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No.345
平成25年1月号
東京都ラベル印刷協同組合
〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443


ラベルニュースbR45  メニュー

いまこそ組合の力を
平成二十五年元旦
理事長 弓納持 昇

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  明けましておめでとうございます。旧年中は組合員・会友、協賛会の方々には大変お世話になり有難うございました。
  特に昨年は十月十九日に、当組合が担当して『第五十四回年次大会・東京大会』が大成功で開催できましたことは、理事長としてこの上ない喜びであり、改めてご協力に対しまして厚く御礼を申し上げます。
  シール印刷業界は昨年一〇〇周年という佳節の年にあたり、この記念すべき大会を成功裏に終えることができ、大会テーマでもありました「いま、ここから新たな一歩を」、いまこそ我々のテーマとして、これまでのカウントをゼロに戻し、シール印刷の原点に還る、いいきっかけにしたいと思っています。
  年末に自公政権が復活をしましたが、早急な景気回復を期待するのは難しいようです。六十三社の組合員と五社の会友が一致結束し、知恵を出し合っていけば、必ずやこの難局を乗り切ることが出来るはずです。
  組合では一昨年から「品質基準標準化特別委員会」を設置し、この問題と真正面から取り組んで参りましたが、今年は有事の際に生産拠点を遠隔地に確保するために、他協組と『緊急時相互生産委託協定(仮称)』を締結したいと思っております。これは東日本大震災のような災害が起き、万が一位置生産拠点を失っても、一定の生産を確保できるようにしようというものです。
  小規模零細企業では、事業継続計画(BCP)を導入することは資金面や人材の面でも難しいため、組合が主導して遠隔地の組合と協定を結ぶことで、ユーザーの理解を得ようというもので、すでに話合いに入っており、近々発表が出来るものと思っております。
  今年は巳年です。昔から『荒れる巳年』と言われており、この年には歴史に残るような大きな事件が起こっていますが、どんなことが起ころうとも一喜一憂せず、組合員・会友ひとり一人が、それぞれの原点にいま一度立ち返る年にしたいと思います。
  私は六年前の平成十九年に、皆様に推されて理事長という大役を仰せつかりました。この間私なりに精一杯努力して参りましたが、力不足のために、皆様方のご期待にどれだけ応えられたのかと、自問自答する六年間でした。
  しかし、常に「組合員のために」という思いだけは片時も忘れたことはありません。組合員・会友、協賛会、そして事務局の全面的なバックアップのお陰でここまでくることが出来ました。
  残された任期を全力で努め、組合も協同組合の原点に立ち返り、『組合に入っていて本当に良かった』と言ってもらえるような、組合運営に努めてまいります。
  終わりよければすべて良しということもあります。有終の美を飾り、次の世代に良い形でバトンタッチしたいと思います。
  今年一年が皆様にとってより良い年になりますように、心より祈念いたします。



副理事長 野尻 公義


  新年明けましておめでとうございます。昨年は組合員・会友、そして協賛会の方々には大変お世話になりました。
  組合も弓納持体制になってから五年間で大きく変わったと思っているのは私だけではないと思います。他の組合に先駆けて員外理事を二名も登用し、これまで似ない組合運営を心がけて参りました。
  永年の懸案だった連合会の改革も、当組合のリードで実施され、連合会本来の姿を取り戻すことが出来たことは特筆すべきことで、傘下十協組の運営もスムーズになったのではないでしょうか。
  年次大会とラベルコンテストの開催だけだという批判もまだまだありますが、改革もまだ道半ばであり、今後も連合会のリーダー的存在として、改革を推し進めて参ります。
  組合の原点である「相互扶助」精神を忘れずに、組合員・会友のニーズに真摯に耳を傾けたいと思います。
  どうか本年も組合運営にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。



