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No.324 | |
平成23年2月号 |
東京都ラベル印刷協同組合 〒111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会 TEL(3866)4561 FAX (5821)6443 |
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●平成23年合同新春賀詞交歓会を開催 |
●旭ネームプレート製作所 抜き型の勉強会開催 |
●連合会理事長会議事録 | ●こんな話、あんな話 |
●No.92 健康がいちばん! 「安全と思われがちなゴルフは実は危険なスポーツです」 |
●なるほど・ざ・新製品 第109回『岩崎通信機』 |
平成23年合同新春賀詞交歓会を開催 | ↑ |
組合員・会友、協賛会など220名が参加 | |
理事長「組合はまさに人的結合体」と強調 |
恒例の平成二十三年合同新春賀詞交歓会は、1月17日(月)午後5時半より、台東区の『上野精養軒』に於いて、ご来賓・報道関係者各位を始め、両協組組合員・会友、協賛会員など合わせて220名が参加して、盛大に開催されました。
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今回はラベル組合が担当協組として開催され、栗原正文理事の司会で、初めにご来賓の方々の紹介が行われ、続いて昨年六月に分離独立した連合会事務局長片桐敬喜氏が紹介されました。
来賓として大内昭彦協賛会会長と東京都中小企業団体中央会蔵本篤之総務課長は、いずれも「厳しい時代ではあるが、ビジネスチャンスはあるので、組合員が一致団結して乗り切って欲しい」と挨拶しました。
続いて両協組を代表して当組合の弓納持昇理事長が次のように挨拶しました。
「本日はご来賓各位を初め、組合員・会友、協賛会など多数の方々のご出席をいただき、こうして合同賀詞交歓会を開催できましたことを、まずもって喜びあいたいと存じます。
さて、リーマンショック以来の不況は未だに世界経済、そして日本経済に大きな影を落としています。国民の大きな期待をもってスタートしたはずの民主党政権も、その期待を見事に裏切り、期待が大きかった分だけ、その失望感は計り知れません。
しかし、ここでいくら景気の悪さを嘆いてみたところで、何の意味もありません。この不況下でも着実に利益を上げている企業もたくさんあるのです。我々は景気が悪いからといって仕事を辞める訳にはいかないのです。企業規模に関わらず、そこで働いている社員やその家族に対して経営者は大きな責任を担っているのです。
協賛会の大内社長も年頭所感の中で、『粘着ラベルの需要自体もアイデア次第で、まだまだ伸長していく』とおっしゃっておりますが、それには我々の一層の努力が必要であることは言うまでもありません。
長年の懸案だった連合会の分離独立が昨年実現しましたが、組合という組織を有効に最大限利用していかなくてはなりません。組合は一部役員のものではなく、組合員ひとり一人のものであり、まさに『人的結合体』なのです。
こういう時期だからこそ、組合という組織の力が発揮できる時なのです。立ちはだかる難関にこの組織力で立ち向かっていこうではありませんか。
どうか今日ここにご出席の組合員・会友、協賛会の方々には、今年も業界発展のために、組合運営に今まで以上のご協力とご支援をお願いいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。」
そして当組合顧問の渡邉正一氏の音頭で、出席者全員が乾杯をし、懇親の輪があちこちででき、長引く不況を、今年こそは克服したいという強い決意が会場内にみなぎっていました。
宴たけなわの午後七時過ぎに、正札シール組合深澤勇副理事長の三本締めで,景気よく中締めが行われ、お開きとなりました。
