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No.332
平成23年10月号
東京都ラベル印刷協同組合
〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443


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第53回年次大会・京都大会
全国から370人が参加して盛大に
 東北からも震災乗り越え多数が参加

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年次大会式典とラベルコンテスト風景


弓納持理事長が閉会の辞

  全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長)の、第53回年次大会・京都大会は、10月7日(金)にリーガロイヤルホテル京都に於いて、全国から組合員・会友、協賛会、来賓など計370名が参加して盛大に開催されました。
  式典に先立って午後二時半より行われた記念講演では、大日本スクリーン製造(株)社長の石田明氏が「脱本業・拡本業へのイノベーション」と題した講演を行いました。
  大会式典では、国歌斉唱、先輩物故者への黙祷、ご来賓と役員の紹介の後、担当協組の京都シール印刷工業協同組合理事長の藤木俊夫氏が歓迎の挨拶をし、続いて小宮山会長が「三月の東日本大震災のために、一時は開催が危ぶまれましたが、過度な自粛は避けて、我々が一致団結することが復興につながるとの気持ちで開催いたしました」と挨拶しました。
  この後来賓の方々より祝辞が述べられ、連合会専務理事の深沢勇氏が連合会報告を行い、組合功労者顕彰では、11名が表彰され、先に亡くなった九州シール印刷協同組合連合会前理事長の池田國弘氏に遺徳顕彰が贈られました。
  続いて高齢のラベルコンテストの表彰式では、今回の入賞者が発表され、連合会技術特許委員長の山下庫太氏が今回の講評を行い、プリンティングアカデミー校長の浜照彦氏が世界ラベルコンテストの講評を行いました。
  最後に閉会の辞として、来年の担当協組である当組合の弓納持理事長が「来年の10月19日に浅草ビューホテルで、シール印刷百年をテーマに開催しますので、そのときにまたお会いしましょう」と挨拶し、式典は無事終了しました。



第13回ラベル関連ミニ機材展
最新鋭機材が一同に展示!
11月19日(土)東商センター

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2011年印刷文化典開催
「印刷産業ビジョン2020」発表

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  日本印刷産業連合会(猿渡智会長)の2011年印刷文化典が、印刷でつながる社会をテーマに、9月20日(火)に、ホテルオークラに於いて開催されました。
  式典に先立って行われた記念講演では、慶応義塾大学大学院教授の池尾恭一氏と、印刷産業将来展望検討委員会WG座長の橋本博文氏が「印刷産業ビジョン2020〜印刷産業の未来に向けて」と題した講演を行いました。
  この後記念式典が挙行され、猿渡会長は「東日本大震災で被災された方にお悔やみとお見舞いを申し上げ一日も早い復興を念じています。いまこれまでの社会とは大きく変わる新しい時代が始まろうとしているように思います。こうした新しい社会の中で我々の業界が何をしていくべきかどのような役割を持ち、成長戦略が描けるのか。今回の文化典では印刷産業ビジョンを発表いたしますが、これをきっかけにして新しい社会に向けてともに羽ばたいていきたいと思います」と挨拶しました。
  また、印刷功労賞として東海北陸シーリング印刷協同組合前理事長の河合貴之氏が表彰され、第10回環境優良工場表彰では、当組合の日本ラベル板橋工場が奨励賞を受賞しました。
  懇親会では、東北の各組合の理事長等が壇上に上がり乾杯の音頭をとりました。



東京都の最低賃金時間額837円に
支援センターも設置

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  東京都の最低賃金が10月1日より、時間額837円に改定されました。
  最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低額を定め、使用者はその最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
  東京都では最低賃金引き上げにより最も影響を受ける中小企業に対する支援を行うために「東京都最低賃金総合相談支援センター」を開設しています。
  また、厚生労働省でも、この課題に取り組む中小企業の支援策として、経営面と労働面の相談等をそれぞれの専門化によってワンストップで対応できる無料相談窓口を整備しています。
  この件に関する問い合わせは下記まで。
  東京都労働局労働基準部最低賃金係  千代田区九段南1-2-1  電話 3512-1614