専務理事 本間 敏道




  明けましておめでとうございます。昨年は年次大会・東京大会の開催にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
  シール印刷100周年という節目にふさわしい大会にすることが出来ましたことは、当組合の団結力を業界に示したものと自負しております。
  さて、今年はどんな年になるのでしょうか。ここ数年明るい兆しの見えない中で、「今年こそはと」という切ない願いが、裏切られ続けてきました。
  弓納持体制の最終年ということで、これまで取り組んできた様々な事業の集大成として、我々三役も総決算の年にしたいと考えております。
  組合員・会友が組合に何を求めているのか、組合の使命とは何なのかを、いま一度問い直し、「いま、ここから新たな一歩を」という年次大会のテーマを、我々組合のテーマにし、シール印刷の原点、組合の原点に立ち返る年にしたいと思っております。
  年末の政権交代で、自公政権に再び戻り、経済対策に大きな期待がかけられていますが、グローバル化の中で、早急な景気回復は望むべくもなく、余り過度な期待をかけることよりも、やるべきことを着実にやっていくことが大事でしょう。
  今年も組合運営にご協力をお願い申し上げます。



青年部長 北島 憲高




  新年明けましておめでとうございます。昨年は年次大会が東京で開催され、その担当協組として当ラベル組合が大役を仰せつかりましたが、無事大会を終えることが出来ました。
  年次大会に関しましてはこれからの開催方法など色々と議論がなされてきましたが、全国の同業の有志たちと年に一回でも顔を合わせることによって、情報交換はもちろん、お互いに切磋琢磨しあっていける意見交換の場としても非常に重要な場だと感じました。
  さて、年末には衆議院の解散もあり相変わらず不安定な国内情勢ではありますが、これからのシール業界はどうなっていくのでしょうか。
  印刷業界ではどの分野でもデジタル化への変革が著しく、それゆえに個性の発揮されにくい状況になってきているようにも見受けられます。
  これからのシール印刷業界は、その特殊分野であることの利点を大いに生かし、個性的なシール・印刷物を企画・作成していくのも業界の成長への足掛かりの一つかとも考えております。
  一般には廃れてきている活版印刷もシール印刷におきましてはこれからも個性を生かすための重要な印刷方式であると思いますし、これからはデジタル印刷との融合なども含めてアイディア次第でまだ伸びしろのある業界なのではないかとも思います。
  デジタル印刷に関しましては日進月歩で変化も激しく、導入に二の足を踏まれている業者さんも多くいらっしゃるとは存じますが、5年10年先を見据えると無視の出来ない存在であるかと思います。
  そのような動向も踏まえ、今年もまたデジタル印刷に関する勉強会は引き続き開催していこうかと思っております。
  そして当青年部では久しぶりの企画になりますが海外研修旅行を2月に予定しております。今回はリンテック株式会社様のご協力により、昨年七月に竣工いたしましたタイ工場への見学をメインに計画中です。
  また正札・神奈川青年部様はもちろん全国の青年部の皆様との連携も強化し、お互いに励まし合って業界の発展に尽くす所存です。
  最後になりましたが、業界各位のご多幸ご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。



協賛会長 大内 昭彦




  新年明けましておめでとうございます。旧年中は協賛会各社をお引き立て賜り、厚く御礼申し上げます。本年も引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
  さて、昨年は欧州債務危機に端を発した世界経済の低迷、円高の長期化、日中・日韓関係の悪化など、もはや各社の企業努力だけでは如何ともし難い、大変厳しい1年となりました。私たちシール・ラベル関連業界も、それらの影響を大きく受けました。
  今まで日本経済を牽引してきた大手電機メーカー各社の業績が著しく悪化し、日本のモノづくりの在り方を根本から見直さなければならない緊急事態にあることを、産業界全体として痛感させられたと思います。天然資源が乏しい中での、従来型の製造業中心の成長モデルが崩れ、今や日本国全体として新たな成長戦略を模索していかなくてはならない状況にあります。
  世界的な景気低迷、グローバリゼーションの進展と市場競争の激化、さらには国内における不安定な政局、デフレの長期化など、私たちを取り巻く環境は引き続き厳しいものになると思われます。
  しかし、ただ手をこまねいているだけではさらなる後退につながります。必ず進む道はあるはずです。既成概念や過去の常識へのこだわりを捨て、創意工夫を凝らし、シール・ラベル関連業界全体として共に力を合わせて、この難局に立ち向かっていかなければならないと考えています。
  その中で一つ重要なのは、情報の収集・共有です。現代はインターネット社会とはいえ、個々に集める情報には限界があります。同じフィールドにいる者同士として、組合員間のつながりをこれまで以上に大切にしていく必要があると考えています。また、協賛会各社も最大限に利用していただきながら、新たな未来に進むべき道を共に見出していければと思います。
  最後になりますが、皆様にとってより良き1年になりますよう心から祈念いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。



