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No.342 |
平成24年9月号 |
東京都ラベル印刷協同組合 〒111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4 |
編集:広報・情報システム委員会 TEL(3866)4561 FAX (5821)6443 |
今年度初の支部会が開催される |
支部会は仲間作りの場が定着
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西 支 部 会
今年度第一回目の西支部会が7月13日(金)「ひより池袋東口店」に於いて、開催されました。今回は初参加の青年部員でもある(株)ウィングの森さんを含め十名が集いました。
乾杯後、最近恒例としている、主に理事以外の方々に向けた委員会報告で、まず技術・環境委員会の森田委員長がラベルコンテストの、間欠輪転機の規定課題を、実際に印刷したものを持参し、それをもとにさまざまな議論が展開され、最後は規定課題の作成に尽力された、森田委員長や(株)宣広プロの岡崎さんへ参加者全員から労をねぎらう言葉がかけられました。
福利・厚生委員会の栗原委員長からは、先に行われた研修旅行の報告があり、研修のテーマである品質基準については多くの議論が交わされました。
その後、年次大会に向けた準備の進行状況の説明と、弓納持理事長から年次大会への参加と協力の要請がありました。それからはフリートークとなりましたが、亜鉛版の件やインクジェットを初めとしたオンデマンド化について、前西支部長の植田さんからはこれからの支部会のあり方・方向性について等、様々な話題が出ました。
今回の支部会の特徴として十名という少人数のせいか、個々ではなくほとんどが全体での意見・情報交換で盛り上がったように感じられ、あっという間に三時間が過ぎ、散会しました。
東 支 部 会
東支部会は7月18日(水)午後6時より、『上野市場・御徒町店』に於いて、十一名が参加して開催されました。
東支部会はここ最近、「仲間作りをしませんか」をテーマに、毎回二社の組合員が自社のPRをするという形で開催されていますが、今回は平和堂印刷所と北島シール印刷所の二社が自社のPRを行いました。
平和堂印刷所の平田社長は、自社の印刷サンプルを配布し、「当社は基本的には平圧印刷を主力にやってきた。やはりシール印刷の原点はなんと言っても平圧だと思う」と強調しました。
続いて北島シール印刷所の北島社長は自社の創業から現在の営業内容や設備について説明しました。
東支部の支部員の自社PRは、いまや恒例となっており、支部会は仲間作りの場ということが定着してきたようです。
組合離れに歯止めがかからないと言われている中でいまや支部会は組合活動の原点でもあり、この日もお互いに自社の状況や様々な情報交換が繰り広げられ、久しぶりに支部会らしい支部会になりました。
最後に坂内支部長より、年次大会は当組合が担当協組になっているので、ぜひとも参加をお願いしたいと協力要請があり、ラベルコンテストへの出展も呼びかけました。
第14回ラベル関連ミニ機材展 |
今年も11月17日(土)に開催 |
現在出展申し込み受付け中! |
昨年の第13回ラベル関連ミニ機材展
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組合恒例行事となった『第14回ラベル関連ミニ機材展』は、今年もいよいよ11月17日(土)開催となり、現在出展申し込みを受付け中です。
ラベル関連ミニ機材展は、平成10年に第一回を開催以来、毎年開催され、いまや業界の恒例行事となりました。このため、今年も第十四回ラベル関連ミニ機材展として開催を決定したものです。
現在すでに出展申込を受付け中ですので、出展希望者はお早めにお申し込み下さい。
ここ最近はデジタルプリンターの出展が多く目立ちましたが、今回もデジタルプリンターの出展が予想されています。
また、今回もワンポイントセールスの場として『プレゼンテーションコーナー」も設けられます。
開催概要は次の通り。
■日時 平成24年 11月17日(土) 午前10時より午後4時まで
■会場 東商センター 三階展示場
■小間代 四万円(税別) 600mm×1800mmの展示台二台分のスペース。