LABEL EXPO 上海
ラベル新聞社がツアーを募集中
アジア最大の専門展11月29日より開催

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  ラベル新聞社では、11月29日から12月2日まで上海で開催される「LABEL EXPO ASIA 2011」の視察ツアーを募集しています。   同展は隔年で開催されるアジア最大のラベル専門展で、ラベル新聞社では同展に会わせてツアーを企画し、成長著しい中国・上海を訪問し、現地のラベル印刷市場を視察する。   ツアー概要は次の通り。

    期間:11月27日〜12月1日 5日間
    訪問都市:上海
    旅行代金:15万9000円
    募集人員:30名(最小催行人員10名)
    問合せ先:ラベル新聞社 電話:3866-6577/FAX:3866-0105


(株)日本ラベル 板橋工場
印刷産業環境優良工場として表彰

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  (株)日本ラベル(平山良一社長 東京都板橋区東坂下1-19-14、http://www.nihon-label.co.jp/http://www.seal-japan.com/)は、日本印刷産業連合会の「第10回印刷産業優良工場表彰」に於いて、板橋工場が奨励賞として表彰されました。
  同制度は印刷産業界における各企業の環境問題に対する取組みを促進するとともに、印刷工場の環境改善及び印刷企業に対する社会の 一層の支持・理解を獲得することを目的に実施しています。


平山良一社長談話
  弊社は、2005年10月にISO14001を認証取得し、以来今日まで環境保全活動を継続して参りました。主な活動目標は、次の四点です。
  電気使用量の抑制、廃棄物の削減、社用車のガソリン使用量の抑制、環境に配慮した製品のお客様へのご提案、となります。
  その活動のために、ISO14001認証取得時に、社内各部門からの選抜者からなるプロジェクトチームを組織し環境管理室として立ち上げました。
  具体的な活動は、環境管理室を主体としたPDCAサイクルによるマネジメント手法を導入して行っております。毎年ごとに目標を設定し、従業員の理解と協力のもと、5Sの実践をベースに設定目標の達成に向けて全社的に取り組んで参りました。
  その結果として、CO排出削減量が、この6年間で約140トンに達しましたことは、大きな成果であると自負しています。
  日本印刷産業連合の印刷産業環境優良工場表彰制度は以前より存じて上げておりましたが、弊社の水準ではまだまだ無理ではないかとの思いから、これまで応募を見送っておりました。
  本年応募に至りましたのは、数年に亘って一定の成果を収めてきたことと、弊社活動の客観的評価をいただき、現状の問題点を知り、さらなる向上を目指す契機になると考えたからに他なりません。
  また、昨年全日本シール印刷協同組合連合会のラベルコンテストに応募し入賞を得ましたことも、後押しとなりました。結果として、この度このような栄えある賞をいただくこととなり、とても感激しております。先日の社内朝礼においても、この喜びを全従業員と分かち合ったところです。
  本年は、弊社創立三十年の節目の年でもあり、今回の受賞は大きな励みとなります。今後は、この受賞に恥じることのないよう、社内だけでなくお客様も含めた社外への積極的な環境保全活動の発信に努めるとともに、リサイクル・リユースを促進する、節電の継続によるCO排出量を削減するなど、より一層活動内容の充実化を図ってまいります。