賀詞交歓会に先立ち午後三時より同所に於いて一月度の理事会が開催され、@二月二日のパネルディスカッション開催についてA第五十四回年次大会担当についてB任期満了に伴う役員改選についてC組合加入承認について(旭物産)D今年度最後の支部会開催についてそれぞれ審議されました。
特に任期満了に伴う役員改選の件については、弓納持理事長が「これまで二期勤めてきたが、できれば次期は交代して欲しいので、皆様からの積極的な意見を聞きたい」と要望があり、各理事から様々な意見が出され、今後もこの健について話合いを持つことで了承されました。
旭ネームプレート製作所 | ↑ |
抜き型の勉強会開催 |
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東支部の旭ネームプレート製作所(松本春吉社長)では、1月18日(火)午後1時半より、丸伸製作所の森幸夫社長を講師に招き、横浜市の新羽工場に於いて抜き型についての勉強会を開催しました。
同社では、昨年12月に組合が開催した合同支部会に保坂定夫専務が出席した際に丸伸製作所の森社長に「是非当社の社員にも話をして欲しい」と勉強会の依頼をしたことから実現したもので、当日は約二十名の社員が森社長の講演を聞きました。
森社長は同社のゼンマイ刃、超高精度刃ミールダイなどについてプロジェクターや現物を示しながら説明、特に同社が力を入れているミラー刃、二段刃、ミシン刃をシリコンコーティングしたSiシリコン刃について時間をかけて説明しました。糊が付着し難く糊切れがよく、フッ素刃より、コーティングが剥がれ難く滑りがよいなど、多くの特徴から現在同社の主力商品になっています。
また、精密切削加工で高精度を実現し、ムラ取りもほとんどなく、作業性が一段と向上する『超高精度刃ミールダイ』についても、「高精度の高速マシニングセンターによる切削加工で刃を作成しており、いただいたデータ(CAD・イラストレーターなど)を忠実に再現します。製品のキレが良く、また一体型でのハーフ・フルカットが可能でムラ取りがほとんどないため、作業性は抜群です」と力説しました。
さらに森社長は「抜き刃に関するトラブルの場合、実際には刃に問題がある場合は少なく、受け板の方にゴミが付いていたとか、平衡になっていなかったなど、それ以外の理由の場合が多いので、どんな事でも相談して欲しい」と語りました。
この後、静電気対策についても、様々な静電気グッズを紹介し、静電気除去ひも「NSストリング」、「NSクロス」、エレキカットテープ、静電気除去液など実験をしながら紹介しました。
最後に質疑応答が行われ、具体的な抜き刃に関するトラブルについて、サンプルを示しながら質問するケースが多く、日頃抜きに関するトラブルが多いことがうかがえたが、一番の問題はやはり「抜き」についての勉強をする機会がほとんどない事で、参加した社員のほとんどが、今後も機会があればこうした勉強会を開催したいと話していました。
連合会理事長会議事録 | ↑ |
■日時 平成23年1月21日(金)午後2時から午後5時 ■場所 日本工業倶楽部 |
こんな話、あんな話 | ↑ |
このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今年の新年号各紙誌に掲載された業界団体長の年頭所感から抜粋したものです。
印刷工業会会長
猿渡 智氏
得意先企業の広告宣伝費の削減やネットワークメディアとプリントメディアの融合、さらには調達手法の多様化など印刷産業のビジネス環境にはこれまで以上の変化が起きており、我々が今後持続的に発展していくためには、新たな発想、新たなビジネスモデルの開発が喫緊の課題となっているように思われます。
また出版分野では「電子書籍」が話題となり、メディアの役割、コンテンツビジネスのあり方など、今後大きな変化が生まれることが予想され、印刷会社が果たす役割もますます重要になると考えています。
全日本印刷工業組合連合
会長 水上 光啓氏