今年最後の合同支部会を開催
事業継続計画(BCP)について議論
「緊急時相互生産委託協定」を説明

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合同支部会で今年を締めくくる

  今年最後の合同支部会が、12月6日(木)午後六時より台東区上野公園内の「グリーンパーク」にて開催されました。
  高橋西支部長の司会で、始めに本間専務理事が『緊急時相互生産委託協定(仮称)』の説明をしました。
  これは東日本大震災のような有事の際に、工場が稼動できなくなった場合に、遠隔地の業者に一時的に生産を委託するというもので、すでに北海道シール印刷協同組合と話合いに入っていることが説明されました。
  そして今回のこの件について問題提起をしてくれた、旭ネームプレート製作所の保坂社長より、経緯について説明がありました。
  保坂社長は「有事の際に遠隔地に生産拠点を確保するなどの事業継続計画の導入は、小規模零細企業では資金面などで導入が難しいため、組合として何かしてもらえないかということです」と説明がありました。
  いつ来るか分からない大震災などの有事に、組合として何が出来るのかを考え、遠隔地の組合と協定を結ぶことで、相互に有事の際は組合が責任をもって生産拠点を確保するこの協定は、ユーザーにも一定の理解と安心を得られるのではないかと、本間専務理事が説明し、今後北海道の組合と具体的な話合いに入ることを明らかにしました。
  阪神淡路大震災の際にも、事業継続計画(BCP)や、事業継続マネージメント(BCM)の必要性が叫ばれましたが、補助金や助成金制度があると言いながら、実際に小規模零細企業が導入しているケースはほとんどないのが現状です。
  有事の際でもユーザーはラインを止めたくない、そのために生産拠点を確保しろという要求は今後さらに強まることは明らかで、これに対応できない企業は、今後生き残れないとまで言われております。
  組合ではその後、九州シール印刷協同組合にも賛同を得たため、協定書の原案作りを急ピッチで進めており、年明け早々にはこの二協組と協定の締結をしたいと本間専務理事より説明があり、参加者の同意を得ました。
  引き続き別室において恒例の忘年会が開催され、渡邉正一顧問の音頭で全員で乾杯し、今年一年の組合事業の協力に感謝を述べ、恒例のビンゴゲーム大会で大いに盛り上がり、平山常務理事の三本締めで、お開きになりました。



コンバーテック ジャパン 2013 開催
東京ビックサイト

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  加工技術研究会主催の機能性材料・フィルム。加工技術の総合展示会「Convertech JAPAN 2013」が、1月30日(水)から2月1日(金)の三日間、東京ビックサイト東ホールで開催されます。
  同展は全日本シール印刷協同組合連合会が共催しており、先進技術印刷展、新機能性材料展、プリンタブル エレクトロニクスなどの展示会も同時開催されます。
  また、出展者による最先端のコンバーティング技術(コーティング、ラミネート、印刷)などを来場者に紹介する技術セミナーも開催されます。
  無料入場券を希望の方は、組合事務局までお問い合わせください。入場券がない場合は、入場料は三千円となります。