 
板橋工場と表彰式での平山愛二郎専務(右)と永野稔環境管理室次長


寄 稿:「生命の種」第2回
人間の体って、本当に不思議です
(有)TOOV  篠田ちゑ

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 不思議な体験をしました。昨年叔母が87歳で永眠しました。息をするのを忘れて呼吸困難でなくなったそうです。「そんなバカな」と思っていました。
 義母90歳。叔母の姉で兄弟姉妹七人の生き残りです。現在、ディサービス利用中。週4回、通学いや通勤か、お金を払って遊んでもらっているお仕事です。
 保険からは15万円位かかっています。使いすぎて申し訳ありません。血圧は上が130から150、下は70から80。片方が基準以下なので、ほぼ安定してのお仕事通い(ディサービス)
 この二年間薬無しです。
 時々上がったりフラフラすると電話呼び出し、帰るとケロっとしている、そんな状況で、一応平穏そのものでした。
 そして9月16日、IGAS展示会初日、上が186、下が100と一日中変化せず、上がりっぱなし、さすがの私も病院へ連れて行きました。
 本人は「なんで病院へ行くの」と、せわしなく病院へ行ったせいか、血圧計では図れない状態でした。先生には「私病気したことないよ」と、胆のうを取っていることも忘れている様子。先生は見もせずに、薬のみの処方で終了。朝一錠の薬を三週間分貰って帰りました。
 次の日から本人の管理で飲み始めましたが、即効、上が136、下が70、次の日126、70、すごい効き目です。ところが喜ぶのは早かったのです。
 「ごはんがかたいから、野菜がかたいから便秘になった」と。そしてポロリとひと言。「晩も飲んだからね。朝飲むより晩のほうがいいでしょう」と。
 エッーとあわてて薬の袋を確認すると、十一錠しか残っていない。つまり五日間も朝晩飲み続けていたのです。朝晩飲んでいたことを忘れていたのです。
 その日の夕方、夕飯が一時間遅れ、待ちきれずにお茶漬けにして少し食べていました。夕飯、嘔吐、落ち着いてからおかゆ、味噌汁のみ食べて、半分くらいで便意でトイレへ、そこでまた嘔吐、本人は弱気になり「明日はディーサービスは休む」と。
 次の日になると一転「ディサービスに行くよ」何と準備中、「昨日吐いたのに大丈夫?」と聞くと、「吐いてないよ、なに言ってるの」と。それを聞いて私の娘(IGAS手伝い中)も唖然。
 叔母が息をするのを忘れたという事、あり得ると言う。
 脳の司令塔が弱ってきている、外見は元気そのものでも、眼に見えない体の中ではいろいろ変化が生じていること。嘔吐は便の代わり、下から出ないので、口から出てきただけのこと。脳が下から出なさいと命令しなかったので、体は異物を口から出しただけのこと。
 人間の体って本当に正直者なのですね。意識せずとも一人で調整しているのですね。人間の体って本当に不思議ですね。科学の力で証明されつつあるってTVで言っているけれど、本当にそうかなあと思います。
 自然を変えて進化といって騒いでいますが、実際は自然を破壊しているだけではないでしょうか。
人間の不思議さは、人間でも分からない未知なる部分があるからこそではないでしょうか。一人一人が大切なのではないでしょうか。
 見えないところで体はしっかり働いているのです。人間が作る精密機械よりもはるかに人間の体の方が勝るのです。そこに心があれば最強でしょう。いま問題なのはその心なのです。