■展示品 電源は100Vのみ。大型の機械は展示はできません。
日印産連主催セミナー |
全国の七会場で1480名が参加 |
日本印刷産業連合会(会長・足立直樹)は、印刷事業所従業員の労働環境をさらに改善し、「化学物質による健康障害防止対策の取組」の強化を図るため、平成24年7月27日(金)〜平成24年8月9日(木)の期間、全国七か所で印刷事業者を対象に労働安全衛生セミナーを開催し、1480名が参加しました。
日印産連では、校正印刷会社従業員の胆管がん発症問題の報道があった後、予防的観点から会員団体、会員企業に対し健康障害防止対策の周知等を行ってきたが、さらなる周知を図るため労働衛生協議会の活動として「印刷事業所における労働安全衛生対策セミナー」を開催したもの。
7月27日の仙台会場を皮切りに、札幌、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の計七会場で実施。印刷各事業所の経営層、担当者等を対象に、厚生労働省の担当官をはじめ、労働安全衛生専門家による労働安全衛生法の遵守と健康障害防止策の具体的方法について約三時間にわたり説明が行われました。
有機溶剤中毒予防規則の内容をはじめ、労働衛生管理の重要性を説明したほか、洗浄剤等有機溶剤を使用する場合の注意点として、作業方法の改善、局所排気装置等換気装置の設置、防毒マスクの使用等を強く勧めるとともに、根本的な対策として、GP資機材認定製品など有機溶剤中毒予防規則の対象とならない洗浄剤(代替品)への切り替えを推奨しました。
今後は、労働衛生協議会を中心として、より安全性の高い洗浄剤等への切り替えを促していくほか、印刷事業所向け周知パンフレットの作成、健康障害防止のための体制作り、作業方法、換気装置・保護具の選定方法等具体的措置に関する勉強会の実施等を行っていく予定です。
グループ戦略策定・展開支援事業 |
専門家派遣事業を9月28日まで延期 |
中小企業連携でピンチをチャンスに |
東京都中小企業団体中央会では、『平成二十四年度グループ戦略策定・展開支援事業』の、専門家派遣事業の募集期間を、9月28日まで延期しました。
この事業の目的は、中小企業団体及び中小企業グループが、経済的環境変化に対応するために、個々の経営努力だけでは克服できない課題について個々が持つ経営資源を活かした事業計画又は経営改善計画の策定や、その策定した事業計画等に基づく事業実施を支援し、経営力向上を図っていく事業です。
- 1.経営策定支援事業
- 【支援内容】
中小企業団体及び中小企業グループに対して中小企業診断士等の専門家を8回を限度に無料で派遣し、企業等の経営改善を行うとともに、グループの事業計画又は経営改善計画の策定を支援します。
【支援対象となるグループの要件】
・構成する中小企業が2社以上であること
・都内に主たる事業所を有する中小企業が2分の1以上を占めていること
・中小企業団体については都内に主たる事務所を有すること
【対象数】 50グループ程度
- 2・計画実施支援事業
- (1)専門家派遣事業
【支援内容】
「グループ戦略策定支援特別対策事業」又は「グループ戦略策定・展開支援事業」により策定した計画の実施にあたり、専門的見地からの助言が必要となった場合、中小企業団体及び中小企業グループに対して中小企業診断士等の専門家を4回を限度に無料で派遣し、グループの事業計画又は経営改善計画に基づく事業実施を支援します。
【支援対象となるグループの要件】
「グループ戦略策定支援特別対策事業(平成21年度〜平成23年度)」又は「グループ戦略策定・展開支援事業(平成24年度〜)」を活用して事業計画又は経営改善計画を策定した中小企業団体及び中小企業グループであること
【対象数】 40グループ程度
- (2)助成事業
【支援内容】
「グループ戦略策定支援特別対策事業」又は「グループ戦略策定・展開支援事業」を活用したグループに対し、策定した事業計画等の実施に係る経費の一部を助成します。
・補助率 2分の1
・補助限度額 (1)販路開拓:100万円 (2)人材育成:30万円
【支援対象となるグループの要件】
上記(1)専門家派遣事業と同じです。
【対象数】 30グループ程度
- 3.計画策定支援事業の取組み事例