昨年は新たなそして画期的な事業がスタートした年でもありました。それは「全印工連特別ライセンスプログラム」です。これまで組合員の皆様に直接的なメリットを提供できる事業はほとんどありませんでした。事業を進めるにあたって全国各地で説明会を行い、多くの叱咤激励を頂戴しましたが、一貫して訴え続けたのは、各社のコスト削減,著作権侵害リスク軽減、社会的信用度の向上など、様々なメリットを提供することができるということでした。
全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会
会長 吉田 弘氏
スクリーン・デジタル印刷業界の半数は輸出産業に関わっているだけに国内産業の空洞化はますます経営を苦しめています。
そうした中であえてわが連合会は会員の一割増強を打ち出しています。その上に企業の継承と組合活動の後継者を育てようとしているのです。昨年傘下の地域組合を訪問し会員企業の工場見学をいたしました。「元気を出そう、知恵だそう」、そんなタイトルを持って出掛けたのですが、励まされたのは私の方でありました。
中小でも零細に属する会員各社が文字通り知恵を絞って企業の維持継続に懸命に努力しています。
全国グラビア協同組合連合会
会長 田口 薫氏
私たちはこの十年間環境問題に全力投球し、VOCの排出削減についても、国の目標三〇%を大幅にクリアする四四%削減を達成しました。この点は皆様から大いに評価していただきたいと思います。しかし、半数以上の事業所が未だに取り組んでいないことは、まことに残念です。
今日CSR、コンプライアンスは企業の必須事項です。採算上難しいことはよく分かりますが、私たちの使命について考えていただければ、お分かりいただけると思います。
日本印刷産業機械工業会
会長 小森 善治氏
平成二十一年度に立ち上げました印刷機械のメンテナンスによる品質管理を前提としたデジタル化による印刷色の標準化(数値化)を推進するJapan Color認証制度の標準印刷認証は業界の関心が大変強く、これまでに三回の募集で七四社の応募があり、六五工場の認定工場が誕生しました。
同制度におきましては今年度末までにはさらに「マッチング認証」「プルーフ機器認証」「プルーフ運用認証」も立ち上げる予定です。本認証制度による標準化等の取組みにより、日本の印刷の底上げと印刷に関連する社会的コスト低減へ貢献するものと考えます。
No.92 健康がいちばん! | ↑ |
「安全と思われがちなゴルフは実は危険なスポーツです。」 |
■ゴルフは危険なスポーツ
安全と思われがちなゴルフですが、じつはプレー中の突然死率が最も高い危険なスポーツでもあるということをご存知ですか。国内の年間の死亡者数は二百人前後と推計されており、うち八割以上は心筋梗塞によるもの。喫煙や脂質異常症からくる血栓傾向(血液どろどろ状態)があると、ショット前後の心拍数と血圧の急激な上下動が引き金となり、心臓に酸素を送る冠動脈が詰まってしまうのです。
ちなみに心筋梗塞を起こしやすい時間帯は午前八〜十時。生理的に血栓傾向が高まる時間帯で、 二、三番ホールあたりが魔の刻といえるのです。
■もっとも危険なセカンドショット
もう一つ、危険含みなのはセカンドショット前後。実は最も突然死が多いタイミングです。右や左に曲げてしまったストレスに加え、ボール地点まで山を上り、谷に下りたりと、運動量も増える。ただでさえ心拍数と血圧が上がっているのに、アドレスに入れば呼吸を止めて無酸素状態。しかも、ショットの瞬間は心拍数が急上昇する。心臓への負担が軽かろうはずはない(皆さんも思い当たる節がおありだろう)
そもそも日本のゴルフ人口の中核は三五〜六五歳で、高血圧や糖尿病、動脈硬化が気になる年齢。運動不足や偏った食事の影響もあり、お世辞にも健康体とは言いがたい。残業続きの疲労を引きずってコースに向かうようでは、突然死予備軍と言われても仕方がない。
■ゴルフと突然死
東京都監察医務院の研究では、以下の結果が報告されています。
