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No.327 | |
平成23年5月号 |
東京都ラベル印刷協同組合 〒111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会 TEL(3866)4561 FAX (5821)6443 |
ラベルニュースbR27号 メニュー | |
●全国中央会・東京中央会通じ被災地に | ●東京都が災害対応融資を |
●2011・2012年版組合員名簿を作成 | ●理事会報告 |
●川越テック(株)もJISを取得 | ●こんな話、あんな話 |
●No.94 健康がいちばん! 「「てんかん」は慢性の脳疾患」 |
●なるほど・ざ・新製品 第111回『光文堂』 |
全国中央会・東京中央会通じ被災地に | ↑ |
一部は直接東北シール・ラベル組合へ | |
義援金364,000円が集まりました。 ご協力大変有難うございました! |
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三月十一日に発生した「東日本大震災」は、地震、津波、原発被害とトリプルショックとなったが、日本中から支援の手が差しのべられ、組合でも義援金を募った結果、三十六万四千円の義援金が集まり、東北の組合や、中央会などを通じて被災地に贈らせていただきました。ご協力に感謝いたします。
連合会などと連携をとりながら、被災地の現状の把握などに努めていましたが、日を追うごとにその被害の深刻さが伝わり、その後福島県の原発被害が、それに拍車をかける格好となりました。
連合会も三月十五日に「東日本巨大地震対策本部」を立ち上げ、被害状況の調査や、原材料メーカーへの安定供給に対する要望書の提出などを行いました。
組合も地震の翌日に組合員・会友に対して、被害状況の緊急調査を行いましたが、一部印刷機の破損をした組合員がありましたが、概ね大きな被害はありませんでした。
しかし、その後詳細が明らかになるにつれて、製紙メーカーや化学メーカーの工場が被災したため、印刷用紙やインキの供給に赤信号が点り、印刷業界にも深刻な被害が及ぶことが懸念され、すでに雑誌やマンガなどの出版物に影響が出ているようです。
このため日本印刷産業連合会や全日本シール印刷協同組合連合会でも、経済産業省や製紙連合会、インキ工業会などに対して、原材料の優先供給を要請するなど様々な対応をしています。
組合では組合員・会友に対して義援金を募った結果、36万4千円が集まり、三役で協議した結果、この内万円を東京都中小企業団体中央会に、五万円を全国中小企業団体中央会(全日シール連合会経由)に、そして二十一万四千円を東北シールラベル印刷協同組合に四月二十八日に贈らせていただきました。
全日シール連合会としても二百万円、これに全日協賛会分として二百万円、計四百万円の見舞金を、四月二十二日に小宮山会長が東北の理事会に赴き、渡邉正昭理事長に手渡しました。
今回の震災の被害は、今後月を追うごとに、様々な分野で生じてくることが予想されており、組合としても今後組合員に対して、原材料の供給状況や、様々な情報の提供に努めていくことにしています。
東京都が災害対応融資を | ↑ |
対前年比売上げ比五%減が対象に |
東京都では、平成二十三年度東京都中小企業制度融資において、東北地方太平洋沖地震等による災害により、影響を受けている中小企業者の円滑な資金繰りを支援しています。
取引先の被災や計画停電など、この地震による災害の影響により、経営環境が悪化している中小企業者の資金繰りを支援するため「経営セーフ」「経営一般」の各メニューで対応します。
また、長引く円高の影響を受け、売上等が減少している中小企業者を支援するため、二十三 年度から新たに「円高特別融資」を創設しました。
■災害対応融資
今回の災害による影響で、経営環境が悪化している事業者の方へ
平成二十三年度 経営支援融資のご案内
本融資をご利用できる方
・ 取引先が被災し、売上が減少している事業者
・ 計画停電の影響により、売上が減少している事業者
・ その他災害の影響により、売上が減少している事業者
本融資のご利用にあたって
「経営支援融資」には、「経営セーフ」「経営一般」の二つの融資メニューがあります。
それぞれ要件が異なりますので、以下の内容をご確認の上、ご利用ください。
☆セーフティネット対象業種に該当する中小企業の方
@経営セーフ 区市町村認定書必要型
特徴
@ 一般保証と別枠で最大二億八千万円まで、保証協会による全部保証(百%保証)が受けられます。
A 小規模企業者に対して、都が独自に信用保証料の 二 分の一 を補助します。