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●組合・企業グループによる製品販路の拡大に向けた計画の作成
●組合・企業グループによる新たなビジネスモデルの作成
●エコアクション21を活用したコスト削減に繋がる環境経営システムの計画作成
●組合既存事業の活性化や収益性の高い新規事業の構築に向けた計画の作成
●組合で取り組む効率的な人材育成訓練計画の作成
●企業間連携による新製品・新技術の開発計画の作成
●市場ニーズに対応した商品開発及びマーケティング戦略の構築
●新たな経営資源や技術力を活かした共同事業計画の作成
- 問合せ先・東京都中小企業団体中央会 電話03-3542-0318
印青連・第6回移動サロンに参加して |
北島シール印刷所 北島 國芳 |
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毎年恒例になっている印刷産業青年連絡協議会(以下、印青連)第6回移動サロンが7月28日に開催されました。
今年も暑い中100名を越える参加者が集まり、ラベル青年部からも8名の部員が参加しました。
人数も多いので4つのグループに分けて、4社の工場(株式会社共栄メディア、株式会社ケイスイ、株式会社マル・ビ、日研美術株式会社)を見学するプランで、今まではバスでの移動がメインでしたが、今回は新しい試みとして、一つの地域に集まっている工場見学をする徒歩での移動となりました。
(株)共栄メディアでは、デジタル印刷においてRGBの画像のいきいきとした発色を鮮やかに再現し、FMスクリーンやワイドカラーに似た印刷ができ、色域が広いインクジェット方式枚葉印刷機FUJIFILM Jet Press720とインクジェット印刷、転写プリント、シルク印刷でのオリジナルTシャツの印刷を見させていただきました。
(株)ケイスイでは、導入したばかりのデジタル印刷機Oce VarioPrint6160Urtraで今回配布した移動サロンのパンフレットを作成していただきました。
この印刷機はオフセット印刷に近い画質と高精細な印字を実現し、印刷スピードも大変速い印刷機でした。
(株)マル・ビでは、主にレンチキュラー印刷について説明していただきました。2D表現のチェンジング、アニメーション、モーフィング、ズームや3D表現の3Dデプス、リアル3Dなど、特にデータ制作をする部門では参加者の皆さんが大変興味を持って質問していました。
日研美術(株)は色校正、CTP出力、ラミネート加工、超小ロット印刷をされていて、基本的な色校正印刷やUV校正を見学させていただきました。
暑い中の徒歩と言う事もあり、熱中症などの心配もありましたが、移動サロンを企画運営してくださった印青連役員の皆様のご配慮で、休憩時間に飲み物や冷たいおしぼり、塩飴をいただき、誰一人体調を崩されることも無く終了いたしました。
その後の納涼会で飲んだビールは本当においしかったです。参加してくださった皆様、汗だくで大変な移動サロンでしたが、とても充実した一日になったと思います。お疲れ様でした。
そして、いつも「印青連だから出来る事」を考え、実行していただいている印青連役員の皆様に心から感謝いたします。また印刷業界・団体の垣根を越えた企画を楽しみにしております。ありがとうございました。
No.105 健康がいちばん! |
副交感神経は体の修復が役割 |
睡眠中、リラックス時に活動 |
- ■交感神経は、活動・緊張・ストレスの神経
- 交感神経がはたらくのは、活動している時、不安・恐怖・怒りなどストレスを感じている時。血管がちぢんで、心拍数が増え、筋肉が緊張して状況の変化にすばやく対応できるよう、体が準備をしています。
- ■副交感神経は、修復・休息・リラックスの神経
- 副交感神経がはたらくのは、睡眠中、リラックスしている時、ゆったりと落ち着いている時。「からだの修復」が主な役割です。
昼間の活動によってたまった疲れや、体に受けたダメージを、副交感神経に切り替わった睡眠中に修復して、元気な状態に戻すのが役割です。
活動する時と修復する時とで、自律神経のはたらきが切りかわります。
夜になると、昼間の交感神経から副交感神経に切りかわって、ゆったりモード。
夜眠っている時や休んでいる時に、働きはピークに。かぜをひいた時に、ぐっすり眠ると治りが早いのは、副交感神経のおかげです。
- ■副交感神経のはたらきとは?