一九八四年から十三年間にゴルフ場で三七三人が突然死しています。 年齢別では、四〇歳代が十九・三%、五〇歳代が三三・五%、六〇歳代が二九・〇%と、圧倒的に中高年に多く、死因は、心臓血管系が八六%、脳血管系が十三%でした。
持病があり何らかの治療を受けていた人が二四三人(六五・一%)に上り、死因は心臓や血管にかかわる病気が全体の八五・五%を占めています。
代表的な持病(複数回答)は、心臓と血管に係わるもの四三・六%、高血圧二八・五%、糖尿病一一・七%など。健康を確信していた人が二五%も含まれていました。
競技別でゴルフは第4位、五十五歳以上に限るとゴルフは第一位。
ゴルフのプレー中の突然死は、七五%がグリーン上、十五%がドライバーショットのあと、残り一〇%にその他のプレーと入浴時や帰宅後の死亡が含まれています。
■ゴルフによって起こるスポーツ外傷や障害
ゴルフ競技中に急に起こる外傷には、腰痛、肋骨骨折、腰部ざ傷・捻挫、胸・腹・背部ざ傷、アキレス腱痛・断裂、肩部ざ傷、頭部・顔ざ傷、足関節部捻挫、膝内障、前腕・手関節部ざ傷、などがあります。
ゴルフを反復・継続してプレーするうちに徐々に傷めてしまう障害として「ゴルフ肘」が有名であり、プロゴルファーの七〇%以上が「慢性の腰痛」に悩まされていると言われています。また「頚肩腕症候群」と呼ばれる、首から肩そして腕に痛みや痺れなどの症状を持つ人も少なくありません。
上記の内容からも分かるように、ゴルフは体に負担を掛ける要素があるのです。
十二分にご注意を!
《参考資料》
http://masters.goo.ne.jp/life/diamond/265/
なるほど・ざ・新製品 | ↑ |
第109回「岩崎通信機」 | |
ラベルマイスター EM‐250A | |
デジタルラベル印刷機市場に参入 高品質・低価格で他社と差別化図る |
岩崎通信機(株)(東京都杉並区久我山一丁目七番四一号 近藤恒夫社長)では、今年1月より産業用デジタルラベル印刷機に新規参入し、第一弾として「ラベルマイスター EM‐250A」を発売することとなった。
進出の背景には、同社が1960年から製版機事業を展開しており、1988年にデジタル製版機、さらに2006年にインクジェット方式のデジタル製版機を発売し、これらに関する豊富な技術を蓄積していることと、同社の印刷分野におけるノウハウおよびデジタル技術を結集することにより、ラベル印刷業界の市場要求に応えられるものと判断し、新規参入することとになったもの。
なお、販売に関してはリンテック(株)とDICグラフィックス(株)の2社と販売代理店契約を結び、今後三年間で三百台の販売を目指すとしている。本体価格は2,300万円。
特徴は次の通り。
@UVインクを使用したインクジェット方式により、生産性の高い印字速度(※1)と高画質な印刷を実現※1 業界最高水準(当社調べ)の高速印字 50m/分(600dpi)、25m/分(600、1200dpi)
A群を抜く省スペース設計設置面積約3m2
B高いコストパフォーマンス
C多様なラベル基材(※2)に対応 ※2 粘着紙、非粘着紙、粘着フィルム、非粘着フィルムに印字可能。
プレコート不要。
D容易な操作性 自社開発の出力データ作成ソフト「ラベルマイスターRIP」やラベル専用アプリケーションソフト「ラベル美人」により、PCからプリンタに印刷する感覚でラベルを印刷
E高い色再現性 ICCプロファイルによりラベル基材に適応した色再現が可能。また、DICカラーガイドにも対応(認定取得中)。
主な仕様は次の通り。
▼搬送方式=ロールtoロール▼有効印字幅=220mm▼最大画像サイズ=220×2000mm▼最大基材厚=0.6mm▼印字速度=25m/毎分(600、1200dpi)▼乾燥方式=紫外線硬化(UVランプ)▼使用基材=粘着紙、非粘着紙、粘着フィルム、非粘着フィルム▼本体サイズ=W3040×D1000×H1410mm▼本体重量=750kg