※小規模企業者の範囲…従業員が製造業等は二十人以下、卸売業・小売業・サービス業は五人以下
ご利用いただける方
セーフティネット5号の区市町村長の認定を受けた中小企業者が対象となります。
【区市町村長の認定とは】次のA・B の両方を満たすことが条件となります。
A 経済産業大臣が指定するセーフティネット5号対象業種(全国的に業況が悪化している業種)に該当していること。
B 以下のいずれかに該当すること
イ 最近三ヶ月間の平均売上高等が前年同期比で五%以上減少している
ロ 製品等原価のうち二〇%以上を占める原油等の仕入れ価格が二〇%以上上昇しているにもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者
ハ 平成二十三年東北地方太平洋沖地震の発生後、原則として最近一ヶ月間の売上高等が前年同月に比して二〇%以上減少しており、かつ、その後二ヶ月間を含む三ヶ月間の売上高等が前年同期に比して二〇%以上減少することが見込まれること。
※ 詳細は、中小企業庁のホームページをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/index.html
2011・2012年版組合員名簿を作成 | ↑ |
広報・情報委員会 |
広報・情報化システム委員会では、今年も「2011・2012年版 組合員名簿」を発刊することになりました。
すでに協賛会に対しては、協賛広告のお願いをしてありますが、組合員・会友に対しては、掲載項目(社名、代表者、住所、電話、FAX等)に、変更のある場合、また、最新の顔写真を一葉用意して頂き、組合事務局にご一報下さい。
組合員名簿は、B5版、70頁、で六月末に発行予定で、現在作業を進めております。組合員・会友に対しては、後日改めてご連絡をいたします。
理事会報告 | ↑ |
■日時 四月八日(金) 午後六時
■場所 中小企業振興公社秋葉原庁舎
《議題》
@園田シール脱退について
園田シールより三月二十九日に脱退届けが出たことが報告され、その経緯について本間専務理事、弓納持理事長より説明があり、脱会は止むなしと言う結論になり、三月三十一日付での脱会が承認された。
A平成二十二年度決算について(本間専務理事)
平成二十二年度決算について本間専務理事より報告があり、三月度に組合取り扱い商品の売上げが伸びたことや経費節減の効果もあり、最終的に昨年並みの利益を出すことができたことが報告され了承された。
B平成二十三年度予算案と事業計画について
平成二十三年度予算案について、本間専務理事より震災の影響が今後かなり出てくるものと思われ、組合財政もかなり厳しくなるので全体に前年度比十五%から二〇%減の予算を組んだことが報告され了承された。また、平成二十三年度事業計画についても、先月の理事会で承認されているので、これをもとに事業計画を作成したとの報告があり承認された。
C来期人事と理事候補と委員会構成・支部長人事について
来期理事候補については、池田さんと園田さんがいなくなるため、新理事候補としてシーレックスから一名を入れ、園田氏の欠員は補充しないことで了承され、来期は十四名の理事候補が承認された。
また、次期委員会構成については、これまでの名前だけの委員ではなく、本当に動いてもらえる人を中心に選出したので、委員長が各委員候補に連絡をとり、就任と協力を要請することで了承された。また、支部長人事についても、これまでの副支部長二人から一人にして、会計は組合事務局が管理することとなった。
その結果、東支部長は坂内仁英氏、副支部長は臼井利彦氏、西支部長は高橋邦浩氏、副支部長は森田賢氏に決定しました。
弓納持理事長より、前回の理事会で私がもう一期理事長を勤めることで了承されており、理事全員も私に協力してくれると言うことでしたので、この委員会構成と支部長人事で了承してほしいと要請され、全員が了承した。
D連合会報告(弓納持理事長)
連合会の理事会と理事長会で東日本大震災の見舞金と義援金について決定されたが、当組合としても十八万円の見舞金をすでに連合会へ八日付で振り込んでおり、義援金については現在申し込みを頂いている最中で、これも今月末に連合会を通じて全国中央会へ贈る予定にしていることが報告され了承された。
また、京都からシールを作ってそれを有料で販売して義援金に充てるという案も出されているが、これについては二十六日の全国理事長会でさらに検討することになっていると報告があった。
Eその他
@支部会費繰越金の本
会計繰り入れについて