- 副交感神経 が活性化すると、筋肉がゆるんで血管が広がって、心拍はゆっくりに、内臓は活発になります。筋肉の中には、血管・リンパ腺・神経が通っています。血管が広がるので、栄養・酸素・体温が体のすみずみに運ばれますし、老廃物や疲労物質などの不要なものも、スムーズに排出されます
内臓のはたらきも活発になって、新陳代謝がすすみ、からだの修復や、疲労の回復がおこなわれます。
神経が流れやすい → 体の異常が脳にちゃんと伝わる。脳からの修復の指令も体の各部分にちゃんと伝わる。血液が流れやすい → 栄養・酸素・体温が全身に送られる。
リンパが流れやすい → 老廃物や疲労物質を回収・排出しやすい。
副交感神経がしっかり働いてくれれば、翌朝には、昨日の疲れもすっかり消え、からだの修復が完了して、「今日も元気!」「いつも健康」でいられるのです。
- ■ストレスによる交感神経の活性化が、疲労や不調の原因
- しかし、ストレスの多い現代人。長時間の仕事、通勤、パソコン、人間関係のストレス、仕事のプレッシャー、不規則な食生活、運動不足、睡眠不足、猛暑、テレビ、ゲームなど、キリがありません。ストレスが多いと、交感神経ばかりが働いてしまい、副交感神経による「体の修復・疲労の回復」が追いつかず、体が重い、だるい、疲れがとれない、不眠・・・と、不調をかかえてしまうのです。
- ■副交感神経をはたらかせれば、体はどんどん元気になる
- 交感神経ばかり働いてしまうことが、自律神経失調症の原因。対策としては、ストレスを減らすこと、副交感神経を働かせることが必要です。とはいえ、ストレスとなる仕事や人間関係などを、急に変えることはできませんし、自分の意識で、副交感神経をはたらかせることもできません。
しかし、マッサージされてトローンとしたことはありませんか。眠たくなるというのは、副交感神経に切り替わった証拠。つまり、筋肉がゆるめば、副交感神経に切り替わり、体の修復が進むのです。
つまり、筋肉がゆるめば、副交感神経に切り替わり、体の修復が進むのです。
[参考資料]
http://genki-go.com/autonomic/03.html
なるほど・ざ・新製品 第118回「内田マシナリー商会」 |
低価格な最新デジタルラベル印刷加工機 「CX1200」と「FX1200」を発売 |
(有)内田マシナリー商会(千葉県八千代市高津、TEL 047-459-4570)では、米プリメーラ社製のカラーレーザーデジタルラベル印刷機「CX1200」と「FX1200」を販売、各方面で好評を博している。
ラベル業界では近年、多品種小ロット印刷への対応といった観点から、デジタル印刷に対する注目度が増しており、先進的なコンバーターを中心に導入が進んでいる。技術の向上も著しく、各メーカーから電子写真やインクジェットなど様々な方式の機種が次々と開発されている。
両機種は同社が日本総代理店として今年一月から本格販売を開始しているが、ロールツーロール方式のCX1200は、レーザー方式ながら解像度が2400dpiと高い再現力を誇り、印刷速度は毎分5m、印字幅は208mmとなっている。
また、FX1200は、カッティングプロッタを4ヘッド搭載して,分速6mというスムーズな抜き加工を実現し、ラミネート。スリット、カス上げをコンパクトな一台ですべてこなすことが出来る。
同社では二月下旬に、印西市内の同社ショールームで内覧会を実施したが,十社が訪れ、また、七月に開催された『ラベルフォーラム』でも展示し、注目を集めました。
同社では、
(1)プリメーラ社のプリンターと加工機はいずれも構造がシンプルで取り扱いやすい
(2)マウスを操作するだけで、手を汚すことなく最初の一枚から4色カラー印刷ができる
(3)コピー機やFAXなどの事務機同様に、印刷の知識や経験の有無、性別も問わずに操作できる
などの特徴があるとしている。
また、価格が安いのも大きな特徴で、「CX1200」が398万円、「FX1200」が598万円(いずれも税別)となっており、交換する部品が2点のみとシンプルな設計であるために、他社のプリンターの様な保守契約はなく、実費を精算する方式となっている。
デジタルプリンターは、価格と後加工がネックとなっているため、同社ではこの点に的を絞り、特に日本市場に的を絞った機種を今回販売したもの。
ショールーム見学の申し込みはいつでも受け付けており、同社では気軽に電話してほしいとしている。