次回へ続く


No.99 健康がいちばん!
風が吹いても痛い線維筋痛症
原因不明で治療法もなし

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■線維筋痛症とは
  風が吹いても痛いといわれているのが通風だが、全身の痛みを主症状とし、不眠やうつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、過活動膀胱などの自律神経系の症状を副症状とする線維筋痛症。原因不明で、いまだ治療法は確立していない。
  全身や広範囲が痛み、またある部分だけが痛むことがあります。その痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多いです。痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。
  痛みが強いと日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると、軽微の刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活は困難になります。
  随伴症状として、こわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如、レストレスレッグス症候群などが伴う事もあり、症状は個人差があります。
  中には、リウマチや他の膠原病を併発している場合もあります。痛みによって不眠となりストレスが溜まり、それがまた痛みを増強させる場合もあると考えられております。
  死に至る病ではありません。
  線維筋痛症は男性よりも女性に多く、中高年の方に多い病気です。そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴などと他の病気と診断されることも少なくありません。現在人口の1.66%、約200万人いるのではないかと疫学的に発表されております。
■診断方法とは
  明確な診断基準はなく、現段階では1990年に発表されたアメリカリウマチ学会の分類基準を参考にしています。全身に18箇所の圧痛点があり、4kgの力で押し11箇所以上痛く、また広範囲の痛みが3ヶ月続いていることが条件。
  11箇所以上でなくても専門医の判断で線維筋痛症と診断されることもあります。他の病気があっても線維筋痛症の診断は妨げられません。
  また、検査をしても異常がないのが特徴です。
  血液、レントゲン、CRPという炎症反応、筋電図、筋肉の酵素、CT、MRIを検査しても異常がなく、線維筋痛症と診断できる検査がありません。そのため患者の多くは診断されるまで、何箇所もの医療機関を何年にもわたってまわり続けることになってしまうのです。
■原因は
  原因はまだ未解明です。アメリカでは、中枢神経の異常によって痛みの回路が変わり痛みを増幅させているのではないかと考えられているようです。が、はっきりはしておりません。
  また、肉体的・精神的ストレスや事故、手術等が引き金となって発症するのではないかとも言われています。
■治療方法は
  だれにでも効くという特効薬はまだありません。
  リウマチ薬を含む膠原病の薬、向精神薬、神経の薬などの組み合わせが効くこともあります。食道、胃が痛い人や、睡眠がとれなかったり、口や目が乾いたり、手足や指先がしびれたり、沢山の不定愁訴がでることがあり、その場合、それぞれの症状に合わせて投薬されます。
  医師を味方につけることが大切。メモに話すべき内容を書いてもって行き、簡潔に症状を話すことが治療の最も早い近道といわれています。

[参考資料]
http://www.jfsa.or.jp/



なるほど・ざ・新製品
第113回「岩崎鉄工・岩崎通信機」
高速ロータリーダイカットマシン開発
デジタルラベル印刷機の高速化実現
岩崎通信機と技術提携で商品化に成功

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  岩崎鉄工株式会社(本社:大阪府東大阪市、岩崎吾郎社長)では、岩崎通信機(株)(本社:東京都杉並区久我山一丁目七番四十一号、近藤恒男社長)が、今年一月に発売した産業用デジタルラベル印刷機「Label Meister(ラベルマイスター) EM-250A」用にロータリーダイカットマシン「MD-250」を開発し、これを組み合わせることにより、デジタルラベル印刷から後加工までのフルライン化を毎分50mという高速で実現、各方面から注目されています。
  岩崎鉄工ロータリーダイカットマシン「MD-250」は、デジタルラベル印刷機Label Meister EM-250A」と連動することを目的に新規設計されたもので、Label Meister EM-250A」で印字されたシールやラベルの抜き加工、ラミネート加工が可能です。
  岩崎鉄工の長年のノウハウを結集し、コンパクト設計ながら「Label Meister EM-250A」の最大速度50m/minに対応しており、これによってデジタルラベル印刷機の高速性を最大限に発揮することができるようになりました。
  ここ最近インキジェットプリンターやデジタル印刷機の登場でラベル印刷にも大きな変化が起きているが、抜きに大きな問題があったがこれを解決したもの。
  主な特徴は、
  @岩通製産業用デジタルラベル印刷機「EM-250A」との完全連動
  Aエッチング刃でのダイカットにより、ムラ取り不要で、ハーフカット加工が可能
  B基材の間欠送り制御により、マグネットシリンダー・ギヤ交換は不要
  Cカス巻上げ装置、ラミネートユニット、蛇行制御装置(EPC)搭載
  D単動、連動の使い分けが可能

  主な仕様は次の通り。
  ▼運転速度=送り量(リピート長)170〜250mm(50/min)85〜169mm(25/min)45〜84mm(12.5/min)▼原反幅=100〜250mm▼最大カット寸法=幅240×流れ250mm▼最大原反径=400mmΦ▼最大巻取り径=400mmΦ▼ラミネート径=400mmΦ▼所要電源=12kw▼機械重量=約1000kg▼機械サイズ=全長2176mm 幅1568mm 高さ1799mm



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