支部会費が両支部とも繰越金がだいぶ溜まっているため、一年ごとに使い切るという本来の趣旨から外れているので、これをいったん組合へ返還してもらい、本会計に繰り入れ 今後は事務局が支部会費については管理することで了承された。
A組合研修旅行開催について
毎年恒例の組合研修旅行は6月に開催していたが、震災の影響などもあり、今年の開催について意見交換が行われたが、こういう時期だからこそ開催すべきと言う意見と、とりあえず六月開催は見送るべきとの意見が出された結果、六月開催は見送り、総会終了後委員会を開催して検討することで了承された。
終了 午後七時半
川越テック(株)もJISを取得 | ↑ |
RPFとして関東地区では第一号 |
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川越テック株式会社は、平成二十三年三月二十八日付でRPF(固形燃料)の品質規格『JIS Z 7311』の内、「RPF-coke、RPF-A」の2品種の規格において、認証を取得しました。同品質規格の認証取得は、関東地区では同社が第一号となりました。
RPFの品質コントロールは、原料となる廃棄物の分別管理が品質の高さを決定付けており、排出事業者様の現場での質の高い環境活動・分別活動に由来している事から、あらためて皆様方に感謝を申し上げる次第でございます。
【認証取得までの経緯】
平成十八年4月三日、経済産業省によりRPFの「JIS原案作成委員会」が発足され、学識経験者・需用家・生産者(親会社である日本ウエスト含む)が参画し約四年の研究審議を経て、平成二十二年一月二十日にRPF製品の品質規格『JIS Z7311:2010』が制定された。
同社では、平成二十三年一月のJIS審査を経て、JIS製品製造工場として評価され、今回の認証取得となりました。
こんな話、あんな話 | ↑ |
このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は「流通&コンピュータ」四月十五日号に掲載されたシーレックスの営業企画部長西村仁氏のインタビュー記事からの抜粋です。
「環境」をキーワードに独自製品を
今期につきましては昨年から引き続いて当社は事業の柱を多く持つすなわち多柱経営をコンセプトとした展開となります。今回の震災の発生で市場を取り巻く環境はより厳しいものが予想されますが、ーレックスは多柱経営で事業の軸足を多く持つと同時に、幹はシール・ラベル事業であることは変わりませんので、今期もこの幹の部分をよりしっかりと展開していくことはこれまでと変わりません。
四月一日付けで組織等の見直しをして、より明確な体制が取れる組織の構築に着手しております。
今期につきましては、「環境」をキーワードにともなります。これまでの我々の製品いいますのは、どちらかというと環境にしても素材に依存していた訳です。そうなるとどこも同じ条件となるわけですね。当社はそこからもう一歩踏み込んで、当社独自の環境にやさしい、環境に配慮した製品を展開していく方針です。
またシール・ラベル事業の幹を太くするために、方向性として一般印刷だけでなしに印刷加工といった枠で、我々は再提示しながら、より踏み込んだ形で、付加価値のあるものをお客さんに提供できる営業活動、製造に取り組みます。
お客さんが求める価値観などは年々高まってきておりますので、そのようなお客さんの期待に常に応じられる対応力を強めていくと言うことです。
品質にしても良くて当たり前と言う風潮がありますが、当社はそれだけではなしに、コストを含めてプラスアルファの価値を付けられる企業を今期は目指してまいります。なお、海外市場につきましても一つの柱にしていく方向です。
No.94 健康がいちばん! | ↑ |
「「てんかん」は慢性の脳疾患 反復性の発作が大きな特徴」 |
■てんかんとは
先月栃木県でクレーン車が小学生の集団登校の列に突っ込み、六人が死亡するという痛ましい事故があったが、その後の調べで、この運転手が「てんかん」の持病があり、この発作による事故だったことが明らかになりました。
世界保健機関(WHO)によると、「てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう」と定義されている。
大脳の神経細胞(ニューロン)は規則正しいリズムでお互いに調和を保ちながら電気的に活動しています。
この穏やかなリズムを持った活動が突然崩れて、激しい電気的な乱れ(ニューロンの過剰発射)が生じることによって起きるのが、てんかん発作です。
このため、てんかん発作はよく「脳の電気的嵐」に例えられます。また、てんかん発作は繰り返しおこることが特徴です。そのため、1回だけの発作では、ふつうはてんかんという診断はつけられません。
■原因は?