第99回ラベル会
山崎信之輔氏が優勝
セベバレステロス

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優勝カップを貰う山崎信之輔氏



全員での記念撮影

  過去参加させて頂いたラベル会では、比較的崩れる事が多く、ハンディキャップが多目に残っており、このハンディに恵まれての優勝となりました。
  しかし逆に多目のハンディが残っているため、朝から「今日は山チャンから流してるから気合入れて!」と諸先輩方から激励(?)を受け、プレッシャーのかかるスタートとなりました。
  セベ・バレステロスゴルフクラブは大変美しいコースだと聴いていましたので、楽しみにしておりましたが、あいにく予報通りの雨の中の前半となりました。
  気温も低かったのですが、アイアンショットの調子が良く、四回程バーディーにトライする事が出来ました。しかし肝心のパットが絶不調で、なおかつ非常に難しい場所にピンが切ってあったため、結局イーグル外しのバーディー一つだけで終わりました。
  スコアは43打で、満足できる所では無かったのですが、何せ高ハンディがありますので、同じペースでいけば二アンダーで優勝の可能性もあります。
  それに昼食時には個人戦の相手のスコアチェックをするのが常ですが、お相手の方々も午前中のスコアが悪かった様で、美味しい昼食を頂く事が出来ました。
  後半は天気も回復し、気温も十度前後でしょうか、寒さを感じないほどまでに上がりましたので、良いスコアで上がれるかと期待して臨みました。
  ところがスタートホールから、まさかの3連続のダブルボギーから始まり、ドタバタゴルフのまま48打で終了。午前43+午後48=91でハンディキャップ16を差しい引いて85で3オーバー。
  これでは駄目かと諦めていたところが、まさかの優勝となりました。とにかくほとんどのホールに池が絡むレイアウトで、他の方々も池で苦しまれたのではないでしょうか。私のボールは5つ、鯉のエサとなりました。このコースに行く方は、ボールを多目に用意される事をお薦めします。
  この様な感じのラウンドでしたが、優勝出来ましたのも、ひとえにメンバーに恵まれた結果でした。近藤さんの見事なハイドローのドライバーショットや、松岡さんのお馴染みの直ドラ、大澤さんの毎ホール「優勝を決めるイーグルパット」もあり、とても楽しいひと時を過ごさせて頂く事ができました。ありがとうございました。
  ラベル会も次回は第100回大会との事です。我々協賛会員はもちろんですが、組合員の皆様にも多数ご参加頂き、記念すべき区切りの大会を盛大なものに出来ればと思っております。ありがとうございました。
  
  第99回ラベル会の成績は次の通り。
  優勝:山崎信之輔(丸昌化学工業) OUT48・IN43 91 HD 16 NET 75
  準優勝:恩田博(恩田製作所) 44.46 90 11 79 BG
  3位:筒井満(アイグラフィックス)48.48 96 12 84
  BB賞:江口玉喜(宣広プロ)
  次回は第100大会を来年6月6日(木)に、佐倉ゴルフ倶楽部にて予定しています。



No.108 健康がいちばん!
ノロウイルス大流行の兆しが
脳の病気の兆候の場合も

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■ノロウイルスとは?
   ノロウイルスを中心とした感染性胃腸炎が、大流行した2006年に次ぐ勢いで流行し始めています。
  ノロウイルスは乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。この感染症は十一月から三月の主に冬季に多発しますが、年間を通して患者はみられます。
  他のウイルスと比べ、ノロウイルス特有な特徴は以下のようになります。
  下痢だけではなく、嘔吐が多い
  ノロウイルスは下痢だけではなく嘔吐を引き起こすことが特徴です。下痢であれば、ウイルスはトイレで流されるため広がりにくいのですが、嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないとウイルスが床に残ります。乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともあります。
  手指からの感染ばかり気にする方も多いですが、このような感染経路も気をつけてください。
  消毒薬に対する抵抗性が強い
  ノロウイルスはエンベロープ(宿主細胞の膜)を持っておらず、アルコールや高温に対する抵抗性が強いことが特徴です。また、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることができる非常に厄介なウイルスなのです。そのため、感染力があり、しばしば集団感染を引き起こしてしまうのです。
  何度も感染することがある
  ノロウイルスには多数の遺伝子型が存在するため、同じ人が複数の違った型のウイルスに感染することがあります。さらに、感染が腸粘膜での局所感染なので免疫の持続時間が短いことも特徴です。
  よって、一度かかったからといって安心していると、再感染を起こすこともありますので、予防には気をつけましょう。
■感染経路は?
  ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染する)であり、次のような感染経路があると考えられています。
   (1)感染者のウイルスが大量に含まれる便や吐物などから直接もしくは二次的に感染する場合。
  (2)調理などを行う食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合。
  (3)ウイルスに汚染された貝類(特に二枚貝)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
  (4)ウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合。
  などがあります。
   特に、食品取扱者を介して二次感染する食中毒のケースが近年増加傾向にあります。
■予防方法は?
  (1)食事の前やトイレの後などには、せっけんを使いしっかりと手を洗いましょう。
  (2)タオルなど共用で使用するものを避けることも必要です。
  (3)下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
  (4)食品中のウイルスは加熱により感染性をなくすことができます。食品の中心温度が 85℃ 1分以上になるようにしっかり熱を通して食べましょう。
  (5)便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用しましょう。汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用してください。

[参考資料]
http://tatujin.net/noro.html



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