスト対応は世界でも比類のないレベルだと思います。
  皆様の知恵とアイデアを生かして、業界を挙げて市場を深耕し、さらに新市場を意欲的に開拓する努力を絶え間なく続けていけば、新たな道は必ず開けると確信しております。その実現のためのお手伝いを、ぜひとも協賛会各社でさせて頂きたいと考えております。
  最後になりますが、今年一年が皆様にとって良い一年になりますよう祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。


第95回ラベル会
若山栄氏が優勝!

  例年になく暑い夏も終わり、ゴルフ好きな人にはよい季節となってまいりました。当日は興奮のあまり、二時過ぎには目が覚め、時間も早いのでもう一眠りしようと思いながら眠れずに、二時半に起き身も心も朝風呂に浸かり、『リフレッシュ』。
  五時前に自宅を出発、外はまだ暗闇の中、空気はひんやりと冷たく、「ピリッ」と体が引き締まる感じの中、車を走らせ一組目で一緒に回る植田社長をお迎えに自宅へ。コースに向かう途中でちょっとした問題発生。
  高松インターが工事中のため入り口閉鎖、普段首都高速道路を使用しない私としては困り果てる。ナビは後ろへと戻そうとするが、それを無視して環七より王子方面へと走り、何とか王子北より首都高速へ入ることができました。
  しかし、二十分のロスタイム途中多少の渋滞がありましたが、東関東自動車道に入ると渋滞もなく、爽快に走ることができ、無事予定通り到着しました。
  朝一組目のスタートホール、アウトの一番、緊張の中ボールは前にとんでくれてホッとしました。このホールはダブルボギーでホールアウト。「とりあえず納得」。二番はロングホールで九打叩く。「いつもの自分が顔を出す」。今日も出入りの激しい一日になりそうだと思いつつ午前のハーフはドラコンとニアピンに名前を記すことができた。
  昼食を終え後半のスタート。ロングホール トリプルボギー その後のホールについても自分なりに踏ん張ることができ、大崩れすることなく最後までホールアウトすることができた。
  後は結果を待つのみ。今回もまたブービーか参加賞を頂いて帰る予定。表彰式に入り何となく様子がおかしい。優勝のはずの丸昌化学の山崎氏が初参加のため、資格がなく、何と私の名前が呼ばれたのである。
  ラベル会はゴルフが上手な方が多い中、運とハンディに恵まれ、かつ一緒にプレーされた植田氏,高木氏、新井氏と楽しくできたことだと思います。
  当日参加された皆様と、世話をされた幹事さんに感謝申し上げ優勝を素直によろこびたいと思います。この会を今後長く続けていく為にも多くの参加者が来て頂ける事を望みます。本当に有難うございました。



青年部が11月度勉強会を開催
清宮氏講師に『事業承継』について学ぶ

リンテックショールームで記念撮影

  青年部の11月度勉強会が11月12日(金)午後6時からリンテック(株)飯田橋東京事務所にて部員7名、正札組合2名、神奈川組合2名、計11名で行われました。
  まず高橋部長の挨拶を行い、場所を提供して頂いた、リンテックコマース(株)新井賢吾課長の説明を受けながらショールームの見学をさせて頂きました。
  続いて、清宮企画 清宮和夫氏を講師に迎え「これからも期待のできるラベル事業」 副題 私たちができる事業の強化、継承を テーマに勉強会が始まりました。
  この中で清宮氏は@己を知るAシール会社の声B期待できるラベル事業C自分を見つめ直すD形にして実践等について資料を使いながら具体的に講演を行いました。
  特に清宮氏は『まず自社の事を良く知ること。そして売れる仕組みを作ること。さらに事業を継承するためには自分を見つめ直し意識改革をする必要がある』と訴えました。
  不況の続く中ですが、ラベルに対する市場からの必要性、価値や 事業強化として営業効率・地域性・将来性など今後我々が必要な意識改革を中心に約1時間半講演して頂きました。
  勉強会終了後、場所を飯田橋駅前へ移動して懇親会を開き、組合員の絆を深めました。



No.91 健康がいちばん!
「意外と怖い手足のしびれ」
脳の病気の兆候の場合も

意外に怖い手足のしびれ
朝起きたときに手足がしびれるといった経験は、誰にもあると思いますが、今回は意外と怖い手足のしびれのお話です。
神経の知覚異常をしびれといいます。日常的にも、正座をした後など、一時的な血行障害による足のしびれを体験します。しびれは、老化や筋肉・腱などの疲労によるもの、末梢神経が圧迫されているもの、手足の血液循環が悪くなっているもののほか、脳の病気の徴候である場合もあります。
動きにくいというのは、何かを持とうとしていつものように力が入らないというのが典型的なパターンです。こちらは、筋肉自体の病気、神経障害、脳の障害が疑われます。
■心配の無い症状
起床時の一時的なしびれ。
  →その部分が下になっていたため、圧迫されて血液循環がわるくなったもの。起きてしばらくすれば治る。
・同じ作業、機械的な動作を続ける職業などの人の部分的なしびれ。
  →使いすぎによる筋肉や神経の疲労、あるいは圧力によって血液循環がわるくなったなどのため、起こってくるもの。その作業や動作をやめ、体操などをすれば治る。
・肩より上に腕が上がらない。肩がうずいて眠れない、痛みのため目が覚めるほどひどく痛むこともある。
  →四十肩・五十肩が疑われる。肩関節の老化によるもの。温めて動かすことが治療の基本なので、家庭療法でも治すことができる。
・おもに親指・人さし指・中指がしびれ、痛む。中年の、とくに手を使う仕事の女性に多く起こる。
  →腱鞘炎の一種である手根管症候群が疑われる。
■放っておけない症状
脚のしびれ・痛みに腰痛をともなう。
  →椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、骨粗しょう症などが疑われる。
・左右一方だけしびれ、マヒ、頭痛、めまい、ろれつが回らないなどの症状をともなう。
  →脳卒中の始まりが疑われる。
・冷えると手の指が白くなってしびれる。
  →レイノー病が疑われる。
【レイノー病】
 寒冷や精神的緊張があると、手の指先が左右対称に蒼白になり、冷感・痛みを伴います。ひどくなると充血・発赤・拍動性のうずきが出てきます。発作的に四肢の末端に血行障害を起こす病気で、40歳以下の女性やチェーンソーを扱う林業の人に多く見られます。
・左右対称にしびれる。
→多発性神経炎が疑われる。
【多発性神経炎】
 手足の筋肉の動きにくさ、手足の末端のしびれ感、持続的な痛みが起こります。左右対照的に末梢神経が冒される病気で、化学物質や薬物、栄養障害、妊娠、ガンなどが原因でも起こりますが、もっとも多いのは糖尿病によるものです。
【頸肩腕症候群】
 首、肩、腕にかけての痛み、しびれ、だるさ。整形外科を受診します。原因は頸椎の変形といわれますが、筋肉の過労も原因の一つと考えられます。疲労した筋肉を休めるとともに、作業の姿勢に改善の余地がないか検討します。
【筋萎縮性側策硬化症】
 腕の力が弱る、指の運動が不自由になる、手が疲れやすい、手のひらの筋肉が落ち平らになるなどの主症状です。はじめは片側に起きるが、そのうち両側とも冒されます。脚から起こるものもあります。中年以降に多く、男性に多発します。


 《参考資料》
 http://www.sm-sun.com/kenkou/seiyou/sibire2.htm



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