てんかんの原因は人によって様々ですが、大きくは症候性てんかんと特発性てんかんに分けられます。
[症候性てんかん]
脳に何らかの障害や傷があることによって起こるてんかん 例・生まれたときの仮死状態や低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷
[特発性てんかん]
様々な検査をしても異常が見つからない原因不明のてんかん
■発症年齢
乳幼期から高齢期まで幅広く発病しますが、三歳以下の発病が最も多く、八〇%は十八歳以前に発病すると言われています。しかし近年、人口の高齢化に伴い、高齢者の脳血管障害などによる発病が増えてきています。
■遺伝
てんかんのほとんどは遺伝しません。一部のてんかんには発病に遺伝子が関係していたり、発作の起こりやすさを受け継ぐことが明らかになっていますが、そうしたてんかんの多くは良性であり、治癒しやすいようです。
■発作の分類
発作は大きく分けると、全般発作と部分発作に分けられます
[全般発作]
発作のはじめから、脳全体が「電気の嵐」に巻き込まれるもので、意識が最初からなくなるという特徴がある。
[部分発作]
脳のある部分から始まる発作
■不治の病ではない
発症率は百人に一人と言われています。つまり、全国に百万人の仲間がいると考えられます。
また、現在の医療では、適切な治療で発作を七〇〜八〇%の人でコントロール可能であり、多くの人たちが普通に社会生活を営んでいます。
しかし、二割の人は、薬を飲んでも発作をコントロールできない状態で、「難治性てんかん」と呼ばれるものもあります。
てんかんは繰り返し起こることが特徴です。そのため、一回の発作だけではてんかんと診断することが困難ですが、脳波にどのような波が出ているかによって、一回の発作でてんかんの診断をつける場合もあります。
[参考資料 社団法人日本てんかん協会]
http://www.jea-net.jp/tenkan/tenkantoha.html
なるほど・ざ・新製品 | ↑ |
第111回「光文堂」 | |
デジタルカラー印刷機「XEIKONシリーズ」 | |
クラス最高の高品質と生産性を両立 独自開発のトナーで環境にもやさしく |
(株)光文堂(東京支社・北区上中里2−5−9 電話3914―2565)では、このほど高品質と生産性を両立したデジタルカラー印刷機「KBD XEIKON」シリーズ を発売しました。
同シリーズは、クラス高の生産性と驚くべき高品質を実現した高機能デジタルラベル印刷機で、多様な素材への印刷が要求される粘着・感圧ラベルの分野でこうした要求にも柔軟に素早く対応できるのが、KBD XEIKON3000シリーズで、業界トップクラスの印刷速度を誇り、高品質で環境にやさしい独自開発のトナーにより高い品質と生産性を両立し、ラベル印刷分野の水準を引き上げるとしている。
同シリーズは、生産性を向上させるために独自の機能を搭載している。特に可変リピート長を併せ持ったフルロータリー印刷技術は、ラベルのサイズに関係なく、業界トップクラスの速度で印刷が可能。
連続印刷作業においても異なるフォーマットやサイズのラベル印刷ができ、生産性に大きく貢献する。
印刷スピードは毎分19.2m(Xikon 3300/3500)、5色での印刷スピードは業界トップクラス (2011年2月現在)
フルロータリーは、ロール給紙からカット出力(カッターはオプションです)、ロール出力の両方が可能。完全な等ピッチ印刷を実現し、間欠式に比べて生産性に優れています。又、長さも無制限で長尺印刷が可能。
Xeikonは粘着・感圧ラベルはもちろん、あらゆる紙素材、ポリプロピレン、PET、押出成型フィルムなどの素材に印刷が出来、用途にあわせて様々なワークフロー設定が可能です。又、印刷品質も自動制御により最適なクオリティが維持され、通常の事務所環境で使える導入の容易さが特徴です。
同シリーズは全機種1200×3600dpiの解像度と各ドットの可変濃度を持つXeikon独自のスクリーニング処理により、最高240線のアミ点でシャープな画像と微妙な調子を再現する。
機械仕様派次のとおり。
▼給紙・印刷方式=ロール給紙式▼片面印刷色数=5色▼用紙厚さ=40〜350g/m2▼用紙幅=200〜330mm▼印刷スピード=19.2m/分(3300) 9.6m/分(3030) 解像度=1200dpi 4bit(いずれも3300 3030の仕様)
詳細はホームページで。 http://www.kobundo.co.jp/